平成7年9月定例会 第3回岩手県議会定例会 会議録

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〇7番(大久保豊君) 新進党の大久保豊でございます。
 本議会におきまして、質問の機会をいただき、心から感謝申し上げます。早速質問に入らせていただきます。
 知事におかれましては、就任後はや5カ月、精力的に県政の推進に取り組んでおられるわけでありますが、私がまず何よりもお伺いしたいのは、新しい総合計画を策定するお考えはないかということであります。県民は、過ぐる知事選において、知事の若さと行動力、そして斬新な発想に大いに期待をし、圧倒的な支持を寄せたのであります。知事は、21世紀の岩手の姿をみずからのものとして描き得る若さと、岩手をいわば外から見詰めてきた経験から、全体的なグランドデザインを構想するにふさわしい力を備えておられます。しかし、知事は、これまでいわゆる3県総の後期実施計画を策定し、3県総策定後の経済社会情勢の変化などによる諸課題への対応策は、その中に積極的に盛り込む旨の考えを示してまいられました。私は、さきのような県民の期待にこたえ、県政に活力を与えるためには、知事のリーダーシップのもと、総合計画そのものの策定に早期に取り組まれるべきではないかと考えるものであります。3県総を前提とした実施計画の策定では、知事の若さと力は、古い革袋に盛られることになるのではありませんか。新しい総合計画の策定に関する知事の御所見を承りたいと存じます。
 次に、地域格差の是正についてでありますが、知事におかれましては、さきの議会での演述で、県土の均衡ある発展を目指すという所見を表明されておられます。知事は、本年4月の知事選挙期間中、県内をくまなく歩かれたと存じますし、先日は、二戸、久慈地区での県政懇談会を持たれ、現地視察や住民との対話もなされたわけですが、九戸地区を初めいわゆる県北地域にはどのような印象をお持ちになったのか、率直なお気持ちをお伺いいたしたいと存じます。
 私は、約20年間の在京生活を送りました。その間、年二、三回故郷九戸に帰省しておりましたが、その雄大な山野を見るにつけ、心の洗われるような思いをしたことが強く印象に残っております。しかし、この地に永住するとなれば、交通網の整備状況等を見ましても、県南、県北の格差の存在を痛切に感じたことも、また事実であります。私は、県土の均衡ある発展という政策課題の実現は、二戸広域圏と久慈広域圏の活性化なくしてはあり得ないと思う次第であります。例えば、県民1人当たりの分配所得を見ますと、平成4年度は、県平均241万円ですが、両広域圏の最高が二戸市、久慈市の215万円前後で、その他の町村は170万円台から180万円台と、県平均と比較しますと約60万円から70万円の差があります。各地域には住環境、職環境の違いもありますから、このことをもって一概に格差ということも言えないと思いますが、このような状況にあることは事実であります。知事は、今後、所得水準を初め、県内の地域格差の是正のためどのような地域のあり方を目指し、いかなる抜本的施策を展開しようとされているのかお尋ねいたします。
 続きまして、幾つか県北地域の具体的課題等についてお伺いしてまいります。
 それは、県北地域における産業、生活両面にわたる格差の存在、実態を明らかにしながら、それらの課題に着実に対処していくことが県内格差是正の具体的な処方せんであると思うからであります。もちろん、ビッグプロジェクトの導入など、地域の経済力を飛躍的に増大させるための方策も肝要ではありますが、私は、まず、現在の施設や資源をどう格差の是正に生かし得るかという観点から質問させていただきますので、具体的、建設的な答弁をぜひお願い申し上げる次第であります。
 第1に、道路網の整備についてでありますが、県北地域の住民にとりまして、念願久しかった新幹線盛岡以北建設も、国、県当局、関係者の皆様方の御尽力により、八戸市までのフル規格での工事に着手できましたことは、まことに感謝と喜びにたえないところであります。
 そこで、この新幹線延伸の効果と恩恵を県北地域に広く波及させるため、新幹線関連道路の整備は当然急を要するわけであります。県では、新幹線二戸駅へのアクセスルートとして、久慈ルート、種市ルートなど4ルートを整備することとし、交通難所を解消して県北地域からの時間距離の短縮を図るため、平成6年から新たに新幹線関連道路整備事業に取り組まれ、大変御努力をいただいているわけであります。この中でも、久慈ルートについては北上山地を越えるルートであることから、現況は急カーブ、急勾配の連続する道路であり、時間距離の短縮には抜本的な改良が必要と考えられてきたところです。県では、本事業の創設以来、久慈ルートの難所である主要地方道二戸九戸線の折爪工区、主要地方道戸呂町軽米線の宮沢工区ともトンネルとして計画され調査を行っていると聞いておりますが、現在の状況と整備見通しについてお聞かせ願いたいと存じます。特に、折爪トンネルが実現いたしますと、九戸村はもとより山形村、久慈市を含め、隣接町村からのアクセスがよくなり、就業の場の確保にもつながることから、格差是正の一端にもなるものと確信しているところであります。また、種市ルート国道395号猿越峠改良工事も順調に進んでいると思いますが、これも現在の状況と整備の見通しをお示しいただきたいと存じます。
