平成29年2月定例会 第8回岩手県議会定例会会議録

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〇総務委員長(小野共君) 去る3月1日の本会議におきまして、当総務委員会に付託されました議案22件のうち、さきに決定いたしました4件を除く18件及びさきに付託を受けました請願陳情5件につきまして、3月17日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
議案第20号個人情報保護条例の一部を改正する条例でありますが、これは、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部改正に伴い、訂正決定に基づく個人情報の訂正を実施した場合における通知の相手方に条例事務関係情報照会者等を加えるとともに、あわせて所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
なお、審査の過程におきましては、改正により新たに発生する事務の具体例及び新たに見込まれる事務の件数について、質疑が交わされたところであります。
次に、議案第23号岩手県の事務を市町村が処理することとする事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、社会教育主事の資格の認定に係る事務を新たに八幡平市及び平泉町が処理することとする等、所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
なお、審査の過程におきましては、希望する市町村に権限移譲する際の事務手続について、質疑が交わされたところであります。
次に、議案第24号特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、諸般の情勢に鑑み、知事、副知事及び教育長の平成29年4月から平成30年3月までの間に支給されるべき給料を減額しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
次に、議案第25号一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例及び議案第35号市町村立学校職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例の2件についてでありますが、これらは、諸般の情勢に鑑み、管理または監督の地位にある職員の平成29年4月から平成30年3月までの間に支給されるべき給料の特別調整額及び管理職手当をそれぞれ減額しようとするものであり、いずれも原案を可とすることに決定いたしました。
なお、審査の過程におきましては、減額の対象となる職員数及び金額について、質疑が交わされたところであります。
次に、議案第26号岩手県国民体育大会・全国障害者スポーツ大会運営基金条例を廃止する条例でありますが、これは、岩手県国民体育大会・全国障害者スポーツ大会運営基金条例を廃止しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
次に、議案第39号災害弔慰金等支給審査会の委員の任命及び平成23年東北地方太平洋沖地震及び津波に係る災害弔慰金等支給審査会の運営に関する事務の受託の廃止の協議に関し議決を求めることについてから、議案第49号災害弔慰金等支給審査会の委員の任命及び平成23年東北地方太平洋沖地震及び津波に係る災害弔慰金等支給審査会の運営に関する事務の受託の廃止の協議に関し議決を求めることについてまでの11件についてでありますが、これらは、災害弔慰金等支給審査会の委員の任命及び平成23年東北地方太平洋沖地震及び津波に係る災害弔慰金等支給審査会の運営に関する事務の、北上市、一関市、遠野市、花巻市、奥州市、久慈市、滝沢市、雫石町、矢巾町、一戸町及び田野畑村からの受託を廃止することについてそれぞれ協議しようとするものであり、いずれも原案を可とすることに決定いたしました。
なお、審査の過程におきましては、事務の受託を継続する市町村における今後の審査量の見込みについて、質疑が交わされたところであります。
次に、議案第50号包括外部監査契約の締結に関し議決を求めることについてでありますが、これは、包括外部監査契約を締結しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
なお、審査の過程におきましては、契約予定者が東京都の方であることによる契約金額への影響について、質疑が交わされたところであります。
次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第35号東日本大震災の被災者に対する援助のための日本司法支援センターの業務の特例に関する法律の延長及び日本司法支援センター出張所の存続に関し国への意見書提出を求める請願外4件につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
なお、継続審査と決定いたしました請願陳情2件につきましては、別途、議長に対し、閉会中の継続審査の申し出をいたしておりますので、御了承願います。
次に、閉会中の継続調査についてでありますが、台風第10号災害を踏まえた県の防災体制の整備について、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
なお、さきに継続調査と議決されておりました高齢者の交通事故防止対策については、現地調査を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(田村誠君) 次に、佐々木環境福祉委員長。
〔環境福祉委員長佐々木努君登壇〕
〇環境福祉委員長(佐々木努君) 去る3月1日の本会議におきまして、当環境福祉委員会に付託されました議案13件のうち、さきに決定をいたしました5件を除く8件及びさきに付託を受けました請願陳情2件につきまして、1月11日及び3月17日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
議案第22号岩手県国民健康保険運営協議会条例でありますが、これは、持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部を改正する法律第4条の規定による改正後の国民健康保険法の施行のために必要な県の国民健康保険事業の運営に関する事項を審議させるため、知事の諮問機関として岩手県国民健康保険運営協議会を設置しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
なお、審査の過程におきましては、市町村が設置する国民健康保険運営協議会との関係等について、質疑が交わされたところであります。
次に、議案第31号看護職員修学資金貸付条例の一部を改正する条例でありますが、これは、母子保健法の一部改正に伴い、所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
次に、議案第33号特定非営利活動法人等の設立の手続等に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、特定非営利活動促進法の一部改正に伴い、認定特定非営利活動法人等が行う海外への送金または金銭の持ち出しに係る書類について知事への事前の提出を要しないこととするとともに、あわせて所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
次に、議案第34号指定居宅サービス等の事業の設備及び運営に関する基準等を定める条例及び指定介護予防サービス等の事業の設備及び運営並びに指定介護予防サービス等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例でありますが、これは、東日本大震災復興特別区域法による訪問リハビリテーション事業所及び介護予防訪問リハビリテーション事業所に係る特例措置の期間を延長しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
