平成9年9月定例会 第11回岩手県議会定例会会議録

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〇総務委員長(吉田洋治君) 去る9月26日の本会議におきまして、当総務委員会に付託されました議案4件及びさきに付託を受けました請願陳情1件につきまして、10月1日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第1号平成9年度岩手県一般会計補正予算(第2号)中、第1条第1項、同条第2項第1表歳入歳出予算補正のうち、歳入各款、歳出第2款総務費、第9款警察費及び第3条地方債の補正についてでありますが、これは、公共事業等の国庫補助事業の決定等に伴い、事業費に追加及び変更を要するもののほか、事業執行上、今回計上を要するものについて、総額93億2、671万2、000円を補正しようとするものであります。
 第1条歳入歳出予算の補正のうち、歳入の主なものは、地方交付税38億5、283万9、000円、国庫支出金16億6、308万5、000円、諸収入18億3、142万2、000円、県債11億7、100万円の増等であります。
 歳出の主なものは、第2款総務費において、三陸鉄道運営費補助7、638万4、000円、東北新幹線建設促進対策事業費21億5、786万8、000円、地域活性化事業調整費2億円、テレビ難視聴地域解消事業費補助7、056万1、000円、第9款警察費においては、犯罪捜査取締費7、867万2、000円の増等であります。
 第3条地方債の補正は、東北新幹線建設事業ほか14事業の起債の限度額を変更しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、消費税率の改定による県予算への影響、三陸鉄道の経営見通し等について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第10号東北新幹線鉄道の建設事業に要する経費の一部を負担させることに関し議決を求めることについてでありますが、これは、東北新幹線鉄道の建設事業に要する経費の一部を受益市町に負担させようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、補助金から負担金への変更に伴う県及び受益市町の負担への影響等について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第18号職員の退職手当に関する条例等の一部を改正する条例についてでありますが、これは、国の例に準じて、退職手当の支給の一時差止制度を新設し、期末手当及び勤勉手当の支給制限及び支給の一時差止制度を新設するなど所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、支給差止処分の手続等について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第27号宮古警察署庁舎新築(建築)工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについてでありますが、これは、宮古警察署庁舎新築(建築)工事の請負契約を締結しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第8号行政書士による書類作成業務独占の廃止反対について請願につきましては、お手元に配布されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、地域の安全施策については引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、閉会中の継続調査の申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 なお、さきに継続調査と議決されておりました地域振興施策につきましては、県当局及び盛岡市から説明を受け、現地調査を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)

〇議長(那須川健一君) 次に、三河環境福祉委員長。
   〔環境福祉委員長三河喜美男君登壇〕(拍手)

〇環境福祉委員長(三河喜美男君) 去る9月26日の本会議におきまして、当環境福祉委員会に付託されました議案1件及びさきに付託を受けました請願陳情4件につきまして、10月1日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告を申し上げます。
 議案第1号平成9年度岩手県一般会計補正予算(第2号)中、第1条第2項第1表歳入歳出予算補正のうち、歳出第3款民生費、第4款衛生費についてでありますが、今回の補正は、公共事業等の国庫補助事業の決定等に伴い、事業費に追加及び変更を要するもののほか、事業執行上、今回計上を要するものについて補正しようとするものであります。
 第3款民生費は総額2億7、600万9、000円の補正でありますが、その主なものは、民間社会福祉施設整備等助成費6、468万5、000円、重度心身障害者(児)医療助成費1億1、527万2、000円、精神薄弱者更生援護費1億5、287万円、児童福祉施設運営費8、064万4、000円のそれぞれの増、身体障害者更生援護施設整備費5、325万5、000円、老人福祉施設整備費3億1、246万9、000円のそれぞれの減等であります。
 第4款衛生費は総額3億6、217万7、000円の補正でありますが、その主なものは、特定疾患対策費5、095万9、000円、精神障害者入院等措置費4、946万円、ふれあい・やすらぎ温泉地整備事業費1億1、133万4、000円、災害拠点病院整備費補助5、346万3、000円のそれぞれの増、看護婦宿舎施設整備費補助2、363万9、000円の減等であり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、有害大気汚染物質の検査体制や、ふれあい・やすらぎ温泉地整備事業費の事業内容、進捗状況などについて質疑が交わされたところであります。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第7号財団法人新渡戸基金に対する出捐協力について請願外3件につきましては、お手元に配布されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 なお、継続審査と決定いたしました2件につきましては、別途、議長に対し、閉会中の継続審査の申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)

〇議長(那須川健一君) 次に、瀬川商工文教委員長。
   〔商工文教委員長瀬川滋君登壇〕(拍手)

