平成10年12月定例会 第16回岩手県議会定例会会議録

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〇21番(船越賢太郎君) 自民クラブの船越賢太郎でございます。12月県議会に当たりましては、8項目にわたり質問を申し上げます。
 まずもって、県民が一日も早い復旧を望んでおります災害復旧対策についてお伺いいたします。
 地球温暖化の影響なのか、特に、本年は8月下旬の豪雨を初め、大変大雨の多い年であり、日本列島全体に大きなつめ跡を与え去りました。無論、全県即座に修復することは不可能と思われますが、私は、生活道を中心とした優先的な復旧工事実施が緊急と思います。特に、9月29日から10月2日の豪雨におきましては、宮古市重茂半島の対岸から見て真っ黒な様相であった玉のごとき集中豪雨でありました。90歳古老たちもかつて経験のない恐怖と、そして、大破壊を残しました。津々沢々の生活道がずたずたの惨状であります。なかなか復旧がおくれておりますが、中山間地域の民生安定の配慮からも、このようなときにこそ速やかなる行政の恵みを傾注すべきと思うのであります。これらの対策についてどのように進められておるのか、県当局から実施対策をお伺いするものであります。
 次に、三陸縦貫道促進について質問いたします。
 空から、あるいは地上から東京圏及び日本列島以西を展望するときに、網目のごとく四通八達した道路網の状況は、歴然たる地域格差を感じるのであります。我が東北は、山また山の広大な緑の中に東北自動車道と新幹線の2本のみが目立つところであります。住民待望の中、三陸縦貫道の着工はなされてはおりますが、その進捗率は実に遅々たるものでございます。関東、関西では、さらに巨額の投資により東京湾横断道が完成し、予想交通量の半分にも満たないような四国横断橋群の華々しい出現を見るときに、同じ日本国なのにと、国土の均衡ある発展などの美辞麗句には実にむなしさを感じるものであります。国家的投資配分の甚だ不均衡には憤りを覚えるのでございますが、建設省出身の増田知事におかれましてはいかにお考えかお尋ねするものでございます。
 未開発資源の多いと思われます広大な地勢を有する岩手の動脈血管としての重要なる役割を果たすべき縦貫道の一日も早からん完成を望むときに、今後の対策と名案についてお聞かせ願うものでございます。
 次に、国道106号の整備について質問いたします。
 県都盛岡の表玄関として歴史的にも位置づけられます宮古港への国道106号についても、たった635メートルの達曽部2号トンネルさえも、平成6年度に着手して以来いまだ開通しておらないのであります。私の国道106号の往来は定期便の次に多いと思うものでございますが、目を閉じておりましてもどこのカーブかわかるようになりました。少なくとも106号の中に4カ所ぐらいの区間のトンネル化などによって急カーブをなくしまして直線化を図るならば、90分構想は容易であると思うのであります。県都盛岡と海の玄関口宮古を最優先で結ぶべきものと思うのでありますが、県当局の熱意のほどをお伺いするものでございます。
 次に、沿岸部宮古地区の社会福祉法人若竹会が計画を進めている精神障害者援護寮みやこなどの整備に対する県当局の対応についてお尋ねいたします。
 当沿岸地方では、昭和40年代に精神的な障害を持つ児童を入所させてこれを保護するとともに、独立自活に必要な知識、技能を与えることを目的とする精神障害児施設が地域の自治体や民間団体の手によって整備されまして、宮古市を中心とした精神障害者の方々やその御家族の大きな支えとなってまいりました。
 現在、この地域の一部事務組合が運営するはまゆり学園が整備されているほか、社会福祉法人若竹会が運営する第一わかたけ学園及び第二わかたけ学園が18歳から60歳前後までの方々を受け入れ、それぞれに通所施設、入所施設として生活指導及び社会参加に向けた活動を展開しておられます。一方、精神障害者の地域生活への円滑な移行のため、病院や施設と社会とを結ぶことを目的に、精神障害者の社会参加に関する専門知識を持った職員を配置した中間施設の整備がかねてから大きな課題となっておりました。
 このたび若竹会が計画を進めている精神障害者生活訓練施設は、回復途上にある精神障害者に居室、その他の施設を一定期間利用させ、社会参加のための知識と自立の道を開くことを目的に計画されたものと聞き及んでおります。さらに、付随する施設として地域生活支援センターが併設されますことは、地域との交流の中で自主的に社会参加を促す効果を持つものでもあり、地域交流の中から精神障害者の社会復帰を実現させる上で極めて先進的な施策であると思料されます。また、ショートステイに対応できる施設とのことで、これらは、まさに精神障害者の保健や福祉を真剣に考える上でぜひとも必要な施設でもあり、県当局が推進するひとにやさしいまちづくりを実現させる上でも、精神障害を持って地域において生活される方々のハンディを軽減する重要な施策であります。
 これらの施策実現のための熱い要望もあり、前述の状況を御理解の上、県当局におかれましては早期実現に向けた御施策を展開すべきと思うのでございますが、力強い御答弁をお願い申し上げます。
