平成28年2月定例会 第4回岩手県議会定例会会議録

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〇総務委員長(小野共君) 去る3月2日の本会議におきまして、当総務委員会に付託されました議案27件のうち6件につきまして、3月3日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
議案第84号平成27年度岩手県一般会計補正予算(第5号)第1条第1項、同条第2項第1表歳入歳出予算補正のうち、歳入各款、歳出第1款議会費、第2款総務費、第3款民生費のうち復興局関係、第9款警察費、第11款災害復旧費第1項庁舎等施設災害復旧費、第12款公債費及び第13款諸支出金、第2条第2表繰越明許費補正のうち、第2款総務費、第9款警察費、第11款災害復旧費第1項庁舎等施設災害復旧費及び第4条地方債の補正についてでありますが、これは、国の補正予算に呼応し、1億総活躍社会の実現に向けて緊急に実施すべき対策、TPP関連政策大綱実現に向けた施策等を推進するとともに、県税等歳入の最終見込みや事業費の確定等に伴う所要の整理をするものであり、総額637億7、700万7、000円を減額補正しようとするものであります。
第1条第2項第1表歳入歳出予算補正のうち、歳入の主なものは、第1款県税12億4、900万円、第2款地方消費税清算金59億4、200万円、第13款繰越金76億4、348万5、000円のそれぞれの増等及び第5款地方交付税250億9、432万9、000円、第9款国庫支出金232億7、685万3、000円、第12款繰入金211億5、158万7、000円のそれぞれの減等であります。
歳出の主なものは、第1款議会費においては、議会運営費3、646万2、000円、議員会館費906万2、000円の減等であり、第2款総務費においては、東日本大震災復興交付金基金積立金133億2、176万4、000円、第71回国民体育大会・第16回全国障害者スポーツ大会開催準備費21億838万6、000円のそれぞれの増等及び知事、県議会議員選挙執行費3億6、959万2、000円、税務総務費管理運営費1億5、346万6、000円のそれぞれの減等であり、第3款民生費のうち、復興局関係は14億3、640万9、000円の減額補正でありますが、その主なものは、償還金3億1、993万9、000円の増等及び救助費11億8、515万円、災害援護資金貸付金4億6、600万円のそれぞれの減等であり、第9款警察費においては、運転免許試験場等運営費3、344万6、000円、待機宿舎建設事業費871万9、000円のそれぞれの増等及び自動車等維持費6、376万7、000円、交通安全施設整備費4、897万9、000円のぞれぞれの減等であります。
第11款災害復旧費第1項庁舎等施設災害復旧費は1、307万3、000円の減額補正でありますが、これは、警察施設災害復旧事業費の減であり、第12款公債費においては、県債償還元金9億3、594万9、000円の増及び公債管理特別会計繰出金13億6、183万6、000円の減等であり、第13款諸支出金においては、地方消費税清算金36億9、717万2、000円、地方消費税交付金29億8、859万5、000円のそれぞれの増等及び電気事業会計負担金215万円の減等であります。
第2条第2表繰越明許費補正のうち、第2款総務費7億3、984万7、000円は東北自治総合研修センター大規模修繕工事費負担金ほか13事業について、第9款警察費1億6、944万7、000円は警察署等修繕ほか3事業について、第11款災害復旧費第1項庁舎等施設災害復旧費11億1、057万円は警察施設災害復旧事業について、それぞれ翌年度に繰り越して使用しようとするものであります。
第4条地方債の補正は、情報システム整備ほか1件について起債を追加し、障害者支援施設等整備ほか7件の起債の限度額を変更しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
なお、審査の過程におきましては、第71回国民体育大会市町村競技施設整備費補助の減額理由、緊急雇用創出事業費補助金返還金の算定の考え方、警察手数料における処分者講習の減額理由及び運転免許費の増額理由等について、質疑が交わされたところであります。
次に、議案第92号平成27年度岩手県公債管理特別会計補正予算(第1号)についてでありますが、これは、歳入歳出をそれぞれ12億496万6、000円減額しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
次に、議案第93号平成27年度岩手県証紙収入整理特別会計補正予算(第1号)でありますが、これは、証紙収入の減等に伴い、一般会計繰出金9、970万6、000円を減額しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
次に、議案第103号自治振興基金条例の一部を改正する条例でありますが、これは、自治振興基金の額を減額しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
