平成16年12月定例会 第10回岩手県議会定例会会議録

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〇29番(佐々木博君) 私も議案第20号平成16年度岩手県一般会計補正予算(第5号)について質疑を行います。
 既に各議員からいろいろな質問が出されておりますので、私も2点に絞って伺いたいと思います。
 本議案が提案された背景というのは、先ほど来お話が出ているとおり、市中銀行の融資が既に受けられない状況になって、繰上充用ではもう乗り切れなくなってしまった。それがこの議案が出されてきた一番の背景だと思います。そして、それほど状態が悪くなっているということがよくわかっていたから、いわゆる改革アクションプラン、それに構成団体への支援の要請というものも含めてこのアクションプランを作成されたんだろう、そのように認識しているわけでありますけれども、ただ問題は、今も再三知事は説明不足だと、それから、詳細な資料も出ていないということをおっしゃっていますけれども、全くそのとおりなんですね。このアクションプランができたのが11月20日です。まだ何日もたっていません。しかも、競馬組合の管理者と岩手県知事は同一人物でありますから、貸し手と借り手、これは商法でいいますと利害相反行為でありまして、たとえ会社の社長であっても取締役会で議決権は行使できない、そういった関係にあるわけであります。そういった、要するに貸し手と借り手が同じ責任者である、しかも、時間が非常に短い。たとえアクションプランの作成にある程度県がかかわっていたにしても、やはりどうしても拙速に出されてきたという印象はだれでも私は持っているだろうし、また、持たなければいけないと考えているところであります。これからいずれ審査をしていかなければならないわけでありますが、できるだけ資料も出していただかなければなりませんけれども、しかしながら、本当に時間も短いという中で徹底した議論ができるかどうか、これはやってみなければわからない。私は、保証の限りではないと考えております。
 そこでまずお伺いしたいんですが、もしこれを継続審査、この補正予算を継続審査ということに例えばしようとした場合、競馬組合の今後の運営にどの程度の影響があるのか。もう本当にだめになってしまうのか、まずそこのところを1点お伺いしたいと思います。
 それから第2点でありますけれども……(発言する者あり)

〇議長(藤原良信君) 静粛にお願いします。

〇29番(佐々木博君)(続) 第2点でありますが……。
   〔「議事進行」と呼ぶ者あり〕


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