 次に、国道340号の整備についてお伺いいたします。
 この国道は、九戸村を南北に縦断する幹線道路でありますが、伊保内市街地は道幅も狭く、商店、住宅が密集している状況にあります。また、伊保内地区の蒔田橋は老朽化が著しく、幅員も狭いため本路線の交通のネックとなっております。当九戸村はブロイラー生産者数が多く、大型車の通行量が年々増加し、朝夕の通勤、通学時には交通量が極めて多くなり、事故も多発している状況にあります。現在、戸田地区や江刺家地区の歩道整備は進められていますが、伊保内地区等の既存の市街地内の整備は難しい側面があることから、抜本的な改良策としてのバイパスの建設をぜひともお願いしたいのでありますが、県はこれらの現況を踏まえ、この地域の道路の改良整備をどう進めようとお考えかお尋ねいたします。
 次に、しらかば・高原・リゾート構想の推進についてお伺いします。
 県北地域は、すぐれた景観と自然環境を有する折爪馬仙峡県立自然公園や久慈平庭県立自然公園など、良好な観光資源に恵まれております。この間、東北縦貫自動車道八戸線の開通や東北新幹線の本格着工の決定など、交通ネットワークの整備促進に伴い、当地域の開発可能性が飛躍的に高まってきたことから、民間活力の導入を促しながら、地域資源を活用した地域づくりの一環としてのリゾート整備を図るため、平成3年3月に県版リゾートとして、二戸市を中心とした県北地域7市町村によるしらかば・高原・リゾート構想が作成されたところであります。しかしながら、構想策定後、長引く景気の低迷や自然環境保全に対する世論の関心の高まりなど、社会経済情勢が大きく変化し、リゾート構想に盛り込んだ中でも、特に民間資本によるリゾート整備が厳しい状況にあると聞いております。このような状況の中で、地域づくりの一環として策定したしらかば・高原・リゾート構想を、今後、県はどのように推進しようとしているのかお尋ねします。
 次に、中山間地域における農業対策についてお伺いします。
 本県の基幹産業であります農業につきましては、どのような環境下にあっても、農産物の生産体制はこれを堅持しなければならないものと確信しているところであります。県におかれましても、ウルグァイ・ラウンド関連対策につきまして各般の施策を示しているわけでございますが、県北地方はいわゆる中山間地域がほとんどでありますことから、この中山間地域の人々が安心して住めるような対策を講じていかなければ、県土の全体的な発展は難しいものと考えます。中山間地域は平たんな耕地が少ないところで、県全体の80%近くを占めております。また、全国的に見ましても、我が国の70%近くを占めているわけですが、人口はというと15%しか住んでいない、しかしながら耕地面積、農業生産額では全国の40%を占めております。それでも農家所得が少なく、農外収入に頼らざるを得ないのであります。この現実が、人口の流出や若者の定着率の低さの原因にもなっているわけです。過疎地域における就業者の高齢化、基盤整備のおくれ、新食糧法に対する不安等、これからの農業の行方に関して、農業従事者は不安でいっぱいだと感じている次第です。
 そこでまず、平成9年度新設予定の仮称県北農業技術センターの中山間地域における農業対策推進上の位置づけについてお聞かせ願いたいと思います。
 私は、同センターの役割は、県北畑作地帯の先端技術の開発普及のみならず、地域課題解消の拠点となるべきものと考えております。当局におかれては、県北地域の農業従事者の不安を解消し、意欲を支えるセンターとして構築されますよう期待しております。県北地域の農業を取り巻く諸条件は、基本的には県南とは技術的観点からも気象的観点からも大きく異なるものと考えますが、しかし、私には県の農業振興対策、就農者支援対策は一律のものとなっていると思われるのであります。
 そこで、中山間地域農業の課題の1つであります後継者の育成に関する具体策としまして、同センターに付随して農業短大など農業者教育施設を設置し、後継者育成の拠点とするのはいかがかと考えるものでありますが、県は、中山間地域農業の後継者養成についていかなるお考えをお持ちかお伺いいたします。
 また、中山間地域における農業基盤整備のおくれにつきましては、傾斜地等が多く基盤整備に多額の投資を要するわけですが、今後、この中山間地域の整備についてどのように取り組むお考えかあわせてお聞かせ願います。
   〔議長退席、副議長着席〕
 ウルグァイ・ラウンド合意によって、独自の農業振興対策も必要とされる中、農業従事者は新農政プラン遂行による大変大きな精神的動揺に見舞われております。競争原理が強調され、新食糧法の施行などによって経済力のない農家は離農を余儀なくされ、ついには地域社会の崩壊にもつながる心配もあります。また、農産物の生産、流通までの実務を担う農協の体力低下も深刻であります。その農協は、農協中央会等の指導で合併を進めているわけですが、県内における現在の進行状況及び今後の見通しについてお伺いいたします。そのうち、二戸管内の状況及び今後の見通しにつきましてもお示し願います。
