令和5年9月定例会 第2回岩手県議会定例会会議録

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〇決算特別委員長(柳村一君) 去る10月23日に行われました決算特別委員会の正副委員長の互選の結果、委員長には私が、副委員長には佐々木宣和君が選任されましたので、私から、当委員会における審査の経過と結果につきまして御報告申し上げます。
 決算特別委員会は、去る10月17日の本会議におきまして設置され、令和4年度の決算15件及び議案2件につきまして審査の付託を受けたのでありますが、これら付託案件の審査に当たっては、10月23日から8日間にわたって委員会を開き、知事の出席を求めて総括質疑を行った後、部局等ごとに、主管部局等の長から決算及び議案の内容等について詳細な説明を聞き、質疑を行った後、11月1日の午後に、世話人会において意見の取りまとめをいたしました。
 その結果を委員会に諮り、当委員会の結論といたした次第であります。
 審査に当たりましては、終始、熱心に審査されたのでありますが、その経過につきましては、各位御承知のとおりでありますので省略させていただき、以下、各決算及び議案につきまして、その結果を申し上げます。
 まず、議案第22号令和4年度岩手県電気事業会計未処分利益剰余金の処分に関し議決を求めることについて及び議案第23号令和4年度岩手県工業用水道事業会計未処分利益剰余金の処分に関し議決を求めることについては、いずれも原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、認定第1号令和4年度岩手県一般会計歳入歳出決算につきましては、次の意見、すなわち、東日本大震災津波や新型コロナウイルス感染症の影響がいまだ残る中、原油価格、物価高騰、賃金上昇への対応など、本県経済は厳しい状況に置かれている。
 このような中、県においては、引き続き県民に寄り添いながら支援を継続するとともに、県内の中小企業、農林水産業を初めとした全ての分野で、賃上げや物価高騰に対応できるよう効果的な支援策を講じ、県民生活の安定に努められたい。
 人口減少は県民生活に大きな影響を及ぼしており、人口の自然減、社会減の克服に結びつけるため、令和4年度事業の成果及び効果のさらなる検証に努められたい。
 また、県が抱える課題の多くは、人口減少に起因するものであり、出生数の向上や若者の定住化に向けた子育て支援や女性の社会減対策等、諸施策に国や市町村と一層の連携を図りながら取り組まれたい。
 さらに、医療環境や教育環境等、人口減少の影響を受けるあらゆる分野において、適正かつ安定的な環境整備に努められたい。
 厳しい財政状況にある中で山積する課題に対応していくためには、県財政の健全化が重要である。今後も安定的な財政運営を進めるため、産業振興による県税収入の確保、使用料の見直し、遊休資産の活用、他会計からの繰り入れ等、あらゆる歳入確保策に積極的に取り組まれたい。
 また、これまでの事務事業の効果を検証し、見直しを行うとともに、課題解決に向けた新たな事業の創出にも努められたい。
 支出金額の誤りなどの不適正な事務の発生報告が一向に減少していないことや、入札ミスによる損害賠償事件が発生していることから、内部統制を見直し、必要な執行体制の確保にも留意しながら、適切な事務の執行に努められたいとの意見を付し、認定することに決定いたしました。
 次に、認定第2号令和4年度岩手県母子父子寡婦福祉資金特別会計歳入歳出決算から認定第15号令和4年度岩手県流域下水道事業会計決算までの以上14件につきましては、いずれも認定することに決定いたしました。
 以上をもって報告といたします。(拍手)
〇議長(工藤大輔君) これより、ただいまの委員長報告に対する質疑に入るのでありますが、通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
 これより討論に入るのでありますが、通告がありませんので、討論なしと認め、討論を終結いたします。
 これより、議案第22号及び議案第23号を一括して採決いたします。
 各案件は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
〇議長(工藤大輔君) 起立全員であります。よって、議案第22号及び議案第23号は、委員長の報告のとおり決定いたしました。
 次に、認定第1号から認定第15号までを一括して採決いたします。
 各決算は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
〇議長(工藤大輔君) 起立全員であります。よって、認定第1号から認定第15号までは、委員長の報告のとおり認定することに決定いたしました。
   
   日程第20 発議案第11号人口減少・若者女性支援調査特別委員会の設置についてから日程第23 発議案第14号観光・交通政策調査特別委員会の設置についてまで
〇議長(工藤大輔君) 次に、日程第20、発議案第11号から日程第23、発議案第14号までを一括議題といたします。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております各案件は、各交渉団体会派の賛同を得た委員会提案でありますので、会議規則第34条第2項及び第3項の規定並びに先例により、議事の順序を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(工藤大輔君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 これより、発議案第11号から発議案第14号までを一括して採決いたします。
 各案件は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
〇議長(工藤大輔君) 起立全員であります。よって、発議案第11号から発議案第14号までは、原案のとおり可決されました。
 お諮りいたします。ただいま設置されました人口減少・若者女性支援調査特別委員会、デジタル社会・新産業創出調査特別委員会、脱炭素社会調査特別委員会及び観光・交通政策調査特別委員会の委員の選任につきましては、委員会条例第5条第1項の規定により、お手元に配付の名簿のとおり指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(工藤大輔君) 御異議なしと認めます。よって、人口減少・若者女性支援調査特別委員会、デジタル社会・新産業創出調査特別委員会、脱炭素社会調査特別委員会及び観光・交通政策調査特別委員会の委員は、お手元に配付の名簿のとおり選任することに決定いたしました。
 4特別委員会は、委員長互選のため、本日、本会議閉会後、人口減少・若者女性支援調査特別委員会は第1委員会室に、デジタル社会・新産業創出調査特別委員会は第2委員会室に、脱炭素社会調査特別委員会は第3委員会室に、観光・交通政策調査特別委員会は第4委員会室に招集いたします。改めて招集通知を差し上げませんので、御了承願います。
   
   日程第24 議員派遣の件
〇議長(工藤大輔君) 次に、日程第24、議員派遣の件を議題といたします。
   
〔参照〕
議事日程第7号中 日程第24 議員派遣の件の議員派遣一覧
派遣の
目的
派遣
場所
期 間派 遣 議 員
第23回都道府県議会議員研究交流大会東京都令和5年11月14日千 葉 秀 幸 議員
畠 山   茂 議員
福 井 せいじ 議員
菅 原 亮 太 議員
高 橋 但 馬 議員
村 上 貢 一 議員
田 中 辰 也 議員

  
〇議長(工藤大輔君) お諮りいたします。本件は、お手元に配付いたしました1件についてでありますが、会議規則第116条第1項の規定により議員を派遣いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(工藤大輔君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
   
   閉 会
〇議長(工藤大輔君) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
 これをもって本日の会議を閉じ、第2回県議会定例会を閉会いたします。(拍手)
   午後1時15分 閉 会

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