平成23年6月臨時会 第22回岩手県議会臨時会 会議録

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〇総務委員長(関根敏伸君) 本日の本会議におきまして、当総務委員会に付託されました議案8件につきまして、本日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第1号平成23年度岩手県一般会計補正予算(第3号)第1条第1項、同条第2項第1表歳入歳出予算補正のうち、歳入各款、歳出第2款総務費、第3款民生費第5項災害救助費のうち総務部関係、第9款警察費、第11款災害復旧費第4項庁舎等施設災害復旧費第2目警察施設災害復旧費及び第3条地方債の補正についてでありますが、これは、東日本大震災津波に対応するため、先般成立した国の第1次補正予算と連動するなど、被災地の一刻も早い復旧、復興を図るための経費について、総額1、849億8、964万8、000円を補正しようとするものであります。
 第1条第2項第1表歳入歳出予算補正のうち、歳入の主なものは、第9款国庫支出金1、057億1、808万4、000円、第14款諸収入286億4、640万7、000円、第15款県債341億8、000万円のそれぞれの増等であります。
 歳出の主なものは、第2款総務費においては、いわての学び希望基金積立金5億円、地域振興総務費管理運営費1、462万5、000円のそれぞれの増等であり、第3款民生費のうち総務部関係は、救助費5、000万円の増であり、第9款警察費においては、警察行政運営費6億6、182万円、交通警察費684万4、000円のそれぞれの増等であり、第11款災害復旧費のうち警察本部関係は、警察施設災害復旧事業費3億5、419万5、000円の増等であります。
 第3条地方債の補正は、共同利用漁船等復旧支援対策事業ほか18件について起債を追加し、災害対策債ほか10件について起債の限度額を変更しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、警察施設の被害状況及び復旧の見通し、中長期的な財政運営見通し、賞じゅつ金支給に係る基準見直しの必要性等について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第3号岩手県県税条例の一部を改正する条例の専決処分に関し承認を求めることについてでありますが、これは、地方税法の一部改正に伴い、5月12日から県税条例の関係部分を改正する必要が生じたことから専決処分したものであり、原案を承認することに決定いたしました。
 次に、議案第5号岩手県部局等設置条例の一部を改正する条例についてでありますが、これは、復興局を設置しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、復興局と政策地域部との役割分担及び今後の県北振興に係る組織体制、復興局の職員体制及び設置期間等について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第6号岩手県職員定数条例の一部を改正する条例についてでありますが、これは、市町村立学校における業務量の増加に応ずるため、職員定数を増加しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第7号岩手県退隠料等条例等の一部を改正する条例についてでありますが、これは、国の例に準じて、東日本大震災津波により行方不明となった職員等に対する職員の退職手当に関する条例等の規定の適用の特例を設けようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、震災で犠牲となった職員に対する特別昇給等の有無について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第8号いわての学び希望基金条例についてでありますが、これは、東日本大震災津波により著しい被害を受けた幼児、児童、生徒、学生等に対する修学の支援、教育の充実等のための事業に要する経費の財源に充てるため、いわての学び希望基金を設置しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、寄附金充当の目途及び今後寄せられる寄附金の取り扱い、既存の奨学金との相違点等について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第11号損害賠償請求事件に係る和解及びこれに伴う損害賠償の額を定めることに関し議決を求めることについて、及び議案第12号損害賠償請求事件に係る和解及びこれに伴う損害賠償の額を定めることに関し議決を求めることについてでありますが、これは、損害賠償請求事件に係る和解をし、及びこれに伴う損害賠償の額を定めようとするものであります。
 以上2件につきましては、一括議題に供し、審査したところであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、同様の事案発生に備えた予防策等について質疑が交わされたところであります。
 以上をもって報告を終わります。
〇議長(佐々木一榮君) 次に、小田島環境福祉委員長。
   〔環境福祉委員長小田島峰雄君登壇〕
〇環境福祉委員長(小田島峰雄君) 本日の本会議におきまして、当環境福祉委員会に付託されました議案3件につきまして、本日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第1号平成23年度岩手県一般会計補正予算(第3号)第1条第2項第1表歳入歳出予算補正のうち、歳出第3款民生費第1項社会福祉費、第3項児童福祉費並びに第5項災害救助費のうち環境生活部及び保健福祉部関係、第4款衛生費並びに第11款災害復旧費第4項庁舎等施設災害復旧費第1目庁公舎等災害復旧費のうち環境生活部及び保健福祉部関係並びに第5項保健福祉施設災害復旧費についてでありますが、これは、東日本大震災津波に対応するため、先般成立した国の第1次補正予算と連動するなど、被災地の一刻も早い復旧、復興を図るための経費について補正しようとするものであります。
