令和6年9月定例会 第6回岩手県議会定例会会議録

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〇総務委員長(千葉秀幸君) 去る10月7日の本会議におきまして、当総務委員会に付託されました議案4件につきまして、10月8日、委員会を開き、並びに本日の本会議におきまして付託されました議案1件につきまして、本日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第2号令和6年度岩手県一般会計補正予算(第4号)でありますが、これは、令和6年台風第5号の被害に対応した漁港施設、道路、河川等の災害復旧及び三陸鉄道への支援に必要となる経費や、ツキノワグマによる人身被害防止のため、県による捕獲や普及啓発に必要な経費、半導体関連産業の成長を支える人材の育成、確保のため、人材育成施設の開設準備に必要な経費などのほか、前年度決算の確定に伴う所要の経費として、総額3億2、562万円の増額補正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、三陸鉄道の復旧の見通し、いわての学び希望基金の状況と使途の検討等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第11号地方活力向上地域における県税の課税免除等に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、県税の課税免除及び不均一課税の適用対象となる特別償却設備の範囲を拡大しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第27号損害賠償請求事件に係る和解及びこれに伴う損害賠償の額を定めることに関し議決を求めることについてでありますが、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第32号令和6年度岩手県一般会計補正予算(第5号)でありますが、これは、令和6年8月15日から9月2日の大雨被害に対応した道路、河川の災害復旧経費など、早急に対応が必要となる経費として、総額47億1、203万2、000円の増額補正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、財政運用上の金利の影響、災害復旧に係る査定前着工の状況等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第33号令和6年度岩手県一般会計補正予算(第6号)でありますが、これは、衆議院解散に伴い、衆議院議員総選挙及び最高裁判所裁判官国民審査に係る所要の経費として8億2、226万9、000円の増額補正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、さきに継続調査と議決されておりました中心市街地の賑わい創出の取組について、及びスタートアップ企業育成による地域振興の取組については、現地調査を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(工藤大輔君) 次に、上原文教委員長。
   〔文教委員長上原康樹君登壇〕
〇文教委員長(上原康樹君) 去る10月7日の本会議におきまして、当文教委員会に付託されました議案4件のうち3件及び請願陳情3件につきまして、10月8日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第2号令和6年度岩手県一般会計補正予算(第4号)でありますが、これは、公会堂の修繕や施設の整備に要する経費のほか、低所得世帯における高等学校等の授業料以外の教育費負担を軽減する給付金について、令和6年度分個人住民税の定額減税の実施に伴い、給付対象者の増加に対応する経費などを補正しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、公会堂の修繕の内容、奨学のための給付金支給事業費の支給対象者等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第14号岩手県立学校設置条例の一部を改正する条例でありますが、これは、岩手県立盛岡南高等学校及び岩手県立不来方高等学校を廃止して、岩手県立南昌みらい高等学校を設置し、並びに岩手県立久慈東高等学校及び岩手県立久慈工業高等学校を廃止して、岩手県立久慈翔北高等学校を設置しようとするものであり、採決の結果、多数をもって原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、岩手県立盛岡南高等学校及び岩手県立不来方高等学校の統合の考え方等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第18号岩手県立二戸地区特別支援学校(仮称)校舎新築ほか(建築)工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについてでありますが、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、新築校舎の工事概要等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第33号小中学校の学校給食費無償化を求める請願ほか2件につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 なお、継続審査と決定いたしました請願陳情1件につきましては、別途、議長に対し、閉会中の継続審査の申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 なお、議案第17号岩手県立盛岡地区統合新設校体育館新築(建築)工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについてでありますが、10月24日に委員会を開催し、改めて審査を行うこととしておりますことを申し添えます。
 また、さきに継続調査と議決されておりました令和7年度県立学校の編制等については、県当局から説明を受け、質疑、意見交換を行った後、調査を終了いたしており、また、同じく、さきに継続調査と議決されておりました図書館の運営状況等については、現地調査を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(工藤大輔君) 次に、佐々木環境福祉委員長。
   〔環境福祉委員長佐々木宣和君登壇〕
〇環境福祉委員長(佐々木宣和君) 去る10月7日の本会議におきまして、当環境福祉委員会に付託されました議案5件及びさきに付託を受けました請願陳情6件につきまして、8月6日及び10月8日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第2号令和6年度岩手県一般会計補正予算(第4号)でありますが、これは、ツキノワグマによる人身被害防止のため、県による捕獲や普及啓発に必要な経費のほか、前年度決算の確定に伴う所要の経費等を補正しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第3号令和6年度岩手県母子父子寡婦福祉資金特別会計補正予算(第1号)及び議案第8号令和6年度岩手県国民健康保険特別会計補正予算(第1号)でありますが、これらは、それぞれ事業計画の変更等に基づいて所要の補正をしようとするものであり、いずれも原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第22号損害賠償請求事件に係る和解及びこれに伴う損害賠償の額を定めることに関し議決を求めることについて、並びに議案第23号損害賠償請求事件に係る和解及びこれに伴う損害賠償の額を定めることに関し議決を求めることについての2件でありますが、これらは、いずれも原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、損害が生じた車両の台数、許可番号表示方法のあり方等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第32号2,4,5−T系除草剤埋設物の撤去を国に求める意見書提出の請願ほか5件につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 なお、さきに継続調査と議決されておりました病児保育を含む院内保育所の運営について及び環境学習交流センターの取組については、現地調査を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(工藤大輔君) 次に、臼澤商工建設委員長。
