平成16年2月定例会 第6回岩手県議会定例会 会議録

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〇総務委員長(佐々木博君) 第5回県議会において継続審査となっております議案1件及び去る3月3日の本会議におきまして、当総務委員会に付託されました議案11件のうち、さきに決定いたしました2件を除く9件及びさきに付託を受けました請願陳情3件につきまして、昨年12月24日、12月25日、本年1月14日、1月16日、3月18日及び3月19日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 継続審査となっております議案第28号平成15年度岩手県一般会計補正予算(第6号)中、第1条第1項及び同条2項第1表歳入歳出予算補正のうち、歳入第5款についてでありますが、これは、いわて森のトレー事案に係る国庫補助金返還に要する経費として、総額4億2、636万8、000円を補正しようとするものであり、歳入は、第5款地方交付税4億2、636万8、000円であります。
 本議案につきましては、当時の事業経過等も含め慎重に審査する必要があることから、昨年12月8日の委員会では結論を出すに至らなかったものであります。
 審査に当たっては、農林水産委員会との連合審査会を7回開催し、昨年12月24日には、久慈市にあるいわて森のトレー生産協同組合に赴いて、現地の状況を調査し、また、本年1月16日には、当時、本事案に関係した方々を参考人として招致して意見を聞いたほか、執行部と質疑を交わしたところでありますが、本事案に係る責任の所在については、いまだ不十分ながらも、事業実施の経緯、事業中断に至った理由、行政による指導監督の状況、補助金返還に係る対応方針、訴訟への取り組みなど、各般にわたり、詳細に審査を行い、鋭意、事案の解明に努めたところであります。
 その結果、当委員会としては、本案に、次の意見、すなわち、いわて森のトレー事業は、当初の目的を達成することができず、まことに遺憾である。
 当該事案については、責任の所在を明確にするとともに、今後の事業実施に当たっては、計画段階においてあらゆる角度からの検討を十分に行い、完成後の維持管理運営の状態までを見きわめるほか、関係諸法令を遵守することはもとより、進行管理を徹底するなど、事業執行に万全を期されたい。
 また、県組織内における連絡・管理体制や事業者等に対する指導監督の充実強化を図るとともに、完了確認検査のあり方についても改善するなど、二度とかかる事態を招くことのないよう厳に留意し、県行政の信頼回復を図られたい旨の意見を付し、全会一致で、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第25号岩手県の事務を市町村が処理することとする事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、ツキノワグマの捕獲等の許可等に係る事務を新たに一関市及び一戸町が行うこととし、特定工場の新設等の届け出の受理等に係る事務を宮古市が行うこととする等所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第26号一般職の職員の給料の調整額に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、言語療法士の名称を言語聴覚士に改めようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第27号一般職の職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、環境衛生検査等業務手当の名称及び支給の対象となる業務の範囲を改めるとともに、あわせて所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第28号職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、地方独立行政法人法等の施行に伴い、退職手当の算定の基礎となる勤続期間の計算等について、所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第49号岩手県警察本部組織条例の一部を改正する条例でありますが、これは、刑事部の分掌事務を改めようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第50号地方独立行政法人法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例でありますが、これは、地方独立行政法人法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律の施行に伴い、関係条例について整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第51号国立大学法人法等の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例でありますが、これは、国立大学法人法等の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律の施行に伴い、関係条例について整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第53号包括外部監査契約の締結に関し議決を求めることについてでありますが、これは、包括外部監査契約を締結しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、同一の契約相手との契約回数、包括外部監査結果報告書の検証状況等について、質疑が交わされたところであります。
 なお、議案第22号政治倫理の確立のための知事の資産等の公開に関する条例の一部を改正する条例については、継続審査と決定いたしました。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第24号年金制度の改悪に反対し、最低保障年金制度の創設を求める請願外2件につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 なお、継続審査と決定いたしました2件につきましては、別途、議長に対し、閉会中の継続審査の申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)

〇議長(藤原良信君) 次に、田村環境福祉委員長。
   〔環境福祉委員長田村誠君登壇〕

〇環境福祉委員長(田村誠君) 去る3月3日の本会議におきまして、当環境福祉委員会に付託されました議案6件のうち、さきに決定いたしました4件を除く2件及びさきに付託を受けました請願陳情5件につきまして、18日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第24号岩手県介護保険審査会の公益を代表する委員の定数に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、岩手県介護保険審査会の公益を代表する委員の定数について、所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、委員の定数を18人以内と改める考え方について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第38号看護師養成所等条例の一部を改正する条例でありますが、これは、岩手県立衛生学院を廃止するとともに、あわせて所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第19号早池峰国定公園計画を再検討することについて請願外4件につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 なお、継続審査と決定いたしました請願陳情4件につきましては、別途、議長に対し、閉会中の継続審査の申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 また、さきに継続調査と議決されておりました県立病院改革につきましては、県当局から説明を受け、質疑、意見交換を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)