 第3款民生費のうち環境生活部及び保健福祉部関係は236億9、781万6、000円の補正でありますが、その主なものは、生活福祉資金貸付事業推進費補助17億9、159万9、000円、地域支え合い体制づくり事業費18億3、600万円、介護サービス施設等整備臨時特例基金積立金20億円のそれぞれの増等であります。
 第4款衛生費は11億3、806万4、000円の補正でありますが、その主なものは、被災地こころのケア活動支援事業費1、463万2、000円、食鳥肉安全確保対策費2億7、386万5、000円、被災地医療確保対策事業費8億3、131万円のそれぞれの増等であります。
 第11款災害復旧費のうち環境生活部及び保健福祉部関係は14億4、551万2、000円の補正でありますが、その主なものは、障害者支援施設等災害復旧事業費補助1億8、300万円、老人福祉施設等災害復旧事業費補助12億4、950万円のそれぞれの増等であり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、避難所から応急仮設住宅に移った被災者への支援体制のあり方、避難所生活者に対する食事提供の実態と改善の必要性、食肉衛生検査所での震災による日常業務への影響、被災した市町村における今後の保健活動のためのネットワーク構築に係る県の考え方、生活福祉資金貸付事業の実効性、義援金の支給対象者見直しに関する検討状況、老人福祉施設等自家発電設備整備事業費補助の具体的内容及び整備の現状と今回の予算措置で整備される施設数の見込み、内陸部に移動した被災者への心のケアの支援の状況等について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第4号平成23年東北地方太平洋沖地震及び津波により特に必要となった廃棄物の処理に関する事務の受託の協議の専決処分に関し承認を求めることについてでありますが、これは、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づき、本来市町村が処理すべき一般廃棄物のうち、平成23年東北地方太平洋沖地震及び津波により特に必要となった廃棄物の処理に関する事務を県が受託することについて専決処分したものであり、原案を承認することに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、災害廃棄物処理の進捗状況、一時仮置き場に係る現状と課題及び今後の対応策、委託処理業者との契約の状況等について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第10号心身障害者扶養共済制度条例の一部を改正する条例でありますが、これは、心身障害者扶養共済制度の掛金等を免除する場合の要件に、災害その他やむを得ない事情により掛金等の納付が困難である場合を加えようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 以上をもって報告を終わります。
〇議長(佐々木一榮君) 次に、高橋商工文教委員長。
   〔商工文教委員長高橋博之君登壇〕
〇商工文教委員長(高橋博之君) 本日の本会議におきまして、当商工文教委員会に付託されました議案3件につきまして、本日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第1号平成23年度岩手県一般会計補正予算(第3号)第1条第2項第1表歳入歳出予算補正のうち、歳出第3款民生費第5項災害救助費のうち商工労働観光部関係、第5款労働費、第7款商工費、第10款教育費並びに第11款災害復旧費第3項教育施設災害復旧費、第4項庁舎等施設災害復旧費第1目庁公舎等災害復旧費のうち商工労働観光部関係及び第6項商工労働観光施設災害復旧費でありますが、これは、東日本大震災津波に対応するため、先般成立した国の第1次補正予算と連動するなど、被災地の一刻も早い復旧、復興を図るための経費について補正しようとするものであります。
 第3款民生費のうち商工労働観光部関係は13億3、898万円の補正でありますが、救助費の増であります。
 第5款労働費は121億2、459万6、000円の補正でありますが、その主なものは、緊急雇用創出事業費補助58億5、000万円、緊急雇用創出事業臨時特例基金積立金59億3、000万円のそれぞれの増等であります。
 第7款商工費は266億8、938万1、000円の補正でありますが、その主なものは、中小企業東日本大震災復興資金貸付金262億5、000万円、中小企業東日本大震災復興資金保証料補給補助4億1、472万円のそれぞれの増等であります。
 第10款教育費は28億1、215万2、000円の補正でありますが、その主なものは、被災児童生徒就学援助事業費補助4億6、091万4、000円、高校奨学事業費補助7億9、638万円、高等学校生徒等修学等支援基金積立金13億5、466万7、000円のそれぞれの増等であります。
 第11款災害復旧費のうち商工労働観光部関係及び教育委員会関係は100億215万5、000円の補正でありますが、その主なものは、学校施設災害復旧事業費7億6、043万1、000円、中小企業等復旧・復興支援事業費79億1、805万8、000円、事業協同組合等共同施設災害復旧事業費補助11億9、678万円のそれぞれの増等であります。
 第2条第2表債務負担行為補正のうち、追加中1岩手県信用保証協会が行う中小企業東日本大震災復興資金についての信用保証契約の履行に伴う損失補償ほか1事業については、その期間及び限度額を定めようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第2号平成23年度岩手県中小企業振興資金特別会計補正予算(第1号)でありますが、これは、事業計画等に基づき、歳入歳出をそれぞれ29億7、739万2、000円増額しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第9号高等学校等生徒修学支援基金条例の一部を改正する条例でありますが、これは、高等学校等生徒修学支援基金の設置の目的に、東日本大震災津波による被害を受け、経済的理由により就学が困難となった幼児、児童及び生徒に対する教育の機会の確保を加えるとともに、あわせて所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、以上3件の審査の過程におきましては、予算化された雇用対策の事業内容、観光復興に向けた取り組み、中小企業東日本大震災復興資金の利用見込み、被災児童生徒就学援助事業費補助の対象者及び事業内容、陸中海岸青少年の家の今後の活用見込み、私立学校被災児童生徒等修学支援事業費補助の対象者数及び対象経費等について質疑が交わされたところであります。
