平成17年9月定例会 第15回岩手県議会定例会会議録

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〇16番(平野ユキ子君) ただいまの三浦陽子議員の質問中の、こまくさ幼稚園に関する件に関連して質問いたします。
 私は、実はこのこまくさ幼稚園は、数字だけを見れば廃園もやむなきかなと思っております。といいますのも、来年度7、200億円台に減額になろうとしている県財政で、大体9、000万円もの税金を幼稚園に投入するのは、果たしてバランスがとれているかどうかという、そういう部分もございます。ただ、私があえてここで反論させていただくのは、教育委員会のこういうやり方、突然の廃園の仕方、三浦陽子議員の御質問中にありましたが突然の廃園ということ、そういうやり方に疑問を感じるからです。どうも、人の気持ちを無視して何事も進めているのではないかという、そういう気がいたします。これは高校改革においての学級減とか学校の統廃合ということで、昨年来、非常にもめたといいますか、各地の高校で在校生や卒業生、そして御父兄を、驚きと怒りの渦に巻き込んだことは記憶に新しいところです。
 そもそも学び舎というのは、ほかのものとは違うやはり特別の思いがあると思います。まさに母校という言葉が存在するわけがそこにあるわけですが、教育を旨とする教育委員会のやり方とは思えないと思うのですが、いかがでしょうか。この、人の感情を無視するようなやり方では、反発を感じるばかりでございます。もっとよいやり方はなかったのか。三浦陽子議員が言いましたが、面倒でも時間をかけるべきではなかったでしょうか。例えば、入園時に廃園の決定を知らなかったという、今年度の入園した園児ですか、御父兄は。入園時に廃園の決定を既に知らせておくべきではなかったかといったような、もっと教育的なよい方法を、教育をつかさどる教育委員会ですから、教育的なよい方法をとって範を垂れるべきではないかと思いますが、教育長の御所見をお伺いいたします。

〇教育長(照井崇君) ただいま御指摘いただきましたけれども、いずれ、今後とも、先ほど答弁いたしましたとおり、皆様方との話し合いの場などを設けて、保護者の皆様の十分な御理解をいただけるように努めてまいりたいと考えております。

〇議長(伊藤勢至君) 先ほどの工藤大輔議員からの議事進行の取り扱いについてでありますが、議事録の精査に時間がかかりますことから、後日報告させていただきたいと思いますので、御了承をお願いいたします。
 以上をもって一般質問を終結いたします。
   日程第2 議案第1号平成17年度岩手県一般会計補正予算(第3号)の専決処分に関し承認を求めることについてから日程第34 議案第33号岩手県立松山荘本館改築(建築)工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについてまで

〇議長(伊藤勢至君) この際、日程第2、議案第1号から日程第34、議案第33号までを一括議題といたします。
 これより質疑に入ります。
 質疑の通告がありますので、発言を許します。斉藤信君。


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