 次に、宮古市重茂半島開発問題について質問いたします。
 本州最東端と言われ、喜びも悲しみも幾年月で有名になった啄ケ崎灯台のある南北7里と言われる半島に集落が7つほど山肌に分断されて存在するのでございます。増田知事におかれましても、シイタケ栽培に関心を示し、また、月山展望台など重茂半島に特別の関心を持たれまして、再三にわたり訪れているところでございます。また、海産物の宝庫でもあります。サケの名漁場が5カ所、そして、アワビ、ウニに始まり、昆布、ワカメと、海洋国日本民族の食生活には欠くべからざる海産資源生産の地でもあります。県下第一級の重茂漁協を中心にして、若者の後継者が唯一定着しておる特色のある風土でもあります。
 しかしながら、このような豊饒の海を控えながら、山鼻に続く地形により、連絡道路が難儀でございます。谷間から谷間を縫う急カーブの連続で、荒海の中、船酔いをしない人々でも車酔いをするために、よそからの人々は二度と訪れることに二の足を踏むようでございます。地元民はその地に生まれたがゆえに、毎日その悪路にもかかわらず懸命に産業生活道路として頑張っておるのでございます。また、南北約30キロメートルの中央に一つだけ中学校が存在し、けなげにもその険しい自然環境に鍛えられまして、強い意志と強健な足腰が養われて世界柔道選手権者日蔭暢年選手を生み、また、モントリオールオリンピックレスリングの部の参加選手藤倉健吉選手を輩出しておるのでございます。
 決して長大トンネルや大鉄橋の大工事を必要とする地形ではなく、やわらかい赤土の低い山鼻を掘削さえすれば急カーブが解消されると思われるのでございます。非常に工事のやりやすい土地であると思うのでございます。
 このほかに、知事もワンダフルを連発してまいったと思われますが、寒風山など比較にならない重茂半島月山のすばらしい展望台適地があることは御承知のことと存じます。内陸との格差是正のためにも、そして、中山間地域へ暖かい日を当てるためにも、また、陸の孤島と言われ続けた汚名を返上できるのであります。貴重なる海洋資源特産品開発のためにも、そして、必要欠くべからざる漁家の嫁問題の解消の大きなポイントとなり得ると思うのでございます。人道問題の解決のためにも必ずや一躍光明を見出すはずの主要地方道完成が最も望まれるところであります。それがまた政治の役目なりと信じるものでございますが、現状を熟知した増田知事の力強い御答弁を期待するものでございます。
 次に、少子化が進展する中での福祉教育についてお伺いいたします。
 ある学者の説によりますれば、日本人の出産率がこのまま進めば、2040年ごろには日本の人口は半分ぐらいになるという説を唱えておる人もございます。世上で言われますとおり、1・6人の出生率は夫婦2人に満たないわけでございます。大気汚染など環境悪化のために男性の精子が減少しているとか、実に多様な学説が飛び交っております。
 その昔、我々が子供のころには、五、六人以上の兄弟は普通でありました。そして、親たちが異口同音に言っておることは、これだけの人数を育てたら1人ぐらいは親の面倒を見てくれるだろうと考えておりました。そのために、石にかじりついても、たとえ自分が食わなくても、着なくても、子育てのために頑張るんだということが親としての鉄則であったと思うのであります。しかし、現代の風潮は、教養や経済の状況には全く関係なく、税金などお金はなるべく出したくないし、親をたらい回しにして面倒を見たがらない風潮が蔓延しておると思うのでございます。あれもこれもと福祉予算を幾ら積み上げましても、親子の関係、情愛が崩れ去るような社会にあっては、金は幾らあっても到底足り得るものではなく、少子化の中で若者たちは負担し切れないと思うのでございます。
 焼野の雉夜の鶴の例えがございますが、あらゆる小動物に至るまで、決して彼らは字も本も読めないのでございますが、子育てのためには我が身を張って必死の闘いを続ける本能がございます。万物の霊長を任じ、哲学を論じ、難しい数学を解く人間様が、日常多くの悲劇無常を聞くときに実にむなしさを感じるのでございます。
   〔議長退席、副議長着席〕
 そこで私は、これを救えるものは福祉の心の涵養を図るための福祉教育の充実が必要であると思うのであります。そして、自然に準じた教育こそが生あるものの正しい教育であり、本然の姿ではないかと思うのでありますが、幾ら骨身を削って育てても、親の面倒も見てもらえなく、老後をたらい回しにされたあげく老人ホーム行きが予想される今日的風潮の中で、夫婦が刹那的な享楽だけを求めても、子づくりに苦労する気になりがたいのはその辺にあるのではないかと思えるのであります。保健福祉部長の見解をお伺いするものでございます。
 次に、宮古港湾計画について質問いたします。