 この合併推進に関しての障害としては、多額の負債の存在も指摘されておりますが、負債農家に対する支援対策をどうお考えかお伺いいたします。
 近時、不況が深刻化する中、金融業界の再編等種々対策は講じられてきております。地域住民と密着しております農協の場合につきましても、一連の信組問題のような事態が生じないとも限らないとの県民の心配もあろうかと思います。県当局の適切な対応をお願いする次第であります。
 次に、林業問題についてお伺いいたします。
 私は、農業同様、本県基盤産業である木材産業は、基盤整備や体質強化を図ることはもとより、流通体制を整備しその振興を図らなければならないと思います。県では、木材の新用途、新商品の開発や地域材のブランド化を推進し、国産材の需要拡大を図ると聞いておりますが、現実を見ますと、外材及び国内産地間との競争に勝ち抜くことは、大変な投資や努力を要するものと思います。九戸地域におきましても、木材産業の活性化を図るため、集成材工場等が県の御配慮で運営されており、雇用確保の面でも大きな貢献をしているわけですが、販路の確保においては非常に苦労していると伺っております。県としましても、県立の施設等における県産材の利用をより強力に推進するべきではないかと思いますので、ぜひとも積極的に取り組まれますようお願い申し上げます。
 そこでお尋ねしますが、我が県北九戸地域においては、アカマツ林の占める割合が多く、このアカマツ資源を有効に活用し、地場産業の振興を図ることが重要な課題となっております。21世紀の国産材時代に向かってアカマツ材の利用拡大を図るためには、まずもってアカマツ材の特徴を生かした高次加工、新商品の開発等、アカマツ材の総合的な対策を早急に進める必要があると考えます。県は、既にアカマツ材の難燃化などに取り組んでいると聞いておりますが、アカマツの利用拡大についてどのように進めていこうとされているのかお伺いいたします。
 次に、医療施設に関してお伺いいたします。
 県立伊保内病院は、地域における唯一の医療機関として地域住民の健康管理を担っております。当地域には個人病院もなく、同病院の施設の充実に関しましては、住民一同、大きな関心と期待を持っているところであります。現在、高度な医療技術を必要とする患者は、県立福岡病院等に移送されるケースがほとんどであります。しかし、福岡病院までは峠越えがあり、少なくとも30分以上を要するのが現実です。脳疾患や交通事故等の緊急を要する場合、30分から1時間がいかに大事な時間であるかを考えますとき、また、いかに優秀な医師がいても施設が充実しなければ、助かる者も助からないと考えますとき、私どもの命さえ左右する地域格差の大きさを痛切に感じないわけにはまいりません。
 そこでお伺いいたしますが、伊保内病院の新改築の計画はどのようになっているのでしょうか。できる限り、具体的にお聞かせいただきたいと存じます。
 なお、伊保内病院の新改築に当たりましては、どうか地域の要望を十分にお聞き取りいただき、反映させていただきますようお願いいたします。
 人間、いかなる地域に住んでいようとも、命のとうとさは変わるものではないと思います。当局の心ある御判断を期待申し上げます。
 次に、九戸村、軽米町等に在住する人工透析患者が安心して生活できるよう、人工透析体制の整備を図るべきではないかとの観点からお伺いいたします。
 私の聞くところによりますと、現在、ある患者さんは八戸まで週2回から3回通院をし、透析を受けているとのことです。また、冬期間の通院は往復2時間以上を要し、その体力の消耗ははかり知れないものがあると話しておりました。そこで、軽米病院または新改築される伊保内病院に、その施設と医師の確保ができればというのが私どもの願いであります。
 昨年9月現在の調査によりますと、九戸村、軽米町、大野村の人工透析患者数はおのおの2人、12人、4人となっておりますが、これらの患者さんはすべて八戸市に通院している実態にあります。さきの病院に体制が整備されれば、これらの方々を初め、近隣町村の患者さんの御苦労と負担は大きく軽減され、安心して治療を受けられることになると思います。県は、このような実態を踏まえ、当地域における人工透析体制のあり方についてどのようなお考えをお持ちかお聞かせ願います。
 次に、県立高校の再編に関してお伺いいたします。
