令和6年9月定例会 第6回岩手県議会定例会会議録

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〇42番(高橋はじめ君) 参政党所属の高橋はじめであります。
 たびたび申し上げておりますが、私は、全ての県民の命と健康を守ることを公約とし、がん撲滅対策、新型コロナワクチンによる薬害と思われる重大な副反応及び後遺症に関する調査、情報発信に取り組んでおります。その取り組みから、ただいま報告のありました請願陳情受理番号第38号、第39号及び第40号において、不採択とする委員長報告に対します反対討論をいたします。
 請願第38号児童、生徒の保護者に対する予防接種健康被害救済制度の周知を求める請願ですが、その願意は、新型コロナワクチンに限らず、日本で行われている予防接種は、子宮頸がん等予防ワクチンなど数多く、接種後に体調不良を起こし、重症の場合には、日常生活を送ることが困難になる事例が全国的に発生しており、国が、定期接種や臨時接種後に健康被害を生じた場合、予防接種健康被害救済制度を設けているにもかかわらず、ほとんどの保護者がこの救済制度を知ることはないことから、予防接種前に、学校など教育機関を通じて児童生徒、保護者へ周知することを求める請願であります。
 委員会審査によれば、予防接種健康被害救済制度の申請状況は、県内の18歳以下、過去5年間に、新型コロナワクチン以外の定期接種で申請2件、うち認定、否認各1件、新型コロナワクチンで申請6件、うち認定5件、審査中1件と申請が3倍となっており、申請に至らない軽微なものを含めると健康被害が多数あったのではないかと推測されます。
 そのような中、保護者への説明は母子健康手帳や接種券記載の説明資料が中心で、接種当時の予診時という短い時間での説明は、不十分と言わざるを得ない状況ではないでしょうか。
 児童生徒のアレルギー体質等を考えると、後遺症によって生涯不自由な生活を余儀なくされる事態は防がなければならず、保護者会等で保健師や学校医等から、資料に基づき十分な説明を行う必要があるのではないでしょうか。
 請願第39号mRNAワクチン接種中止等の意見書を国に提出することを要望する請願ですが、その願意は、令和3年2月から国内で開始された新型コロナワクチン接種は、海外では早い段階で中止されたにもかかわらず、日本では7回まで続けられ、一方で、新規感染者数は減少するどころか、接種のたびに増加し、令和3年から日本の死亡者数は、医療逼迫や高齢化では説明がつかないほど増加している現状と、今月から始まった定期接種において、世界で唯一、我が日本だけが認可した自己増殖型ワクチン―レプリコンワクチンの危険性が、一般社団法人日本看護倫理学会を初め、各方面で厳しく指摘されていることにより、県民の命と健康を守るため、一つ、効果が見込めないだけでなく健康被害を多数出しているmRNAワクチン、及び安全性が承認されていない自己増殖型mRNAワクチンの接種を中止すること、二つ、mRNAワクチン接種による健康被害状況の周知を徹底し、mRNAワクチンで生じた健康被害への救済を強化することの2点を、国に対し意見書の提出を求めたものであります。
 さきの一般質問で触れましたが、7月29日、厚生労働省発表の本年4月21日分の報告によれば、全国で副反応報告者3万7、091人、そのうち重篤者が9、014人、接種後死亡者は2、204人、予防接種健康被害救済制度の認定数では、わずか3年半で認定数が8、153件と過去45年間の累計3、522件の2.3倍になっているほか、死亡者に係る認定数は835件で、過去45年間、151件の5.5倍と驚くべき事態となっております。
 本県でも、これまで80件の申請が出され、週ごとに増加傾向にあり、認定数61件、否認5件、審査中14件であり、死亡者にかかわる認定件数は8件、否認1件、審査中4件であります。
 こんなに多くの健康被害者を出しておきながら、政府も厚生労働省も新型コロナワクチンを推奨した医学界も、誰も謝罪をすることもなく、責任を口にする者はおりません。救済金を支払った、だからそれまでなのか。新型コロナワクチン接種後に亡くなった人は、自己判断、自己責任なのか。失われた命、今なお健康被害に苦しむ国民、県民、その苦しみや痛みを、新型コロナワクチンを推奨した行政にかかわる全ての人が自分のことのように受けとめ、県民を代表する我々議員も寄り添わなくてよいのか、これを問いたい。
 基礎体力の弱体化が進む高齢者に、劇薬並びに血管内壁を傷める事例報告が多数あるダブルパンチの新型コロナワクチン接種は、命を縮めかねない。加えて、増殖型のレプリコンワクチンは、世界初という未知のワクチンであり、この接種が始まれば危険で訪日を控えるとの欧米の声が出始め、国内でも、接種者の来訪お断りの張り紙を出す施設も出てくるなど、異常とも思える国内外の反応であります。
 こうした混乱が拡大することとなれば、また、社会封鎖など地域経営に再び打撃を与えることも想定されることから、世界と同様に新型コロナワクチンの接種は中止すべきと思うところであります。
 どうか、各議員の皆さん、厚生労働省がいう安全宣言をうのみにせず、ネット社会でありますので、みずからの行動で世界の動向をぜひ検索、調査願いたい。このままでは世界からこの日本は隔離されかねません。
