平成14年2月定例会 第13回岩手県議会定例会会議録

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〇42番(佐藤正春君) 知事の御答弁のとおり、いわゆるここに諸般の情勢にかんがみということは、今知事から御答弁があったとおり、県民、国民と痛みを分かち合うということなんですが、どうでしょうか、痛みを分かち合うということは、これは部下といえども十分に理解を持ってやらなければ、私は本当の痛みを分かち合うということにはならないのではなかろうかと。知事の権限で、部下にこういう諸般の情勢にかんがみカットするよと言っても、果たして心の中から、そうですね、賛成ですねと言えるかどうか。
 私は増田知事の普段の言動というのは、常に県民あるいは部下に対する思いやりということが増田知事の本当の姿ではなかったんでしょうか。せっかくの雇用対策という大事な政策に対して、後味の悪い思いは残りませんか。知事、どうですか。この点だけをひとつお答え願いたい。

〇知事(増田寛也君) この今回の提案でございますが、当然、職員の、特に幹部の職員の皆さん方には痛みを伴うものでございますし、理解をいただく必要がございます。県民の代表でございます当議会の議員の各位に本日御理解をいただきましたら、私の方でも職員の方と、直接呼びかける場がまたございますので、例えば新年度の当初には、常に私の方で職員の方に呼びかける場もございますし、そうした場などを通じて、改めて今の情勢というものに理解を深めて、そして難局を乗り切ると、こういうことでいきたいと思っております。


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