平成13年9月定例会 第11回岩手県議会定例会会議録

前へ 次へ

〇総務委員長(千葉伝君) 去る9月28日の本会議及び本日の本会議におきまして、当総務委員会に付託されました議案7件につきまして、10月3日及び本日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第1号平成13年度岩手県一般会計補正予算(第1号)中、第1条第1項、同条第2項第1表歳入歳出予算補正のうち、歳入各款、歳出第1款議会費、第2款総務費、第9款警察費及び第12款公債費並びに第3条地方債の補正についてでありますが、これは、国庫補助事業の決定等に伴い、事業費に追加及び変更を要するもの等、事業執行上、今回計上を要するものについて、総額173億9、311万3、000円を補正しようとするものであります。
 第1条第2項第1表歳入歳出予算補正のうち、歳入の主なものは、第5款地方交付税16億8、633万3、000円、第9款国庫支出金72億3、570万6、000円、第13款諸収入19億5、671万3、000円、第14款県債48億8、100万円のそれぞれの増等であります。
 歳出の主なものは、第1款議会費においては、管理運営費1、752万円の増であり、第2款総務費においては、情報通信技術講習推進事業費1、100万4、000円、三陸鉄道運営費補助1、467万円の増等であり、第9款警察費においては、運転者管理システム等整備費2、254万4、000円、警察署庁舎整備事業費1、981万1、000円の増等であります。
 第12款公債費においては、県債償還元金3、685万円の増であります。
 第3条地方債の補正は、土地改良事業ほか12事業の起債の限度額を変更しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第15号岩手県県税条例の一部を改正する条例でありますが、これは、地方税法の一部改正に伴い、長期所有上場株式等の譲渡をした場合の譲渡所得に係る県民税の課税の特例を設けるとともに、あわせて所要の整理をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第18号気仙郡三陸町の大船渡市編入に伴う関係条例の整理に関する条例でありますが、これは、気仙郡三陸町の大船渡市編入に伴い、関係条例を整理しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第19号岩手郡岩手町と岩手郡玉山村の境界変更に関し議決を求めることについてでありますが、これは、土地改良事業の施行に伴い、岩手郡岩手町と岩手郡玉山村の境界を変更しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第25号財産の取得に関し議決を求めることについてでありますが、これは、株式会社アイシーエスから、市町村の区域を越えた住民基本台帳に関する事務の処理の用に供するため、住民基本台帳ネットワーク関連機器を取得しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、住民基本台帳ネットワーク構築に係るいわて情報ハイウェイ支線ネットワークの整備及び個人情報保護のセキュリティー対策について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第26号財産の取得に関し議決を求めることについてでありますが、これは、株式会社テーアイイー岩手から、行政情報の処理及び提供の用に供するため、パーソナル・コンピューター及びネットワーク周辺機器を取得しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第29号特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、諸般の情勢にかんがみ、知事の平成13年11月から平成14年1月までの間に支給されるべき給料を月額110万5、000円としようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、前回の条例改正との関連性、二重に減額を行う理由及び行政組織としての職員の資質向上のための取り組み等について質疑が交わされたところであります。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、NPO活動支援事業について、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承を願います。
 なお、さきに継続調査と議決されておりました政策評価結果及び政策推進につきましては、県当局から説明を受け、質疑、意見交換を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)

〇議長(谷藤裕明君) 次に、佐々木環境福祉委員長。
   〔環境福祉委員長佐々木一榮君登壇〕

〇環境福祉委員長(佐々木一榮君) 去る9月28日の本会議におきまして、当環境福祉委員会に付託されました議案2件及びさきに付託を受けました請願陳情3件につきまして、10月3日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第1号平成13年度岩手県一般会計補正予算(第1号)中、第1条第2項第1表歳入歳出予算補正のうち、歳出第3款民生費及び第4款衛生費についてでありますが、これは、国庫補助事業の決定等に伴い、事業費に追加及び変更を要するもの等、事業執行上、今回、計上を要するものについて、補正しようとするものであります。
 第3款民生費は、5、770万円の減額補正であり、その主なものは、管理運営費9、505万4、000円、岩手県社会福祉事業団運営費補助2、560万3、000円、知的障害者デイサービス事業費補助1、397万8、000円のそれぞれの増、老人福祉施設整備費2億4、344万9、000円の減等であります。
 第4款衛生費は、2億4、900万5、000円の増額補正であり、その主なものは、精神障害者社会復帰施設整備費補助6、640万2、000円、環境放射能水準調査費2、529万7、000円、病院内情報システム整備費補助9、828万円のそれぞれの増等であり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、資源循環型廃棄物処理推進事業費に関する廃棄物の処理方針、乳肉衛生指導取締費に関する検査体制の状況、老人福祉施設整備費の減額理由等について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第16号理容師法施行条例の一部を改正する条例でありますが、これは、理容師法の一部改正に伴い、所要の整理をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第56号乳幼児医療費助成事業の対象年齢拡大について請願外2件につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、産業廃棄物の不法投棄・不正搬入の状況について及び県立病院における医療廃棄物の処分状況について、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)

