平成12年9月定例会 第7回岩手県議会定例会会議録

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〇決算特別委員長(伊藤勢至君) 去る9月28日行われました決算特別委員会の正副委員長の互選の結果、委員長には私が、副委員長には田村正彦君が選任されましたので、私から、当委員会における審査の経過と結果につきまして、御報告申し上げます。
 決算特別委員会は、去る9月27日の本会議におきまして設置され、平成11年度の企業会計決算3件につきまして、審査の付託を受けたのでありますが、これら付託案件の審査に当たりましては、9月28日及び9月29日の両日、委員会を開き、医療局、企業局ごとに、それぞれ局長から決算の内容等について詳細な説明を聞き、質疑を行った後、各会派の代表の方々にお集まりを願い、決算3件について、意見の取りまとめをいたしました。その結果を委員会に諮り、当委員会の結論といたした次第であります。
 審査に当たりましては、終始、熱心に審査されたのでありますが、その経過につきましては、各位御承知でありますので省略させていただき、以下、各決算につきまして、その結果を申し上げます。
 まず、認定第1号平成11年度岩手県立病院等事業会計決算につきましては、次の意見、すなわち、厳しい医療環境にありながらも、医療の近代化、高度化を積極的に推進し、公的病院及び地域医療の中核医療機関として、その使命を果たしてきた努力は評価するところである。しかしながら、県立病院の経営は、施設の整備充実などによる諸経費の増加が見込まれるとともに、医療制度の抜本改革が予定されていることから、今後、経営環境が大きく変化し、さらに厳しい環境に置かれることが予測される。
 今後の経営に当たっては、引き続き国に対し、財政措置の強化などを積極的に要望するほか、効率化・合理化により、経営の健全化に努めるとともに、医師の確保を初め高度医療設備の整備充実等、県立病院等長期経営計画の着実な推進を図り、もって、県民医療サービスの充実、向上に努力をせられたい。
 認定第2号平成11年度岩手県電気事業会計決算につきましては、次の意見、すなわち、今後とも引き続き健全な経営の推進に努めるとともに、新規電源の開発についても、なお一層の努力をせられたい。
 認定第3号平成11年度岩手県工業用水道事業会計決算につきましては、次の意見、すなわち、関係機関と密接な連携をとり、積極的に需要の拡大に努めるとともに、経営の健全化にさらに一層の努力をせられたい旨の意見を付し、それぞれ認定することに決定いたしました。
 以上をもって報告といたします。(拍手)
〇議長(山内隆文君) これより、ただいまの委員長報告に対する質疑に入るのでありますが、通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。斉藤信君。
   〔23番斉藤信君登壇〕

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