 時代のニーズはますます短いスパンで変化する時代となりました。宮古港は、歴史的にも県都盛岡の海の玄関として位置づけられてまいりました。かつて昭和10年代、軍需産業のラサ鉱業時代、銅鉱石を初め、燐鉱石の搬入された繁栄の時代がありました。以後半世紀、時代の流れとともに、溶鉱炉は解体されるなどして重厚長大型港湾から木材港に変化いたしたのであります。出崎埠頭1万トンから藤原埠頭3万トンを初め、10バースほどの大埠頭が建設されたのであります。しかし、さらにまた、狭く海の浅い湾の奥に5万トンもの埠頭をつくるという計画が策定されまして、いまだその計画は生きておるのでございます。明らかに時代は軽薄短小の時代と変化した今日であります。速やかに計画を見直すことを提起するものでございます。
 ますます激増する海洋レジャー時代を迎えまして、貯木場の間に、また、漁船の間に、そして海洋土木作業船等の間にと、あらゆる海面にレジャー船やボート類がつながれている現状でございます。来年度行われますインターハイヨットレースのためにつくられました神林マリーナは、高校生用ディンギー型ヨットだけで満杯のようであります。この一般用のプレジャーボート類を収容する大スペースの船だまり海面が要請されるところであります。
 そこで、私は、前回も申し上げましたが、かつて海洋博の行われましたところの、すなわち5万トン埠頭予定地は既に漁業権問題も解決済みでありますから、秋田県本荘市にあるような大ヨットハーバーのごとく、目的を転換いたしまして、一般用ボートの収容施設として、地域活性化のための大いなる起爆剤として、盛岡市はもちろんでございますが、内陸方面の海の愛好者たちが安心して船の係留可能な施設たるべく、発想の転換を提言いたすものであります。
 また、北向きの宮古湾に進入する波は、1、500メートルにも及ぶ白砂青松の磯鶏海岸がその波を吸収する自然の役目でございました。しかし、藤原埠頭防波堤1、000メートル余の出現により、天然の避難港でありました閉伊川に波を呼び込む事態を招来する結果となりました。これが防止のためにも、是が非でも龍神崎防波堤の必要が生じたものでございます。これが完成も早急に待望されるところであります。
 その他、変化する時代のニーズによりまして、コンテナ輸送のための大型クレーンの設置及びそのヤードの整備、それに対応する取りつけ道路の要望、さらに、阪神大震災に学んだ耐震強化岸壁の必要性など、時代の変化とともに港湾のあり方も変化を来しておる現状にかんがみまして、土木部当局の対応についてお伺いするものでございます。
 次に、再び漁協合併問題について質問いたします。
 昨年10月30日、華々しく県公会堂において漁協大会が開催されました。市町村単位の自立漁協を視野に入れました合併方法と、一挙に1県1漁協に合併することの二本立てで出発したはずでございますが、まず、最初に広く県下38漁協からとったはずのアンケートの結果も公表されずに、本年9月に開催された系統団体の役員等で構成する岩手県漁協事業・組織改革検討委員会合同会議の場においては、一挙に1県1漁協とする方向での組織改革構想案の検討経過報告がなされました。その検討専門委員会には、県当局からも構成員として参加しておるのであります。その要約は、内部留保金を初め、血のにじむような単協の積立金も一切を拠出して、不動産なども帳簿価額で引き取り、そして、漁業権も全部単協のものは受け継ぐものでございます。なぜか個人的漁業権は従来どおりとするものでございます。
 今、県下38漁協の経営を総覧するときに、不況の中にも営々としてよき運営を続け、組合員に信頼を受けている漁協は、歴史的努力の結果により漁業権の開放をも遂げた地域であります。何らその努力もせず、リストラも行わなかった組合は、ウルグァイ・ラウンド等の影響を受けて莫大な負債を抱えているのが実情であります。既に30数年も前に漁業協同組合合併助成法に従って合併を行い、血のにじむような漁業権の開放を成し遂げ、そして各種リストラを決断しつつ健全なる運営を構築してまいった各単協たちに、突如全財産を持ち込むべきであるという理論でございます。かつてのときは高級魚であったサケ漁だけに頼って水産庁の指導にも応ぜず、割拠してじり貧に落ちたから他組合に全財産を投入して参加すべきであると今さら力んだところで、水産会館に蝟集する飼いならされたような組合長たちのようには、果たして津々浦々の役員、総代、組合員たちが即座に賛成、納得するものでありましょうか。一見強奪のような、理不尽とも思えるものがあります。行政当局にその指導と見通しを伺うものであります。
 前2月議会でも申し上げましたが、その市町村地域に基幹産業として育成されました歴史ある漁協であります。そして、組合員は、市民であり町民であり村民でもあります。私は、まずもって行政区を中心として合併し、5人ある組合長は1人とし、5人ある参事も1人とするならば、当然のごとく職員も半数ぐらいに自然減など、リストラが可能であると思うのでございます。これこそが実現性に富む方法として申し上げるものでございます。さらに、強大なる権限を持つ県当局の勇気ある指導による漁業権の開放等を加えるならば、健全なる漁協の再生は必ずや夢多く実りあるものと思うものであります。その実証は、既に証明済みであります。