〇議長(谷藤裕明君) 次に、上澤商工文教委員長。
   〔商工文教委員長上澤義主君登壇〕

〇商工文教委員長(上澤義主君) 去る9月28日の本会議におきまして、当商工文教委員会に付託されました議案3件及びさきに付託を受けました請願陳情4件につきまして、10月3日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第1号平成13年度岩手県一般会計補正予算(第1号)中、第1条第2項第1表歳入歳出予算補正のうち、歳出第5款労働費、第7款商工費及び第10款教育費並びに第2条第2表債務負担行為補正中、2変更のうち、6校舎建設事業についてでありますが、これは、国庫補助事業の決定等に伴い、事業費に追加及び変更を要するもの等、事業執行上、今回計上を要するものについて補正しようとするものであります。
 第5款労働費は、7、261万3、000円の補正であり、その主なものは、雇用促進費のうち緊急地域雇用特別基金事業費補助3、808万3、000円の増等であります。
 第7款商工費は、5、980万9、000円の補正であり、その主なものは、中心市街地商店街施設整備費補助3、533万4、000円、コミュニティ・ビジネス育成支援事業費761万円のそれぞれの増等であります。
 第10款教育費は、1億7、688万9、000円の補正であり、その主なものは、県立大学大学院整備費3、877万1、000円、私立学校運営費補助3、592万9、000円のそれぞれの増等であります。
 第2条第2表債務負担行為補正中、2変更のうち、6校舎建設事業は、その限度額を変更しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、緊急地域雇用特別交付金の内容、本県の雇用対策の規模などについて質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第6号平成13年度岩手県中小企業振興資金特別会計補正予算(第1号)についてでありますが、これは、小規模企業者等設備導入資金貸付費11億6、600万円を増額しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第27号権利の放棄に関し議決を求めることについてでありますが、これは、中小企業設備近代化資金貸付金に係る債権の回収が不可能であるため、当該権利を放棄しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第52号教育予算の拡充、義務教育費国庫負担制度の堅持を求めることについて請願外3件につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、地域における雇用・能力開発対策の現状について、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承を願います。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)

〇議長(谷藤裕明君) 次に、伊藤農林水産委員長。
   〔農林水産委員長伊藤勢至君登壇〕

〇農林水産委員長(伊藤勢至君) 去る9月28日の本会議におきまして、当農林水産委員会に付託されました議案9件及びさきに付託を受けました請願陳情2件につきまして、10月3日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第1号平成13年度岩手県一般会計補正予算(第1号)中、第1条第2項第1表歳入歳出予算補正のうち、歳出第6款農林水産業費、第2条第2表債務負担行為補正のうち、1追加中1及び2変更中1から3についてでありますが、これは、国庫補助事業の決定等に伴い、事業費に追加及び変更を要するもの等、事業執行上、今回計上を要するものについて、補正しようとするものであります。
 第6款農林水産業費は、43億268万円の補正でありますが、その主なものは、圃場整備事業費13億7、114万9、000円、国営土地改良事業費負担金14億725万2、000円、林業地域総合整備事業費2億9、861万2、000円、漁業協同組合信用事業統合促進資金貸付金6億1、891万2、000円のそれぞれの増等であります。
 第2条第2表債務負担行為補正のうち、1追加中、1農村活性化住環境整備事業については、その期間及び限度額を定め、2変更中、1圃場整備事業ほか2事業については、その限度額を変更しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、岩手畜産流通センターへの出資金の内容及び松くい虫防除に対する取り組み等について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第2号平成13年度岩手県農業改良資金特別会計補正予算(第1号)は、1億5、693万円の補正、議案第3号平成13年度岩手県県有林事業特別会計補正予算(第1号)は、2、645万5、000円の補正、議案第4号平成13年度岩手県林業改善資金特別会計補正予算(第1号)は、8億9、022万7、000円の補正、議案第5号平成13年度岩手県沿岸漁業改善資金特別会計補正予算(第1号)は、5億2、944万3、000円の補正でありますが、これらは、いずれも事業計画の変更に基づいて、所要額を補正しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、県有林事業と林業公社の関係等について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第9号農業関係の建設事業に要する経費の一部を負担させることに関する議決の変更に関し議決を求めることについて、及び議案第10号農業関係の建設事業に要する経費の一部を負担させることに関し議決を求めることについてでありますが、これらは、農業関係の建設事業に要する経費の額の変更等に伴い、受益市町村の負担金の額を変更し、または経費の一部を受益市町村に負担させようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第11号水産関係の建設事業に要する経費の一部を負担させることに関する議決の変更に関し議決を求めることについてでありますが、これは、水産関係の建設事業に要する経費の額の変更に伴い、受益町の負担金の額を変更しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第20号海岸保全施設整備事業下荒川地区水門土木工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについてでありますが、これは、海岸保全施設整備事業下荒川地区水門土木工事の請負契約を締結しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第57号セーフガードの本格発動と品目拡大を求める請願外1件につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり採択と決定いたしました。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、岩手県オリジナル水稲品種いわてっこの育成経過と生産販売方針について及び本県における系統豚造成と供給体制について、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)

