平成9年6月定例会 第10回岩手県議会定例会会議録

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〇総務委員長(吉田洋治君) 去る6月27日の本会議におきまして、当総務委員会に付託されました議案6件につきまして、30日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして、御報告いたします。
 議案第1号平成8年度一般会計補正予算(第6号)の専決処分に関し承認を求めることについてでありますが、これは、一般会計歳入予算に係る国庫支出金、地方債等が3月末に決定したことにより、所要の予算補正を行う必要が生じたことから、専決処分したものであり、原案を承認することに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、一時借入金の必要性など財政運営等について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第2号平成9年度岩手県一般会計補正予算(第1号)中、第1条第1項、同条第2項第1表、歳入歳出予算補正のうち、歳入各款、歳出第2款総務費、及び第2条地方債の補正についてでありますが、これは、過般の山林火災に係る林野火災復旧対策事業費など緊急に措置を要するものについて、総額3億3、429万7、000円を補正しようとするものであります。
 第1条歳入歳出予算補正のうち、歳入の主なものは、地方交付税1億5、183万5、000円、国庫支出金3、499万6、000円、県債1億2、700万円の増等であります。
 歳出は、第2款総務費において、林野火災特別対策費6、240万9、000円の増であります。
 第2条地方債の補正は、林野火災特別対策を追加し、治山事業の起債の限度額を変更しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、防災ヘリコプターの燃料備蓄量やヘリコプターに搭載する赤外線画像装置等について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第4号岩手県県税条例の一部を改正する条例の専決処分に関し承認を求めることについてでありますが、これは、地方税法等が一部改正されたことに伴い、4月1日から県税条例の関係部分を改正する必要が生じたことから、専決処分したものであり、原案を承認することに決定いたしました。
 次に、議案第5号学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例についてでありますが、これは、公立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償の基準を定める政令の一部改正に伴い、介護補償の額を引き上げるとともに、あわせて所要の整理をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第6号岩手県県税条例の一部を改正する条例についてでありますが、これは、地方税法の一部改正に伴い個人の県民税における退職所得の分離課税に係る所得割の税率を改め、及び特別地方消費税を廃止し、並びに身体障害者等に係る自動車税及び自動車取得税の課税免除の範囲を拡大するとともに、あわせて所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第7号過疎地域における県税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例についてでありますが、これは、県税の課税免除の適用対象となる製造の事業等の用に供する設備の新設または増設の期限を延長し、及び当該設備の取得価額の合計額の下限を引き上げようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、地域振興施策については、次回も引き続き調査を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(那須川健一君) 次に、三河環境福祉委員長。
   〔環境福祉委員長三河喜美男君登壇〕(拍手)
〇環境福祉委員長(三河喜美男君) さきに、当環境福祉委員会に付託を受けました請願陳情4件につきまして、6月30日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして、御報告申し上げます。
 受理番号第1号岩手県立高田病院に小児科常勤医師の確保を求めることについて請願外3件につきましては、お手元に配布されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 なお、継続審査と決定いたしました2件につきましては、別途、議長に対し、閉会中の継続審査の申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(那須川健一君) 次に、瀬川商工文教委員長。
   〔商工文教委員長瀬川滋君登壇〕(拍手)
〇商工文教委員長(瀬川滋君) 去る6月27日の本会議におきまして、当商工文教委員会に付託されました議案1件及びさきに付託を受けました請願陳情5件につきまして、6月30日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして、御報告申し上げます。
 議案第8号高等学校定時制課程及び通信制課程修学資金貸付条例の一部を改正する条例についてでありますが、これは、高等学校定時制課程及び通信制課程修学資金の貸付金額を増額するとともに、あわせて所要の整理をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、当該資金の貸付対象者の見込み数とその今後の見通しについて質疑が交わされたところであります。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第4号著作物の再販売価格制度存続について請願外4件につきましては、お手元に配布されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 なお、継続審査と決定いたしました3件につきましては、別途、議長に対し、閉会中の継続審査の申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 以上をもって、報告を終わります。(拍手)
〇議長(那須川健一君) 次に、渡辺農林水産委員長。
   〔農林水産委員長渡辺幸貫君登壇〕(拍手)
〇農林水産委員長(渡辺幸貫君) 去る6月27日の本会議におきまして、当農林水産委員会に付託されました議案4件及びさきに付託を受けました請願陳情3件につきまして、6月30日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第2号平成9年度岩手県一般会計補正予算(第1号)中、第1条第2項第1表歳入歳出予算補正のうち、歳出第6款農林水産業費についてでありますが、これは、過般の山林火災に係る林野火災復旧対策事業費など緊急に措置を要するものについて補正しようとするものであります。
 第6款農林水産業費は、総額2億7、188万8、000円の補正であり、その主なものは、林野火災復旧対策事業費補助1億1、530万9、000円、林野火災被災地域県単独緊急治山事業費1億233万2、000円の増等であり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、激甚災害法の適用、被害木の活用等について質疑が交わされたところであります。
 議案第3号林業関係の建設事業に要する経費の一部を負担させることに関し議決を求めることについてでありますが、これは、林業関係の建設事業に要する経費の一部を受益町に負担させようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 議案第9号広域農道整備事業軽米九戸地区橋りょう新設工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについてでありますが、これは、広域農道整備事業軽米九戸地区橋りょう新設工事の請負契約を締結しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、工事の施工内容、下請け等について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第10号財産の譲渡に関し議決を求めることについてでありますが、これは、八木沢肉牛環境保全組合ほか17団体に家畜排せつ物処理施設の用に供する建物及び工作物を無償譲渡しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、今後の事業計画、譲渡に伴う課税等について質疑が交わされたところであります。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第6号サケ、マスに関するセーフガード(緊急輸入制限)の発動を求めることについて請願外2件につきましては、お手元に配布されております請願陳情審査報告書のとおり、継続審査と決定し、別途、議長に対し、閉会中の継続審査の申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 なお、サケ、マスの輸入に関し、沿岸漁業の経営安定を図り、漁業者が将来にわたって沿岸漁業の継続ができるよう輸入秩序の確立を求める意見書を提出する必要があると判断し、今定例会に委員会として意見書案を提出したところであります。
 以上をもって、報告を終わります。(拍手)
〇議長(那須川健一君) 次に、長谷川土木委員長。
   〔土木委員長長谷川忠久君登壇〕(拍手)
〇土木委員長(長谷川忠久君) さきに付託を受けました請願陳情2件につきまして、6月30日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 受理番号第2号第4次急傾斜地崩壊対策事業5カ年計画の策定と必要な財源の確保について請願外1件につきましては、お手元に配布されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、「財政構造改革に伴う、公共事業(土木部関係)の抑制問題」につきましては、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 なお、さきに継続調査と議決されておりました集中監視制御システムにつきましては、県当局から説明を受け、現地調査を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(那須川健一君) これより、ただいまの委員長報告に対する質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論の通告がありますので、発言を許します。斉藤信君。
   〔1番斉藤信君登壇〕

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