 信用事業統合につきましては、県当局並びに議会の配慮のもとに寛大なる融資を賜りましたが、これとても将来は必ず返さなくてはならない借金でございます。問題は、将来返還可能なる団体につくり変える方法、体質を考えるべきなのでございます。しかるに今回の中間発表は、NHKドラマのような薩長藩閥による江戸城無条件明け渡しのような感があり、既に合併を果たした組合からは、何ゆえにと反発が起こるのは当然のことでございます。水産業界にとっては、かつてなかった最大の難問であります。ドリームランド構想もよし、夢県土いわても結構でございますが、弱い者にだけ強く、強い者には何らなすことのできない県当局であってはならないのであります。大義名分をかざし、正義感あふれる頼もしい指導力を発揮できる存在価値のある行政当局であることを期待するものでございます。力強い答弁をお願いいたします。
 次に、2月議会に引き続き、荒れる世相の中の教育問題について再度質問いたします。
 その昔、山本権兵衛内閣の海軍シーメンス事件以来、久々に防衛庁の不祥事件が報道されました。額に汗もかかずに、ぜいたくをするために人を殺してまでも金を得るという保険砒素事件など、道義の乱れはその極に達しておるのであります。ようやくにして論調は、その一つに家庭内教育力の低下が指摘されております。戦争遂行のためにすべてが抑圧された時代から、一挙に民主主義教育に転換されて半世紀の結果がこのような形であらわれてまいりました。入学式や卒業式のボイコットなど、我々にはどうしても理解できないのでございます。学校長を決めるのに労働組合の承認が必要であるとか、ある地方では午後3時になれば教師が学校に1人もいなくなるとか、とても健全な国家社会を築く崇高な正義感に満ちあふれたところの次代を担う青少年が育成される雰囲気とは思えないのであります。
 10月15日付、辛口で有名なある新聞の1項目に、「ついに学級崩壊」の記事が報じられました。ある新聞報道によれば、教師を尊敬しますかとのアンケートに対し、米国やロシアでは80%が尊敬していますと答えが出ております。日本の場合は20%だけが尊敬しますと報じております。一体、信頼のないところによい教育が生まれる道理はないのでございます。
 先般来日されました韓国大統領金大中氏は、中学時代の日本人恩師を捜し求めて懐旧を温めたと報じております。また、終戦の折、韓国の中学校で教師をしておった富山県のある若い女教師を、日本敗戦の大混乱の中に長い道のりをかけて引き揚げ船のある釜山港まで、しかも自転車の荷台に担任教師を乗せて祖国日本へ帰し、九死に一生を得さしめた韓国中学生と教師の涙のエピソードがあります。後にその少年が北海道札幌の韓国総領事に出世して来日し、手を尽くして恩師を捜し求め、師弟の恩愛に浸ったという美談は余りにも世に知られていないところではありますが、韓国には儒教の精神が脈々と生きておりますときに、我が日本はそれらと比較のできる状態なのかどうか甚だ憂慮にたえないところでございます。
 人の命は地球よりも重いと言われますときに、他人の命は自分欲のために平気で殺すが、自分は死刑になりたくないとあがき、また、マスコミにクローズアップするがために弁護論を展開する学者先生たちも多いのでありますが、私は、人の命を奪った者は潔く自分の命で償うものだという明確な倫理教育の再興を提唱するものでございます。今をときめく経済復興以前の緊急事態であると憂慮されるのでありますが、教育長の御所見をお伺いするものであります。
 最後に、知事の政治姿勢について、とりわけその倫理観についてどのようにお考えかお伺いいたします。
 紀元前、ソクラテスの弟子プラトンは、政治家が際限なく民衆の声にへつらっておれば間違いなく国家は破滅すると喝破しております。果たして今日の日本への警告に当てはまるものではないかと、大いに気になるところでございます。来春の統一選挙に当たりまして、知事は業界への推薦は要請しないとの新聞報道に感動いたしました。県民本位、全方位の姿勢で臨むとの姿勢は、実に見上げた立派なものであります。しばらくの間、絶えてなかった政治家の崇高なる態度であります。尊敬する原敬先生以来の人間像をほうふつさせるものがございます。すべての基本となります重要な人づくりも、まずはみずからの襟を正すことから始まると思うのでございます。乱世の中にあって、倫理道徳の復興こそが経済再興もなし遂げる基本であり、原動力なりと考えるものでございます。ここで改めて知事が倫理道徳についていかなる信念をお持ちになるか、所信をお伺いするものでございます。
 以上をもちまして壇上よりの質問は終わらせていただきます。御清聴まことにありがとうございました。(拍手)
   〔知事増田寛也君登壇〕
〇知事(増田寛也君) 船越賢太郎議員の御質問にお答え申し上げます。
 まず、三陸縦貫自動車道の整備促進についてでございますが、御案内のとおり、三陸縦貫自動車道は昭和62年6月、全国の高規格幹線道路網1万4、000キロメートルに組み込まれました一般国道の自動車専用道路でございまして、国では21世紀初頭までに高速自動車国道と一体となったネットワークの構築を目指しております。本自動車道は豊富な資源を有する三陸沿岸地域の発展はもとより、岩手県と宮城県の沿岸地域の連携と交流を強化し、県勢の発展を期する上で極めて重要な役割を担っていることから、県でも一体となって機能する横軸となる骨格道路の整備もあわせて進めているところでございます。
