平成18年6月定例会 第19回岩手県議会定例会会議録

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〇総務委員長(佐々木順一君) 去る6月28日の本会議におきまして、当総務委員会に付託されました議案12件及びさきに付託を受けました請願陳情2件につきまして、4月18日及び6月29日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第1号平成17年度岩手県一般会計補正予算(第8号)の専決処分に関し承認を求めることについてでありますが、これは、地方交付税等の年度末の決定等に伴い、所要の補正を行う必要が生じたことから専決処分したものであり、原案を承認することに決定いたしました。
 次に、議案第3号岩手県県税条例の一部を改正する条例の専決処分に関し承認を求めることについてでありますが、これは、地方税法の一部改正に伴い、4月1日から県税条例の関係部分を改正する必要が生じたことから専決処分したものであり、原案を承認することに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、一連の制度改正による県税収入の動向について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第6号岩手県の事務を市町村が処理することとする事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、宅地造成等規制法の一部改正に伴い、所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第7号県議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、地方公務員災害補償法の一部改正に伴い、所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第8号職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、国の例に準じ、子育て、介護等を行う職員の早出遅出勤務の対象となる範囲を拡大しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第9号職員の休職の事由に関する条例等の一部を改正する条例でありますが、これは、会社法の施行に伴い、所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第10号岩手県県税条例の一部を改正する条例でありますが、これは、地方税法の一部改正に伴い、個人の県民税の税率を見直す等所要の改正をするとともに、自動車税の徴収の方法の特例等を設けようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、改正による低所得者等への影響、都道府県間の税源偏在の均衡を図る措置等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第11号農村地域における県税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、農村地域への工業等の導入を促進するため、県税の課税免除の適用対象となる工業等の用に供する設備の新設または増設の期限を延長しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、対象とする事業の範囲等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第12号中心市街地における県税の不均一課税に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、中心市街地の整備改善及び商業等の活性化を推進するため、県税の不均一課税の適用対象となる商業基盤施設の設置に係る基本計画の公表の期限を延長する等所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第16号電子署名に係る地方公共団体の認証業務に関する法律施行条例の一部を改正する条例でありますが、これは、電子署名に係る地方公共団体の認証業務に関する法律の一部改正に伴い、所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第22号市町村立学校職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、国の例に準じ、子育て、介護等を行う職員の早出遅出勤務の対象となる範囲を拡大しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第23号防災行政情報通信ネットワーク改修工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについてでありますが、これは、防災行政情報通信ネットワーク改修工事の請負契約を締結しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、受理番号第76号PSE法の実施運用に関する請願ほか1件につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定されました。
 なお、継続審査と決定いたしました1件につきましては、別途、議長に対し、閉会中の継続審査の申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、政策評価結果(平成17年度分)について、及びいわて県民情報交流センター(アイーナ)について、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 なお、さきに継続調査と議決されておりました県営建設工事における総合評価落札方式の試行につきましては、県当局から説明を受け、質疑、意見交換を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(伊藤勢至君) 次に、飯澤環境福祉委員長。
   〔環境福祉委員長飯澤匡君登壇〕
〇環境福祉委員長(飯澤匡君) 去る6月28日の本会議におきまして、当環境福祉委員会に付託されました議案9件及びさきに付託を受けました請願陳情2件につきまして、4月18日及び6月29日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第5号岩手県精神保健福祉審議会条例の一部を改正する条例でありますが、これは、精神保健及び精神障害者福祉に関する法律の一部改正に伴い、岩手県精神保健福祉審議会の組織について定める等所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第13号都南の園使用料等条例の一部を改正する条例でありますが、これは、児童福祉法の一部改正等に伴い、障害児指定施設支援に係る使用料の額について定める等所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、都南の園における指定管理者制度の導入に向けた取り組みの状況、児童精神科外来を新設する場合の医師の確保などについて、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第14号岩手県手数料条例の一部を改正する条例中、他の委員会付託分以外についてでありますが、これは、介護保険法の一部改正等に伴い、介護支援専門員実務研修受講試験の実施に関する事務について手数料を徴収する等所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第15号社会福祉士及び介護福祉士修学資金貸付条例の一部を改正する条例でありますが、これは、障害者自立支援法の施行に伴い、社会福祉士及び介護福祉士修学資金の貸し付け等の対象となる社会福祉施設等の定義について、所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第17号リハビリテーションセンター条例の一部を改正する条例でありますが、これは、健康保険法及び老人保健法の規定により定められた診療報酬の算定方法が制定されたこと等に伴い、所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第18号都南の園設置条例の一部を改正する条例でありますが、これは、障害者自立支援法の施行に伴い、所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第20号岩手県立病院等利用料条例の一部を改正する条例でありますが、これは、健康保険法及び老人保健法の規定により定められた診療報酬の算定方法が制定されたこと等に伴い、所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第28号財産の取得に関し議決を求めることについてでありますが、これは、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構から、休廃止鉱山鉱害防止事業の用に供する工作物を取得しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、県が当該財産を取得する理由、取得することによる運営費等の削減効果、耐用年数と財産取得後の維持管理費などについて、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第30号岩手県保健福祉計画の変更に関し議決を求めることについてでありますが、これは、広域振興圏の設定及び医療法施行規則の改正に伴い、岩手県保健福祉計画を変更しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、保健医療圏域ごとの基準病床数の見直しの考え方などについて、質疑が交わされたところであります。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第75号岩手県立大迫病院の充実を求める請願外1件につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 なお、継続審査と決定いたしました1件につきましては、別途、議長に対し、閉会中の継続審査の申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、都南の園の運営について、県立病院におけるPET整備の対応状況について及び医療制度改革について、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 なお、さきに継続調査と議決されておりました放射線に関する知識についてにつきましては、参考人から説明を受け、質疑、意見交換を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(伊藤勢至君) 次に、樋下商工文教委員長。