なお、審査の過程におきましては、基金の額の推移及び他県の状況等について、質疑が交わされたところであります。
次に、議案第105号岩手県公安委員会の管理に属する事務手数料条例の一部を改正する条例でありますが、これは、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律等の一部改正に伴い、特定遊興飲食店営業の許可の申請に対する審査等について手数料を徴収するとともに、あわせて所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
次に、議案第106号風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行条例及び青少年による性風俗関連特殊営業の利用を誘発する行為等の規制に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律の一部改正に伴い、特定遊興飲食店営業の許可に係る営業所設置許容地域を定める等所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
なお、審査の過程におきましては、風俗環境保全協議会における協議内容等について、質疑が交わされたところであります。
以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(田村誠君) 次に、佐々木環境福祉委員長。
〔環境福祉委員長佐々木努君登壇〕
〇環境福祉委員長(佐々木努君) 去る3月2日の本会議におきまして、当環境福祉委員会に付託されました議案17件のうち4件につきまして、3月3日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
議案第84号平成27年度岩手県一般会計補正予算(第5号)第1条第2項第1表歳入歳出予算補正のうち、歳出第3款民生費のうち環境生活部及び保健福祉部関係、第4款衛生費、第11款災害復旧費第2項保健福祉施設災害復旧費、第2条第2表繰越明許費補正のうち、第3款民生費、第4款衛生費及び第11款災害復旧費第2項保健福祉施設災害復旧費についてでありますが、これは、国の補正予算に呼応し、1億総活躍社会の実現に向けて緊急の実施すべき対策等を推進するとともに、事業費の確定等に伴う所要の補正をしようとするものであります。
第3款民生費のうち、環境生活部及び保健福祉部関係は4億6、231万6、000円の減額補正でありますが、その主なものは、社会福祉士及び介護福祉士修学資金貸付事業費補助3億7、352万9、000円、子育て支援対策臨時特例交付金償還金5億3、862万円のそれぞれの増等及び社会福祉施設等耐震化等臨時特例交付金償還金7億1、433万2、000円、介護施設等整備事業費5億5、426万3、000円のそれぞれの減等であります。
第4款衛生費は78億8、981万1、000円の減額補正でありますが、その主なものは、休廃止鉱山公害防止事業費5、176万円、地域医療介護総合確保基金積立金2億8、925万8、000円のそれぞれの増等及び特定疾患対策費15億3、002万4、000円、防災拠点等再生可能エネルギー導入事業費26億6、289万9、000円のぞれぞれの減等であります。
第11款災害復旧費第2項保健福祉施設災害復旧費は9億8、511万5、000円の減額補正でありますが、これは、児童福祉施設災害復旧事業費補助の減であります。
第2条第2表繰越明許費補正のうち、第3款民生費5億7、642万3、000円は障害者支援施設等整備費補助ほか3事業について、第4款衛生費60億5、810万円は循環型地域社会形成推進事業ほか9事業について、第11款災害復旧費第2項保健福祉施設災害復旧費4億8、320万3、000円は児童福祉施設災害復旧事業費補助について、それぞれ翌年度に繰り越して使用しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
なお、審査の過程におきましては、いわて創生人材育成・魅力発信事業の内容及び効果、放射性指定廃棄物の指定解除の考え方及び国の責任による処理、鹿対策における個体数調整の状況、介護職員確保及び定着に向けた取り組み、多様な保育ニーズへの対応に向けた県の取り組み、難病患者への保険適用の周知の方法、国保の県移管に伴う財政負担及び運営方法等について、質疑が交わされたところであります。
次に、議案第85号平成27年度岩手県母子父子寡婦福祉資金特別会計補正予算(第2号)でありますが、これは、事業計画等に基づき、歳入歳出をそれぞれ228万4、000円減額しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
次に、議案第96号平成27年度岩手県立病院等事業会計補正予算(第2号)でありますが、これは、業務の予定量の変更に伴い、収益的収入及び支出については、収入の予定額を2億359万2、000円減額し、支出の予定定額を9億3、588万5、000円増額し、資本的収入及び支出については、収入の予定額を5億4、736万4、000円増額し、支出の予定額を16億2、429万7、000円減額するなど、所要の補正を行おうとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
