令和2年9月定例会 第10回岩手県議会定例会会議録

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〇総務委員長(岩渕誠君) 去る10月8日の本会議におきまして、当総務委員会に付託された議案10件及びさきに付託を受けました請願陳情2件につきまして、10月9日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第1号令和2年度岩手県一般会計補正予算(第5号)でありますが、これは、防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策に対応した公共事業費の増額を初め、就職氷河期世代の支援や県北、沿岸地域の地域課題解決のための経費など、いわて県民計画(2019~2028)を推進するための予算を計上するほか、海岸保全施設や道路の整備に要する経費など復興を進めるために必要となる経費として、総額20億71万6、000円の増額補正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第15号岩手県の事務を市町村が処理することとする事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、花巻市が農地法に規定する指定市町村に指定されたこと等に伴い、所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第16号行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律施行条例の一部を改正する条例でありますが、これは、個人番号を利用することができる事務に、高等学校の専攻科に在学する生徒に係る修学に要する費用の給付に関する事務を加えるとともに、あわせて所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第17号知事等の損害賠償責任の一部免責に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、海区漁業調整委員会の委員に係る損害賠償責任の一部免責の額を改めようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第19号岩手県県税条例の一部を改正する条例でありますが、これは、県民税の法人税割の税率の特例措置の期間を延長しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、特例措置の対象法人数及び税収の見込み、企業誘致に係る税の減免措置との整合性、制度に基づく税収を利用した施策の実施内容及び成果等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第20号地域経済牽引事業の促進区域における県税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律の一部改正に伴い、所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第22号住民基本台帳法施行条例の一部を改正する条例でありますが、これは、肥料取締法及び漁業法施行令の一部改正に伴い、所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第25号旧盛岡短期大学建物解体(第1工区)工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについてでありますが、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、入札調書の適正な記載方法について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第30号久慈警察署等庁舎新築(建築)工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについてでありますが、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第36号損害賠償請求事件に係る和解及びこれに伴う損害賠償の額を定めることに関し議決を求めることについてでありますが、これは、損害賠償請求事件に係る和解をし、及びこれに伴う損害賠償の額を定めようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、損害賠償原因の発生経緯及び再発防止策について、質疑が交わされたところであります。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第23号3月11日を岩手県民の日「大切な人を想う日」にすることについての請願ほか1件につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 なお、継続審査と決定いたしました請願陳情1件につきましては、別途、議長に対し、閉会中の継続審査の申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 なお、さきに継続調査と議決されておりました、地域の持続可能性を高める地域商社の取組については、現地調査を行った後、調査を終了いたしており、また、同じく、さきに継続調査と議決されておりました、ILCの最近の情勢については、県当局から説明を受け、質疑、意見交換を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(関根敏伸君) 次に、柳村文教委員長。
   〔文教委員長柳村一君登壇〕
〇文教委員長(柳村一君) 去る10月8日の本会議におきまして、当文教委員会に付託されました議案4件及びさきに付託を受けました請願陳情2件につきまして、10月9日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第1号令和2年度岩手県一般会計補正予算(第5号)でありますが、これは、いわて県民計画(2019~2028)を推進するために必要となる経費を補正しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会関係事業の概要、岩手県私学振興会の概要と貸付金増額の理由等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第23号岩手県立学校設置条例の一部を改正する条例でありますが、これは、県立高等学校の学科の廃止をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、学科統合後の入学者数と卒業後の就職状況等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第24号野外活動センター条例の一部を改正する条例でありますが、これは、野外活動センターの名称を変更し、その管理の方法及び使用許可の対象施設の範囲を改め、その使用料の額を定める等所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、津波に対する安全性の確保、グラウンドの芝生化の予定の有無等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第31号いわて教育情報ネットワーク改修の請負契約の締結に関し議決を求めることについてでありますが、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、メンテナンス費用とふぐあい等発生時の対応、1校当たりの工事日数と全体の整備期間等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第25号「安全・安心で、ゆきとどいた教育実現につながる少人数学級」の実現を求めることについての請願ほか1件につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 なお、さきに継続調査と議決されておりました、令和3年度県立学校の編制等については、県当局から説明を受け、質疑、意見交換を行った後、調査を終了いたしており、また、同じく、さきに継続調査と議決されておりました、県民会館における新型コロナウイルス感染症の感染防止対策等については、現地調査を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(関根敏伸君) 次に、神崎環境福祉委員長。
   〔環境福祉委員長神崎浩之君登壇〕
〇環境福祉委員長(神崎浩之君) 去る10月8日の本会議におきまして、当環境福祉委員会に付託されました議案5件及びさきに付託を受けました請願陳情1件につきまして、10月9日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第1号令和2年度岩手県一般会計補正予算(第5号)でありますが、これは、いわて県民計画(2019~2028)を推進するために必要となる経費を補正しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、臨床研修医等宿舎整備費補助に係る補助金額の設定根拠及び宿舎の供用開始時期等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第2号令和2年度岩手県母子父子寡婦福祉資金特別会計補正予算(第1号)でありますが、これは、事業計画の変更等に基づいて所要の補正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、母子父子寡婦福祉資金の貸し付け状況と今後の見通しについて、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第7号令和2年度岩手県国民健康保険特別会計補正予算(第2号)でありますが、これは、事業計画の変更等に基づいて所要の補正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、国民健康保険保険者努力支援交付金の内容及び市町村における滞納額の徴収状況、ヘルスアップ支援事業の内容及び市町村との連携方策等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第18号子育て支援対策臨時特例基金条例の一部を改正する条例でありますが、これは、子育て支援対策臨時特例基金条例の有効期限を令和6年9月30日まで延期しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、保育所待機児童の状況と今後の施設整備の見通しについて、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第35号損害賠償請求事件に係る和解及びこれに伴う損害賠償の額を定めることに関し議決を求めることについてでありますが、これは、損害賠償請求事件に係る和解をし、及びこれに伴う損害賠償の額を定めようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、損害賠償の原因となった事故の発生以前における安全管理体制の状況等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第27号福祉灯油の県内全域での実施を求める請願につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 なお、さきに継続調査と議決されておりましたPCR検査の実施状況等について及び災害医療の取組については、現地調査を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(関根敏伸君) 次に、ハクセル商工建設委員長。
