平成11年12月定例会 第4回岩手県議会定例会会議録

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〇決算特別委員長(折居明広君) 去る12月6日行われました決算特別委員会の正副委員長の互選の結果、委員長には私が、副委員長には上澤義主君が選任されましたので、私から当委員会における審査の経過と結果につきまして御報告申し上げます。
 決算特別委員会は、去る12月3日の本会議におきまして設置され、平成10年度の一般会計及び特別会計の歳入歳出決算12件につきまして審査の付託を受けたのでありますが、これら付託案件の審査に当たりましては、12月6日から12月10日までの5日間、委員会を開き、各部局ごとに主管部局長から決算の内容等について詳細な説明を聞き、質疑を行った後、10日午後に交渉団体である会派の代表の方々にお集まりを願い、意見の取りまとめをいたしました。その結果を委員会に諮り、当委員会の結論といたした次第であります。
 審査に当たりましては、終始、熱心に審査されたのでありますが、その経過につきましては、各位御承知でありますので省略させていただき、以下、各決算につきまして、その結果を申し上げます。
 まず、認定第1号平成10年度岩手県一般会計歳入歳出決算につきましては、次の意見、すなわち、平成10年度における本県財政は、県税、地方交付税及び国庫支出金が伸び悩む一方で、公債費が増嵩するなど、依然として厳しい財政環境にありながらも、国に呼応した公共投資や県単独の貸付金の創設など経済対策に積極的に取り組んだことは多とするところである。
 今後の行財政運営に当たっては、岩手県行政システム改革大綱に基づき、財政の健全性の確保に努めるほか、引き続き国に対し地方財政対策の強化について強く要望するとともに、岩手県総合計画の着実な推進により地域の主体性や創造性が発揮され、県民が豊かさやゆとりを実感できる21世紀の夢県土いわての実現に向け、一層努力せられたい。
 なお、今後においても、より一層公務員倫理の徹底を図り、県民の県政に対する信頼を確保するとともに、適正な事務事業の執行がなされるよう配慮せられたい旨の意見を付し、多数をもって認定することに決定いたしました。
 次に、ただいま報告いたしました以外の決算、すなわち、認定第2号から認定第12号までについては、いずれも認定することに決定いたしました。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(山内隆文君) これより、ただいまの委員長報告に対する質疑に入るのでありますが、通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。斉藤信君。
   〔23番斉藤信君登壇〕

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