なお、審査の過程におきましては、内視鏡手術支援ロボットダヴィンチの稼働状況等について、質疑が交わされたところであります。
次に、議案第104号国民健康保険財政安定化基金条例でありますが、これは、国民健康保険の財政の安定化を図るための事業等に要する経費の財源に充てるため、国民健康保険財政安定化基金を設置しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(田村誠君) 次に、高橋商工文教委員長。
〔商工文教委員長高橋但馬君登壇〕
〇商工文教委員長(高橋但馬君) 去る3月2日の本会議におきまして、当商工文教委員会に付託されました議案7件のうち2件につきまして、3月3日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
議案第84号平成27年度岩手県一般会計補正予算(第5号)第1条第2項第1表歳入歳出予算補正のうち、歳出第5款労働費、第7款商工費、第10款教育費、第11款災害復旧費第4項商工労働観光施設災害復旧費及び第6項教育施設災害復旧費、第2条第2表繰越明許費補正のうち、第5款労働費、第7款商工費、第10款教育費、第11款災害復旧費第4項商工労働観光施設災害復旧費、第3条第3表債務負担行為補正のうち、2変更中1についてでありますが、これは、国の補正予算に呼応し、1億総活躍社会の実現に向けて緊急に実施すべき対策等を推進するとともに、事業費の確定等に伴う所要の補正をしようとするものであます。
第5款労働費は34億4、063万3、000円の減額補正でありますが、その主なものは、労政総務費管理運営費5億6、718万2、000円、緊急雇用創出事業臨時特例基金積立金1億812万7、000円のそれぞれの増等及び緊急雇用創出事業費補助4億6、529万8、000円、事業復興型雇用創出事業費補助33億9、187万7、000円のそれぞれの減等であります。
第7款商工費は100億5、682万9、000円の減額補正でありますが、その主なものは、地域産業重点強化加速支援事業費2億6、510万1、000円、中小企業成長応援資金貸付金2億27万9、000円のそれぞれの増等及び中小企業東日本大震災復興資金貸付金42億8、461万7、000円、企業立地促進資金貸付金20億4、437万1、000円のそれぞれの減等であります。
第10款教育費は14億63万7、000円の減額補正でありますが、その主なものは、事務局費管理運営費6、206万8、000円、県立学校児童生徒災害共済給付金4、182万9、000円のそれぞれの増等及び公立高等学校等就学支援金交付事業費2億5、813万2、000円、高等学校生徒等修学等支援基金国庫返還金2億823万5、000円のそれぞれの減等であります。
第11款災害復旧費第4項商工労働観光施設災害復旧費は37億1、473万6、000円の減額補正でありますが、これは、中小企業等復旧・復興支援事業費補助の減であり、第6項教育施設災害復旧費は2、246万7、000円の減額補正でありますが、これは、学校施設災害復旧事業費の減であります。
第2条第2表繰越明許費補正のうち、第5款労働費39億1、754万4、000円は事業復興型雇用創出事業費補助ほか1事業について、第7款商工費3億8、845万1、000円は地域産業重点強化加速支援ほか4事業について、第10款教育費2億4、403万5、000円は幼稚園等の複合化・多機能化推進事業費補助ほか5事業について、第11款災害復旧費のうち、商工労働観光部関係91億9、118万7、000円は中小企業等復旧・復興支援事業費補助について、それぞれ翌年度に繰り越して使用しようとするものであります。
第3条第3表債務負担行為補正のうち、2変更中1岩手県信用保証協会が行う中小企業成長応援資金についての信用保証契約の履行に伴う損失補償は、その限度額を変更しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
なお、審査の過程におきましては、事業復興型雇用創出事業費補助を減額補正する理由及びこれまでの補助実績、商工観光振興資金貸付金及び中小企業経営安定資金貸付金を減額補正する理由及び融資の利用が伸びない要因、子育てにやさしい企業等の認証を受けた中小企業等に対する商工施策によるインセンティブの拡充、震災対応のための教職員加配の今年度の実績及び来年度の見込み、岩手県立大学における授業料減免の実績等について、質疑が交わされたところであります。
次に、議案第90号平成27年度岩手県中小企業振興資金特別会計補正予算(第2号)でありますが、これは、事業計画等に基づき、歳入歳出をそれぞれ17億5、804万7、000円減額しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(田村誠君) 次に、高橋農林水産委員長。
〔農林水産委員長高橋孝眞君登壇〕
〇農林水産委員長(高橋孝眞君) 去る3月2日の本会議におきまして、当農林水産委員会に付託されました議案21件のうち18件につきまして、3月3日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