 以上をもって報告を終わります。
〇議長(佐々木一榮君) 次に、新居田農林水産委員長。
   〔農林水産委員長新居田弘文君登壇〕
〇農林水産委員長(新居田弘文君) 本日の本会議におきまして、当農林水産委員会に付託されました議案1件につきまして、本日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第1号平成23年度岩手県一般会計補正予算(第3号)第1条第2項第1表歳入歳出予算補正のうち、歳出第6款農林水産業費並びに第11款災害復旧費第1項農林水産施設災害復旧費及び第4項庁舎等施設災害復旧費第1目庁公舎等災害復旧費のうち農林水産部関係でありますが、これは、東日本大震災津波に対応するため、先般成立した国の第1次補正予算と連動するなど、被災地の一刻も早い復旧、復興を図るための経費について補正しようとするものであります。
 第6款農林水産業費は125億8、373万1、000円の補正でありますが、その主なものは、木材供給等緊急対策事業費12億3、946万5、000円、漁業信用保証緊急支援資金貸付金20億円、漁場復旧対策支援事業費70億5、251万6、000円のそれぞれの増等であります。
 第11款災害復旧費のうち農林水産部関係は729億4、531万円の補正でありますが、その主なものは、共同利用漁船等復旧支援対策事業費285億2、452万円、漁港災害復旧事業費175億2、586万8、000円、水産業経営基盤復旧支援事業費59億3、478万円のそれぞれの増等であり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、被災した漁港漁村施設の復旧に向けた今後のスケジュール、集落排水施設の復旧、定置網漁具の設置等に対する補助割合及びその具体的な対象、森林組合事務所の被災状況及び補助事業の内容等について質疑が交わされたところであります。
 以上をもって報告を終わります。
〇議長(佐々木一榮君) 次に、工藤県土整備委員長。
   〔県土整備委員長工藤勝子君登壇〕
〇県土整備委員長(工藤勝子君) 本日の本会議におきまして、当県土整備委員会に付託されました議案1件につきまして、本日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第1号平成23年度岩手県一般会計補正予算(第3号)第1条第2項第1表歳入歳出予算補正のうち、歳出第8款土木費及び第11款災害復旧費第2項土木施設災害復旧費でありますが、これは、東日本大震災津波に対応するため、先般成立した国の第1次補正予算と連動するなど、被災地の一刻も早い復旧、復興を図るための経費について補正しようとするものであります。
 第8款土木費は14億1、246万6、000円の補正であり、その主なものは、公営住宅建設事業費1億8、714万7、000円、災害公営住宅整備事業費11億1、334万5、000円のそれぞれの増等であります。
 第11款災害復旧費のうち県土整備部関係は、第2項土木施設災害復旧費135億747万7、000円の補正でありますが、これは、河川等災害復旧事業費126億5、746万円の増等であり、原案を可とすることに決定いたしました。
 以上をもって報告を終わります。
〇議長(佐々木一榮君) これより、ただいまの委員長報告に対する質疑に入るのでありますが、通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
 これより討論に入るのでありますが、通告がありませんので、討論なしと認め、討論を終結いたします。
 これより、議案第1号から議案第12号までを一括して採決いたします。
 各案件は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
〇議長(佐々木一榮君) 起立全員であります。よって、議案第1号から議案第12号までは委員長の報告のとおり決定いたしました。
   発議案第1号 平成23年度第2次補正予算の早期編成等を求める意見書
〇議長(佐々木一榮君) 次に、お諮りいたします。この際、発議案第1号を日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(佐々木一榮君) 御異議なしと認めます。よって、この際、発議案第1号を日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。
 発議案第1号平成23年度第2次補正予算の早期編成等を求める意見書を議題といたします。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております案件は、各会派の賛同を得た委員会提案でありますので、会議規則第34条第2項及び第3項の規定並びに先例により、議事の順序を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(佐々木一榮君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 これより、発議案第1号平成23年度第2次補正予算の早期編成等を求める意見書を採決いたします。
 本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
〇議長(佐々木一榮君) 起立全員であります。よって、発議案第1号平成23年度第2次補正予算の早期編成等を求める意見書は原案のとおり可決されました。
   閉 会
〇議長(佐々木一榮君) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
 これをもって本日の会議を閉じ、第22回県議会臨時会を閉会いたします。
   午後8時1分 閉 会

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