平成20年6月定例会 第6回岩手県議会定例会会議録

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〇4番(工藤勝博君) 久保議員の質問に関連いたしまして、何点かお伺いいたします。
 県の出資法人であります観光施設につきまして、観光立県、環境王国を目指す本県といたしましては、八幡平国立公園には、大変多くの観光客が足を運んで来てくれます。内外から相当な数でございますけれども、そういう中にありまして、先ほど、部長のほうからは、重く受けとめておるという施設でございます蓬莱荘でございますけれども、この施設は、開業当時から、県の幹部職員が会長あるいは社長を務めておったわけで、大変そのかかわりは深い、非常に大きなものがあると思っております。現在も取締役に職員を派遣しているということでありますけれども、ことしの1月に、出資法人の改革プランの中に、出資を引き揚げる法人の一つに八幡平観光株式会社が入っております。
 先ほど来言っておりました、朽ち果てた蓬莱荘、本当に観光客の目には余り触れさせたくないような施設になっております。私流に言わせると、本当にめぐさいなという施設になっておりますので、一日も早く撤去なり解体しなければならない施設になっております。
 その出資法人から引き揚げるスケジュールが、平成22年という期間が決められているわけですけれども、それまでに何とかそういう施設の撤去、あるいは、もう一つは、八幡平スキー場の国有地の借用期限が6月30日で切れたわけですが、きのうまた延期ということで、半年、ことしの12月までは延期しますよ、その間に事業再開できるような形で持っていかなければ、またその時点で大変な事態になりますということでございますので、どうか、これからの、重く受けとめているという言葉だけじゃなく、そういう指導あるいは支援の方策を部長のほうからお聞きしたいと思っています。
 その二つを質問いたします。
〇商工労働観光部長(廣田淳君) 工藤勝博議員の関連質問にお答えします。
 八幡平観光株式会社の処理のスキームにつきましては、3月26日の臨時株主総会で、会社を解散し特別清算をするということで決議されて、現在、盛岡地方裁判所に特別清算を申し立てているところでございます。裁判所においては、その内容の調査を行っている段階と聞いてございますけれども、その債務について、筆頭株主の岩手県北自動車株式会社が、金融機関なり一般取引先の債務を返済するということで、債権者から同意を得ていると聞いております。
 また、今御指摘ございましたスキー場あるいは蓬莱荘等々の資産につきましては、会社側で清算業務と並行して引受先を探していると聞いてございまして、県としても、可能な支援をしてまいりたいと考えております。
   日程第2 議案第18号公安委員会の委員の任命に関し同意を求めることについて
〇議長(渡辺幸貫君) 次に、日程第2、議案第18号を議題といたします。
 提出者の説明を求めます。宮舘副知事。
   〔副知事宮舘壽喜君登壇〕
〇副知事(宮舘壽喜君) ただいま議題とされました人事案件について御説明いたします。
 議案第18号は、公安委員会の委員であります佐藤ソノ子氏の任期が7月2日で満了となりますので、その後任として、新たに雫石禮子氏を任命するため、議会の同意を求めようとするものであります。
 よろしく御審議の上、原案に御同意くださるようお願いいたします。
〇議長(渡辺幸貫君) お諮りいたします。ただいま議題となっております案件は人事案件でありますので、会議規則第34条第3項の規定及び先例により、議事の順序を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(渡辺幸貫君) 御異議なしと認めます。よって、これより議案第18号公安委員会の委員の任命に関し同意を求めることについてを採決いたします。
 ただいま議題となっております議案第18号公安委員会の委員の任命に関し同意を求めることについては、これに同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
〇議長(渡辺幸貫君) 起立全員であります。よって、議案第18号公安委員会の委員の任命に関し同意を求めることについては、これに同意することに決定いたしました。
〇議長(渡辺幸貫君) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
 本日はこれをもって散会いたします。
   午後6時1分 散会

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