平成9年12月定例会 第12回岩手県議会定例会会議録

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第12回岩手県議会定例会会議録(第5号)  平成9年12月10日(水曜日)
   

議事日程 第5号
 平成9年12月10日(水曜日)午後1時開議
第1 議席の変更及び指定
第2 常任委員指名の件
第3 特別委員指名の件
第4 議案第1号 家畜保健衛生所条例及び地域農業改良普及センター設置条例の一部を改正する条例
第5 議案第2号 岩手県職員定数条例の一部を改正する条例
第6 議案第3号 県議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例
第7 議案第4号 県営特定公共賃貸住宅等条例
第8 議案第5号 岩手県立学校設置条例の一部を改正する条例
第9 議案第6号 岩手県立大学等条例
第10 議案第7号 紫波郡紫波町と紫波郡矢巾町の境界変更に関し議決を求めることについて
第11 議案第8号 主要地方道二戸安代線似鳥トンネル築造工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについて
第12 議案第9号 主要地方道花巻大曲線中山3号トンネル築造工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについて
第13 議案第10号 財産の取得に関し議決を求めることについて
第14 議案第11号 財産の取得に関し議決を求めることについて
第15 議案第12号 財産の取得に関し議決を求めることについて
第16 議案第13号 財産の取得に関し議決を求めることについて
第17 議案第14号 財産の取得に関し議決を求めることについて
第18 議案第15号 平成9年度岩手県一般会計補正予算(第3号)
第19 議案第16号 平成9年度岩手県県有林事業特別会計補正予算(第2号)
第20 議案第17号 平成9年度岩手県県民ゴルフ場事業特別会計補正予算(第1号)
第21 議案第18号 特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例
第22 議案第19号 一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
第23 議案第20号 市町村立学校職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例
第24 請願陳情
第25 委員会の閉会中の継続審査及び継続調査の件
第26 認定第1号 平成8年度岩手県一般会計歳入歳出決算
第27 認定第2号 平成8年度岩手県母子寡婦福祉資金特別会計歳入歳出決算
第28 認定第3号 平成8年度岩手県農業改良資金特別会計歳入歳出決算
第29 認定第4号 平成8年度岩手県県有林事業特別会計歳入歳出決算
第30 認定第5号 平成8年度岩手県林業改善資金特別会計歳入歳出決算
第31 認定第6号 平成8年度岩手県沿岸漁業改善資金特別会計歳入歳出決算
第32 認定第7号 平成8年度岩手県中小企業振興資金特別会計歳入歳出決算
第33 認定第8号 平成8年度岩手県土地先行取得事業特別会計歳入歳出決算
第34 認定第9号 平成8年度岩手県証紙収入整理特別会計歳入歳出決算
第35 認定第10号 平成8年度岩手県流域下水道事業特別会計歳入歳出決算
第36 認定第11号 平成8年度岩手県港湾整備事業特別会計歳入歳出決算
第37 認定第12号 平成8年度岩手県県民ゴルフ場事業特別会計歳入歳出決算
第38 議案第21号 収用委員会の委員の任命に関し同意を求めることについて
第39 発議案第1号 地方分権の推進に伴う地方税財源の充実確保等について
第40 発議案第2号 減税の実施について
第41 発議案第3号 労働基準法等の見直しについて
第42 発議案第4号 保育施策の充実について
第43 発議案第5号 サッカーくじに依存しないスポーツ振興関係予算の大幅増額について
(日程第18から日程第23まで 提案理由の説明、質疑、委員会付託)
(日程第4から日程第24まで 委員長報告、質疑、討論、採決)
(日程第26から日程第37まで 委員長報告、質疑、討論、採決)
(日程第38 提案理由の説明、採決)
   

本日の会議に付した事件
1 日程第1 議席の変更及び指定
1 日程第2 常任委員指名の件
1 日程第3 特別委員指名の件
1 日程第18 議案第15号から日程第23 議案第20号まで(提案理由の説明、委員会付託)
1 日程第4 議案第1号から日程第24 請願陳情まで(委員長報告、質疑、討論、採決)
1 日程第25 委員会の閉会中の継続審査及び継続調査の件
1 日程第26 認定第1号から日程第37 認定第12号まで(委員長報告、討論、採決)
1 日程第38 議案第21号(提案理由の説明、採決)
1 日程第39 発議案第1号から日程第43 発議案第5号まで(採決)
   

