平成25年2月定例会 第9回岩手県議会定例会会議録

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〇総務委員長(五日市王君) 去る3月4日の本会議におきまして、当総務委員会に付託されました議案12件のうち、さきに決定いたしました5件を除く7件及びさきに付託を受けました請願陳情3件につきまして、3月22日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第21号情報公開条例及び個人情報保護条例の一部を改正する条例でありますが、これは、国有林野の有する公益的機能の維持増進を図るための国有林野の管理経営に関する法律等の一部を改正する等の法律の施行に伴い、所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第22号特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、諸般の情勢に鑑み、知事及び副知事の平成25年4月から平成26年3月までの間に支給されるべき給料を減額しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第23号一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、諸般の情勢に鑑み、管理または監督の地位にある職員に支給されるべき給料の特別調整額を減額しようとするものであり、議案第40号市町村立学校職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、諸般の情勢に鑑み、管理または監督の地位にある職員に支給されるべき管理職手当を減額しようとするものであり、いずれも原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、以上2件の審査の過程におきましては、減額となる1人当たりの平均及び県財政への影響額、人事委員会における条例改正に関する意見及び人事委員会勧告との乖離についての見解、総務大臣通知に対する本県としての見解、マイナス面の払拭及びモチベーション向上のための対策、一般職への波及等について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第24号職員の退職手当に関する条例等の一部を改正する条例でありますが、これは、国の例に準じて退職手当の額を引き下げるとともに、あわせて所要の整備をしようとするものであり、多数をもって原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、1人当たりの影響額及び国との差異、経過措置の期間の区切りを年度途中とした理由、法的な整合性、年度末に区切る場合の県財政への影響額、退職者数への影響及びそれに伴う定数管理のあり方等について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第44号包括外部監査契約の締結に関し議決を求めることについてでありますが、これは、包括外部監査契約を締結しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第89号岩手県の事務を市町村が処理することとする事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、カワウの捕獲等の許可等に係る事務を新たに滝沢村が処理することとする等所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第63号被災地の早期復旧・復興のための必要な地方財政の確立と事業執行体制の安定的な確保を求める請願外2件につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 なお、継続審査と決定いたしました請願陳情1件につきましては、別途、議長に対し、閉会中の継続審査の申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、沿岸地域の鉄道の復旧について及び広域防災拠点構想について、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 なお、さきに継続調査と議決されておりました希望郷いわて国体の準備状況についてにつきましては、県当局から説明を受け、質疑、意見交換を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(佐々木博君) 次に、喜多環境福祉委員長。
   〔環境福祉委員長喜多正敏君登壇〕
〇環境福祉委員長(喜多正敏君) 去る3月4日の本会議におきまして、当環境福祉委員会に付託されました議案16件のうち、さきに決定をいたしました9件を除く7件、発議案1件及びさきに付託を受けました請願陳情2件につきまして、3月22日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第29号理学療法士及び作業療法士修学資金貸付条例の一部を改正する条例でありますが、これは、社会福祉法の一部改正に伴い、所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、理学療法士及び作業療法士の県内における養成状況、貸付対象に言語聴覚士などの資格を加えることに対する県の考え方、入院、入所サービスと在宅サービスの現状認識等について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第30号県民の健康で快適な生活を確保するための環境の保全に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、健康有害物質使用汚水等排出施設の構造、設備及び使用の方法に関する基準を定めることとする等所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、本条例の改正に伴うシアン化合物流失事故の対応への影響等について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第31号岩手県新型インフルエンザ等対策本部条例でありますが、これは、新型インフルエンザ等対策特別措置法第26条の規定により、岩手県新型インフルエンザ等対策本部に関し必要な事項を定めようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、新型インフルエンザの定義、治療方法及び治療薬とその副作用等について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第32号指定障害児通所支援の事業等の設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例でありますが、これは、基準該当通所支援の事業の設備及び運営に関する基準を定め、及び指定児童発達支援事業所等の定員に関する基準を改め、並びに地域社会における共生の実現に向けて新たな障害保健福祉施策を講ずるための関係法律の整備に関する法律により障害者自立支援法の一部が改正されたこと等に伴い、所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第33号指定障害児入所施設等の設備及び運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例でありますが、これは、指定福祉型障害児入所施設等の定員に関する基準を改める等所要の改正をし、及び地域社会における共生の実現に向けて新たな障害保健福祉施策を講ずるための関係法律の整備に関する法律により障害者自立支援法の一部が改正されたこと等に伴い、所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第41号地域社会における共生の実現に向けて新たな障害保健福祉施策を講ずるための関係法律の整備に関する法律等の施行に伴う関係条例の整備に関する条例でありますが、これは、地域社会における共生の実現に向けて新たな障害保健福祉施策を講ずるための関係法律の整備に関する法律により児童福祉法及び障害者自立支援法の一部が改正されたこと等に伴い、関係条例について整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第45号中部圏域広域的水道整備計画を定めることに関し同意を求めることについてでありますが、これは、水道の広域的な整備を図るため、中部圏域広域的水道整備計画を定めようとするものであり、原案に同意することに決定いたしました。