 請願第40号mRNAワクチン接種事業に対して政策評価を要望する請願ですが、その願意は、新型コロナウイルス感染症に対処するためmRNAワクチン接種事業が全国で実施される一方、世界各国が4回から5回で接種を中止する中、いまだに接種を続けるワクチンの有効性や安全性に対する県民の不安は依然として残っており、特例承認及び緊急承認されたmRNAワクチンは、接種後の健康被害が多く、予防接種健康被害者救済制度の申請件数及び死亡者数は、日本国内で承認された全ての医薬品の累計を超えており、今なおふえ続けているとし、有効性に関する評価の実施、安全性の再検証、インフォームドコンセントの実施状況、評価結果の公開と説明の4項目について、国に対して要望する意見書であります。
 先ほど述べましたが、この3年半余りの新型コロナワクチン接種事業によって、多くの県民が健康被害の救済を国に求めている現状は、このまま放置してよいのでしょうか。余りにも無責任な状態を国も県も軽視していると強く思うところであります。
 健康被害救済制度に申請した80件は氷山の一角であり、原因不明の体調不良を訴える多くの県民の声に耳を傾け、健常者が、ある日突然亡くなったと言われる訃報が数多く聞こえてくる現状に目を凝らしていただきたい。
 いろいろな思いを込めて訴えさせていただきましたが、不採択とした委員長報告に対し反対を申し上げ、討論といたします。御賛同よろしくお願いいたします。
〇議長(工藤大輔君) 以上で通告による討論は終わりました。
 これをもって討論を終結いたします。
 これより、請願陳情中、受理番号第36号「岩手県に高レベル放射性廃棄物を持ち込ませない条例(仮称)」制定を求める請願を採決いたします。
 本請願は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
〇議長(工藤大輔君) 起立多数であります。よって、請願陳情中、受理番号第36号は、委員長の報告のとおり決定いたしました。
 次に、請願陳情中、受理番号第32号2,4,5−T系除草剤埋設物の撤去を国に求める意見書提出の請願を採決いたします。
 本請願は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
〇議長(工藤大輔君) 起立多数であります。よって、請願陳情中、受理番号第32号は、委員長の報告のとおり決定いたしました。
 次に、請願陳情中、受理番号第41号緊急経済対策としてリフォーム助成制度の創設を求める請願を採決いたします。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
〇議長(工藤大輔君) 起立多数であります。よって、議案第41号は、委員長の報告のとおり決定いたしました。
 次に、請願陳情中、受理番号第38号児童、生徒の保護者に対する予防接種健康被害救済制度の周知を求める請願を採決いたします。
 本請願は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
〇議長(工藤大輔君) 起立多数であります。よって、請願陳情中、受理番号第38号は、委員長の報告のとおり決定いたしました。
 次に、次に、議案第14号岩手県立学校設置条例の一部を改正する条例を採決いたします。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
〇議長(工藤大輔君) 起立多数であります。よって、議案第14号は、委員長の報告のとおり決定いたしました。
 次に、請願陳情中、受理番号第39号mRNAワクチン接種中止等の意見書を国に提出することを要望する請願を採決いたします。
 本請願は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
〇議長(工藤大輔君) 起立多数であります。よって、請願陳情中、受理番号第39号は、委員長の報告のとおり決定いたしました。
 次に、請願陳情中、受理番号第40号mRNAワクチン接種事業に対して政策評価を要望する請願を採決いたします。
 本請願は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
〇議長(工藤大輔君) 起立多数であります。よって、
請願陳情中、受理番号第40号は、委員長の報告のとおり決定いたしました。
 次に、議案第2号から議案第13号まで、議案第15号、議案第16号、議案第18号から議案第27号まで、議案第32号、議案第33号及びただいま議決いたしました請願陳情を除く請願陳情を一括して採決いたします。
 各案件は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
〇議長(工藤大輔君) 起立全員であります。よって、議案第2号から議案第13号まで、議案第15号、議案第16号、議案第18号から議案第27号まで、議案第32号、議案第33号及びただいま議決いたしました請願陳情を除く請願陳情は、委員長の報告のとおり決定いたしました。
   