〇議長(谷藤裕明君) 次に、中屋敷県土整備委員長。
   〔県土整備委員長中屋敷十君登壇〕

〇県土整備委員長(中屋敷十君) 去る9月28日の本会議におきまして、当県土整備委員会に付託されました議案11件につきまして、10月3日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第1号平成13年度岩手県一般会計補正予算(第1号)中、第1条第2項第1表歳入歳出予算補正のうち、歳出第8款土木費、第11款災害復旧費、第2条第2表債務負担行為補正中1追加のうち2及び3並びに2変更のうち4及び5についてでありますが、これは、国庫補助事業の決定等に伴い、事業費に追加及び変更を要するもの等、事業執行上、今回計上を要するものについて補正しようとするものであります。
 第8款土木費は、12億7、069万8、000円の補正でありますが、その主なものは、直轄道路事業費負担金13億2、446万5、000円、直轄河川事業費負担金9億723万3、000円のそれぞれの増、道路改築事業費9億7、179万円、緊急地方道路整備事業費10億5、670万円のそれぞれの減等であります。
 第11款災害復旧費第2項土木施設災害復旧費は、111億4、504万5、000円の補正でありますが、その主なものは、河川等災害復旧事業費108億4、791万4、000円の増等であります。
 第2条第2表債務負担行為補正中、地方特定道路整備事業ほか1事業はその期間及び限度額を定め、公営住宅建設事業ほか1事業はその限度額を変更しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第7号平成13年度岩手県流域下水道事業特別会計補正予算(第1号)は16億2、538万円の補正、議案第8号平成13年度岩手県港湾整備事業特別会計補正予算(第1号)は1億2、000万円の補正でありますが、これらは、いずれも事業計画の変更等に基づいて所要額を補正しようとするものであり、いずれも原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第12号土木関係の建設事業に要する経費の一部を負担させることに関する議決の変更に関し議決を求めることについて、及び議案第13号土木関係の建設事業に要する経費の一部を負担させることに関し議決を求めることについてでありますが、これらは、土木関係の建設事業に要する経費の額の変更に伴い、受益市町の負担金の額を変更し、または経費の一部を受益市町に負担させようとするものであり、いずれも原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第14号流域下水道事業に要する経費の一部を負担させることに関する議決の変更に関し議決を求めることについてでありますが、これは、流域下水道事業に要する経費の額の変更に伴い、受益市町の負担金の額を変更しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第21号主要地方道一関大東線東大橋工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについてでありますが、これは、主要地方道一関大東線東大橋工事の請負契約を締結しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第22号主要地方道久慈岩泉線安家2号トンネル築造工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについてでありますが、これは、主要地方道久慈岩泉線安家2号トンネル築造工事の請負契約を締結しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第23号津軽石川筋三陸高潮対策工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについてでありますが、これは、津軽石川筋三陸高潮対策工事の請負契約を締結しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、指名業者選定について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第24号小鎚川筋三陸高潮対策工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについてでありますが、これは、小鎚川筋三陸高潮対策工事の請負契約を締結しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第28号訴えの提起に関し議決を求めることについてでありますが、これは、建物収去土地明渡請求事件の訴えの提起をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、発電所集中監視制御システムについて引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)

〇議長(谷藤裕明君) これより、ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑の通告がありますので、発言を許します。斉藤信君。


前へ 次へ