平成19年9月定例会 第3回岩手県議会定例会会議録

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〇総務委員長(工藤大輔君) さきに付託を受けました請願陳情1件につきまして、10月10日及び本日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 受理番号第14号テロ対策特別措置法(平成13年11月2日法律第113号)の延長に反対する請願につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしましたが、10月10日に開催した委員会においては、請願の願意、請願項目については、その趣旨に賛意を示すところであるが、現行のテロ対策特別措置法を延長しないとする点については、政府が新法の提出により現行のテロ特措法の事実上の延長を図ろうとしている情勢を踏まえた上で県議会として意見書を提出する必要がある等の意見が出されたところであり、当委員会としては、今定例会会期中における最新の国の議論の動向を踏まえ判断することとして、本日、再度委員会を開催し、審査したところであります。
 本日の審査の過程においては、請願受理後の情勢の変化として、事実上の給油・給水活動を継続する新法が提出されたこと等を踏まえた意見書とする必要があるとした上で、願意については賛成し、採択とする意見、現行のテロ特措法は11月1日で期限が切れるものであり、請願の趣旨が失われているため反対する等の意見があり、採決の結果、多数をもって採択と決定し、委員会として、国に対する意見書を発議することに決定いたしました。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(渡辺幸貫君) これより、ただいまの委員長報告に対する質疑に入るのでありますが、通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
 これより討論に入るのでありますが、通告がありませんので、討論なしと認め、討論を終結いたします。
 これより、請願陳情受理番号第14号テロ対策特別措置法(平成13年11月2日法律第113号)の延長に反対する請願を採決いたします。
 本請願は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
〇議長(渡辺幸貫君) 起立多数であります。よって、請願陳情受理番号第14号テロ対策特別措置法(平成13年11月2日法律第113号)の延長に反対する請願は、委員長の報告のとおり決定いたしました。
   日程第2 発議案第12号テロ対策特別措置法の事実上の延長に反対し並びにイラク特別措置法の廃止により自衛隊の撤退を求める意見書
〇議長(渡辺幸貫君) 次に、日程第2、発議案第12号テロ対策特別措置法の事実上の延長に反対し並びにイラク特別措置法の廃止により自衛隊の撤退を求める意見書を議題といたします。
 提出者の説明を求めます。工藤総務委員長。
   〔総務委員長工藤大輔君登壇〕
〇総務委員長(工藤大輔君) 発議案第12号テロ対策特別措置法の事実上の延長に反対し並びにイラク特別措置法の廃止により自衛隊の撤退を求める意見書につきまして、総務委員会提案でありますので、委員長であります私から提案理由の説明を行います。
 これは、今期定例会において、請願陳情受理番号第14号テロ対策特別措置法(平成13年11月2日法律第113号)の延長に反対する請願が総務委員会に付託され、採択と決定したことに伴い、提案するものであります。
 この請願は、いわゆるテロ対策特別措置法については本年11月1日をもってその期限が切れるが、政府は、同法に基づく海上自衛隊の活動状況を初め、さまざまな米軍支援の実態等を国民に明らかにしないまま延長を繰り返そうとしているものであり、テロ対策特別措置法の延長に反対し、インド洋から自衛隊を撤退させること、さらに、イラク特別措置法を廃止し、イラクからも自衛隊を撤退させることについて、国に対し、意見書の提出を求めることを内容とするものであります。
 この請願につきましては、去る10月10日及び本日の2度にわたり委員会を開き、慎重審査を行いましたが、審査の過程において、請願受理後の情勢の変化として、事実上の給油・給水活動を継続する新法が提出されたこと等を踏まえた意見書とする必要があるとした上で、願意については賛成し、採択とする意見、現行のテロ特措法は11月1日で期限が切れるものであり、請願の趣旨が失われているため反対する等の意見が出され、採決の結果、多数をもって採択と決定いたしましたことから、請願の趣旨及び委員会における審査を踏まえた上で意見書案を提案するものであります。
 議員各位の御理解と御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手)
〇議長(渡辺幸貫君) これより質疑に入ります。
 質疑の通告がありますので、発言を許します。小野寺有一君。

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