平成18年9月定例会 第21回岩手県議会定例会会議録 |
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〇知事(増田寛也君) 御質問にお答え申し上げます。
まず、私の方の御質問は建設業振興対策でありますが、今、議員のお話を聞いて、大分見解が違うなということを率直に考えました。すなわち、やはり社会資本整備、あるいは公共事業というのは、必要なものはしっかりやらなければいけないというのが基本にあると思います。ただ、先ほど減らし過ぎではないかと言っておられましたが、実際に経済対策の水準の事業をやるというのは、今の財政状況では難しい。それは、交付税等も今これだけ減っておりますし、実際に経済対策をやったときには、後に交付税などでその分を面倒見ると言ってきたのが、この5年間で5兆円も減っているわけですから、今話があったように、その水準で事業をやるということは、財政上もやっぱり難しいです。 ですが、中身はよく厳選をしてやらなければいけないと思いますので、私は、一律に大規模公共事業ですとか、ダムが悪いとかということではなくて、やはり中身をよく厳選しながら、やるべきものはやっていかなければならないだろうと思いますし、生活に身近なところでも、重点的に配分すべきものは多いと思いますので、そこは、先ほど申し上げましたとおり、必要性ですとか緊急性などを十分吟味して、今後も実施をしていきたいと思います。 それから、なかなか御苦労が多いと思うんですが、建設業の皆さん方には、ぜひ他分野への進出をしていただくということが必要になりますし、経営革新に取り組む必要がありますので、その分野については、県としても全力で支援を行っていきたいと思います。 先ほど、そういった分野については内容を把握していないのではないかということでありましたが、何をやっているかということは県でもよく把握していますし、それから、そこについて求められている支援は十分行っています。要は、それが採算性がどうなっているかということ、そこについては、まさに企業の経営内容でございますので、それぞれ企業の方でどういうふうにお考えになっているか、県としても深くまでは突っ込むわけにはいきませんが、ぜひそういった事業については、もちろん採算性が十分に上がるように我々としても全力を尽くして支援をしていきたい、このように考えております。 〇保健福祉部長(赤羽卓朗君) 認定こども園に関しましては、いわゆる幼保一元化という議論が歴史的にあったわけでございまして、そうしたことを望む声もあったことも事実だと考えております。 それから、福祉サービスの提供主体について、どういう規制をするかということについて、今、議員御指摘のとおり、さまざまなレベルで議論されていると承知しておりますが、ただ、私どもといたしましては、現行の児童福祉法において、保育の実施については市町村の責務となっておりますので、そうした枠組みの中で、県としては、しっかりと仕事をさせていただきたいと考えております。 〇議長(伊藤勢至君) これをもって質疑を終結いたします。 次に、お諮りいたします。認定第1号から認定第15号まで、以上15件については、48人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(伊藤勢至君) 御異議なしと認めます。よって、認定第1号から認定第15号まで、以上15件については、48人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定いたしました。 お諮りいたします。ただいま設置されました決算特別委員会の委員の選任については、委員会条例第5条第1項の規定により、議長を除く全議員を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(伊藤勢至君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしましたとおり、議長を除く全議員を決算特別委員に選任することに決定いたしました。 決算特別委員会は、委員長互選のため、10月16日午前10時に特別委員会室にこれを招集いたします。改めて招集通知を差し上げませんので、御了承願います。 次に、ただいま議題となっております議案第1号から議案第31号までは、お手元に配付いたしてあります委員会付託区分表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。 〔参照〕 委員会付託区分表 (第21回県議会定例会 平成18年10月10日) 総務委員会 1 議案第1号中 第1条第1項 第1条第2項第1表中 歳入 各款 歳出 第1款、第2款、第9款 第2条第2表中 1追加中2 第3条 2 議案第16号 3 議案第17号 4 議案第18号 5 議案第26号 6 議案第28号 7 議案第30号 環境福祉委員会 1 議案第1号中 第1条第2項第1表中 歳出 第3款、第4款 2 議案第19号中 他の委員会付託分以外 3 議案第20号 4 議案第21号 5 議案第22号 商工文教委員会 1 議案第1号中 第1条第2項第1表中 歳出 第5款、第7款、第10款 第2条第2表中 2変更中1 2 議案第6号 3 議案第15号 4 議案第24号 5 議案第25号 6 議案第31号 農林水産委員会 1 議案第1号中 第1条第2項第1表中 歳出 第6款中第1項 第2項 第3項(第2目中県土整備部関係を除く) 第4項(第6目を除く) 第5項(第11目中県土整備部関係を除く) 第2条第2表中 2変更中2 2 議案第2号 3 議案第3号 4 議案第4号 5 議案第5号 6 議案第9号 7 議案第11号 8 議案第12号 県土整備委員会 1 議案第1号中 第1条第2項第1表中 歳出 第6款中第3項中第2目中県土整備部関係 第4項中第6目 第5項中第11目中県土整備部関係 第8款 第11款 第2条第2表中 1追加中1 2変更中3~5 2 議案第7号 3 議案第8号 4 議案第10号 5 議案第13号 6 議案第14号 7 議案第19号中 別表第6の改正関係 8 議案第23号 9 議案第27号 10 議案第29号 〇議長(伊藤勢至君) 次に、お諮りいたします。この際、発議案第1号を日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(伊藤勢至君) 御異議なしと認めます。よって、この際、発議案第1号を日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。 発議案第1号北朝鮮の核実験に抗議し、その中止を求めるとともに、すべての国の核実験の全面禁止を求める決議を議題といたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております発議案第1号北朝鮮の核実験に抗議し、その中止を求めるとともに、すべての国の核実験の全面禁止を求める決議は、各会派共同提案でありますので、会議規則第34条第2項の規定及び先例により、議事の順序を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(伊藤勢至君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 これより、発議案第1号北朝鮮の核実験に抗議し、その中止を求めるとともに、すべての国の核実験の全面禁止を求める決議を採決いたします。 本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 〇議長(伊藤勢至君) 起立全員であります。よって、発議案第1号北朝鮮の核実験に抗議し、その中止を求めるとともに、すべての国の核実験の全面禁止を求める決議は、原案のとおり可決されました。 この際、知事から発言を求められておりますので、発言を許します。増田知事。 〔知事増田寛也君登壇〕 〇知事(増田寛也君) 国際社会が一斉に反発し、警告する中で、昨日、北朝鮮が核実験を実施した旨の発表を行ったことは、まことに遺憾であります。県として強く抗議の意を表するとともに、二度とこのようなことが行われないよう、関係国政府との連携のもとで、政府において適切な対応をとるよう求めたいと考えております。 〇議長(伊藤勢至君) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれをもって散会いたします。 午後 7 時19分 散 会 |
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