出席議員(46名)
1番 斉  藤     信 君
2番 上  澤  義  主 君
3番 佐 々 木  大  和 君
4番 佐 々 木  一  榮 君
5番 黄 川 田     徹 君
6番 小 野 寺     好 君
7番 佐 々 木     博 君
8番 中 屋 敷     十 君
9番 大 久 保     豊 君
10番 浅  井  東 兵 衛 君
11番 千  葉     伝 君
12番 伊  沢  昌  弘 君
13番 須  藤  敏  昭 君
14番 藤  原  泰 次 郎 君
15番 田  村  正  彦 君
16番 伊  藤  勢  至 君
17番 高  橋  賢  輔 君
18番 瀬  川     滋 君
19番 渡  辺  幸  貫 君
20番 長 谷 川  忠  久 君
21番 谷  藤  裕  明 君
23番 船  越  賢 太 郎 君
24番 久 保 田  晴  弘 君
25番 千  葉     浩 君
26番 折  居  明  広 君
27番 三  河  喜 美 男 君
28番 村  上  恵  三 君
29番 村  田  柴  太 君
30番 藤  原  良  信 君
31番 吉  田  洋  治 君
33番 工  藤     篤 君
34番 菅  原  温  士 君
35番 菊  池     勲 君
36番 小  原  宣  良 君
37番 樋  下  正  光 君
38番 及  川  幸  郎 君
39番 那 須 川  健  一 君
42番 山  内  隆  文 君
43番 佐  藤  正  春 君
45番 佐 々 木  俊  夫 君
46番 山  崎  門 一 郎 君
47番 菊  池  雄  光 君
48番 佐  藤  啓  二 君
49番 堀  口 治五右衛門 君
50番 吉  田     秀 君
51番 藤  原  哲  夫 君

欠席議員(1名)
22番 水  上  信  宏 君
   

説明のため出席した者
知事 増田寛也君
副知事 千葉浩一君
副知事 吉永國光君
出納長 高橋洋介君
総務部長 大隅英喜君
企画振興部長 武居丈二君
生活環境部長 吉田敏彦君
保健福祉部長 緒方 剛君
商工労働観光部長 佐藤孝司君
農政部長 中村盛一君
林業水産部長 中村陽兒君
土木部長 藤本 保君
医療局長 渡辺 勲君
企業局長 佐藤克郎君
総務部次長 合田 武君
財政課長 千葉 弘君
 
教育長 細屋正勝君
 
人事委員会事務局長 佐藤英輔君
 
警察本部長 池田克彦君
   

職務のため議場に出席した事務局職員
事務局長 村上勝治
議事課長 及川宣夫
議事課長 補佐 駿河 勉
主任議事管理主査 千田正和
議事管理主査 上柿 聡
議事管理主査 木村 稔
議事管理主査 筒井則裕
   

午後1時6分 開 議

〇議長(那須川健一君) これより本日の会議を開きます。
   
   補欠議員の紹介

〇議長(那須川健一君) この際、11月30日執行の遠野選出議員補欠選挙において御当選になりました上澤義主君を御紹介いたします。(拍手)

〇補欠議員(上澤義主君) 上澤義主でございます。今後とも御指導のほど、よろしくお願いを申し上げます。(拍手)
   
   諸般の報告

〇議長(那須川健一君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
 知事から議案の提出がありましたので、お手元に配布いたしてありますから、御了承願います。
   
〔参照〕
財第219号
平成9年12月9日
 岩手県議会議長 那須川 健 一 殿
岩手県知事 増 田 寛 也
   議案の送付について
 平成9年11月19日開会の岩手県議会定例会に提出する下記の議案を別添のとおり送付します。

議案第15号 平成9年度岩手県一般会計補正予算(第3号)
議案第16号 平成9年度岩手県県有林事業特別会計補正予算(第2号)
議案第17号 平成9年度岩手県県民ゴルフ場事業特別会計補正予算(第1号)
議案第18号 特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例
議案第19号 一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
議案第20号 市町村立学校職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例
議案第21号 収用委員会の委員の任命に関し同意を求めることについて
   

〇議長(那須川健一君) 次に、発議案5件が提出になっておりますので、お手元に配布いたしてありますから、御了承願います。
   
発議案第1号
平成9年11月28日
 岩手県議会議長 那須川 健 一 殿
提出者議員 村 上 恵 三
賛成者議員 菊 池   勲
外8人
地方分権の推進に伴う地方税財源の充実確保等について
 岩手県議会会議規則第14条の規定により、標記の意見書案を別紙のとおり提出します。
   
