平成18年2月定例会 第18回岩手県議会定例会会議録

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〇総務委員長(佐々木順一君) 去る3月1日の本会議におきまして、当総務委員会に付託されました議案18件のうち、さきに決定いたしました2件を除く16件及びさきに付託を受けました請願陳情2件につきまして、16日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 初めに、議案第22号岩手県公告式条例の一部を改正する条例でありますが、これは、岩手県報を電磁的方法により発行することとしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第23号個人情報保護条例の一部を改正する条例でありますが、これは、実施機関に公安委員会及び警察本部長を加える等所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、本県警察における個人の情報漏えい対策について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第27号岩手県の事務を市町村が処理することとする事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、市町の区域内に新たに生じた土地の届け出の受理等に係る事務を盛岡市、一関市、奥州市、雫石町及び西和賀町が行うこととすること等に伴い、所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、権限移譲先市町村の体制確保に対する県としての配慮等について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第28号特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、諸般の情勢にかんがみ、特別職の職員の給料及び報酬の額並びに知事及び副知事の退職手当の額を改正するとともに、知事、副知事及び出納長の平成18年4月から平成19年3月までの間に支給されるべき給料を減額する等所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、委員等への報酬の決定方法及び他県と比較した場合の報酬水準、改定に伴う削減総額、委員等の活動状況等について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第29号県議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、地方公務員災害補償法の一部改正に伴い、所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第30号一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、岩手県人事委員会の平成17年10月3日付の給与改定に関する勧告及び国家公務員の給与改定等の措置にかんがみ、特定任期付職員の給料月額を改定する等所要の改正をしようとするものであり、議案第31号一般職の任期付研究員の採用等に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、岩手県人事委員会の平成17年10月3日付の給与改定に関する勧告及び国家公務員の給与改定等の措置にかんがみ、任期付研究員の給料月額を改定する等所要の改正をしようとするものであり、議案第32号一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、岩手県人事委員会の平成17年10月3日付の給与改定に関する勧告及び国家公務員の給与改定等の措置にかんがみ、一般職の職員の給料表の級構成、号給構成及び給料月額を改定し、地域手当を新設するとともに、農林漁業普及指導手当を改定し、管理または監督の地位にある職員に支給されるべき給料の特別調整額を減額する等所要の改正をしようとするものであり、議案第34号職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、国の例に準じて、職員の在職期間中の公務への貢献度をより的確に反映させるため、中期勤続者の退職手当の支給率を改定するとともに、一定期間の職務の内容に応じた調整の仕組みを創設する等所要の改正をしようとするものであります。
 以上4件につきましては、一括議題に供し、審査したところであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、給与等の減額が地域経済に与える影響等について質疑が交わされたところであります。
 また、特に、これらの条例が、労働基本権を制約されている県職員の給与制度を約半世紀ぶりに抜本的に見直そうとするものであり、依然として厳しい実態にある本県の民間企業や団体組織で働く労働者に与える影響等に特段の配慮が必要であることから、その施行に当たっては、各任命権者が職員団体と十分な労使協議を行うこと、また、雇用の安定と格差解消のため、積極的施策を講じ、地域経済の活性化を図ることなど、その運用に遺漏なきを期されたいとする意見が総務委員会の総意とされたことを報告するものであります。
 次に、議案第33号一般職の職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、海外事務所勤務手当を新設し、環境衛生検査業務手当の支給の対象となる業務を加えるとともに手当の名称を変更し、医師手当及び通信作業手当を廃止する等所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第40号岩手県収入証紙条例の一部を改正する条例でありますが、これは、証紙による収入の方法の特例を設ける等所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、電子収納の普及に関する県民への周知方法等について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第56号市町村立学校職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、岩手県人事委員会の平成17年10月3日付の給与改定に関する勧告及び国家公務員の給与改定等の措置にかんがみ、市町村立学校職員の給料表の級構成、号給構成及び給料月額を改定し、地域手当を新設するとともに、管理または監督の地位にある職員に支給されるべき管理職手当を減額する等所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第57号風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行条例の一部を改正する条例でありますが、これは、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律の一部改正に伴い、受付所営業の禁止区域に係る施設等について定める等所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第60号全国自治宝くじ事務協議会への堺市の加入及びこれに伴う全国自治宝くじ事務協議会規約の一部を変更することの協議に関し議決を求めることについてでありますが、これは、全国自治宝くじ事務協議会に堺市を加え、及びこれに伴い同協議会規約の一部を変更することについて関係地方公共団体と協議しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第61号包括外部監査契約の締結に関し議決を求めることについてでありますが、これは、包括外部監査契約を締結しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、契約相手方の監査実績等について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第63号公平委員会の事務の受託の協議に関し議決を求めることについてでありますが、これは、規約を定めて公平委員会の事務を一関地区広域行政組合から受託しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第70号一関市狐禅寺大平地内への駐在所設置について請願ほか1件につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 なお、継続審査と決定いたしました1件につきましては、別途、議長に対し、閉会中の継続審査の申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、県営建設工事における総合評価落札方式の試行について、引き続き意見交換を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 なお、さきに継続調査と議決されておりました、いわて銀河鉄道線青山駅の整備状況につきましては、現地調査を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(伊藤勢至君) 次に、飯澤環境福祉委員長。
