平成20年2月定例会 第5回岩手県議会定例会会議録

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〇総務委員長(工藤大輔君) 去る3月5日の本会議におきまして、当総務委員会に付託されました議案17件のうち、さきに決定いたしました3件を除く14件及びさきに付託を受けました請願陳情1件につきまして、3月21日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 初めに、議案第22号岩手県部局等設置条例の一部を改正する条例でありますが、これは、総合政策室の名称を変更しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、総合政策部となることによる具体的な変更点、部局横断的な政策推進体制等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第23号岩手県公益認定等審議会条例でありますが、これは、公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律第50条第2項の規定により、岩手県公益認定等審議会を設置しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、公益法人制度の改革の趣旨、審議会の委員構成、運営及び女性委員の登用等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第24号岩手県の事務を市町村が処理することとする事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、岩手県消費生活条例第16条第1項の基準の事業者への通知に係る事務を新たに花巻市が処理することとする等所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、市町村への権限移譲の状況と今後の推進方向、権限移譲のメリット、デメリット、職員派遣の基準等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第25号特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、収用委員会の委員の報酬月額を改定するとともに、諸般の情勢にかんがみ、平成20年4月から平成23年3月までの間に支給されるべき知事及び副知事の給料並びに教育委員会の委員等の特別職の職員の給料または報酬を減額する等所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第26号一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、岩手県人事委員会の平成19年10月3日付の給与改定に関する勧告及び国家公務員の給与改定の措置等にかんがみ、特定任期付職員の期末手当の支給割合を改定するとともに、諸般の情勢にかんがみ、平成20年4月から平成23年3月までの間における特定任期付職員の給料月額を減額しようとするものであり、議案第27号一般職の任期付研究員の採用等に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、岩手県人事委員会の平成19年10月3日付の給与改定に関する勧告及び国家公務員の給与改定の措置等にかんがみ、任期付研究員の給料月額及び期末手当の支給割合を改定するとともに、諸般の情勢にかんがみ、平成20年4月から平成23年3月までの間における任期付研究員の給料月額を減額しようとするものであり、議案第28号一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、岩手県人事委員会の平成19年10月3日付の給与改定に関する勧告及び国家公務員の給与改定の措置等にかんがみ、一般職の職員の給料月額、扶養手当の額及び勤勉手当の支給割合を改定し、学校教育法の一部改正に伴い同法の規定に基づき設置することとした副校長及び指導教諭について適用される給料表及び支給対象とする手当を定めるとともに、諸般の情勢にかんがみ、平成20年4月から平成23年3月までの間における一般職の職員の給料月額及び管理または監督の地位にある職員に支給されるべき給料の特別調整額を減額する等所要の改正をしようとするものであり、議案第50号市町村立学校職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、岩手県人事委員会の平成19年10月3日付の給与改定に関する勧告及び国家公務員の給与改定の措置等にかんがみ、市町村立学校職員の給料月額、扶養手当の額及び勤勉手当の支給割合を改定するとともに、諸般の情勢にかんがみ、平成20年4月から平成23年3月までの間における市町村立学校職員の給料月額及び管理または監督の地位にある職員に支給されるべき管理職手当を減額する等所要の改正をしようとするものであります。
 以上4件につきましては、一括議題に供し、審査したところであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、給与の減額が職員の士気に及ぼす影響への配慮の方法、減額措置解消時の対応の見通し、県出資等法人などの給与に及ぼす影響への配慮等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第29号一般職の職員の特殊勤務手当に関する条例等の一部を改正する条例でありますが、これは、学校教育法の一部改正に伴い、同法の規定に基づき設置することとした副校長及び指導教諭について、支給対象とする手当等を定めようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第30号職員互助会に関する条例等の一部を改正する等の条例でありますが、これは、出納長の廃止に伴い、職員互助会に関する条例等について所要の整備をし、及び副出納長の設置並びに定数に関する条例を廃止しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第32号財産の交換、譲渡及び貸付けに関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、行政財産を無償または時価よりも低い価額で貸し付けることができる場合を定める等所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、対象物件の外部への周知方法、市町村への制度の周知等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第43号住民基本台帳法施行条例の一部を改正する条例でありますが、これは、本人確認情報を利用することができる事務に心身障害者扶養共済制度条例の規定による年金受給権者の現況に関する届け出に係る事務であって規則で定めるものを加える等所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、本人確認情報の利用事務を削除したことの理由等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第49号岩手県文化芸術振興基本条例でありますが、これは、文化芸術の振興に関し、基本理念を定め、県の責務並びに県民及び民間団体等の役割を明らかにするとともに、文化芸術の振興に関する施策の基本となる事項を定めることにより、文化芸術振興施策の総合的な推進を図り、もって県民が豊かな文化芸術とともに生きる地域社会の形成に寄与しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、文化芸術に携わっている者への条例制定の効果、条例に該当する活動を実施している団体、個人等の現状把握と活動支援の方向性、県民の役割の位置づけ等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第53号包括外部監査契約の締結に関し議決を求めることについてでありますが、これは、包括外部監査契約を締結しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第24号県が分離発注する専門の改修工事における入札参加資格についての請願につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり継続審査と決定いたしました。
 なお、継続審査と決定いたしました本件につきましては、別途、議長に対し、閉会中の継続審査の申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、IGR指令システムについて、引き続き意見交換を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 なお、さきに継続調査と議決されておりました、平成20年度地方財政対策による本県財政の見通しについてにつきましては、県当局から説明を受け、質疑、意見交換を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(渡辺幸貫君) 次に、千葉環境福祉委員長。
