平成18年2月定例会 第18回岩手県議会定例会会議録

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〇45番(千葉伝君) 議案第1号の平成18年度の一般会計予算の修正案が提案されて、ただいま提案理由の説明がありました。そしてまた、伊沢昌弘議員の質疑もあったところであります。我が自由民主クラブの代表ということで、ただいまの質疑に重なる分もあろうかと思います。次の点、3点の質問をいたします。
 第1に、本修正案は来年度の岩手県の予算として県政全般にわたる重要な案件であります。修正案を提出する、その経緯について改めて簡潔にお聞きしたい。
 第2点は、先ほども質疑あったところでありますが、予算特別委員会において十分な審査が行われたわけであります。その中で、特に平成17年度の融資した27億円の償還原資としての平成18年度における同額の融資を本議会が仮に同意しなかったとすれば、競馬組合の経営がたちどころに破綻することは必至である。そしてまた、突然の破綻は構成団体への財政上の影響、雇用の創出を含め県経済への影響は甚大なものがある。よって、競馬組合が平成18年度を存続への最後の機会ととらえて、新年度当初から実態に合わせた売上計画を立て、徹底的な経費削減を前提とした改訂実行計画の見直しを、平成18年度第1・四半期を目途に新たな実行計画を策定するとともに、その計画の確実な実行を通じて競馬組合の経営改善について、県はこれまで以上に真剣に取り組むよう強く求めるという趣旨に基づき、先ほど特別委員長から付託意見としての報告があったところであります。したがいまして、この附帯意見を付して可決されたことに対しどう認識しておられるのか、これが第2点目であります。
 また、3点目は、先ほども話がありました。この修正案が、すなわち競馬組合の貸付金の減額が仮に可決された場合、今後の岩手競馬の運営に重大な局面が予想されると考えます。先ほどの附帯意見も含めて、今後の構成団体、岩手県、盛岡市、奥州市及び県内の経済等への影響をどうとらえておられるのか、この3点についてお伺いいたします。
〇44番(高橋賢輔君) お答えします。
 いろいろ競馬組合の関係については、これまでもかなり議論されてきているわけです。したがって、県民はどう思っているかということをまず第1に考えなければいけないと思います。それは関係者もおります。おるにはおりますけれども、それは執行部当局がしっかり対応しなければいけないことですから、それまで私どもは細かい点も、いろんなこれからのことについて我々は執行者でございませんから、それは提案理由にも申しておりますように、そのことについてきっちり執行部がそれを対応するということが最も大事だろうと、こう思います。
 したがって、今3点にわたって言われましたけれども、いろいろあったんですけれども、私どもの考え方と、また、おたくさんたちの考え方とは見解の相違もあると、こう思っております。そういうことで理解していただきたいと思います。
〇45番(千葉伝君) 先ほどの伊沢議員の質疑でもよくわからないような部分があるわけであります。そしてまた、今の私の質問に対しても、見解の相違みたいな話で、県の予算というものに対して特別委員会できっちりと質疑され、そしてまた、審査された中身であります。そこの場面でお互いの意見あるいは考え方は述べたはずであります。それをさらに、そこで決めた分に、ついていや、これは、おれは反対するから本会議でも反対するというのは、一つの方法ではあるかもしれません。しかし、この特別委員会の審議した、そしてまた、可決された中身、これは、私は大きな意味づけを持っているものと、考えるところであります。
 したがいまして、今回の修正案というものに対しての私の質問をさせていただきました。お答えの分では廃止を──お答えというか、先ほどの提案理由の中に廃止を求めるものではないと言いつつ、これが、結局修正案が通ると、こういうことになると4月1日からの競馬組合の運営は成り立たないのではないか。そこのところをどうとらえているのか。私はそういう意味で質問したつもりであります。それは県の仕事でしょう、県の勝手でしょう、競馬組合が考える話だ。そういうことでこの県議会に私は付託されたものではないということで、先ほど質問させていただきました。再度そこの分をお願いします。
〇44番(高橋賢輔君) 私の言っているのは、提案した修正案のあれで中身はわかると、こう思っております。そのことで御理解いただきたいと、こう思います。
〇議長(伊藤勢至君) 以上で通告による質疑は終わりました。
 これをもって質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。小野寺研一君。
   〔35番小野寺研一君登壇〕

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