   〔環境福祉委員長飯澤匡君登壇〕
〇環境福祉委員長(飯澤匡君) 去る3月1日の本会議におきまして、当環境福祉委員会に付託されました議案7件のうち、さきに決定いたしました3件を除く4件、及びさきに付託を受けました請願陳情1件につきまして、3月16日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第24号岩手県保健所設置条例の一部を改正する条例でありますが、これは、岩手県水沢保健所の名称を変更しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第26号岩手県障害者介護給付費等不服審査会条例でありますが、これは、障害者自立支援法の規定に基づき、岩手県障害者介護給付費等不服審査会を設置しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、委員の任期、選任方法、当条例の周知方法などについて質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第49号看護職員修学資金貸付条例及び理学療法士及び作業療法士修学資金貸付条例の一部を改正する条例でありますが、これは、介護保険法の一部改正に伴い、所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第50号動物の愛護及び管理に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、動物の愛護及び管理に関する法律の一部改正に伴い、所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第72号学童保育(放課後児童クラブ)の施策拡充に関する請願につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 なお、継続審査と決定いたしました1件につきましては、別途、議長に対し、閉会中の継続審査の申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、放射線に関する知識について、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 なお、さきに継続調査と議決されておりました、障害児療育のあり方につきましては、県当局から説明を受け、質疑、意見交換を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(伊藤勢至君) 次に、樋下商工文教委員長。
   〔商工文教委員長樋下正信君登壇〕
〇商工文教委員長(樋下正信君) 去る3月1日の本会議におきまして、当商工文教委員会に付託されました議案8件のうち、さきに決定いたしました4件を除く4件及びさきに付託を受けました請願陳情1件につきまして、3月16日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第52号工業技術センター条例を廃止する条例でありますが、これは、工業技術センター条例を廃止しようとするものであり、採決の結果、多数をもって原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、法人への移行に向けた準備状況、法人立ち上げに必要な予算の措置状況などについて質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第55号個別労働関係紛争の解決の促進に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、労働審判法の施行に伴い、所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、県労働委員会の所管事務との関係について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第59号権利の放棄に関し議決を求めることについてでありますが、これは、中小企業設備近代化資金貸付金に係る債権の回収が不可能であるため、当該権利を放棄しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、消滅時効10年以上経過した後の本定例会に提出することとなった経緯及び理由、債権の管理方法などについて質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第62号地方独立行政法人岩手県工業技術センターに係る中期目標を定めることに関し議決を求めることについてでありますが、これは、地方独立行政法人岩手県工業技術センターが達成すべき業務運営に関する目標を定めようとするものであり、採決の結果、多数をもって原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、中期目標記載事項の具体的な内容などについて質疑が交わされたところであります。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第71号増田知事の私学振興公約の早期実施を要望する請願につきましては、お手元に配付しております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、平泉の文化遺産の世界遺産登録への取組状況について、引き続き意見交換を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 なお、さきに継続調査と議決されておりました、学校施設等におけるアスベストの使用状況と今後の対応策等につきましては、県当局から説明を受け、質疑、意見交換を行った後、調査を終了しておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(伊藤勢至君) 次に、千葉農林水産委員長。
   〔農林水産委員長千葉伝君登壇〕
〇農林水産委員長(千葉伝君) 去る3月1日の本会議におきまして、当農林水産委員会に付託されました議案16件のうち、さきに決定いたしました15件を除く1件につきまして、16日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第58号財産の譲渡に関し議決を求めることについてでありますが、これは、西田子第1資源リサイクル組合ほか5団体に家畜排せつ物処理施設の用に供する建物及び工作物を無償譲渡しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、岩手県農業・農村基本計画の目標達成に向けた重点施策について及び平成18年度における農村の活性化に関する施策について、引き続き意見交換を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 なお、さきに継続調査と議決されておりました、林業公社の一元化に向けた取組状況につきましては、県当局から説明を受け、質疑、意見交換を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(伊藤勢至君) 次に、及川県土整備委員長。
   〔県土整備委員長及川幸子君登壇〕
〇県土整備委員長(及川幸子君) さきに付託を受けました請願陳情1件につきまして、3月16日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 受理番号第74号緑資源幹線林道八戸・川内線整備効果のさらなる発現のため同路線とネットワークを形成する国・県道の整備促進を求める請願につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり継続審査と決定いたしました。
 なお、継続審査と決定いたしました本件につきましては、別途、議長に対し、閉会中の継続審査の申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、県土整備部における総合評価落札方式の試行について、引き続き意見交換を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 なお、さきに継続調査と議決されておりました、一般国道455号(仮称)北山トンネルにつきましては、現地調査を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(伊藤勢至君) これより、ただいまの委員長報告に対する質疑に入るのでありますが、通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。斉藤信君。
   〔26番斉藤信君登壇〕

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