平成17年6月定例会 第13回岩手県議会定例会会議録

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〇総務委員長(佐々木順一君) 去る6月29日の本会議におきまして、当総務委員会に付託されました議案23件につきまして、6月30日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第1号平成16年度岩手県一般会計補正予算(第8号)の専決処分に関し承認を求めることについてでありますが、平成16年度岩手県一般会計補正予算(第8号)中、第1条第1項、同条第2項第1表歳入歳出予算補正のうち、歳入各款については、地方交付税等の年度末の決定及び除雪費の増嵩に伴い、所要の予算補正を行う必要が生じたことから専決処分したものであり、原案を承認することに決定いたしました。
 次に、議案第2号岩手県県税条例の一部を改正する条例の専決処分に関し承認を求めることについてでありますが、これは、地方税法の一部改正に伴い、4月1日から県税条例の関係部分を改正する必要が生じたことから専決処分したものであり、原案を承認することに決定いたしました。
 次に、議案第4号公平委員会の事務の受託の協議の専決処分に関し承認を求めることについてでありますが、これは、6月6日に新設合併により設立された宮古市の公平委員会の事務を県が受託することについて、同日までに協議を整える必要が生じたことから専決処分したものであり、原案を承認することに決定いたしました。
 次に、議案第5号岩手県市町村合併推進審議会条例でありますが、これは、市町村の合併の特例等に関する法律第60条第3項の規定により、岩手県市町村合併推進審議会を設置しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、審議会設置後のスケジュール等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第6号岩手県の事務を市町村が処理することとする事務処理の特例に関する条例及び岩手県手数料条例の一部を改正する条例でありますが、これは、租税特別措置法及び租税特別措置法施行令の一部改正に伴い、所要の整理をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、過疎地域に指定された市町村と指定されていない市町村が合併した場合の指定の取り扱い等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第7号岩手県県税条例の一部を改正する条例でありますが、これは、地方税法の一部改正に伴い、県民税について、年齢65歳以上の者に係る非課税措置を廃止し、及び定率減税を縮減する等所要の改正をしようとするものであり、採決の結果、多数をもって原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、改正後における収入増の見込みや、所得税から地方税への税源移譲との関係等について質疑が交わされたほか、現在の社会情勢は定率減税を縮小する状況ではない等の意見が出されたところであります。
 次に、議案第8号過疎地域における県税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、県税の課税免除の適用対象となる製造の事業等の用に供する設備の新設または増設の期限を延長し、及び当該施設の取得価格の合計額の下限を引き上げようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第9号民間事業者等が行う書面の保存等における情報通信の技術の利用に関する条例でありますが、これは、条例等の規定により民間事業者等が行う書面の保存等に関し、電子情報処理組織を使用する方法、その他の情報通信の技術を利用する方法により行うことができるようにするための共通する事項を定めることにより、電磁的方法による情報処理の促進を図るとともに、書面の保存等に係る負担の軽減等を通じて県民の利便性の向上を図り、もって県民生活の向上及び県民経済の健全な発展に寄与しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第10号いわて県民情報交流センター条例でありますが、これは県民の文化活動等に関する情報の交流及び連携の場を提供し、地域文化の創造と発展に資するため、いわて県民情報交流センターに関し必要な事項を定めようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、指定管理者による管理運営に要する経費等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第11号警察署の名称、位置及び管轄区域に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、盛岡市の町及び字の区域及び名称の変更に伴い、警察署の管轄区域について所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第12号条例の用字等の表記の整備に関する条例でありますが、これは、条例の用字等の表記の整備に関し必要な事項を定めようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第13号一関市の設置に関し議決を求めることについてでありますが、これは、一関市、西磐井郡花泉町、東磐井郡大東町、同郡千厩町、同郡東山町、同郡室根村及び同郡川崎村を廃し、その区域をもって一関市を設置しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第14号西和賀町の設置に関し議決を求めることについてでありますが、これは、和賀郡湯田町及び同郡沢内村を廃し、その区域をもって同郡西和賀町を設置しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第15号花巻市の設置に関し議決を求めることについてでありますが、これは、花巻市、稗貫郡大迫町、同郡石鳥谷町及び和賀郡東和町を廃し、その区域をもって花巻市を設置しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第16号二戸市の設置に関し議決を求めることについてでありますが、これは、二戸市及び二戸郡浄法寺町を廃し、その区域をもって二戸市を設置しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第17号洋野町の設置に関し議決を求めることについてでありますが、これは、九戸郡種市町及び同郡大野村を廃し、その区域をもって洋野町を設置しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第18号奥州市の設置に関し議決を求めることについてでありますが、これは、水沢市、江刺市、胆沢郡前沢町、同郡胆沢町及び同郡衣川村を廃し、その区域をもって奥州市を設置しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第19号久慈市の設置に関し議決を求めることについてでありますが、これは、久慈市及び九戸郡山形村を廃し、その区域をもって久慈市を設置しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第20号岩手郡玉山村を盛岡市に編入することに関し議決を求めることについてでありますが、これは、岩手郡玉山村を廃し、その区域を盛岡市に編入しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第21号市町村合併に伴う関係条例の整備に関する条例でありますが、これは、一関市、西磐井郡花泉町、東磐井郡大東町、同郡千厩町、同郡東山町、同郡室根村及び同郡川崎村、和賀郡湯田町及び同郡沢内村、花巻市、稗貫郡大迫町、同郡石鳥谷町及び和賀郡東和町、二戸市及び二戸郡浄法寺町、九戸郡種市町及び同郡大野村、盛岡市及び岩手郡玉山村、水沢市、江刺市、胆沢郡前沢町、同郡胆沢町及び同郡衣川村並びに久慈市及び九戸郡山形村の合併に伴い、関係条例を整備しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第23号財産の取得に関し議決を求めることについてでありますが、これは、株式会社平金商店から、岩手県立図書館における運営の用に供するため、箱・戸棚類を取得しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、入札参加者及び入札金額等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第24号公平委員会の事務の受託の協議に関し議決を求めることについてでありますが、これは、規約を定めて、公平委員会の事務を八幡平市及び遠野市からそれぞれ受託しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第26号岩手県総合計画の変更に関し議決を求めることについてでありますが、これは、岩手県総合計画策定後の社会経済の動向等に対応するため、岩手県総合計画を変更しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、議決対象以外の指標の取り扱いについて、目標値の達成が困難となった場合の下方修正について、社会情勢を反映した総合計画の見直しの必要性について等の質疑が交わされたところであります。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、政策評価結果(平成16年度分)について、引き続き意見交換を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 なお、さきに継続調査と議決されておりました盛岡駅西口複合施設整備事業につきましては、現地調査を行った後、調査を終了しておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)

