平成14年12月定例会 第16回岩手県議会定例会会議録

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〇41番(菅原温士君) 関連してお伺いいたします。
 今、佐々木議員、そしてまた知事のお話を拝聴いたしておったわけでありますが、知事は高度な思想のもとにその頑張らないという言葉の中身を表現したと思うわけでありますけれども、考えてみますと、頑張らないという言葉がこの世界からなくなったら一体どうなるんだと、私は非常に危険性があるのではないかという感じがいたしておるわけであります。今、佐々木議員もお話いたしましたように、小学校の子供に頑張れよと、私は孫があるんですが、毎日宿題をやっておりますが、おお、頑張ってるな、頑張れよと。これは頑張るなと言われませんよ。それから、幼稚園の運動会、きょうは運動会だ、頑張れよ、一等とれよと、これは今まで何百年も使ってきた一般的な言葉なんですね。これを否定するということは一体どういうことになるのでしょうか。
 我々地場産業の企業も今非常に苦境に達しているわけなんですよ。倒産しないように一生懸命頑張っているんです。経営者の給料を削って従業員の給料だけは確保するという精神、それをやるからみんな頑張ってなという、そういう頑張れの言葉を今毎日使っているわけなんですよ。
 うちの方に工場があります日産自動車系列のある工場が、経営者がかわりまして住友電装に変わりました。新しい社長が参りまして150%の生産量を上げろという気合いを入れたそうであります。そして、みんなで頑張ろう、こう言ったそうであります。そして生き残りを図ろうというようなことがあったそうでありますので、どうもその頑張らなくていいんだという言葉、これはちょっと私、将来に大きな禍根を残すような気がするんですが、知事、どうなんでしょうね。
 一般的に言って、みんな頑張る、頑張るという気持ちで頑張っているんですよ、本当は。もう一回、県民にわかるような、理解できるような説明をする機会をひとつつくったらいかがでしょうか、お伺いいたします。
〇知事(増田寛也君) 今、佐々木俊夫議員と菅原温士両議員からこの提言の内容について御指摘があったんですが、まさしく私も、県内の例えば1次産業の現場に行って、そこで生産者の皆さん方が、地をはいつくばるような大変な努力をしておられる、中小企業で皆さん方が大変な努力をしておられる、そういう現実を見るにつけ、別途、そうしたものが今全部駆逐されようとしている大変大きな流れがある、そこの構造にぜひ目を向けていただきたい。大きな全世界のその中で、そういったものが今駆逐されようとしている、それは何が問題なのかということを私はこの言葉によってあえて問題提起をして、そしてまた、ぜひ皆さんに気づいていただきたい、そんな気がしてございます。
   
〇副議長(瀬川滋君) この際、暫時休憩いたします。
   午後4時16分 休 憩
   
出席議員(44名)
1  番柳村典秀 君
3  番前田隆雄 君
4  番及川 敦 君
5  番樋下正信 君
6  番照井昭二 君
7  番吉田昭彦 君
8  番工藤大輔 君
9  番川村農夫 君
10  番佐々木順一 君
11  番佐藤力男 君
12  番阿部静子 君
13  番阿部富雄 君
14  番田村 誠 君
15  番岩城 明 君
16  番柳村岩見 君
17  番小野寺研一 君
18  番千葉 伝 君
19  番及川幸子 君
20  番阿部敏雄 君
22  番小野寺好 君
23  番斉藤 信 君
24  番伊沢昌弘 君
25  番田村正彦 君
26  番上澤義主 君
27  番瀬川 滋 君
28  番佐々木大和 君
29  番水上信宏 君
30  番谷藤裕明 君
31  番藤原泰次郎 君
32  番菊池 勲 君
33  番佐々木一榮 君
34  番伊藤勢至 君
35  番高橋賢輔 君
36  番小原宣良 君
37  番長谷川忠久 君
38  番千葉 浩 君
39  番吉田洋治 君
43  番山内隆文 君
44  番折居明広 君
45  番村上惠三 君
46  番藤原良信 君
47  番及川幸郎 君
48  番菊池雄光 君
49  番佐々木俊夫 君
欠席議員(4名)
2  番飯沢 匡 君
40  番工藤 篤 君
41  番菅原温士 君
42  番佐藤正春 君
   
説明のため出席した者
休憩前に同じ
   
職務のため議場に出席した事務局職員
休憩前に同じ
   
午後4時35分 再 開
〇副議長(瀬川滋君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 日程第1、一般質問を継続いたします。
   
〇副議長(瀬川滋君) 本日の会議時間は議事の都合により、あらかじめ延長いたします。
   
〇副議長(瀬川滋君) 村上惠三君。
   〔45番村上惠三君登壇〕(拍手)

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