平成30年2月定例会 第12回岩手県議会定例会会議録

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〇予算特別委員長(高橋元君) 去る3月5日に行われました予算特別委員会の正副委員長の互選の結果、委員長には私が、副委員長には田村勝則君が選任されましたので、私から、当委員会における審査の経過と結果につきまして御報告申し上げます。
予算特別委員会は、2月28日の本会議において設置され、同日、平成30年度の予算議案15件及びこれらに関連する議案21件、計36件につきまして審査の付託を受けたのでありますが、これら付託案件の審査に当たりましては、総括質疑に知事の出席を求めて質疑を行うとともに、部局等ごとに主管部局等の長から議案の説明を受け、質疑を行った後、3月15日の午後に、世話人会を開催し、意見の取りまとめをいたしました。その結果を委員会に諮り、当委員会の結論といたした次第であります。
審査の経過につきましては、各位御承知のとおりでありますので省略させていただき、以下、各案件について、その結果を申し上げます。
まず、議案第1号平成30年度岩手県一般会計予算につきましては、次の意見、すなわち、多くのとうとい命と財産を奪った東日本大震災津波の発災から7年が、平成28年台風第10号災害から1年半が経過し、復興道路等の整備や地域の再生などの復興事業が着実に進む一方、今なお約8、000人の被災者が応急仮設住宅等での生活を余儀なくされている。このような状況を踏まえ、災害の記憶と教訓を風化させることなく、被災者一人一人の復興がなし遂げられるよう、引き続き市町村と緊密に連携し、一日も早い復旧、復興の実現に全力で取り組まれたい。
平成30年度は、いわて県民計画の最終年度であることから、計画や岩手県ふるさと振興総合戦略に盛り込まれた人口減少対策、県民所得水準の向上、地域医療の確保、人手不足を踏まえた雇用環境の改善及び人材育成等、本県が直面する喫緊の課題の克服に県の総力を結集して取り組まれたい。
特に、雇用、男女共同参画及び子育て支援の分野や、観光及びスポーツ振興の分野など、重点施策の推進に当たっては、部局間の連携に意を用いられたい。
国際リニアコライダーの建設の実現やラグビーワールドカップ2019釜石開催の成功、世界遺産登録の実現は、震災からの復興と再生や世界に開かれた岩手の象徴となるものであり、その達成に万全を期すとともに、広域的、総合的な防災復興行事の開催準備に当たっては、地元市町村と連携しながらオール岩手の体制で進められたい。
また、復興五輪を理念に掲げる東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて、市町村や関係団体と連携した取り組みをあわせて推進されたい。
次期総合計画については、復興とその先を見据え、県民一人一人を初めとした多様な主体が岩手の未来のあるべき姿を実現するとともに、復興に係る計画についても広く県民の理解が得られる計画として策定されたい。
一方で、本県の財政状況は、中期財政見通しでは公債費が大幅に低減するものの、社会保障関係費の増加や財源対策基金残高の減少により、引き続き厳しい局面が続くものと見込まれる。今後の財政運営に当たっては、あらゆる手法により歳入を確保し、より効果の高い施策、事業への一層の選択と集中を進めるなど歳出を徹底して見直し、限られた財源の重点的かつ効果的な活用に努められたい。
あわせて、国に対し、復旧、復興財源の確保のほか、地方一般財源総額の確保、適正な地方財政計画の策定等について、継続して要請されたい。
また、平成30年度当初予算の執行に当たっては、より大きな効果が発現されるよう早期執行に努め、あわせて適正な事務処理の執行に留意されたい旨の意見を付し、原案を可とすることに決定いたしました。
次に、議案第2号から議案第20号まで、議案第28号から議案第31号まで、議案第35号から議案第38号まで、議案第40号、議案第41号、議案第49号、議案第51号から議案第53号まで、議案第55号及び議案第56号の以上35件につきましては、いずれも原案を可とすることに決定いたしました。
以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(佐々木順一君) これより、ただいまの委員長報告に対する質疑に入るのでありますが、通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
これより討論に入るのでありますが、通告がありませんので、討論なしと認め、討論を終結いたします。