議案第84号平成27年度岩手県一般会計補正予算(第5号)第1条第2項第1表歳入歳出予算補正のうち、歳出第6款農林水産業費のうち農林水産部関係及び第11款災害復旧費第3項農林水産施設災害復旧費、第2条第2表繰越明許費補正のうち、第6款農林水産業費及び第11款災害復旧費第3項農林水産施設災害復旧費並びに第3条第3表債務負担行為補正のうち、1追加中1及び2変更中2から4までについてでありますが、これは、国の補正予算に呼応し、1億総活躍社会の実現に向けて緊急に実施すべき対策、TPP関連政策大綱実現に向けた施策等を推進するとともに、事業費の確定等に伴う所要の補正をしようとするものであります。
第6款農林水産業費のうち農林水産部関係は109億4、242万4、000円の減額補正でありますが、その主なものは、農業経営基盤強化促進対策事業費11億1、634万8、000円、森林整備加速化・林業再生事業費10億3、510万8、000円のそれぞれの増等及び強い農業づくり交付金13億3、373万4、000円、漁業集落防災機能強化事業費補助14億5、508万2、000円のそれぞれの減等であります。
第11款災害復旧費第3項農林水産施設災害復旧費は36億9、365万2、000円の減額補正でありますが、その主なものは、県単独治山災害復旧事業費200万円、県単独漁港災害復旧事業費1、104万3、000円のそれぞれの増及び団体営農地等災害復旧事業費補助6億1、842万1、000円、海岸保全施設災害復旧事業費8億3、277万6、000円のそれぞれの減等であります。
第2条第2表繰越明許費補正のうち、第6款農林水産業費228億3、538万5、000円は地籍調査費負担金ほか50事業について、第11款災害復旧費第3項農林水産施設災害復旧費444億3、788万3、000円は農地等災害復旧事業ほか13事業について、それぞれ翌年度に繰り越して使用しようとするものであります。
第3条第3表債務負担行為補正のうち、1追加中1治山事業は、その期間及び限度額を定めようとするものであり、2変更中2かんがい排水事業及び3畑地帯総合整備事業は、その限度額を変更しようとするものであり、4海岸保全施設災害復旧事業は、その期間及び限度額を変更しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
なお、審査の過程におきましては、TPP関連対策予算の状況、県産品のブランド化と6次産業化、新規就業者の状況等について、質疑が交わされたところであります。
次に、議案第86号平成27年度岩手県農業改良資金等特別会計補正予算(第2号)は、歳入歳出をそれぞれ3、795万5、000円の減額、議案第87号平成27年度岩手県県有林事業特別会計補正予算(第3号)は、歳入歳出をそれぞれ3億4、671万8、000円の減額、議案第88号平成27年度岩手県林業・木材産業資金特別会計補正予算(第2号)は、歳入歳出をそれぞれ1億7、717万2、000円の減額、議案第89号平成27年度岩手県沿岸漁業改善資金特別会計補正予算(第2号)は、歳入歳出をそれぞれ63万4、000円の増額をしようとするものでありますが、これらは、いずれも事業計画等に基づいて所要額を補正しようとするものであり、いずれも原案を可とすることに決定いたしました。
次に、議案第99号農業関係の建設事業に要する経費の一部を負担させることに関する議決の変更に関し議決を求めることについて及び議案第100号農業関係の建設事業に要する経費の一部を負担させることに関し議決を求めることについてでありますが、これらは、農業関係の建設事業に要する経費の額の変更等に伴い、受益市町の負担金の額を変更しようとするもの及び経費の一部を受益市に負担させようとするものであり、いずれも原案を可とすることに決定いたしました。
次に、議案第101号林業関係の建設事業に要する経費の一部を負担させることに関し議決を求めることについてでありますが、これは、林業関係の建設事業に要する経費の一部を受益市に負担させようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
次に、議案第111号農地海岸保全施設災害復旧事業小友地区堤防工事の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについてから議案第114号農地海岸保全施設災害復旧事業本郷地区堤防工事の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについてまでの4件でありますが、これらは、農地海岸保全施設災害復旧事業小友地区、浦の浜地区、下荒川地区及び本郷地区堤防工事の変更請負契約を締結しようとするものであり、いずれも原案を可とすることに決定いたしました。
なお、審査の過程におきましては、現場打ち工法と二次製品ブロック工法のコンクリート強度差、岩塊が混入した盛り土材を使用する理由等について、質疑が交わされたところであります。