なお、審査の過程におきましては、特例措置を受ける3市町以外の自治体の状況について、質疑が交わされたところであります。
次に、議案第38号権利の放棄に関し議決を求めることについてでありますが、これは、過年度個人未収金に係る債権の回収が不可能または困難であるため、当該権利を放棄しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
次に、議案第94号指定障害福祉サービスの事業等の設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例及び議案第95号障害福祉サービス事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の2件についてでありますが、これらは、指定就労継続支援A型事業者及び就労継続支援A型事業者がそれぞれ就労の機会の提供に当たり努めなければならない事項に利用者の就労に必要な知識及び能力の向上を図ることを加える等所要の改正をしようとするものであり、いずれも原案を可とすることに決定いたしました。
なお、審査の過程におきましては、事業運営に対する県の関与の状況、条例改正に伴う事業所数及び工賃等への影響等について、質疑が交わされたところであります。
次に、議案第96号指定障害児通所支援の事業等の設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例でありますが、これは、指定放課後等デイサービス事業所に児童指導員等を置かなければならないこととする等所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第25号早池峰国定公園の保護を更に強化していただきたい請願外1件につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
次に、閉会中の継続調査についてでありますが、岩手県福祉総合相談センターの取組について、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
なお、さきに継続調査と議決されておりました高病原性鳥インフルエンザ対策については、県当局から説明を受け、質疑、意見交換を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(田村誠君) 次に、高橋商工文教委員長。
〔商工文教委員長高橋但馬君登壇〕
〇商工文教委員長(高橋但馬君) さきに当商工文教委員会に付託されました請願陳情3件につきまして、3月17日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その結果につきまして御報告いたします。
受理番号第37号平成29年度岩手地方最低賃金改正等についての請願外2件につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
次に、閉会中の継続調査についてでありますが、県立図書館の運営状況等について、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
なお、さきに継続調査と議決されておりましたスポーツ医・科学については、現地調査を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(田村誠君) 次に、高橋農林水産委員長。
〔農林水産委員長高橋孝眞君登壇〕
〇農林水産委員長(高橋孝眞君) 去る3月1日及び本日の本会議におきまして、当農林水産委員会に付託されました議案23件のうち、さきに決定いたしました13件を除く10件につきまして、3月17日及び本日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
議案第36号権利の放棄に関し議決を求めることについて及び議案第37号権利の放棄に関し議決を求めることについての2件についてでありますが、これらは、農業改良資金貸付金及び林業改善資金貸付金に係る債権の回収が不可能であるため、当該権利をそれぞれ放棄しようとするものであり、いずれも原案を可とすることに決定いたしました。
なお、審査の過程におきましては、返還が困難となった者に対する対応、今後において償還が困難と見込まれる件数等について、質疑が交わされたところであります。
次に、議案第99号大槌漁港海岸防潮堤災害復旧工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについてから議案第106号大沢漁港海岸防潮堤(第6工区)災害復旧工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについてまでの8件についてでありますが、これらは、大槌漁港、島の越漁港、小白浜漁港、釜石漁港(第5工区)及び(第6工区)、山田漁港、箱崎漁港並びに大沢漁港(第6工区)の海岸防潮堤の災害復旧工事の請負契約をそれぞれ締結しようとするものであり、いずれも原案を可とすることに決定いたしました。
なお、審査の過程におきましては、複数の工事を受注する請負者の施工能力の状況、資格不適格や辞退等が生じた場合の競争入札を適正とする考え方等について、質疑が交わされたところであります。
次に、閉会中の継続調査についてでありますが、第11回全国和牛能力共進会(宮城大会)に向けた取組について、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
なお、さきに継続調査と議決されておりました岩手県における木質バイオマスエネルギー利用の取組について及び秋サケの漁獲状況については、県当局から説明を受け、質疑、意見交換を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(田村誠君) 次に、中平県土整備委員長。
〔県土整備委員長中平均君登壇〕
〇県土整備委員長(中平均君) 本日の本会議におきまして、当県土整備委員会に付託されました議案2件につきまして、本日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
議案第97号主要地方道重茂半島線(仮称)津軽石川橋(上部工)工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについて及び議案第98号宮古港鍬ヶ崎ほか地区陸閘設備工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについての2件についてでありますが、これらは、主要地方道重茂半島線(仮称)津軽石川橋(上部工)工事及び宮古港鍬ヶ崎ほか地区陸閘設備工事の請負契約をそれぞれ締結しようとするものであり、いずれも原案を可とすることに決定いたしました。
審査の過程におきましては、請負契約において低入札が増加している要因、総合評価落札方式における技術者要件の具体的な評価方法等について、質疑が交わされたところであります。
なお、閉会中の継続調査についてでありますが、簗川ダム建設事業について、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
また、さきに継続調査と議決されておりました台風第10号による災害への対応状況については、県当局から説明を受け、質疑、意見交換を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(田村誠君) これより、ただいまの委員長報告に対する質疑に入るのでありますが、通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。千田美津子さん。
〔1番千田美津子君登壇〕

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