令和7年12月定例会 第13回岩手県議会定例会会議録

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〇25番(高田一郎君) 日本共産党の高田一郎でございます。
 議案第9号、議案第36号、議案第37号、以上三つの議案には反対を、請願陳情76号は、総務委員会で不採択となったことから、委員長報告に対し賛成の討論を行います。
 議案第9号特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例は、知事や副知事、議員などの報酬を引き上げる条例であります。
 今回の改正案では、特別職の報酬については、月額、知事は125万円から129万円に、副知事は97万円から100万円に、議長は91万円から94万円、副議長は82万円から85万円、議員は79万円から82万円とし、2年連続の引き上げとなるものであります。
 特別職報酬等審議会への提案では、報酬、給与月額は、一般職幹部職員の給与改定率2.93%を乗じることを改定の理由としております。県民の暮らしや社会情勢に考慮されずに、一般職幹部職員の機械的な引き上げとなることが妥当なのでしょうか。
 県職員の賃金は3.03%の引き上げとなりますが、この間の賃金抑制政策により、平成11年のピーク時と比べて、年収では144万円も引き下げられております。また、物価上昇が続き、県民の実質賃金も10カ月連続引き下げられております。こうしたもとでの特別職の報酬引き上げは、県民の理解が得られるものではありません。
 次に、議案第36号は、岩手県勤労身体障がい者体育館の指定管理に関し議会の議決を求めるものであります。公益財団法人岩手県スポーツ振興事業団を指定管理者にしようとするものであります。
 反対する理由は、申請団体が1団体だけで競争性がなく、管理体制も正規職員が1名、非正規職員が3名で、非正規の人件費は時給1、258円から1、374円と最低賃金に近い低いものとなっていることです。
 県の公共施設の管理運営で非正規労働者を多数雇用することは、安定した雇用の確保という県政目標から見て問題があります。指定管理者制度は、当初の目的から乖離した制度になっており、公共施設の管理運営のあり方を根本的に見直しすべきと考えます。
 議案第37号は、岩手県立野外活動センターの指定管理者を指定することに関し議会の議決を求めるものであります。指定管理者は、特定非営利活動法人国際自然大学校です。
 反対する理由は、申請団体が1団体にとどまっていることです。
 県立野外活動センターは、平成18年から岩手県スポーツ振興事業団が指定管理者となっておりました。新たに建設整備されてからは県直営となりました。委託事業で県スポーツ振興事業団がかかわってきました。今回、県スポーツ振興事業団は申請もされませんでした。また、委託費は、これまでの管理運営費より約1、000万円の減となるものであります。
 県内の事業者、事業団が申請、委託できるやり方を検討すべきではなかったのでしょうか。
 最後に、請願76号は、国旗損壊罪に関する意見書を国に対し提出を求める請願であります。
 本請願には、外国国旗を損壊した場合には処罰されるにもかかわらず、日本国旗は処罰されず、法の均衡を欠くとして、悪質な損壊、汚損は刑事罰を適用すべきだとしております。
 しかし、そもそも現行刑法にある外国国章損壊罪等は、国際紛争や外交問題への発展を防ぐという外交関係の保護が目的であり、日本の国旗損壊とは立法趣旨が根本的に異なるものであります。
 悪質な損壊汚損は、要件が曖昧であって、時の政権によって恣意的な解釈、運用がされる危険性があります。国旗への対応は、個人の内心の事由に委ねられるべきであって、憲法が保障する表現の自由や思想・良心の自由を侵害することにもつながりかねません。権力や法律で強制すべきではありません。
 国旗を汚す行為を見て、不快な気持ちになる人もおります。同時に、戦後80年たった今も、日の丸が侵略戦争の象徴となった歴史から否定的な思いを抱く人もあります。
 民主政治を健全に保つには、人々の自由を最大限保障することが重要だと思います。市民の権利を抑制し、国家のために個人があるということになってはなりません。
 以上で討論を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍手)
〇議長(城内愛彦君) 以上で通告による討論は終わりました。これをもって討論を終結いたします。
 これより、議案第9号を採決いたします。
 本件は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
〇議長(城内愛彦君) 起立多数であります。よって、議案第9号は、委員長の報告のとおり決定いたしました。
 これより、議案第36号及び議案第37号を一括して採決いたします。
 各案件は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
〇議長(城内愛彦君) 起立多数であります。よって、議案第36号及び議案第37号は、委員長の報告のとおり決定いたしました。
 次に、請願陳情中、受理番号第76号国旗損壊罪に関する意見書を国に対し提出を求める請願を採決いたします。
 本件は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
〇議長(城内愛彦君) 起立多数であります。よって、請願陳情中、受理番号第76号は、委員長の報告のとおり決定いたしました。
 次に、議案第1号から議案第8号まで、議案第11号から議案第20号まで、議案第22号から議案第35号まで、議案第38号、議案第39号及びただいま議決いたしました請願陳情を除く請願陳情を一括して採決いたします。
 各案件は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
〇議長(城内愛彦君) 起立全員であります。よって、議案第1号から議案第8号まで、議案第11号から議案第20号まで、議案第22号から議案第35号まで、議案第38号、議案第39号及びただいま議決いたしました請願陳情を除く請願陳情は、委員長の報告のとおり決定いたしました。
   
