平成14年2月定例会 第13回岩手県議会定例会会議録

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〇予算特別委員長(藤原泰次郎君) 去る3月11日に行われました、予算特別委員会の正副委員長の互選の結果、委員長には私が、副委員長には佐藤力男君が選任されましたので、私から当委員会における審査の経過と結果につきまして、御報告申し上げます。
 予算特別委員会は、6日の本会議において設置され平成14年度の予算15件及びこれらに関連する議案23件につきまして審査の付託を受けたのでありますが、これら付託案件の審査に当たりましては、各部局ごとに主管部局長から議案の説明を聞き、質疑を行った後、20日の午後に、各会派の代表の方々にお集まり願い、意見の取りまとめをいたしました。その結果を委員会に諮り、当委員会の結論といたした次第であります。
 審査の経過につきましては、各位御承知のとおりでありますので省略させていただき、以下、各案件について、その結果を申し上げます。
 議案第6号につきましては、次の意見、すなわち、我が国の経済情勢は、景気の一部に下げどまりの兆しが見られるものの、依然厳しい状況にある中にあって、平成14年度における本県財政は、県税や地方交付税などの大幅な減収が見込まれる一方、公債費の大幅な増嵩や大規模プロジェクトの事業費の増大などにより、一段と厳しい環境下に置かれるものと予想される。
 このような中にあって、本県においては、岩手県総合計画に掲げる諸施策を着実に進める必要があるとともに、地方分権や新たな行政ニーズにも的確に対応できるような、機動的かつ効率的な行財政運営が求められているところである。
 このようなことから、今後の財政運営に当たっては、行政システム改革大綱に基づいた行財政改革を一層推進するとともに、より的確な政策評価結果に基づく事業の厳選や自主財源のさらなる確保を図るなど、引き続き財政運営の健全化に努められたい。
 また、地域経済の動向に配慮し、雇用対策や県内各産業の振興対策など、必要な施策を適時適切に実施するとともに、岩手県総合計画に掲げる諸施策を着実に推進し、県民が豊かさとゆとりを実感できる魅力ある地域社会の形成と、地域の特性を生かした県土の均衡ある発展が実現できるよう、さらに努力せられたい旨の意見を付し、多数をもって原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第9号、議案第16号から議案第18号まで、議案第21号から議案第26号まで、議案第45号、議案第47号、議案第55号及び議案第60号につきましては、多数をもって原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第7号、議案第8号、議案第10号から議案第15号まで、議案第19号、議案第20号、議案第28号、議案第40号から議案第44号まで、議案第46号、議案第48号から議案第51号まで、議案第54号及び議案第58号につきましては、原案を可とすることに決定いたしました。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)

〇議長(谷藤裕明君) これより、ただいまの委員長報告に対する質疑に入るのでありますが、通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
 これより、討論に入ります。討論の通告がありますので、発言を許します。斉藤信君。
   〔23番斉藤信君登壇〕


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