次に、議案第115号島の越漁港防波堤災害復旧工事の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについてでありますが、これは、島の越漁港防波堤災害復旧工事の変更請負契約を締結しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
なお、審査の過程におきましては、延長する工期が短い理由、コンクリート殻の処分方法等について、質疑が交わされたところであります。
次に、議案第116号大槌漁港海岸防潮堤災害復旧工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについてでありますが、これは、大槌漁港海岸防潮堤災害復旧工事の請負契約を締結しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
なお、審査の過程におきましては、入札結果と請負率の状況等について、質疑が交わされたところであります。
次に、議案第117号大船渡漁港岸壁ほか災害復旧工事の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについてでありますが、これは、大船渡漁港岸壁ほか災害復旧工事の変更請負契約を締結しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
なお、審査の過程におきましては、これまでの工期延長の理由、工事の変更内容、今後の工期延長の見込み等について、質疑が交わされたところであります。
次に、議案第118号田老漁港海岸防潮堤(第3工区)災害復旧工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについてでありますが、これは、田老漁港海岸防潮堤(第3工区)災害復旧工事の請負契約を締結しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
次に、議案第119号六ヶ浦漁港海岸防潮堤災害復旧工事の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについて及び議案第120号大浦漁港海岸防潮堤災害復旧工事の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについての2件でありますが、これらは、六ヶ浦漁港及び大浦漁港の海岸防潮堤災害復旧工事の変更請負契約をそれぞれ締結しようとするものであり、いずれも原案を可とすることに決定いたしました。
なお、審査の過程におきましては、生コンクリート単価の地域差、地元住民からの要望の状況、工事の安全対策等について、質疑が交わされたところであります。
以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(田村誠君) 次に、中平県土整備委員長。
〔県土整備委員長中平均君登壇〕
〇県土整備委員長(中平均君) 去る3月2日の本会議におきまして、当県土整備委員会に付託されました議案36件のうち28件につきまして、3月3日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
議案第84号平成27年度岩手県一般会計補正予算(第5号)第1条第2項第1表歳入歳出予算補正のうち、歳出第6款農林水産業費のうち県土整備部関係、第8款土木費及び第11款災害復旧費第5項土木施設災害復旧費、第2条第2表繰越明許費補正のうち、第8款土木費及び第11款災害復旧費第5項土木施設災害復旧費並びに第3条第3表債務負担行為補正のうち、1追加中2から12まで及び2変更中5から13までについてでありますが、これは、国の補正予算に呼応し、1億総活躍社会の実現に向けて緊急に実施すべき対策等を推進するとともに、事業費の確定等に伴う所要の補正をしようとするものであります。
第6款農林水産業費のうち県土整備部関係は1億3、116万7、000円の減額補正でありますが、その主なものは、農業集落排水事業費補助1億592万6、000円、下水道事業債償還基金費補助1、962万円のそれぞれの減等であります。
第8款土木費は163億9、697万円の減額補正でありますが、その主なものは、償還金15億4、616万3、000円、除雪費9億2、900万円のそれぞれの増等及び地域連携道路整備事業費61億4、051万8、000円、直轄道路事業費負担金37億8、556万6、000円のそれぞれの減等であります。
第11款災害復旧費第5項土木施設災害復旧費は258億8、269万2、000円の減額補正でありますが、その主なものは、河川等災害復旧事業費220億6、506万7、000円、港湾災害復旧事業費32億771万4、000円のそれぞれの減等であります。
第2条第2表繰越明許費補正のうち、第8款土木費780億8、986万7、000円は地域づくり緊急改善事業ほか58事業について、第11款災害復旧費第5項土木施設災害復旧費130億6、483万2、000円は河川等災害復旧事業ほか2事業について、それぞれ翌年度に繰り越して使用しようとするものであります。
第3条第3表債務負担行為補正のうち、1追加中2空港管理運営ほか10事業については、その期間及び限度額を定め、2変更中5道路災害防除事業ほか8事業については、その限度額を変更しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