 少子化時代を迎え、今後、急速に進むと思われる生徒急減期を視野に入れますとき、県立高校のあり方が、人材育成や地域形成などに及ぼす影響は広くはかり知れないものがあると思われます。例えば、県立伊保内高校を見ますと、現在、在校生233名でありますが、その約84%が村内出身の生徒であります。九戸村には中学校が統廃合により現在1校であります。その存校生は267名であります。この中学生徒が100%伊保内高校に進学したとしましても、近い将来、同校は大きく定員割れすることが間違いないと思われます。私は、これまで県立高校は本県産業の発展や地域の活性化、それらを支えるリーダーの育成に大きな役割を果たしてきたと高く評価するものであります。しかし、少子化時代を迎え、小規模高校の存在価値や再編のあり方が問われる時代が到来しているのは事実であろうと思います。したがいまして、県はその地域の特性に見合うような教育施設として再編していく必要がまずもってあるのではないでしょうか。教育長の県立高校再編に対する御所見をお伺いいたします。
 次に、スポーツ振興のための指導者の確保、養成に関してお伺いいたします。
 健全な青少年の育成と活力に満ち、健康な県民生活を築くために、スポーツの振興は重要な県政課題の1つであると考えるものであります。しかし、各種の大会での県勢の成績を見ますと、必ずしも各人の努力が報われるものとはなっていないのであります。インターハイの本県開催が迫ってきておりますが、この種目のうち、入賞が期待できるような全国水準に達している種目は本県にどれだけあるのでしょうか、まずもってお伺いいたします。
 さて、子供たちは同じように素質を持ち、どこでも皆努力をし、練習を重ねているわけでありますが、現実にはそれらの子供たちに成果の差が出るその要因は、私は指導者に人材を得ることができたか否かにあるとの確信を持っております。私は、在東のリトルリーグを十二、三年率いてまいりました。そのときの経験で、やはり子供たちの力を引き出してやれる、子供たちの努力に報いてやることができるのは、すぐれた指導者だと実感したのであります。私のチームに、プロ野球経験者をコーチとしてスカウトいたしました。選手としてはそれほど名をなした方ではありませんでしたが、その元ジャイアンツ選手は、子供たちにとっては名指導者でありました。チームは1年後に東東京大会で優勝、続いて23区で優勝、さらに東京大会小学校の部で優勝したのであります。そして、ついに本年8月の全国大会では3位に入賞いたしました。私は、このコーチを見て、スポーツは間違いなく指導者だと、教え方だと思ったのです。経験談が長くなりましたが、本県のスポーツ振興にとりましても、最優先で取り組むべき課題は、すぐれた指導者の確保であると考えるものであります。
 そこで、教育長にお伺いいたしますが、インターハイの開催を控え、本県の高校スポーツ界での指導者の確保についてどのように取り組もうとされているのでしょうか。
 また、私は、指導者の養成のためには、それなりの専門機関が必要ではないかとも考えております。本県では、これまで国立体育大学の誘致構想があったと承知しておりますが、そのような体育大学の設立、誘致などを含め、指導者養成機関の必要性について教育長の御所見をお伺いいたします。
 また、知事におかれましては、就任後、直ちに公約どおり県政懇談会を開催されるなど、県民との対話を続けておられます。その姿勢と行動力に心から敬意を表しまして、私の質問を終わります。
 御清聴ありがとうございました。(拍手)
   〔知事増田寛也君登壇〕
〇知事(増田寛也君) 大久保豊議員の御質問にお答えをいたします。
 まず、新しい総合計画の策定についてでございますが、いわゆる3県総は、豊かな自然の中に活力と希望にあふれ、心のふれあうふるさと岩手の創造を基本目標としておりまして、私も21世紀に向けた県土づくりを進める上で、基本的に考え方を同じくしているものでございます。さらに、国の経済計画や総合開発計画が現在策定中でありまして、その動向が必ずしも明確ではないと。例えば、新しい全総計画が平成9年の3月までに策定されると、こういう段階に今現在なっておるところでございますので、そうした動向を十分見極める必要があると。加えまして、現行の3県総がおおむね順調に進捗をしていることなどを総合的に考え合わせまして、今直ちに県の新しい総合計画を策定する状況には至っていないものと、このように考えているところでございます。したがいまして、安全な県土づくりなどの新たな課題や急激な為替レートの変化ですとか産業の空洞化など、経済社会情勢の変化に的確に対応しながら、多種多様な施策の積極的な展開を図っていくべきと、このように考えておりまして、現在、3県総の後期実施計画の策定に全力で取り組んでいるところでございます。
 次に、県政懇談会においての県北地域の印象についてであります。
 県政懇談会につきましては、県北の二戸市を皮切りに開催したところでございまして、それぞれの地域においてさまざまな御意見、御提言をお聞きするとともに、地域の課題となっている現地の状況も拝見をさせていただいているところでございますが、特に県北地域におきましては、県庁所在地を初めとして、主要都市に至るまでの所要時間の短縮や、地域間交流のための交通基盤の整備についての御意見、御提言が数多く寄せられたところでございますし、また、過疎化、高齢化を背景として身近な問題についても御要望が多かったと、このように感じているところでございます。私は、これらの御提言などを積極的に県政に反映させ、県土の均衡ある発展に資することが肝要であると強く感じたところでございます。