   〔環境福祉委員長千葉康一郎君登壇〕
〇環境福祉委員長(千葉康一郎君) 去る3月5日の本会議におきまして、当環境福祉委員会に付託されました議案6件のうち、さきに決定いたしました3件を除く3件及びさきに付託を受けました請願陳情3件につきまして、1月16日及び3月21日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第44号心身障害者扶養共済制度条例の一部を改正する条例でありますが、これは、心身障害者扶養共済制度の掛金の額を増額する等所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、掛金の増額に関する当事者の意見の把握、国の制度で運用することのメリット等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第51号健康保険法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例でありますが、これは、健康保険法等の一部を改正する法律により老人保健法の一部が改正されたことに伴い、関係条例について整備しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第55号岩手県保健福祉計画の変更に関し議決を求めることについてでありますが、これは、医療計画制度の改正などの状況の変化に対応するため、岩手県保健福祉計画を変更しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、リハビリテーションの受け入れ態勢、うつによる自殺防止のための早期発見の対策、住民に対する意識啓発の進め方と情報発信の必要性、本計画に対する医療審議会の意見、病床数の決定に当たっての基準等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第21号県立住田病院の診療所化後の診療体制の維持と充実を求める請願外2件につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 なお、継続審査と決定いたしました1件につきましては、別途、議長に対し、閉会中の継続審査の申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 なお、さきに継続審査と議決されておりました、医療制度改革に関連する計画の策定についてにつきましては、県当局から説明を受け、質疑、意見交換を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(渡辺幸貫君) 次に、亀卦川商工文教委員長。
   〔商工文教委員長亀卦川富夫君登壇〕
〇商工文教委員長(亀卦川富夫君) 去る3月5日の本会議におきまして、当商工文教委員会に付託されました議案4件のうち、さきに決定いたしました3件を除く1件及びさきに付託を受けました請願陳情1件につきまして、1月16日及び3月21日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第45号個別労働関係紛争の解決の促進に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、短時間労働者の雇用管理の改善等に関する法律の一部改正に伴い、所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、短時間労働者の定義、本県における短時間労働者数、法改正に伴い改善される内容等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第20号私学助成の大幅増額など教育関係予算の拡充を求める請願につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、平泉の文化遺産の世界遺産登録を契機とした観光施策につきまして、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 なお、さきに継続調査と議決されておりました、地方独立行政法人岩手県工業技術センターの運営状況につきましては、参考人から説明を受け、質疑、意見交換を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(渡辺幸貫君) 次に、大宮農林水産委員長。
   〔農林水産委員長大宮惇幸君登壇〕
〇農林水産委員長(大宮惇幸君) 去る3月5日の本会議におきまして、当農林水産委員会に付託されました議案12件のうち、さきに決定いたしました9件を除く3件につきまして、3月21日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第38号岩手県土地改良事業分担金徴収条例の一部を改正する条例でありますが、これは、基幹水利施設ストックマネジメント事業に係る分担金を徴収するとともに、あわせて所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、事業の対象となる施設数及び施設ごとの分担率等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第52号財産の交換に関し議決を求めることについてでありますが、これは、公営林における県及び久慈市の立木の持分権の共有関係を解消するため、財産を交換しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、久慈市と財産交換を行うこととなった背景、他の市町村との財産交換の状況及び今後の見込み等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第54号岩手県競馬組合規約の一部を変更することの協議に関し議決を求めることについてでありますが、これは、岩手県競馬組合の執行機関のうち出納長を会計管理者に改めるとともに、当該会計管理者に岩手県会計管理者の職にある者を充てる等同組合の規約について、所要の変更をすることについて協議しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、いわて純情米の生産及び販売戦略について、引き続き意見交換を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 なお、さきに継続調査と議決されておりました、漁業の担い手育成についてにつきましては、県当局から説明を受け、質疑、意見交換を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(渡辺幸貫君) 次に、平沼県土整備委員長。
   〔県土整備委員長平沼健君登壇〕
〇県土整備委員長(平沼健君) 去る3月5日の本会議におきまして、当県土整備委員会に付託されました議案11件のうち、さきに決定いたしました9件を除く2件及びさきに付託を受けました請願陳情2件につきまして、1月16日及び3月21日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第46号県営住宅等条例の一部を改正する条例でありますが、これは、県営鳴石アパートを設置しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、建設費の総額及び木造と鉄筋コンクリート造との工費の比較、1戸当たりの居住面積及び仕様、家賃の設定状況及び入居者の収入限度額、県営住宅の今後の整備計画及び県産材活用の見通し、県営住宅の役割を民間に代替させるための支援策の検討の必要性、県営住宅の家賃滞納状況及び訴訟の効果等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第48号電気事業及び工業用水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、電気事業における施設として新たに北ノ又第三発電所を加えようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第23号住宅の耐震化促進のための制度の充実拡大を求める請願外1件につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、まちづくり三法の改正状況について、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 なお、さきに継続調査と議決されておりました、北山トンネルについてにつきましては、現地調査を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(渡辺幸貫君) これより、ただいまの委員長報告に対する質疑に入るのでありますが、通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論の通告がありますので、発言を許します。斉藤信君。
   〔38番斉藤信君登壇〕

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