平成16年12月定例会 第10回岩手県議会定例会会議録

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〇47番(工藤篤君) 先ほど伊藤勢至議員の競馬組合の再建についての知事の答弁がありましたけれども、その答弁中、非常に微妙な言い回しがありまして、大変誤解を受ける可能性があるなというふうに実は判断しまして、改めて内容を確認する意味でお尋ねというか、議長から確かめていただきたいと思うんでありますが、きのう実は競馬議員懇談会がございまして、私も出席しましたし高橋賢輔議員も出席をされました。
 その中で、実は柴田副管理者から、いわゆる運用資金の貸し付けについて県に競馬組合として要請をしたいと、要望したいということを了承してくれと、こういうふうな発言がありました。私は、かつて、これまで増田知事がマスコミ等にも発表して、既成事実化して今の時点でそれを認めると言っても、私は認めるわけにはいかないということで実はお断りをしました。そのことで、私らの競馬議会にもそういう岩手県に資金運用をお願いするような話がなかったじゃないかと、説明がなかったじゃないかと、こういうふうなことを申し上げました。そしたら、確かにそのとおりですと、要するに説明しなかったと。それはなぜならば、借入金の限度額は競馬議会の議決の要件になっているけれども、その最高限度額を超えない範囲でどこから借りるかについてはこれは競馬組合の権限だと、それは競馬議会の承認を得る案件には当てはまらないという説明でございました。
 そういうことで、きのう実は増田管理者はその会議には出席されておりませんでしたので、先ほど競馬懇談会が開催されて、それを受けてきのう競馬組合から県に資金の要請があったというふうな、微妙な、何かあたかもそこで承認を得て手続がなされたというふうな印象を与えるような証言があったというふうに私は思っていまして、そこをぜひひとつ、そうじゃないということを議長から確認していただきたい。
 きのう増田知事はその会議には出席をされておりませんので、その結果が実はわかっていないんじゃないかと思うんで、あえて発言をさせていただきました。

〇副議長(菊池勲君) 知事、今の発言と知事の答弁とは食い違っているという話なんだけれども、ちょっと確認をして、再度答弁していただくわけにいかないでしょうか。
 きのうの懇談会で、それしゃべっていないと言っているけれども、どうなんでしょう。確認しないで答弁できますか。

〇知事(増田寛也君) 議長からお許しをいただきましたので申し上げますが、実はきのうの競馬議会懇談会での議事の様子については報告を受けております。柴田副管理者等きょう参りまして、朝一番で、早朝、すべて詳細に報告を受けました。
 先ほどの私の答弁で、昨日、組合議会懇談会が開催され、この実行計画の内容と県への融資要請についての議論がなされ、それを踏まえ、競馬組合から県に対して正式に支援要請があったということで、それを踏まえと言っておりますが、この中身は、今、工藤議員からお話がありましたように、年度当初に包括的に競馬組合議会で額を了承しているので、その後、個別に市中の金融機関になるのかどこから借りるのかということは、それは議会というよりも執行部の方の判断だという議論があったという、そこのことが報告がございましたので、このそれを踏まえというのは、競馬議会の議決を経てとか、そういう言い方をしておりませんで、そういう意味でこういうふうに申し上げたということを再度申し上げておきたいと思います。
   〔「議事進行について」と呼ぶ者あり〕


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