 現在の整備状況でございますが、岩手県分の約102キロメートルのうち、大船渡・三陸道路や山田道路など4カ所で事業化をされておりまして、その延長は約56キロメートルに及んでいるところでございます。国では厳しい財政状況の中でこの道路を重点的に整備を進めておりまして、平成10年度は補正を含めて約120億円を投入して、本年度末には新三陸トンネルから大船渡インターチェンジまでの間約6キロメートルが完成、供用予定と伺っておりまして、路線全体としては着実に進捗が図られていると考えております。さらに、宮古道路を平成11年度新規着工準備箇所として予定しておりますことから、県といたしましてもぜひとも採択されるよう、現在、重点要望を行っているところでございます。しかしながら、本自動車道は急峻な地形などの自然条件から膨大な事業費を必要としておりますことから、部分供用も含めた効用の早期発現と大幅な予算配分について、引き続き国に強く要望してまいりたいと考えております。
 また、今後の整備促進につきましては、沿岸各地域がそれぞれの特色を生かした地域振興を進め、道路のさらなる活用策を見出すことや、道路整備に対する地元の熱意を中央に伝えるなど、粘り強い運動を展開していくことが肝要と、このように考えております。
 次に、重茂半島の道路整備についてでございますが、宮古市と山田町にまたがる重茂半島は、本州最東端の啄ケ崎の灯台に代表される美しい三陸海岸の景観などの観光資源と、豊かな水産資源に恵まれた地域でございます。しかしながら、唯一この半島を連絡する主要地方道重茂半島線の整備が現在おくれておりまして、このような資源が有効に活用されていないことから、この路線の整備の必要性については十分認識をしているところでございます。
 県としては、これまで各種事業を活用して隘路区間の解消に努めてきたところでございますが、平成5年度からは県単独の事業といたしまして半島地域生活路線確保道路整備事業を新たに創設をしまして、宮古市の千鶏から山田町の浜川目間で整備を進めておりますほか、宮古市の音部地区においては国庫補助事業によりまして、平成8年度に約1キロメートルの区間が整備されたところでございます。今後は峠部の抜本的な改良が必要と認識をしておりますが、ルートの切りかえなどについての地元の同意や用地などの解決すべき課題もございますので、宮古市とより一層密接な連携のもとに本路線の整備を進めてまいりたいと考えております。
 次に、倫理道徳に関する信念についてでございますが、私は、人はやはり人と人との触れ合いの中で心を磨きながら、人の道、いわゆる倫理を学んでいくことが重要であると、このように考えております。そしてまた、私は、県民一人一人が個性や能力を存分に伸ばし、発揮し、社会貢献と自己実現を図っていくことができるような活力ある環境づくり、また県民がともに助け合い努力をすれば報われるような安心して暮らせる環境づくりが大切でございまして、そのためにも岩手の社会全体に誠実や信頼、思いやりが脈打つ温かな人間関係やネットワークが築かれ、正義や公正が貫かれている民主的な社会づくりが重要であると考えております。大人も子供たちも県民みんなが希望や夢を持って新しい社会をつくろうという気風が県土全体に流れるときに、活気があり豊かで公正な社会、志が高く個性、創造性にあふれる次世代が生まれてくると、このように信じております。中国のことわざに、1年の計は、穀を樹うるに如くはなし。10年の計は、木を樹うるに如くはなし。終身の計は、人を樹うるに如くはなし。という言葉がございますが、まさにこの人を育てる教育というのは百年の大計であり、県土づくりの礎でございます。岩手の地域性を生かし、地域の方々と子供たちとの交流の機会や、大人も子供も一人一人が学びの世界を開いていけるような環境づくりに努めながら、次世代に不易の人倫を伝えていきたいと、このように考えております。
 その他のお尋ねにつきましては、関係部長から答弁させますので、御了承をお願いいたします。
   〔土木部長大石幸君登壇〕
〇土木部長(大石幸君) 宮古市の重茂半島に係る被害状況及び災害復旧の見通しについてでございますが、御案内のとおり、本年は例年になく災害が多発した年であり、6月の梅雨前線による豪雨を初め、これまで県全体で1、809カ所、284億円の被害をこうむっているところでございます。重茂半島におきましても、8月26日から31日にかけての豪雨と、9月29日から10月2日にかけての2回の豪雨により、主要地方道重茂半島線では10カ所、1億200万円、宮古市の市道におきましても、白浜重茂線ほか6路線で11カ所、1億8、600万円の被害を受けたところであります。これらの路線は、地域住民の方々の生活に欠かすことのできない重要な路線であることから、被災後、直ちに崩落土砂の除去を行い、応急的に交通の確保を図ったところでありますが、市道1カ所につきましては、被害規模が大きく、荒巻-音部間が全面交通どめのため迂回路での交通を余儀なくされているところであります。これら被災箇所の本復旧に向けた災害査定は12月に予定されております。災害査定が終了次第、年度内に本工事に着手し、被災箇所の早期復旧が図られるよう鋭意努力してまいりたいと考えております。
