令和7年6月定例会 第11回岩手県議会定例会会議録

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〇21番(臼澤勉君) 今の損害賠償請求事案について、関連して質問させていただきます。
 若手職員の自死事案があって、今、いろいろと当局からも答弁がありました。改めて、私からも何点か質問させていただきたいと思います。
 深刻な自死事件を招いた現実、これを秘匿したかどうかは別にして、懲戒処分として、停職4カ月の処分をしたにもかかわらず、県のパワーハラスメント認定がゼロ件という結果について、私は報告を受けていること対し、大いなる疑問を抱くものでございます。国の人事院の規定に基づき、ハラスメントの認定要件にのっとって処分しているということでありますが、県では、業務上必要かつ相当な範囲を超える言動であったかどうかという基準に基づいて判断をしているということでありました。若手職員が希望を持って県の職員になった、この若手職員がお一人亡くなったということについては、人事院の規定に基づく基準、ハラスメントの認定要件に合致すると思いますし、県としては重く受けとめるべきだと思います。
 そういった中において、どのような具体的根拠を持ってハラスメントの認定基準に基づいて処分、あるいは、実際の事案との乖離があるゼロ認定という評価を正当化しているのか、改めてお伺いしたいと思います。
〇総務部長(福田直君) 令和2年4月に発生した本事案につきましては、御遺族が公表を望まなかったことから、これまで公表を差し控えてきたところであります。ただ、一方で、プライバシーの保護と情報公開の必要性を総合的に勘案する必要があると考えております。今後、可能な限り事案を公表できるように努めていきたいと考えております。
 一方で、パワーハラスメントの認定基準でございますが、今ほど御紹介いただきましたとおり、優越的な関係を背景とした言動であって、業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、職員の勤務環境が害されるという要件がございます。これに基づいて認定をさせていただいたというものでございます。
〇21番(臼澤勉君) 今回の事案において、パワーハラスメントとかハラスメントによって職員がどれだけ追いつめられるのか、知事はどのように受けとめているのか。身体的暴力であったり、非常に深い影響と打撃を受けて、そして最悪の事態を招いているということであります。
 知事は日ごろ、誰一人取り残さない、生きにくさを生きやすさに変えるという基本的な考え方をもとに政策を推進していると理解をしております。そういう中において、県庁の職員、組織における知事のガバナンスのもとにおいて、この言葉が本当に組織に浸透しているのか、非常に憂慮するような事態が生じたと思っております。
 そして、先ほど知事は、弔問に訪ねたかという質問に対しても、それは個人的な話になるので控えるとおっしゃいました。参考までに、トヨタ自動車株式会社の会長は職員の母親が亡くなったときでも、ヘリコプターでこの岩手県に飛んできたりして手を合わせたりします。私はトップリーダーとして、そして、大事な職員がハラスメントの被害を受けてお亡くなりになられたということであるならば、間違いなく知事は何らかの時間をとって弔問されているのではないかと思いますが、改めて、そこについては、もし言える範囲であればお答えを聞きたいと思います。
 そして、何よりも、この事案が起きてから、地元の岩手日報の論壇であったり、さまざまな地元紙、そして、私の事務所にも数多くの投書というかお話をいただいております。そして、岩手日報の論壇にも、パワーハラスメントについて、全庁調査を行い、実効性のある対策を講じるべきではないか、あるいは、被害を受けた職員は、その訴えを県当局が認定できなければ、怖くてどこに相談していいかわからない、人事評価で不利になる、上司に報復される、そういった不安感があふれ、最初から窓口利用を諦めている者もいるかもしれない。そのように考えるべきではないでしょうか。そして、身近な相談相手が上司を恐れ、また、かばって相談窓口の利用を断念させる危険性もあるわけでございます。
 いろいろと第三者に調査を委ねるなどして徹底的な調査というものも、あるいは、そういう相談窓口の設置も必要かと思いますけれども、具体的に今回の事案を受けて、知事としてどのように対応していくお考えなのか、改めてお伺いいたします。
〇知事(達増拓也君) 臼澤勉議員に提供された資料にあったように、令和2年、本事案が起きた後、令和2年6月、ハラスメントの防止等に関する基本方針に沿って、人事課に相談窓口を設置した令和2年6月以降のパワーハラスメントに関する相談件数が18件、そのうちハラスメント認定までに至ったものはないという状況ではございます。
 一方、私のところには、県職員がさまざまな体や心の不調によって、今いる職を続けられなくなる、異動しなければならない、あるいは、退職しなければならない、また、命を失うという結果に至った報告も届きます。
 それぞれについて、私は痛恨の極みでありまして、心と体の健康ということをお互いに守りながら、そして、県民にとって必要な行政を進めていくということが、県庁の、県のあるべき姿でありまして、それを職務遂行上のハラスメントによって引き起こすなどということは絶対にあってはならないということを、この場をおかりして改めて申し上げたいと思います。
 この私の思いは、事案発生時の総務関係の職に就いていた者たち共通の思いでもあり、その中から、このハラスメント防止等に関する基本方針もあり、また、御遺族の方々とのさまざまなやりとりもございました。それぞれに県として真剣に向き合いながら、本日この場に至っているということを申し上げたいと思います。
〇副議長(飯澤匡君) 以上をもって福井せいじ君の一般質問を終わります。
   
〇副議(飯澤匡君) この際、暫時休憩いたします。
   午後4時23分 休 憩
   
出席議員(47名)
1  番 田 中 辰 也 君
2  番 畠 山   茂 君
3  番 大久保 隆 規 君
4  番 千葉秀幸 君
5  番 菅 原 亮 太 君
6  番 村 上 秀 紀 君
7  番 松 本 雄 士 君
8  番 鈴 木 あきこ 君
9  番 はぎの 幸 弘 君
10  番 高橋 こうすけ 君
11  番 村 上 貢 一 君
12  番 工 藤   剛 君
13  番 小 林 正 信 君
14  番 千 葉   盛 君
16  番 菅野 ひろのり 君
17  番 柳 村   一 君
18  番 佐 藤 ケイ子 君
19  番 高 橋 穏 至 君
20  番 佐々木 宣 和 君
21  番 臼 澤   勉 君
22  番 福 井 せいじ 君
23  番 川 村 伸 浩 君
24  番 ハクセル美穂子 君
25  番 高 田 一 郎 君
26  番 木 村 幸 弘 君
27  番 佐々木 朋 和 君
28  番 吉 田 敬 子 君
29  番 高 橋 但 馬 君
30  番 岩 渕   誠 君
31  番 名須川   晋 君
32  番 軽 石 義 則 君
33  番 神 崎 浩 之 君
34  番 城 内 愛 彦 君
35  番 佐々木 茂 光 君
36  番 佐々木   努 君
37  番 斉 藤   信 君
38  番 中 平   均 君
39  番 工 藤 大 輔 君
40  番 郷右近   浩 君
41  番 小 西 和 子 君
42  番 高 橋 はじめ 君
43  番 五日市   王 君
44  番 関 根 敏 伸 君
45  番 佐々木 順 一 君
46  番 岩 崎 友 一 君
47  番 千 葉   伝 君
48  番 飯 澤   匡 君
欠席議員(1名)
15  番 上 原 康 樹 君
   
説明のため出席した者
休憩前に同じ
   
職務のため議場に出席した事務局職員
休憩前に同じ
   
午後4時42分 再 開
〇副議長(飯澤匡君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
   
〇副議長(飯澤匡君) 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめ延長いたします。
   
〇副議長(飯澤匡君) 日程第1、一般質問を継続いたします。千葉秀幸君。
   〔4番千葉秀幸君登壇〕(拍手)

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