平成8年9月定例会 第7回岩手県議会定例会会議録

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〇30番(藤原良信君) 賛成討論を申し上げます。
 日本の経済は、ただいま申し上げましたように厳しい試練に直面をし、国民の間に将来への強い不安が広がっております。21世紀に向けた構想を明示し、責任を持って改革を実行する政治が求められております。今こそ国民や民間の持つ潜在的な活力を引き出して、日本経済をよみがえらせ、国民の暮らしを守らなければならないと思うものであります。政治の原点である国民の暮らしの立て直しから始めることで国民の政治不信を払拭し、国民と政治との一体感を回復しなければなりません。あわせて、経済、社会再建の突破口を開き、21世紀に向けた新しい国づくりを軌道に乗せなければならないと思うものであります。そのためには、大胆な行政改革、地方分権、規制撤廃を断行し、国と地方の経費を減らさなければならないと思うものであります。いわゆる体質改善を強化し、急激な社会変化に対応し得る体制にすることが急務であり、小手先の税の負担で急場をしのぐ方法は、ひいては国民に大きなツケを回すものであると思うものであります。
 いわゆる風邪を引いたら薬をやって治す、そういうものではなく、風邪を引かないような体質にしなければならない、それが構造改革であります。そういうことをやった上で税の値上げの論議をすべきであり、かかる観点から、現時点での何ら手を持たない時点での消費税率の引き上げは断固反対であり、賛成討論とするものであります。
 御清聴ありがとうございました。(拍手)
〇議長(堀口治五右衛門君) 次に、菊池雄光君。
   〔47番菊池雄光君登壇〕(拍手)

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