〇商工文教委員長(瀬川滋君) 去る9月26日の本会議におきまして、当商工文教委員会に付託されました議案4件及びさきに付託を受けました請願陳情4件につきまして、10月1日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告申し上げます。
 議案第1号平成9年度岩手県一般会計補正予算(第2号)中、第1条第2項第1表歳入歳出予算補正のうち、歳出第5款労働費、第7款商工費及び第10款教育費についてでありますが、これは、公共事業等の国庫補助事業の決定等に伴い、事業費に追加及び変更を要するもののほか、事業執行上、今回計上を要するものについて補正しようとするものであります。
 まず、第5款労働費は6、028万2、000円の補正であり、その主なものは、認定職業訓練費3、585万3、000円、地域人材育成総合プロジェクト事業費1、027万5、000円のそれぞれの増等であります。
 第7款商工費は1億8、118万7、000円の補正であり、その主なものは、商工会館等建設費補助7、928万2、000円、試験研究費2、033万5、000円、オートキャンプ場施設整備事業費3、227万2、000円のそれぞれの増、地域資源等活用型起業化事業費補助1、000万円、中小企業振興資金特別会計繰出金1、247万1、000円のそれぞれの減等であります。
 第10款教育費は9億725万6、000円の補正であり、その主なものは、県立大学整備事業費6億999万1、000円、私立学校運営費補助6、790万3、000円、私立高等学校一般施設整備費補助8、365万8、000円のそれぞれの増等であります。
 審査の過程におきましては、障害者の雇用対策、食糧費に係る全庁的調査の進捗状況、財団法人岩手県学術教育振興財団(仮称)の設立目的及び事業概要などについて質疑が交わされたところでありますが、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第6号平成9年度岩手県中小企業振興資金特別会計補正予算(第1号)でありますが、これは、中小企業近代化資金貸付費3億6、503万9、000円を増額しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第20号県立スケート場条例の一部を改正する条例でありますが、これは、県立スケート場のシャワー及び得点表示盤の使用料の額を定めようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第28号財産の取得に関し議決を求めることについてでありますが、これは、株式会社南天子画廊から、県立美術館における展示の用に供するため絵画を取得しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、請願陳情でありますが、受理番号第13号サッカーくじ法案(スポーツ振興投票の実施等に関する法律案)の廃案と国のスポーツ予算の大幅増額を求める請願外3件につきましては、お手元に配布されております請願陳情審査報告書のとおり継続審査と決定し、別途、議長に対し、閉会中の継続審査の申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)

〇議長(那須川健一君) 次に、渡辺農林水産委員長。
   〔農林水産委員長渡辺幸貫君登壇〕(拍手)

〇農林水産委員長(渡辺幸貫君) 去る9月26日の本会議におきまして、当農林水産委員会に付託されました議案11件及びさきに付託を受けました請願陳情2件につきまして、10月1日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして報告いたします。
 議案第1号平成9年度岩手県一般会計補正予算(第2号)中、第1条第2項第1表歳入歳出予算補正のうち、歳出第6款農林水産業費、第11款災害復旧費、第2条第2表債務負担行為補正のうち、1追加中、1及び2、2変更中、1から4までについてでありますが、これは、公共事業等の国庫補助事業の決定等に伴い、事業費に追加及び変更を要するもののほか、事業執行上、今回計上を要するものについて補正しようとするものであります。
 まず、第6款農林水産業費は31億2、197万7、000円の補正であり、その主なものは、ほ場整備事業費13億9、275万4、000円、農業集落排水事業費7億4、314万6、000円、漁港修築事業費5億7、495万円のそれぞれの増、地域農業基盤確立農業構造改善事業費3億7、893万6、000円、畜産基盤再編総合整備事業費7億5、472万7、000円のそれぞれの減等であります。
 次に、第11款災害復旧費は7、872万2、000円の補正であり、これは、林道災害復旧事業費の増であります。
 次に、第2条第2表債務負担行為補正のうち、1追加中、1、障害防止対策事業及び2、開拓地整備事業については、期間及び限度額を定めようとするものであり、2変更中、1、中山間地域総合整備事業から4、農地開発事業までは、限度額をそれぞれ変更しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、卸売市場の整備状況、国庫補助事業の今後の補正見込み、林野火災被害木の活用に対する支援策、ふるさと林道緊急整備事業の進捗状況等について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第2号平成9年度岩手県農業改良資金特別会計補正予算(第1号)は1億7、844万4、000円、議案第3号平成9年度岩手県県有林事業特別会計補正予算(第1号)は5、372万9、000円、議案第4号平成9年度岩手県林業改善資金特別会計補正予算(第1号)は4億2、698万7、000円、議案第5号平成9年度岩手県沿岸漁業改善資金特別会計補正予算(第1号)は1億3、872万3、000円のそれぞれの増でありますが、これらは、いずれも貸付費等の増に伴うものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第11号農業関係の建設事業に要する経費の一部を負担させることに関する議決の変更に関し議決を求めることについてから、議案第14号水産関係の建設事業に要する経費の一部を負担させることに関し議決を求めることについてまでの4件についてでありますが、これらは、いずれも農業関係及び水産関係の建設事業に要する経費の額の変更等に伴い、受益市町村の負担金の額を変更し及び経費の一部を受益市町村に負担させようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第21号湛水防除事業生母地区排水ポンプ製作工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについてでありますが、これは、湛水防除事業生母地区排水ポンプ製作工事の請負契約を締結しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第22号釜石漁港修築工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについてでありますが、これは、釜石漁港修築工事の請負契約を締結しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第11号ミニマムアクセス米の減反上乗せをやめ日本の農業を守ることについて請願外1件につきましては、お手元に配布されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 なお、継続審査と決定いたしました1件につきましては、別途、議長に対し、閉会中の継続審査の申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)

