平成17年2月定例会 第12回岩手県議会定例会会議録

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〇26番(斉藤信君) 日本共産党の斉藤信でございます。
 農林水産委員長報告に対して質問いたします。
 議案第71号競馬組合への27億円の融資が可決されたとの報告がありました。今までになく具体的な報告でありましたが、その具体的な根拠と審議の内容について質問いたします。
 一つ、県の27億円の融資に当たっては、競馬組合の再建を目指す改訂実行計画が根拠と実効性のある計画であることが前提となると思いますが、その根拠と実効性があると判断されたのでしょうか。
 二つ、テレトラックの売買と賃貸について。だれに、どこのテレトラックを売買・賃貸するか示されたでしょうか。売買・賃貸すれば落ち込んでいる売り上げをなぜ伸ばすことができるのでしょうか。その根拠は示されたのでしょうか。
 三つ、インターネット発売の売上根拠は、委託販売しようとしているインターネット企業の試算でしょうか、組合の机上の計算でしょうか。インターネットがどういうコンテンツになるかについて柴田副管理者は、わかりませんと述べたという議論があったようですが本当でしょうか。
 四つ、金融機関からの13億円の新たな融資の見通しは確実なのでしょうか。
 五つ、競馬組合の計画実行の過程で、計画どおりいかなかった場合、新たな赤字が生じる場合はどうなるか。競馬開催の途中での検証と存廃の決断についてどう審議されたのでしょうか。
〇農林水産委員長(阿部敏雄君) それでは、斉藤信議員の質問にお答えいたします。
 まず、第1に、改革・改訂実行計画の根拠と実効性についてでありますが、この点につきましては先ほど報告でも申し上げましたが、いろいろな角度からの質疑がなされたところであります。その中で、委員各位がそれぞれの御見識で判断されたものと考えております。
 第2に、テレトラックの売買と賃貸についてでありますが、具体的な相手先、箇所は明らかにされませんでした。なお、売り上げを伸ばす根拠については、委員会での議論はなされておりません。
 第3に、インターネット発売の売上根拠についてでありますが、委員会での質疑はなされておりませんが、柴田副管理者の発言につきましては、委員会において委員からそういった発言があったというお話はございましたが、当局からは、具体的な内容を決める段階まで至っていないということではないかと説明があったところであります。
 4点目の、金融機関からの融資の見通しについては、委員会での論議はなされておりません。
 5点目の、計画どおりいかなかった場合等の検証の件についてでございますが、質疑の中で当局から計画の進捗状況について情報を共有し、議会の意見を聞く仕組みをつくりたい旨の答弁がありました。
 以上でございます。
〇議長(藤原良信君) 以上で通告による質疑は終わりました。
 これをもって質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。斉藤信君。
   〔26番斉藤信君登壇〕

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