平成19年3月臨時会 第24回岩手県議会臨時会会議録

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〇知事(増田寛也君) 本臨時会の開会に際し、その招集趣意につきまして御説明を申し上げます。
去る3月15日の本会議において、岩手競馬関連議案2件が否決されたことに伴い、本年度末で岩手競馬を廃止する方針のもと、岩手県競馬組合が抱える債務の処理について、平成18年度末に返済または支払いが必要なものの額のうち、競馬組合規約上の分賦として、県が責任のある額を支払うために要する経費について平成18年度一般会計予算の追加補正が必要となったこと、及び新年度における岩手県競馬組合の当面の光熱水費や人件費などの義務的な経費に係る競馬組合規約上の分賦として、県が責任のある額を支払うために要する経費について平成19年度一般会計予算の追加補正が必要となったことから、それぞれ所要の補正を行うため、県議会臨時会を招集したものであります。
 よろしく御審議いただきますよう、お願いを申し上げます。
諸般の報告
〇議長(伊藤勢至君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
 知事から、議案の提出がありました。それぞれお手元に配付いたしてありますから、御了承願います。
〔参照〕
                          予 第 252 号
                          平成19年3月19日
 岩手県議会議長
  伊 藤 勢 至  様
                 岩手県知事 増 田 寛 也 
   議案の送付について
 平成19年3月19日招集の岩手県議会臨時会に提出する下記の議案を別添のとおり送付します。
                 記
 【議 案】
議案第1号 平成18年度岩手県一般会計補正予算(第6号)
議案第2号 平成19年度岩手県一般会計補正予算(第1号)
   〔議案の登載省略〕
〇議長(伊藤勢至君) 次に、ザ・グレート・サスケ君から、議員の辞職願の申し出があります。
   日程第1 会議録署名議員の指名
〇議長(伊藤勢至君) これより本日の議事日程に入ります。
 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第113条の規定により、高橋賢輔君、平沼健君、樋下正信君、小原宣良君を指名いたします。
   日程第2 会期決定の件
〇議長(伊藤勢至君) 次に、日程第2、会期決定の件を議題といたします。
 お諮りいたします。今期臨時会の会期は、本日1日といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(伊藤勢至君) 御異議なしと認めます。よって、会期は本日1日と決定いたしました。
   日程第3 ザ・グレート・サスケ君の議員辞職の件
〇議長(伊藤勢至君) 次に、日程第3、ザ・グレート・サスケ君の議員辞職の件を議題といたします。
 ザ・グレート・サスケ君から議員辞職願が提出されておりますので、職員をして朗読させます。
   〔職員朗読〕
〔参照〕
                辞職願
                               私こと
 一身上の都合により本日平成19年3月19日をもって辞職いたしたく、ここにお願い申し上げます。
 平成19年3月19日
    岩手県議会議員  ザ・グレート・サスケ 
 岩手県議会議長  伊 藤 勢 至 殿
〇議長(伊藤勢至君) これより、ザ・グレート・サスケ君の議員辞職の件を採決いたします。
 お諮りいたします。ザ・グレート・サスケ君の議員の辞職を許可することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
〇議長(伊藤勢至君) 起立多数であります。よって、ザ・グレート・サスケ君の議員の辞職を許可することに決定いたしました。
   日程第4 議案第1号平成18年度岩手県一般会計補正予算(第6号)及び日程第5 議案第2号平成19年度岩手県一般会計補正予算(第1号)
〇議長(伊藤勢至君) 次に、日程第4、議案第1号及び日程第5、議案第2号を一括議題といたします。
 議案第1号及び議案第2号について、提出者の説明を求めます。川窪総務部長。
   〔総務部長川窪俊広君登壇〕
〇総務部長(川窪俊広君) ただいま議題とされました議案について御説明いたします。
 お手元の岩手県議会臨時会議案その1の1ページをお開き願います。