   〔商工建設委員長臼澤勉君登壇〕
〇商工建設委員長(臼澤勉君) 去る10月7日の本会議におきまして、当商工建設委員会に付託されました議案10件及び請願陳情1件につきまして、10月8日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第2号令和6年度岩手県一般会計補正予算(第4号)でありますが、これは、令和6年台風第5号の被害に対応した道路、河川等の災害復旧に必要となる経費や半導体関連産業の成長を支える人材の育成、確保のため、人材育成施設の開設準備に必要な経費等を補正しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、国庫支出金の減額による災害復旧事業への影響、海外輸出力強化事業の具体的な内容、半導体関連人材育成推進事業の現状及び事業の展開等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第7号令和6年度岩手県中小企業振興資金特別会計補正予算(第1号)でありますが、これは、前年度からの繰越額の確定に伴い、所要の補正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第12号岩手県信用保証協会に対する損失補償に係る回収納付金を受け取る権利の放棄に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、産業競争力強化法の一部改正に伴い、所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第13号建築基準法施行条例の一部を改正する条例でありますが、これは、建築基準法の一部改正に伴い、所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第15号外水沢地区砂防堰堤築造(地盤改良工)工事の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについてでありますが、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、岩手山等の噴火に備えた工事箇所の決定方法等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第16号スキー場南沢地区火山砂防堰堤築造工事の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについてでありますが、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第19号一般国道107号大石地区道路災害復旧(トンネル築造)工事の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについてでありますが、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、工事を一体化したことによる影響、設計金額と契約金額の違い等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第20号訴えの提起に関し議決を求めることについてでありますが、これは、県営住宅の明け渡し及び滞納家賃等、支払い請求事件の訴えの提起をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第21号和解の申立てに関し議決を求めることについてでありますが、これは、県営住宅の滞納家賃等の請求に係る起訴前の和解の申し立てをしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第32号令和6年度岩手県一般会計補正予算(第5号)でありますが、これは、令和6年8月15日から9月2日の大雨被害に対応した道路、河川の災害復旧経費など、早急に対応が必要となる経費を補正しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第41号緊急経済対策としてリフォーム助成制度の創設を求める請願につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 なお、さきに継続調査と議決されておりましたものづくり力強化及び人材育成の取組について及び水力発電事業については、現地調査を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(工藤大輔君) 次に、千葉農林水産委員長。
   〔農林水産委員長千葉盛君登壇〕
〇農林水産委員長(千葉盛君) 去る10月7日の本会議におきまして、当農林水産委員会に付託されました議案10件につきまして、10月8日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第2号令和6年度岩手県一般会計補正予算(第4号)でありますが、これは、令和6年台風第5号の被害に対応した漁港施設等の災害復旧等に必要となる経費を補正しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、知事による海外トップセールス後のフォロー、農業大学校の修繕等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第4号令和6年度岩手県県有林事業特別会計補正予算(第1号)から議案第6号令和6年度岩手県沿岸漁業改善資金特別会計補正予算(第1号)までの3件でありますが、これらは、それぞれ事業計画の変更等に基づいて所要の補正をしようとするものであり、いずれも原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第9号農業関係の建設事業に要する経費の一部を負担させることに関する議決の変更に関し議決を求めることについてでありますが、これは、農業関係の建設事業に要する経費の額の変更に伴い、受益市町の負担金の額を変更しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第10号水産関係の建設事業に要する経費の一部を負担させることに関し議決を求めることについてでありますが、これは、水産関係の建設事業に要する経費の一部を受益町に負担させようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第24号損害賠償請求事件に係る和解及びこれに伴う損害賠償の額を定めることに関し議決を求めることについてから、議案第26号損害賠償請求事件に係る和解及びこれに伴う損害賠償の額を定めることに関し議決を求めることについてまでの3件でありますが、いずれも原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、組織のチェック体制、事業スケジュールへの影響等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第32号令和6年度岩手県一般会計補正予算(第5号)でありますが、これは、令和6年8月15日から9月2日の大雨により被災した林道の早急な復旧に必要となる経費を補正しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、農地の復旧に係る対応、林道の被害状況、激甚災害の指定等について、質疑が交わされたところであります。
 なお、さきに継続調査と議決されておりました県内サーモン養殖の現状と取組については、県当局から説明を受け、質疑、意見交換を行った後、調査を終了いたしており、また、同じく、さきに継続調査と議決されておりました岩手大学農学部の改組及び教育・研究の方針等については、現地調査を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(工藤大輔君) これより、ただいまの委員長報告に対する質疑に入るのでありますが、通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。高田一郎君。
   〔25番高田一郎君登壇〕

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