平成7年12月定例会 第4回岩手県議会定例会 会議録

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〇決算特別委員長(瀬川滋君) 去る12月4日行われました決算特別委員会の正副委員長の互選の結果、委員長には私が、副委員長には伊沢昌弘君が選任されましたので、私から当委員会における審査の経過と結果につきまして御報告申し上げます。
 決算特別委員会は、去る12月1日の本会議におきまして設置され、平成6年度の一般会計及び特別会計の歳入歳出決算12件につきまして審査の付託を受けたのでありますが、これら付託案件の審査に当たりましては、12月4日から8日までの5日間、委員会を開き、各部局ごとに主管部局長から決算の内容等について詳細な説明を聞き、質疑を行った後、8日午後に交渉団体である会派の代表の方々にお集まりを願い、意見の取りまとめをいたしました。その結果を委員会に諮り、当委員会の結論といたした次第であります。
 審査に当たりましては、終始熱心に審査されたのでありますが、その経過につきましては、各位御承知でありますので省略させていただき、以下、各決算につきまして、その結果を申し上げます。
 まず、認定第1号平成6年度岩手県一般会計歳入歳出決算につきましては、次の意見、すなわち、平成6年度における本県財政は、地方交付税の減少、税収の低迷、公債費等義務的経費の増嵩など、極めて厳しい財政環境にありながらも、第三次岩手県総合発展計画の着実な推進を目指し、各般にわたる施策を積極的に展開したことは多とするところである。しかしながら、今後とも国、地方を通じ、行財政環境は一段と厳しいものと予想されることから、引き続き国に対し地方財政対策の強化について強く要望するとともに、自主財源の確保に努め、諸施策の推進に当たっては財源の重点的かつ効率的な配分に配意し、健全財政を堅持しながら第三次岩手県総合発展計画に即した各般の施策を積極的に展開し、活力に満ちた地域社会の形成と地域の特性を生かした県土の均衡ある発展を図るよう一層努力せられたい。なお、今後においても、引き続き行財政全般にわたる見直しを推進し、徹底した経費の節減合理化に努めるとともに、特にも、審査の過程において論議のあった食糧費の支出を初め、予算の執行に当たっては、その趣旨に沿った適正な執行が確保されるよう配慮せられたい旨の意見を付し、多数をもって認定することに決定いたしました。
 次に、ただいま報告いたしました以外の決算、すなわち認定第2号から認定第12号までについては、いずれも認定することに決定いたしました。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(堀口治五右衛門君) これよりただいまの委員長報告に対する質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論の通告がありますので、発言を許します。斉藤信君。
   〔1番斉藤信君登壇〕

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