平成13年2月定例会 第9回岩手県議会定例会会議録

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〇総務委員長(藤原良信君) 去る3月7日及び本日の本会議におきまして、当総務委員会に付託されました議案17件のうち、さきに決定いたしました7件を除く10件につきまして、23日及び本日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第22号情報公開条例の一部を改正する条例でありますが、これは、実施機関に公安委員会及び警察本部長を加え、並びに非開示情報としての要件の特例を定め、並びに岩手県情報公開審査会の委員の守秘義務違反に係る罰則を設けるとともに、あわせて所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、非開示情報等について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第23号個人情報保護条例でありますが、これは、個人情報の適正な取り扱いの確保に関し必要な事項を定めるとともに、県の実施機関が保有する個人情報の開示、訂正及び削除を求める個人の権利を明らかにすることにより、個人の権利利益の保護を図ろうとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第26号岩手県の事務を市町村が処理することとする事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、漁港法の一部改正等に伴い、所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第27号一般職の職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、公害防止業務手当の支給範囲を拡大するとともに、あわせて所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第28号職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、雇用保険法の一部改正に伴い、退職した職員に係る同法の基本手当に相当する失業者の退職手当の支給期間を改める等所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第29号職員の職務に係る倫理の保持に関する条例でありますが、これは、職員の職務に係る倫理の保持に資するため必要な措置を講ずることにより、職務の執行の公正さに対する県民の疑惑や不信を招くような行為の防止を図り、もって公務に対する県民の信頼を確保しようとするものであります。
 審査の過程におきましては、地方公務員法との整合性、懲戒処分、職員の地域活動及び利害関係者の範囲等について活発な質疑が交わされたところでありますが、本案につきましては、次の意見、すなわち、広大な県土と多様な特性を有する本県にあっては、職員は常に県民とともに、県勢発展のために鋭意努力しているところである。もとより、県民の信頼を得るためには、公務員倫理の確保を図るとともに、真に県民一人一人の立場に立った行政を実現すべく、職員の士気のさらなる高揚を図らなければならないことは論をまたないところであるが、本条例が、職員みずからが有する豊富な知識と職務意欲が十分発揮されることを阻害するものであってはならない。よって、本条例及び規則の制定と運用に当たっては、職員と行政組織がともに倫理の保持に努めるとともに、力強い職務執行のもとに、県民の信頼にこたえ得る実効あるものとなるよう一層努力せられたいとの意見を付し、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第52号警察署協議会条例でありますが、これは、警察法の一部改正に伴い、警察署協議会の設置、その委員の定数、任期その他警察署協議会に関し必要な事項を定めようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、協議会の委員定数及び業務執行体制等について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第53号水沢市と胆沢郡胆沢町の境界変更に関し議決を求めることについてでありますが、これは、土地改良事業の施行に伴い、水沢市と胆沢郡胆沢町の境界を変更しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第54号包括外部監査契約の締結に関し議決を求めることについてでございますが、これは、包括外部監査契約を締結しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、監査の進め方及び内容等について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第95号特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、諸般の情勢にかんがみ、知事、副知事及び出納長の平成13年4月から平成14年3月までの間に支給されるべき給料を、知事にあっては月額123万5、000円、副知事にあっては月額95万円、出納長にあっては月額79万8、000円としようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、公務員倫理の具体化に向けた方策、減額期間等について質疑が交わされたところであります。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、職員の職務に係る倫理の保持につきましては、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 なお、さきに継続調査と議決されておりました警察活動につきましては、県当局から説明を受け、現地調査を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(山内隆文君) 次に、高橋環境福祉委員長。
   〔環境福祉委員長高橋賢輔君登壇〕
〇環境福祉委員長(高橋賢輔君) 去る3月7日の本会議におきまして、当環境福祉委員会に付託されました議案8件のうち、さきに決定いたしました4件を除く4件及びさきに付託を受けました請願陳情3件につきまして、23日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告申し上げます。