   日程第39 委員会の閉会中の継続審査及び継続調査の件
〇議長(城内愛彦君) 次に、日程第39、委員会の閉会中の継続審査及び継続調査の件を議題といたします。
   
〔参照〕
  各委員会の閉会中の継続審査及び継続調査事件  
1 継続審査
  総 務 委 員 会 議案第10号
           医療局長及び企業局長の給与
          及び旅費に関する条例の一部を
          改正する条例
  環境福祉委員会 議案第21号
           県立病院等事業の設置等に関
          する条例の一部を改正する条例
          請願陳情受理番号第73号
           OTC類似薬の保険適用除外
          の中止を求める請願
2 継続調査
  総 務 委 員 会 ・公共交通機関におけるDX・
           GXの取組について
  文 教 委 員 会 ・特別支援学校における専門教
           科による教育について
  環境福祉委員会 ・県立病院における手術支援ロ
           ボットの導入について
  商工建設委員会 ・中小・小規模企業者に対する
           支援の取組について
  農林水産委員会 ・大船渡市林野火災の被害木に
           係る調査状況について
   
〇議長(城内愛彦君) お諮りいたします。委員会の閉会中の継続審査及び継続調査の件につきましては、各委員長から、お手元に配付いたしてあるとおり、それぞれ申し出がありますが、委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査及び継続調査に付することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(城内愛彦君) 御異議なしと認めます。よって、本件は委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査及び継続調査に付することに決定いたしました。
   
   日程第40 議案第40号収用委員会の委員及び予備委員の任命に関し同意を求めることについて
〇議長(城内愛彦君) 次に、日程第40、議案第40号収用委員会の委員及び予備委員の任命に関し同意を求めることについてを議題といたします。
 提出者の説明を求めます。八重樫副知事。
   〔副知事八重樫幸治君登壇〕
〇副知事(八重樫幸治君) ただいま議題とされました人事案件について御説明いたします。
 議案第40号は、収用委員会の委員であります伊藤今子氏、川上博基氏のお二人の任期が12月24日で満了となりますので、西川温子氏を新たに任命し、川上博基氏を再任するとともに、同委員会の予備委員であります窪幸治氏の任期が12月24日で満了となりますので、同氏を再任するため、議会の同意を求めようとするものであります。
 収用委員会の委員及び予備委員は、土地収用法第52条第3項の規定により、法律、経済又は行政に関してすぐれた経験と知識を有し、公共の福祉に関し公正な判断をすることができる者から任命することとされており、西川温子氏は、経済分野の委員として、税務や会計に係る実務に精通する税理士として、すぐれた経験、知識を有しているほか、岩手県私立学校審議会などの各種審議会等の委員を務めるなど、広範な分野の識見を有し、専門知識に基づく、適正な職務遂行が期待できる方と存じております。
 川上博基氏は、法律分野の委員として、これまでの在任において、法律に関する専門知識に基づき、的確な裁決に導くなど、すぐれた経験、知識を有しており、一関遊水地事業等に関連する収用委員会係属事案が見込まれる中で、収用委員会の適切な運営に必要不可欠な方と存じております。
 窪幸治氏は、行政分野の予備委員として、岩手県立大学総合政策学部教授としての専門知識に加え、岩手県情報公開・個人情報保護等審査会などの各種審議会等の委員を務めるなど、広範な分野の識見に基づく、適正な職務遂行が期待できる方と存じております。
 よろしく御審議の上、原案に御同意くださいますようお願いいたします。
〇議長(城内愛彦君) お諮りいたします。ただいま議題となっております議案は、人事案件でありますので、会議規則第34条第3項の規定及び先例により、議事の順序を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(城内愛彦君) 御異議なしと認めます。よって、これより、議案第40号収用委員会の委員及び予備委員の任命に関し同意を求めることについてを採決いたします。
 ただいま議題となっております議案第40号は、これに同意することに賛成の諸君の起立を求めます
   〔賛成者起立〕
〇議長(城内愛彦君) 起立全員であります。よって、議案第40号は、これに同意することに決定いたしました。
   
   日程第41 発議案第1号衆議院議員定数削減に関する民主的な手続きの遵守を求める意見書
〇議長(城内愛彦君) 次に、日程第41、発議案第1号衆議院議員定数削減に関する民主的な手続きの遵守を求める意見書を議題といたします。
   〔29番岩渕誠君登壇〕

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