これより、議案第1号から議案第20号まで、議案第28号から議案第31号まで、議案第35号から議案第38号まで、議案第40号、議案第41号、議案第49号、議案第51号から議案第53号まで、議案第55号及び議案第56号を一括して採決いたします。
各案件は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
〇議長(佐々木順一君) 起立全員であります。よって、議案第1号から議案第20号まで、議案第28号から議案第31号まで、議案第35号から議案第38号まで、議案第40号、議案第41号、議案第49号、議案第51号から議案第53号まで、議案第55号及び議案第56号は、委員長の報告のとおり決定いたしました。
日程第37 議案第21号個人情報保護条例及び情報公開条例の一部を改正する条例から日程第66 請願陳情まで
〇議長(佐々木順一君) 次に、日程第37、議案第21号から日程第66、請願陳情までを一括議題といたします。
議案第105号平成30年度岩手県一般会計補正予算(第1号)について、提出者の説明を求めます。佐藤総務部長。
〔総務部長佐藤博君登壇〕
〇総務部長(佐藤博君) ただいま議題とされました案件について説明申し上げます。
議案第105号平成30年度岩手県一般会計補正予算(第1号)でありますが、これは、副知事の1名増に伴う人件費及び執務に必要な経費として2、700万円余の増額補正を行おうとするものであります。
以上でありますので、よろしく御審議の上、原案に御賛成くださいますようお願い申し上げます。
〇議長(佐々木順一君) これより質疑に入るのでありますが、通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
次に、ただいま議題となっております議案第105号平成30年度岩手県一般会計補正予算(第1号)は、総務委員会に付託いたします。
〇議長(佐々木順一君) この際、暫時休憩いたします。
午後1時14分 休 憩
出席議員(46名)
1  番 千 田 美津子 君
2  番 臼 澤   勉 君
3  番 千 葉 絢 子 君
4  番 ハクセル美穂子 君
5  番 菅野 ひろのり 君
6  番 柳 村   一 君
7  番 阿 部 盛 重 君
8  番 佐 藤 ケイ子 君
9  番 佐々木 宣 和 君
10  番 川 村 伸 浩 君
11  番 田 村 勝 則 君
12  番 工 藤   誠 君
13  番 高 田 一 郎 君
14  番 吉 田 敬 子 君
15  番 佐々木   努 君
16  番 千 葉   進 君
17  番 佐々木 朋 和 君
18  番 名須川   晋 君
19  番 軽 石 義 則 君
20  番 神 崎 浩 之 君
21  番 城内 よしひこ 君
22  番 福 井 せいじ 君
23  番 佐々木 茂 光 君
24  番 高 橋 孝 眞 君
25  番 木 村 幸 弘 君
26  番 小 西 和 子 君
27  番 工 藤 勝 博 君
28  番 高 橋 但 馬 君
29  番 小 野   共 君
30  番 郷右近   浩 君
31  番 高 橋   元 君
32  番 関 根 敏 伸 君
33  番 岩 崎 友 一 君
34  番 中 平   均 君
35  番 五日市   王 君
38  番 斉 藤   信 君
39  番 小野寺   好 君
40  番 飯 澤   匡 君
41  番 佐々木 順 一 君
42  番 田 村   誠 君
43  番 伊 藤 勢 至 君
44  番 工 藤 勝 子 君
45  番 柳 村 岩 見 君
46  番 千 葉   伝 君
47  番 工 藤 大 輔 君
48  番 樋 下 正 信 君
欠席議員(なし)
説明のため出席した者
休憩前に同じ
職務のため議場に出席した事務局職員
休憩前に同じ
午後2時38分再開
〇議長(佐々木順一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
報告
〇議長(佐々木順一君) 総務委員長から、委員会報告書が提出されておりますが、後刻詳細に報告を求めますので、朗読を省略いたします。
日程第37 議案第21号個人情報保護条例及び情報公開条例の一部を改正する条例から日程第66 請願陳情まで(続)
〇議長(佐々木順一君) 日程第37、議案第21号から日程第66、請願陳情までの議事を継続いたします。
各案件に関し、委員長の報告を求めます。軽石総務委員長。
〔総務委員長軽石義則君登壇〕

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