 次に、国道106号線の整備についてでありますが、本路線は平成6年度に宮古盛岡横断道路として、県が管理する道路としては初の地域高規格道路の指定を受けたところであり、現在、県事業として達曽部道路と簗川道路が、また建設省の直轄代行により都南川目道路が事業化されております。このうち達曽部道路につきましては、一部用地の同意が得られず、達曽部2号トンネル工事がおくれていたところでありますが、事業認定を受け、今月収用裁決がなされたことから、早期に工事に着手し、平成11年度の完成を予定しております。このほか簗川道路につきましては、関連するダム事業との調整を図りながら整備促進に努め、また都南川目道路につきましては、早期の整備が図られるよう国に働きかけてまいりたいと思っております。
 さらに、宮古市街地の交通隘路区間の解消を図る宮古西道路につきましては、三陸縦貫自動車道の宮古道路と一体となった整備が必要とされることから、現在、調査検討を行っているところでございます。県といたしましては、本路線の重要性にかんがみ、より積極的に取り組んでまいりたいと考えております。
 次に、宮古港の港湾計画についてでありますが、港湾を取り巻く環境は大きく変化しており、宮古港におきましても、時代の変化に対応した港湾計画の見直しが必要となっておりますことから、平成11年度に港湾計画の改定を予定しているところであります。まず、モーターボートやクルーザーヨットなどのプレジャーボートの収容施設についてでありますが、今後予定している港湾計画改定の中で、地元自治体や関係機関等の御意見を聞きながら、対応について検討してまいりたいと考えております。
 なお、デンギーヨットを対象としたマリーナにつきましては、神林地区において平成11年に開催されるインターハイヨット会場として供用すべく、その整備に現在努力しているところでございます。
 次に、出崎地区の静穏域確保を目的とした国直轄事業の龍神崎防波堤についてでありますが、補助事業で実施している出崎埠頭観光バースの工事促進のためにも早期完成が待たれるところであり、国に対して大幅な予算措置を積極的に働きかけてまいりたいと考えております。
 次に、クレーンの設置及びそのヤードの整備、それに対応する取りつけ道路についてでありますが、将来の取扱貨物や埠頭での荷役、流通形態などを総合的に勘案して計画する必要があり、特にもクレーンなどの設置に多額の経費を要し起債事業となることから、その償還や維持管理など課題も多く、今後、貨物量の推移を見ながら検討してまいりたいと考えております。
 次に、耐震強化岸壁についてでありますが、神戸の大震災を教訓に、震災時における海上輸送の重要性にかんがみ、宮古港においても港湾計画改定の中で位置づけを検討してまいりたいと考えております。
   〔保健福祉部長関山昌人君登壇〕
〇保健福祉部長(関山昌人君) まず、沿岸部宮古地域における精神障害者の社会復帰施設の整備促進についてでありますが、この施設については、平成8年度に策定した岩手県精神障害者社会復帰促進計画において、精神障害者が社会の構成員として地域の中で生活を送れるよう、重要な施策としてその整備を促進しているところであります。現在、県内には生活訓練施設2カ所、福祉ホーム1カ所、通所授産施設3カ所が設置運営されており、130人を超える方々が自活に向け日常生活能力の習得に努められております。また、本年度は久慈地域に生活訓練施設を、気仙地区に通所授産施設をそれぞれ1カ所整備しているところであります。議員御承知のとおり、宮古地域においては平成7年度に社会福祉法人若竹会が精神障害者通所授産施設ワークプラザみやこを開設し、沿岸地域における精神障害者の自立と社会参加の拠点としての役割を果たしてきております。同法人は、平成11年度において、定員20人の生活訓練施設のほか、在宅の精神障害者に対し相談や日常生活の援助を行う地域生活支援センター及びショートステイ専用居室の整備が計画されております。この計画は、沿岸地域における精神障害者の社会復帰促進にとって意義が大きいものであり、県といたしましては、当該計画の実現に向けて積極的に支援してまいりたいと考えております。
 次に、福祉教育の充実についてでありますが、近年、少子化や核家族化の進行等により、家庭と地域の子育て機能が低下していることなどにより、子供の自主性や社会性が育ちにくくなっているとの指摘があります。自立及び連帯の精神を有する心豊かな子供を育てるには、本来、家庭におけるしつけなど親による家庭教育が基本であると考えますが、これを支持あるいは補完するものとして、学校等においても早い時期から福祉教育を実施することが望ましいと考えております。