〇議長(藤原良信君) 次に、柳村商工文教委員長。
   〔商工文教委員長柳村岩見君登壇〕

〇商工文教委員長(柳村岩見君) 去る3月3日の本会議におきまして、当商工文教委員会に付託されました議案6件のうち、さきに決定いたしました2件を除く4件及びさきに付託を受けました請願陳情3件につきまして、3月18日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第37号高等学校定時制課程及び通信制課程等修学資金貸付条例の一部を改正する条例でありますが、これは、独立行政法人日本学生支援機構法の施行に伴い、所要の整理をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第40号マルチメディアセンター条例を廃止する条例でありますが、これは、マルチメディアセンター条例を廃止しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、マルチメディアセンターの実績と投資額、マルチメディアセンターの廃止に伴う職員の処遇などについて質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第42号個別労働関係紛争の解決の促進に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、地方公営企業労働関係法等の一部改正に伴い、所要の整理をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、特定独立行政法人等の定義などについて質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第52号権利の放棄に関し議決を求めることについてでありますが、これは、中小企業設備近代化資金貸付金に係る債権の回収が不可能であるため、当該権利を放棄しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、資金貸付審査基準、消滅時効の採用の考え方などについて質疑が交わされたところであります。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第17号増田知事の私学振興公約の早期実施を要望する請願外2件につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 なお、継続審査と決定いたしました2件につきましては、別途、議長に対し、閉会中の継続審査の申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)

〇議長(藤原良信君) 次に、阿部農林水産委員長。
   〔農林水産委員長阿部敏雄君登壇〕

〇農林水産委員長(阿部敏雄君) 第5回県議会において継続審査となっております議案1件及びさきに付託を受けました請願陳情2件につきまして、昨年12月24日、12月25日、本年1月14日、1月16日、3月18日及び3月19日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第28号平成15年度岩手県一般会計補正予算(第6号)中、第1条第2項第1表歳入歳出予算補正のうち、歳出第6款農林水産業費についてでありますが、これは、いわて森のトレー事案に係る国庫補助金返還に要する経費について補正しようとするものであり、償還金4億2、636万8、000円の増であります。
 本議案につきましては、当時の事業経過等も含め慎重に審査する必要があることから、昨年12月8日の委員会では結論を出すに至らなかったものであります。
 審査に当たっては、総務委員会との連合審査会を7回開催し、昨年12月24日には、久慈市にあるいわて森のトレー生産協同組合に赴いて現地の状況を調査し、また、本年1月16日には、当時、本事案に関係した方々を参考人として招致して意見を聞いたほか、執行部と質疑を交わしたところでありますが、本事案に係る責任の所在については、いまだ不十分ながらも、事業実施の経緯や事業中断に至った理由、行政による指導監督の状況、補助金返還に係る対応方針、訴訟への取り組みなど、各般にわたり、詳細に審査を行い、鋭意、事案の解明に努めたところであります。
 その結果、当委員会としては、本案に、次の意見、すなわち、いわて森のトレー事業は、当初の目的を達成することができず、まことに遺憾である。
 当該事案については、責任の所在を明確にするとともに、今後の事業実施に当たっては、計画段階においてあらゆる角度からの検討を十分に行い、完成後の維持管理運営の状態までを見きわめるほか、関係諸法令を遵守することはもとより、進行管理を徹底するなど、事業執行に万全を期されたい。
 また、県組織内における連絡・管理体制や事業者等に対する指導監督の充実強化を図るとともに、完了確認検査のあり方についても改善するなど、二度とかかる事態を招くことのないよう厳に留意し、県行政の信頼回復を図られたい旨の意見を付し、全会一致で、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第21号民有林造林事業の推進支援について請願外1件につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 なお、継続審査と決定いたしました1件につきましては、別途、議長に対し、閉会中の継続審査の申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)

〇議長(藤原良信君) 次に、小野寺県土整備委員長。
   〔県土整備委員長小野寺研一君登壇〕

〇県土整備委員長(小野寺研一君) 去る3月3日の本会議におきまして、当県土整備委員会に付託されました議案18件のうち、さきに決定いたしました14件を除く4件及びさきに付託を受けました請願陳情1件につきまして、18日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第32号道路占用料徴収条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、ガス事業法の一部改正に伴い、所要の整理をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第44号風致地区内の建築等の規制に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、風致地区内における建築等の規制の基準を定める政令の一部改正に伴い、所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第45号建築基準法施行条例の一部を改正する条例でありますが、これは、建築基準法の一部改正に伴い、日影規制に係る制限を受ける建築物、平均地盤面からの高さ等について所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、洪水時の浸水区域等における建築確認の際の住民に対する周知等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第46号岩手県港湾施設管理条例の一部を改正する条例でありますが、これは、港湾区域に入港した船舶及び港湾区域を出港しようとする船舶について届け出を要することにしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第10号主要地方道紫波川井線の一部ルートを変更し整備促進して公共性を高めることを求める請願につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり、次の意見、すなわち、当該県道のルート変更・整備については、早池峰国定公園の保護・保全対策のあり方等について幅広く検討を重ねた上で、総合的に判断すべきものと思料するものであるとの意見を付して、採択と決定いたしました。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、簗川ダム建設事業について引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 なお、さきに継続調査と議決されておりました建設業振興緊急アクションプログラムにつきましては、県当局から説明を受け、質疑、意見交換を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)

〇議長(藤原良信君) 次に、佐々木議会運営委員長。
   〔議会運営委員長佐々木一榮君登壇〕

〇議会運営委員長(佐々木一榮君) さきに当議会運営委員会に付託を受けました請願陳情1件につきまして、本日、委員会を開き、審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 受理番号第18号ザ・グレート・サスケ議員に対するアダルトビデオ出演疑惑等に関する喚問について請願につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 以上をもって報告を終わります。

〇議長(藤原良信君) これより、ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑の通告がありますので発言を許します。斉藤信君。


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