 次に、地域格差の是正のための抜本的施策という点についてでございますが、県北地域は雄大な自然空間や豊かな農林水産資源に恵まれておりますが、地形や気象などの自然的条件が厳しい、また、経済の中心から遠距離にあるなど社会的条件が不利なことから、産業経済活動が必ずしも十分には行われていない状況にあると、このように考えているところでございます。したがいまして、今後におきましては、当地域の振興を強く念頭に置いて、高速交通体系を軸とした広域ネットワークの整備を第一として、産業の高度化や就業機会の確保を図るとともに、都市機能の強化、居住環境の整備充実などを重点的に図る必要があると考えております。具体的には、東北新幹線の盛岡以北の建設の促進、道路では八戸・久慈自動車道や三陸北縦貫道路、新幹線関連道路などの整備、さらには久慈港湾口防波堤及び小本港の港湾整備の促進など、総合的な交通網の整備充実がまず第一、また、ホウレンソウ、レタス等の野菜や花卉など、地域の特性を生かした農作物の生産の拡大、ナンブアカマツなどの県産材のブランド化、ウニ、マツカワ、ヒラメなどの栽培漁業の推進による収益性の高い農林水産業の展開、拠点工業団地の整備による優良企業の導入、さらにはしらかば・高原、テーブルランド両方のリゾートなど、恵まれた自然環境や文化資源を活用した観光・リゾートの振興といったことを図るほか、県立久慈病院の移転整備など、保健医療や福祉の充実、住宅、下水道、公園等の生活環境の整備を促進していきたいと、このように考えているところでございます
 その他のお尋ねにつきましては、関係部局長から答弁させますので御了承願います。
   〔土木部長帷子幸彦君登壇〕
〇土木部長(帷子幸彦君) 道路関係についてお答えいたします。
 新幹線関連道路整備についてでありますが、この事業は、東北新幹線盛岡以北の整備効果を県北の各地域に広く波及させるため、新幹線二戸駅に連絡する道路のうち、久慈ルート、種市ルートなど4ルートを定め、これらの整備を重点的に進めることとして、平成6年度新たに創設した事業であります。お尋ねの久慈ルートの主要地方道二戸九戸線折爪地区についてでありますが、この地域は地滑り地帯であるとともに、長大トンネルが予測されますので、昨年度から地質調査や、より経済的なルートの比較検討を行っているところであります。本年度内にはルートを決定し、具体的な設計に入る予定であり、来年度からは、用地買収に着手できるよう調査、設計の精度を高めてまいりたいと考えております。
 また、主要地方道戸呂町軽米線の宮沢地区につきましては、一昨年に県が策定した広域道路整備基本計画において交流促進型道路として位置づけたルートの一部となっておりますので、極力規格の高い道路として計画する必要がありますので、現在、設計速度や線形等を勘案しながら数ルートについて検討を加えており、今後、早急にルートを決定し、現地測量や具体的な設計に入る予定であります。これらの両地区につきましては、できるだけ早く工事に着手し、新幹線の開業までには供用が開始できるよう、今後とも努力してまいりたいと考えております。
 また、種市ルートの国道395号猿越峠につきましては、昨年来進めてきた調査を終え、先ごろ工事の発注を終えたところでありますが、今後は、平成9年度の供用を目指して、その整備促進に鋭意努めてまいる考えであります。
 次に、国道340号の伊保内地区の整備についてでありますが、この地区は、九戸村の中心部であり、現在2車線で改良済みの道路とはなっておりますが、御指摘のように、歩道が狭く、また、一部歩道のない部分もありますので、交通量の増大とともに、今後、将来的にはバイパスによる整備が必要と考えているところであります。しかしながら、伊保内地域内においては、蒔田橋の老朽化が著しく、加えて、幅員が狭いなど交通隘路箇所となっておりますので、当面は、この橋梁のかけかえを優先して進めることとし、本年度、車両型化対策橋梁整備事業として調査、設計を進めることとしたところでございます。したがいまして、伊保内バイパスにつきましては、この事業の進捗状況を見きわめながら、今後、調査に取り組んでまいりたいと考えております。
   〔企画調整部長小野寺英二君登壇〕
〇企画調整部長(小野寺英二君) しらかば・高原・リゾート構想の今後の推進についてでありますが、この構想は、御案内のように、当地域が多くの景勝地や歴史的な文化遺産を持ち、リゾート地域としてすぐれた資質を有することから、平成3年に県版リゾートとして構想を策定し、以来、県と市町村が一体となってその推進に積極的に努めてきたところであります。この結果、現在までに雪谷川ダム・フォリストパーク、奥中山高原温泉朝朱の湯、軽米町のゴルフ場、平庭山荘多目的ホールなどが完成するとともに、九戸村スポーツランド整備に着手しているほか、新たに地元からさまざまの構想が提案されるなど、リゾート構想は全体として着実に進展していると、このように考えております。