次に、議案第91号平成27年度岩手県土地先行取得事業特別会計補正予算(第1号)は22万8、000円の増額、議案第94号平成27年度岩手県流域下水道事業特別会計補正予算(第3号)は22億7、702万2、000円の減額、議案第95号平成27年度岩手県港湾整備事業特別会計補正予算(第2号)は6億2、737万5、000円の増額でありますが、これらは、いずれも事業計画等に基づいて所要額を補正しようとするものであり、いずれも原案を可とすることに決定いたしました。
次に、議案第97号平成27年度岩手県電気事業会計補正予算(第2号)でありますが、これは、業務の予定量を補正し、収益的収入及び支出の予定額については、収入2、685万4、000円、支出5、491万9、000円をそれぞれ減額し、資本的収入及び支出の予定額については、収入464万円、支出3億9、478万3、000円をそれぞれ減額しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
なお、審査の過程におきましては、各発電所の年間販売目標電力量を補正する理由について、質疑が交わされたところであります。
次に、議案第98号平成27年度岩手県工業用水道事業会計補正予算(第2号)でありますが、これは、業務の予定量を補正し、収益的収入及び支出の予定額については、収入は1、526万9、000円を増額し、支出は3、376万7、000円を減額し、資本的収入及び支出の予定額については、収入1億4、845万7、000円、支出1億5、425万円をそれぞれ減額しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
次に、議案第102号土木関係の建設事業に要する経費の一部を負担させることに関する議決の変更に関し議決を求めることについてでありますが、これは、土木関係の建設事業に要する経費の額の変更に伴い、受益市の負担金の額を変更しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
次に、議案第107号織笠川筋織笠川水門設備工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについてから議案第110号大船渡港永浜地区海岸防潮堤工事の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについてまで及び議案第121号閉伊川筋藤原地区水門災害復旧工事の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについてから議案第133号釜石港須賀地区海岸防潮堤災害復旧工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについてまでの17件についてでありますが、これらは、織笠川筋織笠川及び関口川筋関口川の水門設備工事、宮古港出崎地区港湾及び釜石港須賀地区海岸防潮堤の災害復旧工事の請負契約並びに関口川筋関口川水門仮締切工事、大船渡港永浜地区海岸防潮堤工事、閉伊川筋藤原地区、気仙川筋砂盛地区、鵜住居川筋鵜住居地区及び大槌川筋大槌地区ほかの水門災害復旧工事、金浜地区、赤前地先、大野地区、片岸地先及び小白浜地区の海岸災害復旧工事、金浜地区海岸災害復旧(第1工区)工事及び金浜地区海岸災害復旧(第2工区)工事の変更請負契約を締結しようとするものであり、いずれも原案を可とすることに決定いたしました。
なお、審査の過程におきましては、関口川筋関口川水門設備工事の請負率がほかの工事と比較して低い理由、閉伊川筋藤原地区水門災害復旧工事の変更契約の金額が高額であることについて検証し、今後の事業に生かす必要性、他部局が実施している復旧、復興関連事業との調整や連携の状況、復旧、復興工事を加速させるために国が設置した生コンクリートプラントの供給状況と効果等についての質疑が交わされたところであります。
次に、議案第134号財産の取得に関し議決を求めることについてから議案第137号財産の取得に関し議決を求めることについてまでの4件についてでありますが、これらは、株式会社タカヤ及び株式会社FPホームサービスから取得する災害公営住宅の用に供する建物に係る取得予定価格をそれぞれ増額しようとするものであり、いずれも原案を可とすることに決定いたしました。
なお、審査の過程におきましては、災害公営住宅の整備における地場の事業者が参入しやすい仕組みの導入、買取型災害公営住宅整備事業における品質確保対策等について、質疑が交わされたところであります。
以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(田村誠君) これより、ただいまの委員長報告に対する質疑に入るのでありますが、通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。高田一郎君。
〔13番高田一郎君登壇〕

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