 県におきましては、このようなことから、例えば昭和53年度から県内すべての小学校に5年生用の福祉教育副読本・福祉のこころを備えつけているほか、さらに小学校教師用に福祉教育の指導手引書を作成し、子供たちの福祉の心の醸成に努めているところであります。また、昭和52年度から県及び市町村社会福祉協議会を通じ、学校、教育委員会及び社会福祉施設等との協力のもとに、小中学校、高等学校延べ700校を社会福祉協力校として指定しております。これらの指定等においては、児童生徒が自主的に特別養護老人ホームなどの福祉施設への訪問や障害者団体との交流など、高齢者や障害者への優しい思いやりなどの心をはぐくみながら、地域社会への貢献、連帯意識を深めているところであります。今後とも県といたしましては、学校、教育委員会及び各種関係団体と連携をとりながら、福祉の心の涵養を図るべく、福祉教育の一層の充実に努めてまいる考えであります。
   〔林業水産部長渡辺勲君登壇〕
〇林業水産部長(渡辺勲君) 漁業協同組合の合併についてでございます。
 漁協経営は、現在、漁獲量の減少、魚価の低迷、金融制度改革の急激な進展などにより厳しい状況にありますが、このような中で、本県漁協が漁業者の共同組織として、経済事業、信用事業の実施などを通じた水産業の振興、組合員の福祉の向上、資源や漁場の管理、さらには水産業を核とする漁村地域の活性化など広範な役割を果たしながら、水産物の安定供給に資するという、その社会的使命を十分に発揮していくために、漁協組織の経営基盤の強化に向けた漁協系統組織を挙げての自主的な取り組みが急務であると認識いたしてございます。現在、本県漁協系統組織では、1県1信用事業統合体の構築を漁協合併に先行して進めておりまして、本年8月1日には9漁協の信用事業統合を実現し、さらに残りの漁協につきましても計画に沿った統合に向けて鋭意取り組んでおりまして、県といたしましても積極的に支援、指導しているところでございます。
 また、漁協の合併につきましては、県漁連等の系統5団体の協議により、平成9年2月に岩手県漁協事業・組織改革検討委員会が設置され、現在、県下の主要漁協及び系統団体の参事などから構成される企画検討部会において、1県1漁協を構築する場合の組織や経済事業などのあり方を検討する岩手県漁協事業・組織改革構想案の策定作業が行われているところでございまして、その構想案につきましては、来年3月までに策定作業を終え、その後、本県漁協系統組織全体で協議される予定と承知いたしてございます。本県漁協がその本来の社会的使命を果たすためには、自立可能な漁協組織の構築を目指す合併は不可欠であると考えられますが、その合併のあり方につきましては、本県漁協系統組織において十分議論され、各漁協及び組合員の理解と合意を前提として進められるべきものと認識しておりまして、その上で県といたしましてもその推進に向けてできる限りの支援、指導をしてまいりたいと考えてございます。
   〔教育長大隅英喜君登壇〕
〇教育長(大隅英喜君) 倫理道徳教育についてでありますが、三つ子の魂百までと言われますように、道徳教育は幼児期から心身の発達に応じて必要な時期に適切な指導を行うことが重要であり、家庭、学校、地域がそれぞれの役割を果たし連携していくことが重要であります。家庭では、命の大切さや、うそをつかない、盗まない、他人に迷惑をかけないなどの基本的な規範意識や生活習慣などを、親子の強い愛情、信頼関係を基盤にまずしっかりとしつけることから始まるものと考えております。また、学校は、子供が家族から離れて初めて社会集団に参加する自立、社会化の第一歩であり、内省、社会性、社会規範の体得等が重要な課題であることから、道徳の時間を中核としながら学校教育全体を通して、自他の生命の尊重、真理や正義、勤労と責任、自立や思いやりなどを学ばせていく必要があります。人は、尊敬できる人からでなければ教えを受け入れようとはしないと言われていますが、道徳心をはぐくんでいくには、人と人との触れ合いや、教師と生徒との信頼関係がまず基本であり、心と心がぶつかり合い共感し合う経験が必要ではないかと考えております。
 現在、岩手県教育振興基本対策審議会において、これからの新しい教育振興基本計画の基本的方向について審議されており、中間答申でも、一人一人が学びの世界を拓く、心豊かでたくましい人づくりという基本目標のもと、心の教育の充実などを大きな柱として位置づけております。いま一度、原点に立ち、子供たち一人一人にみずから学び、みずから考える姿勢や力を身につけさせ、子供たちがさまざまな人々との触れ合いや学び、体験等を通して、みずから道徳性を磨いていくよう努力してまいりたいと考えております。
 県教育委員会といたしましては、今後とも、家庭ではぐくみ、学校で学び、地域で鍛えることを基本としつつ、さらに具体的な指導法や事業等を研究開発しながら、心の教育を積極的に推進してまいりたいと存じております。
〇21番(船越賢太郎君) 知事初め、すばらしい答弁をいただいたわけでございますが、私、教育長にもう一度出て力強く、そのとおりでありますということでは何か物足りないような気がするわけでございます。戦後教育の結果がということを本質問でも申し上げましたけれども、とりわけ家庭教育力の低下というのが原因ではないかというのは大方の意見に合致しているようでございますので、そのことについてもう一度教育長から答弁いただきたいんですが、全体的に少子化のために子育てが非常に昔から比べれば甘くなっておるということ、それから子供が1人か2人であるためにペット化しているのではないかといったふうな、それから、昔からかわいい我が子には旅をさせろとか、あるいは百獣の王・獅子は、我が子を育てるのに千尋の谷底へけ落として、上がってきたものだけを育てるといったようなこと等々、たくさんの例があるわけでございますので、子供を育てるということは非常に厳しいものでなくてはならないと、こういうふうに考える古いやつなんでございます、私は。
