平成15年12月定例会 第16回岩手県議会定例会会議録 |
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〇39番(佐々木一榮君) 大宮議員の市町村合併に関連いたしまして、確認のために御質問させていただきます。
知事に御質問させていただきます。昨日から市町村合併についての御答弁を伺ってますし、私も9月定例会の本会議で取り上げさせていただきました。17年3月までもう期限は非常に迫っているということで、現実問題としては、任意協議会からもう既に法定協議会に進んでいかなければ、なかなか17年3月には合併は難しいという状況下に来ていると思っております。 そこで、県のスタンスについて再度確認させていただきますが、今までさまざま合併支援の措置はしてきたと思いますし、指導もされてきたと思いますが、合併問題については、これからも今のスタンスで、あくまでも地元市町村の判断にゆだねて、県は支援をしていくというスタンスでいくのかどうかということをまず確認させていただきます。 それから、先ほど来話がありましたように、延長後優遇措置がなくなるということでありまして、そういった意味では、非常に県内の市町村は厳しい財政環境下に現在もあるわけであります。県でも構造改革プログラムを出されて今いろいろ議論をされておりますが、今後17年4月以降、合併しないで残っていった市町村の、例えば財政問題なりさまざまな課題があると思いますが、それについての責任の所在といいますか、別に合併することがいいということではなくて、それについてどのようにお考えか。あくまでも今の市町村での合併の議論による機運をもっと醸成して、その中で最終的責任もその地元の自治体がとるというお考えであるのかどうか、この2点を確認のためにお伺いいたします。 〇知事(増田寛也君) 合併の問題ですけれども、基本自主合併ということで進んでいるものなので、自主合併という趣旨をやはり踏まえて対応しなければいけないと。合併について、県が枠組みを全部つくって、そして上から与えられるような合併というのは、これからは本当に自治を育てることにならないと私は思っています。自主的に将来を考えて、よく例で、他県の場合ですけれども700人とか800人の村がありますが、そういうところでもひとり立ちをする村があってもいいんじゃないかという議論がありますが、それはそれで自治の姿としてやはり尊重していかなければならない姿なんだろうと思います。自主合併で考えていくべき話ですが、支援の措置ですとか、それから、支援をするための県としてのサポートは最大限していかなければならないと思っておりますので、今、枠組みをつくって、合併に向かっていく市町村あるいは議論している市町村に対しても県として最大限の支援はしていくという姿勢は今までお答えしたとおりでございます。 それから、17年4月以降の姿ですが、そこをどういうふうに判断されるのか、客観的には、国の合併特例債等もなくなるわけでございますが、それを使うことが懸案を解決するのに役立つということであればやはりそれ以前に合併をしていただかなければなりませんが、拙速であったり、あるいは市町村を回っておりますと、首長さんによっては、あれもいずれは借金であると。ですから、今そこで急ぐよりも、やはり住民との議論あるいは近隣市町村との議論を尽くして、しっかりとした合併の効果を見据えた上で考えたいとはっきり表明している方もおられて、それはそれでやはり尊重すべきだと思っていますし、17年4月以降の財政的な措置については、私どももまだしっかりとした枠組みを決めておりませんし、これからの市町村の皆さん方との議論を踏まえて決めていくべきものであると思っております。 17年4月以降も、県単で今行っております財政措置が必要であれば考えていく必要があろうかと思いますが、それはまだ先の話であって、今からそういうことを表明すると、今、合併に向けて懸命に努力しているところの市町村の皆さん方にとっても戸惑いが出るかもしれません。よくここは市町村の皆さん方と話をしておきたい。基本は、自主的な合併の精神を最大限生かしたいと思っておりますが、その上で県としてサポートできるところはしっかりとサポートしていく、こういう考え方で臨みたいと思っております。 〇副議長(菊池勲君) この際、暫時休憩いたします。 午後3時49分 休 憩 出席議員(48名) 2 番 中 平 均 君 3 番 ザ・グレート・サスケ 君 4 番 木戸口 英 司 君 5 番 関 根 敏 伸 君 6 番 野 田 武 則 君 7 番 平 野 ユキ子 君 8 番 高 橋 雪 文 君 9 番 嵯 峨 壱 朗 君 10 番 工 藤 勝 子 君 11 番 平 沼 健 君 12 番 平 澄 芳 君 13 番 柳 村 典 秀 君 14 番 飯 澤 匡 君 15 番 田 村 誠 君 16 番 大 宮 惇 幸 君 17 番 千 葉 康一郎 君 18 番 新居田 弘 文 君 19 番 工 藤 大 輔 君 20 番 川 村 農 夫 君 21 番 樋 下 正 信 君 22 番 照 井 昭 二 君 23 番 柳 村 岩 見 君 24 番 阿 部 静 子 君 25 番 阿 部 富 雄 君 26 番 斉 藤 信 君 27 番 田 村 正 彦 君 28 番 佐々木 順 一 君 29 番 佐々木 博 君 30 番 及 川 幸 子 君 31 番 阿 部 敏 雄 君 32 番 吉 田 昭 彦 君 33 番 小野寺 研 一 君 35 番 小野寺 好 君 36 番 伊 沢 昌 弘 君 37 番 瀬 川 滋 君 38 番 吉 田 洋 治 君 39 番 佐々木 一 榮 君 40 番 伊 藤 勢 至 君 41 番 渡 辺 幸 貫 君 42 番 高 橋 賢 輔 君 43 番 藤 原 良 信 君 44 番 佐々木 大 和 君 45 番 藤 原 泰次郎 君 46 番 菊 池 勲 君 47 番 工 藤 篤 君 48 番 小 原 宣 良 君 49 番 及 川 幸 郎 君 51 番 佐々木 俊 夫 君 欠席議員(3名) 1 番 亀卦川 富 夫 君 34 番 千 葉 伝 君 50 番 佐 藤 正 春 君 説明のため出席した者 休憩前に同じ 職務のため議場に出席した事務局職員 休憩前に同じ 午後4時9分 再 開 〇副議長(菊池勲君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第1、一般質問を継続いたします。樋下正信君。 〔21番樋下正信君登壇〕(拍手) |
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