平成14年9月定例会 第15回岩手県議会定例会会議録

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〇決算特別委員長(水上信宏君) 去る9月30日行われました決算特別委員会の正副委員長の互選の結果、委員長には私が、副委員長には田村誠君が選任されましたので、私から、当委員会における審査の経過と結果につきまして御報告申し上げます。
 決算特別委員会は、去る9月27日の本会議におきまして設置され、平成13年度の企業会計決算3件につきまして審査の付託を受けたのでありますが、これら付託案件の審査に当たりましては、9月30日及び10月1日の両日、委員会を開き、医療局、企業局ごとにそれぞれ局長から決算の内容等について詳細な説明を聞き、質疑を行った後、各会派の代表の方々にお集まりを願い、決算3件について意見の取りまとめをいたしました。その結果を委員会に諮り、当委員会の結論といたした次第であります。
 審査に当たりましては、終始熱心に審査されたのでありますが、その経過につきましては、各位御承知でありますので省略させていただき、以下、各決算につきましてその結果を申し上げます。
 まず、認定第1号平成13年度岩手県立病院等事業会計決算につきましては、次の意見、すなわち、厳しい医療環境にありながらも、医療の近代化、高度化を積極的に推進し、公的病院及び地域医療の中核医療機関として、その使命を果たしてきた努力は評価するところである。
 しかしながら、県立病院の経営は、施設の整備充実などによる諸経費の増加が見込まれるとともに、国においては、少子・高齢化や経済の低迷など医療を取り巻く環境の変化に対応するため、医療制度改革大綱に基づく抜本的な医療制度の改革が進められていることから、厳しい経営環境に置かれているところである。
 今後の経営に当たっては、引き続き国に対し、財政措置の強化などを積極的に要望するほか、効率化・合理化により、経営の健全化に努めるとともに、医療安全対策の取り組みや医師の確保を初め、高度医療設備の整備充実等、県立病院等長期経営計画の着実な推進を図り、もって県民医療サービスの充実、向上に努力をせられたい。
 認定第2号平成13年度岩手県電気事業会計決算につきましては、次の意見、すなわち、今後とも引き続き健全な経営の推進に努めるとともに、新規電源の開発についても、なお一層の努力をせられたい。
 認定第3号平成13年度岩手県工業用水道事業会計決算につきましては、次の意見、すなわち、関係機関と密接な連携をとり、積極的に需要の拡大に努めるとともに、経営の健全化にさらに一層の努力をせられたい旨の意見を付し、それぞれ認定することに決定いたしました。
 以上をもって報告といたします。(拍手)

〇議長(谷藤裕明君) これより、ただいまの委員長報告に対する質疑に入るのでありますが、通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論の通告がありますので、発言を許します。斉藤信君。
   〔23番斉藤信君登壇〕


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