   〔商工建設委員長ハクセル美穂子君登壇〕
〇商工建設委員長(ハクセル美穂子君) 去る10月8日の本会議におきまして、当商工建設委員会に付託されました議案14件につきまして、10月9日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第1号令和2年度岩手県一般会計補正予算(第5号)でありますが、これは、国の防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策など、国庫支出金の決定等に伴う事業費の整理に加え、就職氷河期世代の支援のための経費など、いわて県民計画(2019~2028)を推進するための予算を計上するほか、海岸保全施設や道路の整備に要する経費など復興を進めるために必要となる経費を補正しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、地域就職氷河期世代支援加速化事業に係る費用の内訳、実態把握のための調査対象や方法、就職相談会の計画内容等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第6号令和2年度岩手県中小企業振興資金特別会計補正予算(第1号)でありますが、これは、事業計画の変更等に基づいて所要の補正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第8号令和2年度岩手県港湾整備事業特別会計補正予算(第1号)でありますが、これは、事業計画の変更等に基づいて所要の補正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、売り払いする不動産の概要、売り払い先等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第9号令和2年度岩手県流域下水道事業特別会計補正予算(第1号)でありますが、これは、事業計画の変更等に基づいて所要の補正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第12号土木関係の建設事業に要する経費の一部を負担させることに関する議決の変更に関し議決を求めることについてでありますが、これは、土木関係の建設事業に要する経費の額の変更に伴い、受益市の負担金の額を変更しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第13号土木関係の建設事業に要する経費の一部を負担させることに関し議決を求めることについてでありますが、これは、土木関係の建設事業に要する経費の一部を受益市に負担させようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第14号流域下水道事業に要する経費の一部を負担させることに関する議決の変更に関し議決を求めることについてでありますが、これは、流域下水道事業に要する経費の額の変更に伴い、受益市町の負担金の額を変更しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第26号主要地方道大船渡綾里三陸線赤崎地区道路改良(第3工区)工事の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについてでありますが、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第27号主要地方道大船渡広田陸前高田線船河原地区道路改良舗装(第2工区)工事の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについてでありますが、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、事前の地質調査の課題等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第28号甲子川筋甲子川水門土木工事の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについてでありますが、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、主な変更内容における費用の内訳等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第29号高田松原津波復興祈念公園整備工事の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについて、議案第32号米田地区海岸災害復旧ほか工事の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについての2件についてでありますが、いずれも原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第33号財産の処分に関し議決を求めることについてでありますが、これは、久慈港運株式会社に事業用地に供する土地を売り払いしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第34号和解の申立てに関し議決を求めることについてでありますが、これは、県営住宅の滞納家賃等の請求に係る起訴前の和解の申し立てをしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、家賃滞納者の滞納理由及び生活状況について、質疑が交わされたところであります。
 なお、さきに継続調査と議決されておりました建設産業における働き方改革・女性活躍支援の取組について、及びヘルステック・イノベーション・ハブの運営状況については、現地調査を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(関根敏伸君) 次に、吉田農林水産委員長。
   〔農林水産委員長吉田敬子君登壇〕
〇農林水産委員長(吉田敬子君) 去る10月8日の本会議におきまして、当農林水産委員会に付託されました議案7件につきまして、10月9日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第1号令和2年度岩手県一般会計補正予算(第5号)でありますが、これは、防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策に対応した公共事業費の増額を初め、県北、沿岸地域の地域課題解決のための経費など、いわて県民計画(2019~2028)を推進するための予算を計上するほか、海岸保全施設の整備に要する経費など、復興を進めるために必要となる経費を補正しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、新たなウニの畜養、出荷モデルの構築に向けた今後の見通し、食品の輸出向けHACCP等対応に係る施設整備補助の事業効果及び農家への衛生管理基準の徹底、豚熱の防疫対策に係る対応状況とワクチン接種による養豚業への影響等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第3号令和2年度岩手県県有林事業特別会計補正予算(第1号)、議案第4号令和2年度岩手県林業・木材産業資金特別会計補正予算(第1号)及び議案第5号令和2年度岩手県沿岸漁業改善資金特別会計補正予算(第1号)でありますが、これらは、それぞれ事業計画の変更等に基づいて所要の補正をしようとするものであり、いずれも原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第10号農業関係の建設事業に要する経費の一部を負担させることに関する議決の変更に関し議決を求めることについてでありますが、これは、農業関係の建設事業に要する経費の額の変更等に伴い、受益市の負担金の額を変更しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第11号水産関係の建設事業に要する経費の一部を負担させることに関し議決を求めることについてでありますが、これは、水産関係の建設事業に要する経費の一部を受益市に負担させようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第21号岩手県手数料条例の一部を改正する条例でありますが、これは、漁業法の一部改正に伴い、沿岸漁場管理団体指定申請について手数料を徴収することとする等所要の改正をし、並びに家畜改良増殖法及び肥料取締法の一部改正に伴い、所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、さきに継続調査と議決されておりましたスマート林業の取組について及び畜産分野におけるICTの活用状況については、県当局から説明を受け、質疑、意見交換を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(関根敏伸君) これより、ただいまの委員長報告に対する質疑に入るのでありますが、通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。千田美津子さん。
   〔1番千田美津子君登壇〕

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