令和4年6月定例会 第21回岩手県議会定例会会議録

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〇21番(臼澤勉君) 自由民主党の臼澤勉です。
 発議案第4号県議会議員の定数等に関する条例の一部を改正する条例に、賛成の立場から討論いたします。
 議員定数等検討会議は、令和2年2月定例会において設置され、計21回にわたり会議を重ねてまいりました。
 この間、前任期の議員定数等検討会議からの申し送り事項である、東日本大震災津波及び平成28年台風第10号災害からの復旧、復興の状況、及びそれに伴う人口動態の状況に考慮すること。全国の事例も参考にしつつ、地域間の格差是正に努め、県全体の振興が図られるような視点に配慮した検討を行うこと。1人区のあり方について、引き続き検討を行うこと。検討期間及び県民への周知期間を十分に確保するため、次回の改選後、早期に検討を開始すること。
 以上4点を踏まえ、会派として総合的に議論を重ねてまいりました。1人区のあり方については、さまざまな議論があったものの、さきの申し送り事項の重要性及び検討会議における各会派の意見等も踏まえ、大船渡選挙区と陸前高田選挙区を合区するという結論に至りました。
 県北地域においては、久慈選挙区、二戸選挙区及び九戸選挙区の見直しを行わない場合、それぞれ定数1となり、新たに1人区をつくってしまうこととなります。また、3選挙区で定数3となることから、会派で慎重に協議を行い、県北・沿岸振興や地域間格差といった観点及び生活圏、経済圏などを考慮した上で、九戸選挙区を分割し、洋野町を久慈選挙区、軽米町及び九戸村を二戸選挙区とすることで定数4を確保するという結論に至りました。当該地域において、この定数4を確保できたことは、非常に大きな意義があると考えております。
 以上の理由から、発議案第4号県議会議員の定数等に関する条例の一部を改正する条例に賛成するものであります。議員各位の御賛同を賜りますよう、よろしくお願いいたします。(拍手)
〇議長(五日市王君) 次に、斉藤信君。
   〔37番斉藤信君登壇〕

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