 まず、議案第1号は、平成18年度岩手県一般会計補正予算(第6号)であります。
 これは、本年度末で競馬事業を廃止する方針のもと、岩手県競馬組合が抱える債務の処理について、平成18年度末までの間に、返済または支払いが必要なものの額215億円のうち、構成団体の融資37億円を除く178億円の額について、競馬組合規約上の分賦として、県が責任のある額を支払うために要する経費98億811万7、000円を歳入歳出それぞれに追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ7、555億961万4、000円とするものであります。
 補正予算の内容につきましては、お手元の予算に関する説明書により説明申し上げます。
 予算に関する説明書平成18年度の3ページをお開き願います。
 まず、歳入についてでありますが、12款繰入金2項基金繰入金1目基金繰入金98億811万円余は、県債管理基金繰入金であります。
 次に、歳出についてでありますが、4ページに参りまして、6款農林水産業費2項畜産業費1目畜産総務費98億811万円余は、先ほど御説明申し上げたとおり、岩手県競馬組合に対する分賦としての負担金であります。
 次に、岩手県議会臨時会議案その2の1ページをお開き願います。
 議案第2号は、平成19年度岩手県一般会計補正予算(第1号)であります。
 これは、新年度における岩手県競馬組合の当面の光熱水費や人件費など、レースを行わなくとも必要となる義務的な経費約2億6、700万円のうち、競馬組合規約上の分賦として、県が責任のある額を支払うために要する経費1億4、715万円余を計上するとともに、既存の岩手県競馬組合貸付金27億円を組合解散時まで継続状態とするための予算27億円を加え、28億7、749万8、000円を歳入歳出それぞれに追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ6、994億1、126万5、000円とするものであります。
 補正予算の内容につきましては、お手元の予算に関する説明書により御説明申し上げます。
 予算に関する説明書平成19年度の3ページをお開き願います。
 まず、歳入についてでありますが、10款財産収入1項財産運用収入2目利子及び配当金5、919万円の減額についてでありますが、これは、さきに岩手競馬経営改善推進基金の予算案が否決されたことに伴い、当該基金の運用益8、953万円余を減額するとともに、一方で、当該基金の積み立ての財源として計上していた主要3基金の繰り入れが不要となることによる繰り入れの減額による基金残高の増加に伴いまして、財政調整基金の運用益を1、078万円、県債管理基金の運用益を1、032万円余、公共施設等整備基金の運用益を924万円をそれぞれ増額補正しようとするものであります。
 次に、4ページに参りまして、12款繰入金2項基金繰入金1目基金繰入金2億3、668万円余は、県債管理基金繰入金であります。
 次に、5ページに参りまして、14款諸収入4項貸付金元利収入1目貸付金元利収入27億円は、岩手県競馬組合貸付金の元金償還金であります。これは、年度当初に貸し付けを行い年度末に償還を受けるという、これまで続けてきた短期貸付金の方式を、当面、組合解散時の処理までの間、継続するための歳入予算であります。
 次に、歳出についてでありますが、6ページをお開き願います。2款総務費1項総務管理費4目財政管理費2、002万円は、財政調整基金積立金及び公共施設等整備基金積立金であります。これは、先ほど申し上げましたように、財政調整基金と公共施設等整備基金の残高が増加するという影響があることに伴うものであります。
 次に、7ページに参りまして、6款農林水産業費2項畜産業費1目畜産総務費28億4、715万円余は、岩手県競馬組合負担金1億4、715万円余及び岩手県競馬組合貸付金27億円でございます。
 最後に、8ページに参りまして、12款公債費1項公債費3目公債諸費1、032万円余は、県債管理基金の残高が増加することに伴う運用益積立金の増でございます。これは、県債管理基金の運用益の積立金が12款公債費において予算経理されていることに伴うものでございます。
 以上で説明を終わります。
 原案に御賛成いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
〇議長(伊藤勢至君) これより質疑に入ります。
 質疑の通告がありますので、発言を許します。千葉伝君。

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