 今後におきましては、当地域が、交流ネットワーク道路の整備や、長期的には、東北新幹線盛岡以北の完成などによりまして、リゾート地域としての優位性が一層高まるものと期待されるところから、県といたしましては、国の各種補助事業等の積極的な導入や、県単のリゾート施設整備補助事業による支援等により施設整備の促進を図るとともに、地元リゾート協議会にも参画いたしまして、誘客のためのリゾート地域のPR活動や、カシオペアアカデミーとも連携したイベントの展開などの新たなソフト事業の掘り起こしに努めまして、構想の一層の促進を図ってまいりたい、このように考えております。
   〔農政部長佐藤昭美君登壇〕
〇農政部長(佐藤昭美君) まず、仮称の県北農業技術センターの位置づけについてのお尋ねにお答えします。
 本センターが試験研究の対象地域としている県北地方は、今後とも本県畑作農業の大宗を担う地域であるとの認識のもとに、畑作農業研究の拠点基地として位置づけておるところでありまして、地域に適した野菜、花卉の品目、作型の開発や栽培技術の確立、有用な微生物を利用した自然生態系活用型の農業技術、さらには、やませ気象に対応した安定栽培技術等、中山間地域農業の課題解決に直結する技術開発と実証試験を重点的に行うこととしております。
 また、同センターは、二戸地域アグロポリス基本構想における技術開発拠点としても位置づけておりますことから、後継者や新規就農者等、地域の農業者を対象に、開発された新技術等の普及指導や研修、実証展示等を積極的に行うこととしております。このため、同センターには、地域に開かれた実験室や研修室、実証圃場等、指導者や農業者の技術交流を促進する施設を併設するなど、中山間地域農業のあすを切り開く総合的な支援施設として整備してまいる考えであります。
 次に、中山間地域の農業後継者の養成についてでありますが、とりわけ山間地域の多い県北地方においては、農業従事者の減少や高齢化が進行していることから、若い就農者の育成確保が極めて重要な課題となっております。県といたしましては、現在、若い農業者入植促進事業の実施や就農支援資金の融通等によりまして、新規就農者に対する支援を行っているところであります。
 また、県立農業短期大学校において、自営者養成を基本とした農業実践教育のほか、農業従事者を対象とした専門研修も実施しているところでありますが、御指摘のように、地域により経営課題が異なることから、実態を踏まえた課題解決研修を充実するように検討してまいりたいと考えております。
 さらに、整備を予定しております仮称の県北農業技術センターにおいても、研修室や実証圃等を併設することとしておりますので、これらを活用しながら、若い担い手の研修を行う地域における農業後継者の養成に鋭意努めてまいりたいと考えております。
 次に、中山間地域における農業基盤整備の取り組みについてでありますが、御指摘のとおり、中山間地域は農地が分散しているため、事業の面積要件が満たしにくいことや、傾斜地のため事業費が増高して、平地に比べ農家の負担が割高となるなどの不利な条件でありましたが、平成7年度に、こうした中山間地域に配慮した新たな制度として、従来の中山間地域総合整備事業の中に、平場に比べ補助率の高い、数市町村にまたがり道路等を整備する広域連携型や、圃場整備単独でも実施できる生産基盤型が創設されたところであります。さらに、ウルグァイ・ラウンド関連の農業農村整備緊急特別対策の一環としまして、地域の生産基盤整備を重点的に促進する、中山間地域活性化緊急促進事業が実施されておりまして、県といたしましては、こうした制度を活用しながら、中山間地域における生産基盤の整備を積極的に進めてまいりたいと考えております。
 次に、農協合併の推進状況と今後の見通しについてでありますが、農協合併につきましては、農協系統組織において岩手県農協合併構想を策定し、取り組んでいるところであり、既に平成6年に遠野地区で広域農協が誕生し、さらに岩手、東磐井、下閉伊の3地区では、平成9年3月を目標に合併の準備を進められております。その他の地区におきましても研究組織が設けられるなど、ほぼ県内全域で具体的な検討が進められているところであります。
 また、二戸地域につきましては、農協間で検討されてきたところでありますが、まず、各農協の財務改善が当面の課題であると、そうした認識から、現在、役員定数の削減や支所の統廃合を行うことなどの改善に努めているほか、電算システムの農協間共同利用事業などを推進し、合併環境の整備に努めているところであります。県といたしましては、こうした合併の早期実現によって、経営基盤が充実強化され、地域農業の活性化に資するよう、広域合併対策事業等を活用しまして、今後とも指導、支援してまいる考えであります。