〇議長(伊藤勢至君) 次に、飯澤環境福祉委員長。
   〔環境福祉委員長飯澤匡君登壇〕

〇環境福祉委員長(飯澤匡君) 去る6月29日の本会議におきまして、当環境福祉委員会に付託されました議案1件及びさきに付託を受けました請願陳情3件につきまして、4月19日及び6月30日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第27号いわて男女共同参画プランの変更に関し議決を求めることについてでありますが、これは、岩手県男女共同参画推進条例の制定、配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律、次世代育成支援対策推進法の制定などの男女共同参画を取り巻く情勢の変化に対応するため、いわて男女共同参画プランを変更しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、地方振興局ごとに指標を定める必要性などについて質疑が交わされたところであります。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第52号岩手県における出産と地域医療の充実を求める請願外2件につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 なお、継続審査と決定いたしました1件につきましては、別途、議長に対し、閉会中の継続審査の申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、第2クリーンセンター整備事業について、引き続き意見交換等行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)

〇議長(伊藤勢至君) 次に、樋下商工文教委員長。
   〔商工文教委員長樋下正信君登壇〕

〇商工文教委員長(樋下正信君) 去る6月29日の本会議におきまして、当商工文教委員会に付託されました議案2件及びさきに付託を受けました請願陳情3件につきまして、6月30日、委員会を開き、慎重審査をいたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第3号公立大学法人岩手県立大学が徴収する料金の上限の認可の専決処分に関し承認を求めことについてでありますが、これは、公立大学法人岩手県立大学が、その業務に関して徴収する料金の上限の認可について、地方自治法第179条第1項の規定に基づき専決処分したものであり、採決の結果、多数をもって原案を承認することに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、授業料の値上げ額の設定根拠、他の国公立大学で据え置いている例などについて、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第25号公立大学法人岩手県立大学に係る中期目標を定めることに関し議決を求めることについてでありますが、これは、公立大学法人岩手県立大学が達成すべき業務運営に関する目標を定めようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、研究資金確保の見通し、任期制・年俸制を導入する教職員と一般の職員の処遇の関係などについて、質疑が交わされたところであります。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第60号無秩序な郊外型大型店出店の規制を求める請願外2件につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 なお、継続審査と決定いたしました1件につきましては、別途、議長に対し、閉会中の継続審査の申し出をしておりますので、御了承願います。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、平成18年度県立学校の学科改編等について引き続き意見交換を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をしておりますので、御了承願います。
 なお、さきに継続調査と議決されておりましたコールセンターの誘致・運営状況につきましては、現地調査を行った後、調査を終了しておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)

〇議長(伊藤勢至君) 次に、照井農林水産委員長。
   〔農林水産委員長照井昭二君登壇〕

〇農林水産委員長(照井昭二君) 去る6月29日の本会議におきまして、当農林水産委員会に付託されました議案1件につきまして、6月30日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第22号財産の譲渡に関し議決を求めることについてでありますが、これは、戸田下環境保全組合ほか16団体に、家畜排せつ物処理施設の用に供する建物及び工作物を無償譲渡しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、家畜排せつ物処理施設の整備状況及び過去に譲渡した施設の稼働状況等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、農業における担い手の育成について、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 なお、さきに継続調査と議決されておりました地域住民参画による農業水利施設の管理につきましては、県当局から説明を受け、質疑、意見交換を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)

〇議長(伊藤勢至君) 次に、及川県土整備委員長。
   〔県土整備委員長及川幸子君登壇〕

〇県土整備委員長(及川幸子君) 去る6月29日の本会議におきまして、当県土整備委員会に付託されました議案1件及びさきに付託を受けました請願陳情1件につきまして、6月30日、委員会を開き、慎重審査をいたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第1号平成16年度岩手県一般会計補正予算(第8号)の専決処分に関し承認を求めることについてでありますが、これは、平成16年度岩手県一般会計補正予算(第8号)中、第1条第2項第1表歳入歳出予算補正のうち、歳出第8款土木費の補正については、除雪費の増嵩に伴い、所要の予算補正を行う必要が生じたことから専決処分をしたものであり、原案を承認することに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、国庫補助対象となる路線、除雪費用等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第58号日本道路公団における工事発注について請願につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、県内建設業の現状と課題について、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 なお、さきに継続調査と議決されておりました住宅の耐震対策への取り組みにつきましては、県当局から説明を受け、質疑、意見交換を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)

〇議長(伊藤勢至君) これより、ただいまの委員長報告に対する質疑に入るのでありますが、通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。佐藤正春君。
   〔50番佐藤正春君登壇〕


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