 議案第24号岩手県衛生研究所条例を廃止する条例でありますが、これは、岩手県環境保健研究センターの設置に伴い、岩手県衛生研究所条例を廃止しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、衛生研究所の跡地利用について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第25号福祉総合相談センター条例でありますが、これは、中央児童相談所、身体障害者更生相談所、知的障害者更生相談所、精神保健福祉センター及び婦人相談所を統合し、福祉総合相談センターを設置しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、福祉総合相談センターの人員体制等について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第39号公衆浴場法施行条例及び旅館業法施行条例の一部を改正する条例でありますが、これは、レジオネラ属菌の防除を図るため、公衆浴場業及び旅館業を営む者が講じなければならない衛生に必要な措置の基準を追加する等所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、水質検査の義務化及び県内におけるレジオネラ属菌の汚染状況等について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第41号化製場等に関する法律施行条例の一部を改正する条例でありますが、これは、都市計画法の一部改正に伴い、所要の整理をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第46号乳幼児医療費助成制度の拡充について請願外2件につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 なお、継続審査と決定いたしました2件につきましては、別途、議長に対し、閉会中の継続審査の申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(山内隆文君) 次に、田村商工文教委員長。
   〔商工文教委員長田村正彦君登壇〕
〇商工文教委員長(田村正彦君) さきに当商工文教委員会に付託されました請願陳情6件につきまして、3月23日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その結果につきまして御報告申し上げます。
 受理番号第43号30人以下学級実現・教育予算の増額を求めることについて請願外5件につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 なお、継続審査と決定いたしました3件につきましては、別途、議長に対し、閉会中の継続審査の申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(山内隆文君) 次に、船越農林水産委員長。
   〔農林水産委員長船越賢太郎君登壇〕
〇農林水産委員長(船越賢太郎君) 去る3月7日の本会議におきまして、当農林水産委員会に付託されました議案14件のうち、さきに決定いたしました10件を除く4件及びさきに付託を受けました請願陳情2件につきまして、23日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第43号改良普及員資格試験条例の一部を改正する条例でありますが、これは、改良普及員資格試験の受験資格者の範囲を拡大し、及び試験方法を改めるとともに、あわせて所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第44号岩手県種山牧野条例を廃止する条例でありますが、これは、岩手県種山牧野条例を廃止しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、運営の民間移行に伴う諸課題について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第45号卸売市場条例の一部を改正する条例でありますが、これは、商法等の一部改正に伴い、地方卸売市場における会社分割について定め、卸売業者が自己の計算において卸売をすることができる場合を拡大し、及び地方卸売市場の開設許可の申請に対する審査等の手数料の額を増額する等所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、条例改正による影響等について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第47号岩手県漁港管理条例の一部を改正する条例でありますが、これは、漁港法の一部改正により漁港の区域内における船舶の放置等が法規制の対象になったこと等に伴い、所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、放置物件の現状等について質疑が交わされたところであります。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第48号閉伊川水源山地の公益的機能を高める措置を講ずることについて請願外1件につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 なお、継続審査と決定いたしました1件につきましては、別途、議長に対し、閉会中の継続審査の申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(山内隆文君) 次に、水上土木委員長。
   〔土木委員長水上信宏君登壇〕
〇土木委員長(水上信宏君) 去る3月7日の本会議におきまして、当土木委員会に付託されました議案17件のうち、さきに決定いたしました15件を除く2件及びさきに付託を受けました請願陳情1件につきまして、23日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第30号道路法等の適用を受けない公共用財産の使用等に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、商法の一部改正に伴い、会社の分割の場合の地位の承継について定めようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第49号建築基準法施行条例の一部を改正する条例でありますが、これは、都市計画法及び建築基準法の一部改正に伴い、所要の整理をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第49号閉伊川水源山地の公益的機能を高める措置を講ずることについて請願につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり継続審査と決定いたしました。
 なお、継続審査と決定いたしました本件につきましては、別途、議長に対し、閉会中の継続審査の申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(山内隆文君) これより、ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑の通告がありますので、発言を許します。斉藤信君。

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