   日程第29 委員会の閉会中の継続審査の件
〇議長(工藤大輔君) 次に、日程第29、委員会の閉会中の継続審査の件を議題といたします。
   
〔参照〕
     委員会の閉会中の継続審査事件
1 継続審査
  文教委員会 請願陳情受理番号第35号
 盛岡一高バレーボール部に関わる調査検証委員会設置についての請願
   
〇議長(工藤大輔君) お諮りいたします。委員会の閉会中の継続審査の件につきましては、文教委員長から、お手元に配付いたしてあるとおり申し出がありますが、委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(工藤大輔君) 御異議なしと認めます。よって、本件は委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。
   
   日程第30 発議案第1号有害物質である2,4,5−T系除草剤埋設物の岩手県内埋設地区からの早期撤去を求める意見書
〇議長(工藤大輔君) 次に、日程第30、発議案第1号有害物質である2,4,5−T系除草剤埋設物の岩手県内埋設地区からの早期撤去を求める意見書を議題といたします。
 提出者の説明を求めます。佐々木環境福祉委員長。
   〔環境福祉委員長佐々木宣和君登壇〕
〇環境福祉委員長(佐々木宣和君) 発議案第1号につきまして、環境福祉委員会提案でありますので、委員長であります私から、提案理由の説明を行います。
 発議案第1号有害物質である2,4,5−T系除草剤埋設物の岩手県内埋設地区からの早期撤去を求める意見書でありますが、去る6月定例会において、請願陳情受理番号第32号2,4,5−T系除草剤埋設物の撤去を国に求める意見書提出の請願が環境福祉委員会に付託され、採択と決定したことに伴い、意見書を提案するものであります。
 その趣旨を御説明いたしますと、全国の国有林内下草の除草に使用していた2,4,5−T系除草剤は、ダイオキシンを含み、有害性が指摘され、健康被害をもたらすことが判明しています。
 昭和46年、林野庁は2,4,5−T系除草剤の使用を中止し、残っていた同除草剤をコンクリート固化等により埋設処分するよう各営林局に指示し、岩手県内においては、青森営林局が、約6トンの同除草剤を岩手県内6市町村21カ所に埋設処分しました。
 昭和59年には、愛媛県で不適切に埋設処分されていたことが発覚したことから、全国的な埋設状況調査が行われ、岩手郡雫石町においては、その埋設量が3、940キログラムと全国の市町村で最も多い量となっています。
 岩手県内では、今なお周辺環境への影響が懸念されており、また、近年、災害リスクの高まり等により、埋設地を巻き込んだ土砂崩れ等、埋設物そのものが崩壊し流出する可能性も考えられます。
 令和3年からの林野庁モデル事業により、埋設物を周囲に飛散させずに掘削処理する手法が確認され、全国ではモデル地区の自治体もふえており、今年度には、熊本県宇土市において撤去作業が開始されました。
 以上のことから、本意見書案においては、有害物質である2,4,5−T系除草剤埋設物を岩手県内の埋設地区から早期撤去するよう国に要望しようとするものであります。
 以上をもって提案理由の説明を終わります。
〇議長(工藤大輔君) これより質疑に入るのでありますが、通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
 ただいま議題となっております発議案第1号は、委員会提案でありますので、会議規則第34条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたします。
 これより討論に入るのでありますが、通告がありませんので、討論なしと認め、討論を終結いたします。
 これより発議案第1号有害物質である2,4,5−T系除草剤埋設物の岩手県内埋設地区からの早期撤去を求める意見書を採決いたします。
 本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
〇議長(工藤大輔君) 起立多数であります。よって、発議案第1号は、原案のとおり可決されました。
   
   日程第31 発議案第2号地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)の更なる延長と充実を求める意見書から日程第38 発議案第9号水道事業の維持に対する支援の充実を求める意見書まで
〇議長(工藤大輔君) 次に、日程第31、発議案第2号から日程第38、発議案第9号までを一括議題といたします。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております各案件は、各交渉団体会派の賛同を得た委員会提案でありますので、会議規則第34条第2項及び第3項の規定並びに先例により、議事の順序を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(工藤大輔君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 これより、発議案第2号地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)の更なる延長と充実を求める意見書を採決いたします。
 本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
〇議長(工藤大輔君) 起立多数であります。よって、発議案第2号は、原案のとおり可決されました。
 次に、発議案第3号から発議案第9号までを一括して採決いたします。
 各案件は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
〇議長(工藤大輔君) 起立全員であります。よって、発議案第3号から発議案第9号までは、原案のとおり可決されました。
   
   日程第39 臨時的な協議等の場の設置の件
〇議長(工藤大輔君) 次に、日程第39、臨時的な協議等の場の設置の件を議題といたします。
   
〔参照〕
 議事日程第5号中 日程第39 臨時的な協議等の場の設置の件
名称目的構成員招集権者
議員定数等検討会議議員定数等に関し協議又は調整を行うため交渉団体である会派において指名した議員最初に行われるものにあっては議会運営委員会委員長、その他のものにあっては座長

   
〇議長(工藤大輔君) お諮りいたします。本件は、お手元に配付いたしておりますとおりでありますが、会議規則第115条第2項の規定により、議員定数等検討会議を設置いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(工藤大輔君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
   
   閉 会
〇議長(工藤大輔君) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
 本日はこれをもって散会いたします。
   午後2時25分 散 会

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