令和7年2月定例会 第9回岩手県議会定例会会議録

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〇42番(高橋はじめ君) 発議案第4号は、会派希望いわてから提出いたしたものであり、会派を代表して私から、提案理由の説明をいたします。
 令和5年10月に、複数税率に対応した仕入れ税額控除の方式としてインボイス制度―適格請求書等保存方式が導入されました。
 この制度では、インボイス発行事業者ではない事業者からの仕入れでは税額控除ができないことから、主に小規模事業者や個人事業者である免税事業者は、取引先からインボイス発行を求められ、発行できない場合は、不当な値下げ要求や取引の打ち切りを求められることが懸念されております。また、インボイス発行事業者になると、消費税の申告及び納付が義務づけられ、税負担と経理事務負担の二重の負担を負うことになります。
 制度導入に当たっては、インボイス発行事業者になった場合に、3年間は納税額を軽減するなどの負担軽減措置や税務署での相談体制の構築や会計ソフト導入への補助などの支援措置が講じられてきました。
 制度導入から1年余り経過したが、小規模事業者等からは、税負担を激増させることになり、経営規模の弱い中小、零細事業者の廃業が加速し、地域経済を縮小させるおそれが生じている、免税事業者が課税転換した際の税負担と事務負担がネックとなっているなどの切実な声が上がっている。
 さらに、負担軽減措置や支援措置も不十分であり、小規模事業者等の事業活動への深刻な影響は、決して看過できるものではない。また、長期化するエネルギー価格や原材料費等の高騰、金利の上昇及び人手不足の深刻化を価格転嫁できていない等、経営環境はより一層厳しさを増しており、インボイス制度に係る負担を小規模事業者等に求めることができる状況ではない。
 インボイス導入後の小規模事業者等の負担増や昨今の厳しさを増す経営環境に鑑みれば、国の負担軽減措置や支援措置の継続及び拡充のみでは不十分であり、小規模事業者等の経営の持続化や地域経済の活性化を図るためには、インボイス制度そのものの廃止が最善の策であると思料せざるを得ない。
 よって、国においては、インボイス制度等の小規模事業者等に過大な負担を強いる制度を早急に廃止することを強く要望する。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出しようとするものでございます。満堂の御支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
〇議長(工藤大輔君) これより質疑に入るのでありますが、通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております発議案第4号は、会議規則第34条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(工藤大輔君) 御異議なしと認めます。よって、発議案第4号は、委員会の付託を省略することに決定いたしました。
 これより討論に入るのでありますが、通告がありませんので、討論なしと認め、討論を終結いたします。
 これより、発議案第4号適格請求書等保存方式(インボイス制度)の廃止等を求める意見書を採決いたします。
 本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
〇議長(工藤大輔君) 起立少数であります。よって、発議案第4号は、否決されました。
   
   日程第90 発議案第5号保育施設の職員配置改善加算の措置に関する要件緩和を求める意見書
〇議長(工藤大輔君) 次に、日程第90、発議案第5号保育施設の職員配置改善加算の措置に関する要件緩和を求める意見書を議題といたします。
 提出者の説明を求めます。大久保隆規君。
   〔3番大久保隆規君登壇〕

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