〇議長(那須川健一君) 次に、長谷川土木委員長。
   〔土木委員長長谷川忠久君登壇〕(拍手)

〇土木委員長(長谷川忠久君) 去る9月26日の本会議におきまして、当土木委員会に付託されました議案11件及びさきに付託を受けました請願陳情1件につきまして、10月1日、委員会を開き、慎重に審議いたしましたので、その経過と結果について御報告いたします。
 議案第1号平成9年度岩手県一般会計補正予算(第2号)中、第1条第2項第1表歳入歳出予算補正のうち、歳出第8款土木費、第2条第2表債務負担行為補正中、1追加のうち、3、2変更のうち、5から8まででありますが、今回の補正は、公共事業等の国庫補助事業の決定に伴い、事業費に追加及び変更を要するもののほか、事業執行上、今回補正を要するものについて補正しようとするものであります。
 まず、第8款土木費は16億2、848万2、000円の補正でありますが、その主なものは、道路改築事業費5億3、900万円、緊急地方道路整備事業費9億5、136万円、中小河川改修事業費3億9、918万3、000円、早池峰ダム建設事業費4億7、964万5、000円のそれぞれの増、地方特定道路整備事業費7億3、270万円、河川局部改良事業費2億2、500万円、公営住宅建設事業費9億1、527万7、000円の減等であります。
 次に、第2条第2表債務負担行為補正中、1追加のうち3、中小河川改修事業は、期間及び限度額を定めようとするものであり、2変更のうち5、道路改築事業から8、綾里川ダム建設事業までは、それぞれ限度額を変更しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程につきましては、道の駅の整備計画、自転車道整備事業の減額理由等について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第7号平成9年度岩手県土地先行取得事業特別会計補正予算(第1号)は1億8、419万7、000円の増、議案第8号平成9年度岩手県流域下水道事業特別会計補正予算(第1号)は2億8、833万3、000円の減、議案第9号平成9年度岩手県港湾整備事業特別会計補正予算(第1号)は1、374万1、000円の増でありますが、これらは、いずれも事業計画の変更に基づいて所要額を補正しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第15号土木関係の建設事業に要する経費の一部を負担させることに関する議決の変更に関し議決を求めることについて及び議案第16号土木関係の建設事業に要する経費の一部を負担させることに関し議決を求めることについてでありますが、これらは、土木関係の建設事業に要する経費の額の変更に伴い、受益市町村の負担金の額を変更し、及び経費の一部を受益市町に負担させようとするものであり、いずれも原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第17号流域下水道事業に要する経費の一部を負担させることに関する議決の変更に関し議決を求めることについてでありますが、これは、流域下水道事業に要する経費の額の変更に伴い、受益村の負担金の額を変更しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第19号建築基準法施行条例の一部を改正する条例でありますが、これは、建築基準法の一部改正に伴い所要の整理をするものであり、原案を可とすることに決定をいたしました。
 次に、議案第23号主要地方道大船渡広田陸前高田線仁田山トンネル築造工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについて、議案第25号津軽石川筋三陸高潮対策工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについて及び議案第26号小鎚川筋三陸高潮対策工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについての3件でありますが、これらは、いずれも主要地方道大船渡広田陸前高田線仁田山トンネル築造工事、津軽石川筋三陸高潮対策工事、小鎚川筋三陸高潮対策工事の請負契約を締結しようとするものであり、原案を可とすることに決定をいたしました。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第12号県内建設産業の振興による県勢の発展について請願につきましては、お手元に配布されております請願陳情審査報告書のとおり継続審査と決定し、別途、議長に対し、閉会中の継続審査の申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 なお、さきに継続調査と議決されておりました財政構造改革に伴う公共事業(土木部関係)の抑制問題につきましては、県当局から説明を受け、質疑、意見交換を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)

〇議長(那須川健一君) これより、ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑の通告がありますので、発言を許します。佐藤正春君。


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