 次に、発議案第6号岩手県口腔の健康づくり推進条例でありますが、これは、県民の口腔の健康づくりの推進に関し、基本理念を定め、並びに県、県民及び歯科医師等の責務並びに市町村及び保健医療等関係者の役割を明らかにするとともに、施策の基本となる事項を定め、口腔の健康づくりを総合的かつ計画的に推進し、もって県民の健康の保持増進に寄与しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、政策的議員提出条例についての県の受けとめ方、本条例に基づく今後の取り組み等について質疑が交わされたところであります。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第60号生活保護基準の引き下げをしないよう求める請願外1件につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 なお、継続審査と決定いたしました請願陳情1件につきましては、別途、議長に対し、閉会中の継続審査の申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、地方公営企業の会計制度の見直しについて、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 なお、さきに継続調査と議決されておりました子どものこころケアセンターについてにつきましては、県当局からの説明を受け、質疑、意見交換を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(佐々木博君) 次に、熊谷商工文教委員長。
   〔商工文教委員長熊谷泉君登壇〕
〇商工文教委員長(熊谷泉君) 去る3月4日の本会議におきまして、当商工文教委員会に付託されました議案7件のうち、さきに決定いたしました3件を除く4件及びさきに付託を受けました請願陳情3件につきまして、3月22日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第34号個別労働関係紛争の解決の促進に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、国有林野の有する公益的機能の維持増進を図るための国有林野の管理経営に関する法律等の一部を改正する等の法律により特定独立行政法人等の労働関係に関する法律の一部が改正されたこと等に伴い、所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第42号権利の放棄に関し議決を求めることについてでありますが、これは、平成23年東北地方太平洋沖地震及び津波により、中小企業高度化資金を借り受けて整備した設備が滅失したこと等に伴い、同資金の貸付金の償還を免除するため、同貸付金に係る債権を放棄しようとするものであり、議案第43号権利の放棄に関し議決を求めることについてでありますが、これは、中小企業振興資金貸付金に係る債権の回収が不可能であるため、当該権利を放棄しようとするものであり、いずれも原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、以上2件の審査の過程におきましては、貸し付けを受けた者の現状と今後の見通し、権利の一部を放棄した後の残額についての考え方等について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第91号岩手県信用保証協会に対する損失補償に係る回収納付金を受け取る権利の放棄に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、株式会社企業再生支援機構法の一部改正に伴い、所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第62号平成25年度岩手地方最低賃金改正等についての請願外2件につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、自動車産業振興施策について、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 なお、さきに継続調査と議決されておりました岩手県立博物館における被災文化財等救援活動についてにつきましては、現地調査を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(佐々木博君) 次に、高橋農林水産委員長。
   〔農林水産委員長高橋昌造君登壇〕
〇農林水産委員長(高橋昌造君) 本日の本会議におきまして、当農林水産委員会に付託を受けました議案1件及びさきに付託を受けました請願陳情2件につきまして、3月22日及び本日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第93号山田漁港海岸防潮堤(第2工区)災害復旧工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについてでありますが、これは、山田漁港海岸防潮堤(第2工区)の災害復旧工事の請負契約を締結しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、総合評価落札方式における評価方法について質疑が交わされたところであります。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第68号TPP(環太平洋連携協定)交渉参加への反対を求める請願外1件につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、農林水産業の復旧・復興への取組状況について、引き続き意見交換を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(佐々木博君) 次に、嵯峨県土整備委員長。
   〔県土整備委員長嵯峨壱朗君登壇〕
〇県土整備委員長(嵯峨壱朗君) 去る3月4日の本会議におきまして、当県土整備委員会に付託されました議案19件のうち、さきに決定いたしました17件を除く2件及びさきに付託を受けました請願陳情1件につきまして、1月22日及び3月22日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第36号県営住宅等条例の一部を改正する条例でありますが、これは、県営住宅に優先的に入居させることができる者の範囲を拡大し、及び県営平田アパートを設置しようするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第39号電気事業及び工業用水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、胆沢第四発電所の最大出力を増加しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第57号主要地方道紫波江繋線のうち自然保護指定地域の区間を遊歩道とすることについての請願につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 なお、継続審査と決定いたしました請願陳情1件につきましては、別途、議長に対し、閉会中の継続審査の申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、災害公営住宅の業者選定について、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 なお、さきに継続調査と議決されておりました県土整備部における復旧・復興ロードマップの進捗状況についてにつきましては、県当局から説明を受け、質疑、意見交換を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(佐々木博君) これより、ただいまの委員長報告に対する質疑に入るのでありますが、通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。木村幸弘君。
   〔14番木村幸弘君登壇〕

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