 それで、先般、篠宮警察本部長も、大事件を起こす少年犯は深夜徘回とか、あるいはそういったような前兆が必ずあるんだということを申し上げました。世の風潮が本当に、警察官がどうとか、あるいは先生方の体罰がどうのとか、大きくマスコミは取り上げるものですから、とても世の中が憶病になって甘過ぎると、こういう結果ではないかと私思うのでございます。そういうことでございますので、家庭教育の望ましいあり方については、やはり大隅教育長から、先ほど申したのはそのとおりではございますけれども、こうやるのだという力強い、おれが教育長のときは岩手県から日本の教育を改革するのだという、発信するような力強い御答弁をもう一度お願いいたします。
   〔教育長大隅英喜君登壇〕
〇教育長(大隅英喜君) 家庭教育についてでありますが、家庭教育は、教育の出発点として、乳幼児期の親子のきずなの形成に始まる家族との触れ合いを通じ、基本的な生活習慣、生活能力、他人に対する思いやり、善悪の判断などの基本的倫理観など人間としての基礎的な資質や能力を育成するものであり、親が果たすべき重要な役割だと認識しております。しかしながら、現状は、御指摘のとおり、核家族化、少子化、都市化などの進行に伴い、家庭を取り巻く環境が大きく変化しており、育児不安の広がりやしつけへの自信の喪失、放任、過保護など、家庭の教育力の低下が指摘をされているところであります。
 こうした状況を踏まえ、県教育委員会といたしましては、子供のしつけを初めとする家庭の教育力を充実させるために、学習の機会や情報を提供するとともに、不安を抱える親に対する専門的な相談にも応じられるよう、その体制を整備しております。また、親子の触れ合いを一層深めるための親子の共同体験交流事業や、家庭教育への父親の参加を促す父親を考えるフォーラムなどをも実施しているところであります。今後におきましても、親、さらには祖父母が、時には優しく、時には厳しく、愛情を持って子供に接し、相互に思いやりのある明るい円満な家庭をつくることが大切であるとの考えに立ち、各種施策を実施してまいりたいと考えております。
   
〇副議長(吉田秀君) この際、暫時休憩いたします。
   午後3時5分 休 憩
   
出席議員(43名)
1番 斉  藤     信 君
2番 上  澤  義  主 君
3番 佐 々 木     博 君
4番 中 屋 敷     十 君
5番 佐 々 木  一  榮 君
6番 黄 川 田     徹 君
7番 小 野 寺     好 君
9番 千  葉     伝 君
10番 佐 々 木  大  和 君
11番 水  上  信  宏 君
12番 伊  沢  昌  弘 君
13番 大 久 保     豊 君
14番 田  村  正  彦 君
15番 須  藤  敏  昭 君
16番 藤  原  泰 次 郎 君
18番 高  橋  賢  輔 君
19番 渡  辺  幸  貫 君
20番 折  居  明  広 君
21番 船  越  賢 太 郎 君
23番 谷  藤  裕  明 君
24番 久 保 田  晴  弘 君
25番 瀬  川     滋 君
26番 長 谷 川  忠  久 君
27番 千  葉     浩 君
29番 三  河  喜 美 男 君
30番 村  上  恵  三 君
31番 村  田  柴  太 君
33番 菊  池     勲 君
34番 工  藤     篤 君
35番 菅  原  温  士 君
36番 小  原  宣  良 君
37番 吉  田  洋  治 君
38番 藤  原  良  信 君
39番 及  川  幸  郎 君
40番 那 須 川  健  一 君
42番 山  内  隆  文 君
44番 樋  下  正  光 君
45番 佐 々 木  俊  夫 君
46番 山  崎  門 一 郎 君
47番 菊  池  雄  光 君
48番 佐  藤  啓  二 君
49番 堀  口 治五右衛門 君
50番 吉  田     秀 君
欠席議員(3名)
17番 伊  藤  勢  至 君
43番 佐  藤  正  春 君
51番 藤  原  哲  夫 君
   
説明のため出席した者
休憩前に同じ
   
職務のため議場に出席した事務局職員
休憩前に同じ
   
午後3時27分 再 開
〇副議長(吉田秀君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 日程第1、一般質問を継続いたします。田村正彦君。
   〔14番田村正彦君登壇〕(拍手)

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