令和6年2月定例会 第4回岩手県議会定例会会議録 |
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〇商工建設委員長(臼澤勉君) 発議案第2号につきまして、商工建設委員会提案でありますので、委員長であります私から、提案理由の説明を行います。
発議案第2号最低賃金改正等に関する意見書でありますが、今期定例会において、請願陳情受理番号第24号令和6年度岩手地方最低賃金改正についての請願及び受理番号第25号2024年度最低賃金引き上げに関する請願が、商工建設委員会に付託され、受理番号第24号については採択、受理番号第25号については一部採択と決定したことに伴い、意見書を提案するものであります。 その趣旨を御説明いたしますと、労働基準法第2条において、労働条件は、労働者と使用者が、対等の立場において決定すべきものと定められていますが、最低賃金の影響を受ける労働者の多くは集団的労使関係になく、労働条件の決定に関与することが難しい状況にあります。 一方、政府においては、デフレ完全脱却のための総合経済対策において、労務費の適切な転嫁のための指針の策定、最低賃金の引き上げ及びその支援などを盛り込み、さらに、賃上げ促進税制の強化を進めるとともに、中小企業の成長分野への挑戦や生産性向上への支援を含め、賃上げ継続と支援措置を充実するとしている中にあって、本県の最低賃金は、現在893円と過去最高の39円の引き上げとなったものの、全国で単独最下位となっています。 また、隣県や都市部との最低賃金の差が拡大しており、年間2、000時間働いたとしてもワーキングプアの水準とされる年収200万円にも満たないことから、若者の他県への流出が懸念され、人手不足が深刻化する中にあって、県内勤労者の人材確保をさらに厳しくする要因となっています。 以上のことから、これらの意見書案において、最低賃金の引き上げや中小企業に対する支援の充実等を実現するため、国や関係機関に要望しようとするものであります。 以上をもって提案理由の説明といたします。 〇議長(工藤大輔君) これより質疑に入るのでありますが、通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております発議案第2号は、委員会提案でありますので、会議規則第34条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたします。 これより討論に入るのでありますが、通告がありませんので、討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより、発議案第2号最低賃金改正等に関する意見書を採決いたします。 本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 〇議長(工藤大輔君) 起立多数であります。よって、発議案第2号は、原案のとおり可決されました。 日程第94 発議案第3号令和6年度岩手県最低賃金改正等に関する意見書から日程第105 発議案第14号学校施設の改築、改修及び解体等に対する支援の強化を求める意見書まで 〇議長(工藤大輔君) 次に、日程第94、発議案第3号から日程第105、発議案第14号までを一括議題といたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております各案件は、各交渉団体会派の賛同を得た委員会提案でありますので、会議規則第34条第2項及び第3項の規定並びに先例により、議事の順序を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(工藤大輔君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 これより、発議案第3号から発議案第14号までを一括して採決いたします。 各案件は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 〇議長(工藤大輔君) 起立全員であります。よって、発議案第3号から発議案第14号までは、原案のとおり可決されました。 日程第106 議員派遣の件 〇議長(工藤大輔君) 次に、日程第106、議員派遣の件を議題といたします。 〔参照〕 議事日程第8号中 日程第106 議員派遣の件の議員派遣一覧
〇議長(工藤大輔君) お諮りいたします。本件は、お手元に配付いたしました5件についてでありますが、会議規則第116条第1項の規定により議員を派遣いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(工藤大輔君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 |
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