平成14年12月定例会 第16回岩手県議会定例会会議録

前へ 次へ

〇決算特別委員長(千葉伝君) 去る12月2日行われました決算特別委員会の正副委員長の互選の結果、委員長には私が、副委員長には工藤大輔君が選任されましたので、私から当委員会における審査の経過と結果につきまして御報告申し上げます。
 決算特別委員会は、去る11月29日の本会議におきまして設置され、平成13年度の一般会計及び特別会計の歳入歳出決算12件につきまして審査の付託を受けたのでありますが、これら付託案件の審査に当たりましては、12月2日から12月6日までの5日間、委員会を開き、各部局ごとに主管部局長から決算の内容等について詳細な説明を聞き、質疑を行った後、6日午後に交渉団体である会派の代表の方々にお集まりを願い、意見の取りまとめをいたしました。その結果を委員会に諮り、当委員会の結論といたした次第であります。
 審査に当たりましては、終始熱心に審査されたのでありますが、その経過につきましては、各位御承知でありますので省略させていただき、以下、各決算につきまして、その結果を申し上げます。
 まず、認定第1号平成13年度岩手県一般会計歳入歳出決算につきましては、次の意見、すなわち、平成13年度における本県財政は、地方交付税や県税、国庫支出金の減少に加え、国の経済対策等に伴う県債の元利償還金の増加による公債費の増嵩などにより一段と厳しさを増す財政環境にありながらも、雇用対策の実施や社会資本の整備など、各分野において積極的な施策の展開に取り組んだことは多とするところである。
 今後の財政運営に当たっては、国における財政構造改革や地方交付税制度の見直しの動向を注視しながら、政策評価システムを通じた施策の重点化による事業の精選と見直しを行い、限られた財源の重点的かつ効率的な活用を図り、岩手県総合計画に掲げる諸施策の着実な推進と新たな行政課題への対応に一層努められたい旨の意見を付し、多数をもって認定することに決定いたしました。
 次に、ただいま報告いたしました以外の決算、すなわち、認定第2号から認定第12号までについては、いずれも認定することに決定いたしました。
 以上をもって報告といたします。(拍手)
〇議長(谷藤裕明君) これより、ただいまの委員長報告に対する質疑に入るのでありますが、通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論の通告がありますので、発言を許します。斉藤信君。
   〔23番斉藤信君登壇〕

前へ 次へ