   〔商工文教委員長樋下正信君登壇〕
〇商工文教委員長(樋下正信君) 去る6月28日の本会議におきまして、当商工文教委員会に付託されました議案3件及び請願陳情1件につきまして、6月29日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第4号地方独立行政法人岩手県工業技術センターが徴収する料金の上限の認可の専決処分に関し承認を求めることについてでありますが、これは、地方独立行政法人岩手県工業技術センターが、その業務に関して徴収する料金の上限の認可について、地方自治法第179条第1項の規定に基づき専決処分したものであり、原案を承認することに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、独立法人化に伴い有料化したサービスの有無などについて、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第21号岩手県立学校設置条例の一部を改正する条例でありますが、これは、県立黒沢尻工業高等学校に専攻科を設置しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、卒業生の就職先確保の見通し、現場実習に関して協力が得られる企業数の見込みなどについて、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第25号岩手県立釜石南高等学校校舎改築(建築)工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについてでありますが、これは、県立釜石南高等学校校舎改築(建築)工事の請負契約を締結しようとするものであり、採決の結果、多数をもって原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、新校舎の特徴、県産木材の使用状況及び入札の落札率などについて、質疑が交わされたところであります。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第77号出資法の上限金利の引き下げ等、「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」及び「貸金業の規制等に関する法律」の改正を求める請願につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、平成19年度県立学校の学科改編等について及び若年者の就業支援について、引き続き意見交換を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 なお、さきに継続調査と議決されておりました平泉の文化遺産の世界遺産登録への取り組み状況につきましては、県当局から説明を受け、質疑、意見交換を行った後、調査を終了しておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(伊藤勢至君) 次に、千葉農林水産委員長。
   〔農林水産委員長千葉伝君登壇〕
〇農林水産委員長(千葉伝君) 去る6月28日の本会議におきまして、当農林水産委員会に付託されました議案1件につきまして、6月29日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第27号財産の譲渡に関し議決を求めることについてでありますが、これは、倉野堆肥利用保全組合ほか2団体に家畜排せつ物処理施設の用に供する建物及び工作物を無償譲渡しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、家畜排せつ物の循環利用の状況、堆肥の販売状況等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、紫波町における地域材利用の取り組みについて及び品目横断的経営安定対策について、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 なお、さきに継続調査と議決されておりました岩手県農業・農村基本計画の目標達成に向けた重点施策について及び平成18年度における農村の活性化に関する施策につきましては、県当局から説明を受け、質疑、意見交換を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(伊藤勢至君) 次に、及川県土整備委員長。
   〔県土整備委員長及川幸子君登壇〕
〇県土整備委員長(及川幸子君) 去る6月28日の本会議におきまして、当県土整備委員会に付託されました議案6件及びさきに付託を受けました請願陳情1件につきまして、4月18日及び6月29日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第2号平成18年度岩手県一般会計補正予算(第1号)でありますが、これは、一般国道455号北山トンネル築造工事の設計変更による工事費の変更に伴い、道路改築事業に係る債務負担行為の限度額について、変更しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、2度にわたる大幅な変更を行うに至った経緯、工事費の増額による他の道路整備事業への影響、地質調査及び設計業務を受託した業者との請負契約内容と当該業者の責任の有無、工事費増額分に係る国庫補助の取り扱い等について質疑が交わされたほか、今回の事態を真摯に受けとめ、今後、同様の事例が生じることのないよう、改めて十分な反省と検証を行うべきである、また、今後の事業執行に当たっては、さらなる事前調査の徹底と適切な工事費の算定に努める必要がある、並びに議会に対しては迅速な情報の提供に努めるべきである等の意見が出されたところであります。
 次に、議案第14号岩手県手数料条例の一部を改正する条例中、別表第6の改正関係についてでありますが、これは、宅地造成等規制法の一部改正に伴い、宅地造成工事の計画の変更の許可申請について手数料を徴収する等所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、都市計画法に基づく開発許可との相違点等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第19号県営住宅等条例の一部を改正する条例についてでありますが、これは、県営住宅に優先的に入居させることができる者に犯罪被害者等を加える等、所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、現在の条例に基づく優先的な入居の状況等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第24号遠野第2ダム洪水吐トンネル築造工事の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについてでありますが、これは、遠野第2ダム洪水吐トンネル築造工事の変更請負契約を締結しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第26号北上川上流流域下水道北上浄化センター建設工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについてでありますが、これは、北上川上流流域下水道北上浄化センター建設工事の請負契約を締結しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第29号財産の取得に関し議決を求めることについてでありますが、これは、有限会社オーエンから、花巻空航における消防の用に供するため、化学消防自動車を取得しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、入札参加者資格及び入札参加業者の状況等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第74号緑資源幹線林道八戸・川内線整備効果のさらなる発現のため、同路線とネットワークを形成する国・県道の整備促進を求める請願につきましては、本年5月17日に当県土整備委員会において所管事務調査として現地調査を行い、現地の状況及び地元の要望等も把握の上、慎重に審査した結果、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、岩崎川基幹河川改修事業について及び企業局の経営形態のあり方の検討状況について、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 なお、さきに継続調査と議決されておりました県土整備部における総合評価落札方式の試行につきましては、県当局から説明を受け、質疑、意見交換を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(伊藤勢至君) これより、ただいまの委員長報告に対する質疑に入るのでありますが、通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。斉藤信君。
   〔26番斉藤信君登壇〕

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