 次に、負債農家に対する支援策についてでありますが、県におきましては、これまで県単独の農家経済更生資金を融通するなど、負債農家対策に努めてきたところでありますが、その後、冷災害や経営環境の変化などにより、一部に新たな負債も生じているところであります。したがいまして、このような農家を支援するため、本年度ウルグァイ・ラウンド農業合意関連対策として、貸付金利2・5%の低利な農家負担軽減支援特別資金が創設されたところであり、また、従来の自作農維持資金及び農業経営基盤強化資金において、金利の引き下げや貸付限度額の引き上げなど、貸付条件が拡充されましたので、農家の経営実態に合わせて、効率的な資金の活用を指導してまいりたいと考えております。
 なお、こうした農家に対しまして、市町村、農協、地域農業改良普及センターなどの機関で構成します指導班によりまして、計画に沿った経営改善が行われますよう、借入後の指導についてその指導を強めてまいりたいと考えております。
   〔林業水産部長田尾秀夫君登壇〕
〇林業水産部長(田尾秀夫君) アカマツの利用拡大についてお答えいたします。
 本県は全国一、二位を争うアカマツ材生産県であり、特に県北地域の民有林においては、アカマツ林が約5割を占めておりますことから、アカマツ材の利用拡大を積極的に図っていくことが、重要な課題であると認識いたしております。アカマツは昔から、はり材などの建築用材として広く利用されてきましたが、近年は大径木が少なくなり、米マツなどの外材に押されて需要が伸び悩んでおりますことから、アカマツ材の利用拡大を図っていくためには、議員御指摘のように、高次加工や新商品の開発を行っていくことがぜひとも必要となっております。このため、林業構造改善事業を活用して、九戸村にアカマツの集成材加工工場を整備いたしまして、内装材や家具材として利用拡大を図っているところでございます。
 また、県の林業技術センターにおいて、アカマツを燃えにくくする技術や、表面を硬化する技術の開発に取り組んでまいりましたが、幸いめどがつきましたので、今後はアカマツ材の高次加工に取り組んでいる事業体と連携をとりながら、一日も早くその実用化を図り、利用拡大を図ってまいりたいと存じます。
 さらに、アカマツ材の需要拡大を図っていくためには、ブランド化が何よりも重要であり、現在、業界と一体となってブランド化を進めているところでありますので、早急にブランド材の供給体制を確立いたしまして、需要拡大を図ってまいりたいと存じます。いずれにいたしましても、アカマツは県の木でございまして、アカマツの利用拡大は、本県の林業を振興する上で不可欠の課題でありますので、今後とも積極的に推進してまいる所存であります。
   〔医療局長中村盛一君登壇〕
〇医療局長(中村盛一君) 県立伊保内病院の整備についてでありますが、まず、県立病院の整備につきましては、平成3年に策定した長期経営計画に基づき、おおむね計画に沿って実施しているところであり、現在進めております計画の中間見直しでは、県立病院の施設の機能の体系化や長寿社会に対応した、保健、医療、福祉の連携による総合的なサービス体制の整備などを重点的に検討しているところであります。県立伊保内病院につきましては、伊保内病院が村内唯一の医療機関として、地域住民の医療の確保と公衆衛生の向上のための役割を果たしてきているところでありますが、施設が狭隘であることに加え、老朽化が進んでいることから、改築の必要があると考えているところであります。圏域の広域中核病院との連携のもとに、当該地域を診療圏とする医療施設として、高齢化社会に対応した保健と福祉との連携につきましても、地元、村とも十分に協議しながら、今後、計画内容を具体化してまいりたいと考えております。
   〔環境保健部長緒方剛君登壇〕
〇環境保健部長(緒方剛君) 九戸村、軽米町等における人工透析体制についてのお尋ねにお答えします。
 慢性腎不全等により腎機能が廃絶し人工透析が必要な患者さんの数は、疾病構造の変化、透析導入後の医学的管理の向上等により年々増加傾向にあり、県におきましては、保健医療単位ごとに人工透析の実施体制が確保されるよう、人工腎臓装置について国庫補助の活用等により、公立病院への整備を進めてまいりました。しかしながら、御指摘のとおり、九戸村等の所在する二戸保健医療圏及び隣接する久慈保健医療圏においてはなお不足しており、特に二戸保健医療圏では患者さんの半数以上が、八戸市等圏域以外の医療機関において人工透析を受けておられます。人工透析の実施に当たりましては、透析専門医、看護婦等のスタッフと人工腎臓を設置するスペースを確保する必要があり、二戸及び久慈保健医療圏については、一定の体制が整っている県立の一戸病院と久慈病院及び町立の種市病院に対して、既に整備を進めてきておりますが、現状の施設面積等からこれ以上の透析設備の整備は困難な状況にございます。
 今後につきましては、医療局との連携を図りながら、これらの保健医療圏における県立病院間の機能分担を踏まえ、今後実施される改築整備の中で、人工透析を実施する体制の一層の充実強化が図られるよう、努力してまいる考えであります。
   〔教育長橋田純一君登壇〕
