令和3年9月定例会 第17回岩手県議会定例会会議録

前へ 次へ

〇44番(岩崎友一君) ただいまの臼澤勉議員の政務秘書の質問に関連して質問させていただきたいと思います。
 きょうの質疑の中で政務秘書の問題点がさまざま浮き彫りになったと思います。さまざまな法的根拠を知事もおっしゃられますけれども、私は、やはり大切なのは、政務秘書に多額の税金が使われている。これに対して県民の方々が理解、納得できるかが非常に重要だと思うわけでありますけれども、知事は、きょうの知事の説明で県民の方々が納得、理解してもらえると考えているのかどうかお伺いします。
〇知事(達増拓也君) 千田正知事、中村直知事、そして増田知事の前半ですか、そして私の4期目14年間、岩手県における知事の政務秘書は、知事を支えながら、また、県民とともに、職員とともにその職務を全うし、岩手県政の歴史をつくってきたと認識しております。
〇44番(岩崎友一君) 全然質問に答えていただけていないと思うのですが、正直に申し上げますけれども、長期化するコロナ禍にあって、県民の方々は非常に大変な思いをされている状況にあります。私のもとにも、このコロナ禍で、もっともっとさまざまな政策であったり、やはり光が届いていない部分がたくさんありまして、さまざま要望をいただくわけであります。県民の方々のそういった苦しい状況下において、知事が衆議院議員選挙の候補者を探していたことに対して、何をやっているのだというクレームが来ているわけです。そして、なぜか私が、済みませんと答えてしまうと。
 今そういった本当に苦しい状況で、きょうのやりとりの中で明らかになったのが、勤務実態が明らかでない、そこに年間約760万円という税金が使われていることに関しては、やはり、これは県民の方々は理解できないと思います。
 知事は、さっきは全然答えていませんので、改めて、県民の方々に理解、納得してもらえるのか、どう思いますでしょうか。
〇知事(達増拓也君) 過去の全ての政務秘書の活躍があった中で、岩手県の産業の発展でありますとか福祉の充実でありますとか、国と連携したさまざまな事業の導入、成功とかということがあったと思います。それは、私のもとで活躍し、また今活躍している2人の政務秘書も含めて、給与をいただいている以上の経済的なメリットを県にもたらしていると考えます。多くの県民の皆さんはそれを理解、また信用されて、それぞれの政務秘書とともに選挙に臨んだ知事たちを当選させてきたと理解しております。
〇議長(五日市王君) 以上をもって臼澤勉君の一般質問を終わります。(拍手)
   
   日程第4 議案第30号監査委員の選任に関し同意を求めることについて
〇議長(五日市王君) 次に、日程第4、議案第30号監査委員の選任に関し同意を求めることについてを議題といたします。
 提出者の説明を求めます。菊池副知事。
   〔副知事菊池哲君登壇〕
〇副知事(菊池哲君) ただいま議題とされました人事案件について御説明いたします。
 議案第30号は、監査委員のうち、議員のうちから選任されておりました軽石義則氏及び神崎浩之氏から辞職の申し出がありましたので、その後任として、岩渕誠氏及び佐々木茂光氏を選任するため、議会の同意を求めようとするものであります。
 よろしく御審議の上、原案に御同意くださいますようお願いいたします。
〇議長(五日市王君) お諮りいたします。ただいま議題となっております議案は人事案件でありますので、会議規則第34条第3項の規定及び先例により、議事の順序を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(五日市王君) 御異議なしと認めます。よって、これより議案第30号監査委員の選任に関し同意を求めることについてを採決いたします。
 ただいま議題となっております議案第30号監査委員の選任に関し同意を求めることについては、これに同意することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(五日市王君) 御異議なしと認めます。よって、議案第30号監査委員の選任に関し同意を求めることについては、これに同意することに決定いたしました。
   
〇議長(五日市王君) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
 本日はこれをもって散会いたします。
   午後5時44分 散 会

前へ 次へ