〇教育長(橋田純一君) まず、県立高等学校の再編成についてでありますが、本県の中学校卒業者数は年々減少しており、現在の小学校1年生が高等学校に入学する平成16年度には、今年度と比較して21・2%、約4、200名の減少、また、現在の1歳児が入学する平成22年度には、30・6%、約6、000名の減少が見込まれており、このような生徒の減少傾向は、将来の本県高校教育の運営にとって大きな影響を及ぼすものと考えております。このようなことから、学校の小規模化がさらに進むものと考えておりますが、教育的な視点に立つと、集団的な教育活動が展開しがたいことや、多様な個性を持つ生徒間の交友関係が制約されるなどとの課題が指摘される反面、教職員と生徒との触れ合いや、生徒の1人1人の特性を把握した個別指導の機会が増加するなどの優位性もあることから、県教育委員会といたしましては、このような観点を踏まえて、小規模校の持つ魅力を十分に生かした教育の展開に配意する必要があると考えております。本県における高等学校の学科改編は、従来からこのような認識の上に立って行ってきたところであり、地域性をも考慮しながら、情報ビジネス科や体育科、そして観光・情報コース及び福祉・情報コースなどを導入してまいったところであります。
 また、生徒の興味、関心や進路希望に対応した新しい学科として、岩谷堂高校に総合学科を設置するなど、生徒の多様な能力、特性を生かす上から、可能な限り幅広く柔軟な教育を実施することが必要であるとの考えのもとに、特色ある学校づくりに取り組んでまいったところであります。
 今後の高等学校のあり方については、このような考え方や取り組みの経緯をも踏まえ、県教育委員会内に設置している生徒急減対策委員会において、長期的な視点に立って、引き続き検討してまいりたいと考えております。
 次に、インターハイにおいて入賞が期待できる種目についてでありますが、最近3年間の実績から見ますと、2年連続優勝しておりますホッケーを初め、ボクシング、陸上競技、登山、自転車、ヨット、レスリング、ウエイトリフティング、相撲において入賞しており、本年はさらに水泳と柔道で入賞を果たしております。他の競技種目においても着実に力をつけ、入賞ラインに近づいているものととらえております。
 次に指導者の確保についてでありますが、ご指摘のとおり、競技力の向上対策、特にも中高校生の指導については、すぐれた指導者の確保は不可欠であると考えております。県教育委員会といたしましては、県体育協会の実施する中高校生の指導教員を対象とした中学校・高校指導者養成講座に対し助成を行い、指導技術の向上を図っているほか、民間指導者を招兵した運動部活動指導者派遣事業を実施するとともに、新たに教員採用に当たってスポーツ特別選考制度を導入し、指導者の確保に努めているところであります。
 また、指導者の養成機関につきましては、指導者がスポーツに関する知識、技能を幅広く習得し、理論的、化学的根拠に基づいた指導法を研修するための場が必要であると考えていることから、現在、指導者の研修を行う施設の整備に向け調査、検討を行っているところであります。
〇副議長(及川幸郎君) この際、暫時休憩をいたします。
   午後3時30分 休 憩
出席議員(50名)
1番 斉藤 信  君
2番 黄川田徹  君
3番 佐々木一榮  君
4番 小野寺好  君
5番 佐々木博  君
6番 中屋敷十  君
7番 大久保豊  君
8番 浅井東兵衛  君
9番 佐々木大和  君
10番 藤原泰次郎  君
11番 千葉 伝  君
12番 伊沢昌弘  君
13番 須藤敏昭  君
14番 折居明広  君
15番 田村正彦  君
16番 伊藤勢至  君
17番 佐藤一男  君
18番 高橋賢輔  君
19番 瀬川 滋  君
20番 谷藤裕明  君
21番 三河喜美男  君
22番 水上信宏  君
23番 船越賢太郎  君
24番 久保田晴弘  君
25番 千葉 浩  君
26番 渡辺幸貫  君
27番 長谷川忠久  君
28番 村上恵三  君
29番 村田柴太  君
30番 藤原良信  君
31番 吉田洋治  君
33番 工藤 篤  君
34番 菅原温士  君
35番 菊池 勲  君
36番 小原宣良  君
37番 樋下正光  君
38番 藤倉正巳  君
39番 及川幸郎  君
40番 那須川健一  君
41番 伊藤 孝  君
42番 山内隆文  君
43番 佐藤正春  君
44番 千葉英三  君
45番 佐々木俊夫  君
46番 山門一郎  君
47番 菊池雄光  君
48番 佐藤啓二  君
49番 堀口治五右衛門  君
50番 吉田 秀  君
51番 藤原哲夫  君
欠席議員(1名)
32番 飯澤忠雄  君
   
説明のため出席した者
休憩前に同じ
職務のため議場に出席した事務局職員
休憩前に同じ
午後3時46分 再 開
〇副議長(及川幸郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 日程第1、一般質問を継続いたします。小野寺好君。
   〔4番小野寺好君登壇〕(拍手)

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