〔参照〕
平成9年12月10日
 内閣総理大臣
 大蔵大臣 殿
 自治大臣
盛岡市内丸10番1号
岩手県議会議長 那須川 健 一
地方分権の推進に伴う地方税財源の充実確保等について
 地方分権が円滑に推進されるよう、地方税財源の充実確保及び補助金の運用・関与の改革を図られたい。
 理由
 去る7月8日に出された地方分権推進委員会の第2次勧告は、国庫補助負担金の整理合理化や地方自治体の課税自主権の尊重などとともに、地方自治体に対しては、より簡素で効率的な行政執行のための行政改革等の推進、市町村の自主的合併及び広域行政の推進などを求めたものであり、地方自治体からも基本的には評価が得られている。
 しかしながら、地方分権の推進に伴い、必要となる税財源の確保などについては、十分な勧告内容とは言い難いものがある。
 地方分権を推進するに当たり、権限の委譲と税財源の確保は、密接不可分のものであり、その意味で地方税の充実確保を図る必要がある。
 また、地方自治体間の財政格差を調整するための地方交付税の役割も極めて重要であることから、地方交付税の所要総額を確保する必要がある。
 さらに、補助金の転用基準の緩和や補助事業を中止する場合の補助金返還の免除等を求めた補助金等適正化法の改正も重要な視点であり、法改正に向けた検討が必要と考えられる。
 よって、国においては、地方分権推進委員会の勧告を尊重し、地方税財源の充実方策や補助金の運用・関与の改革を含めた地方分権推進計画を早期に策定し、速やかに実行されるよう強く要望する。
 上記のとおり地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。
   
発議案第2号
平成9年11月28日
 岩手県議会議長 那須川 健 一 殿
提出者議員 村 上 恵 三
賛成者議員 菊 池   勲
外8人
   減税の実施について
 岩手県議会会議規則第14条の規定により、標記の意見書案を別紙のとおり提出します。
   
〔参照〕
平成9年12月10日
 内閣総理大臣大蔵大臣 殿
盛岡市内丸10番1号
岩手県議会議長 那須川 健 一
   減税の実施について
 所得税減税を中心とした減税を速やかに実施されたい。
 理由
 日銀が平成9年10月に発表した「1997年秋の情勢判断資料」及び経済企画庁が同月発表した「景気動向指数」の推移によれば、国内の景気の落ち込みと景気の先行きが極めて厳しいものになっていることを示している。
 このような状況の中で、企業倒産や雇用の減少も確実に増大しており、特に、中小企業への影響は深刻なものがある。
 このため、歳出の計画的な削減や規制緩和あるいは新規産業の振興を図り、内需を拡大して冷えつつある景気に火をつけ、その回復を維持しつつ、行政改革を推進していく必要がある。
 そのためには、所得税減税を中心とした大幅な減税を速やかに行うことが不可欠である。
 よって、国においては、我が国経済の深刻な状況にかんがみ、内需を喚起するための所得税減税を中心とした大幅な減税を速やかに行うよう強く要望する。
 上記のとおり地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。
   
発議案第3号
平成9年11月28日
 岩手県議会議長 那須川 健 一 殿
提出者議員 村 上 恵 三
賛成者議員 菊 池   勲
外8人
   労働基準法等の見直しについて
 岩手県議会会議規則第14条の規定により、標記の意見書案を別紙のとおり提出します。
   
〔参照〕
平成9年12月10日
 内閣総理大臣
 厚生大臣 殿
 労働大臣
盛岡市内丸10番1号
岩手県議会議長 那須川 健 一
   労働基準法等の見直しについて
 労働者を保護し、権利を確保する労働基準の法制化に向けて、各般の施策を講じられたい。
 理由
 本年は、労働基準法が制定されて50周年を迎えるが、この間、労働基準法は、労働者の労働条件の向上と権利の確立に大きく貢献してきたところである。今日、わが国は、経済社会の国際化、少子高齢化、情報化の進展などを背景に職場・地域は大きく変貌を遂げている。
 また、雇用者数は就業者の8割以上を占め、特に、女性労働者の増加は著しい傾向を示している。
 週40時間労働制に向けた労働基準法の改正、女性労働者の雇用差別を禁止する男女雇用機会均等法の改正、パート労働者の雇用管理を改善するパート労働法の制定など雇用労働者の要求に応え、労働関係法の法整備も最近行われてきている反面、解雇、退職金、残業手当の未払いなどの賃金や、休日・休暇などの労働条件に関する労働相談が増えている状況にある。
 よって、国においては、労働者を保護し、権利を確保する労働基準の法制化に向けて、以下の事項について、実現が図られるよう要望する。
1 男女がともに仕事と家庭責任を担える労働条件を確立するために、時間外・休日労働及び深夜業の男女共通規制の法制化を行うこと。
2 長時間労働を容認する新たな裁量労働制の導入及び変形労働制の要件緩和をしないこと。
3 週40時間の特例措置の早期廃止及び週40時間労働制の完全実施をすること。
4 労働契約期間の5年への延長を行わず、契約条件の文書明示などの整備を行うこと。
5 パート労働法の改正を行い、実効性を確保すること。
6 派遣対象業務の自由化を行わず、派遣労働に関わる保護法を強化すること。
7 保育制度、施設などを充実し、安心して働ける社会環境を整備すること。
 上記のとおり地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。
   
発議案第4号
平成9年12月8日
 岩手県議会議長 那須川 健 一 殿
提出者議員 三 河 喜美男
賛成者議員 大久保   豊
外7人
   保育施策の充実について
 岩手県議会会議規則第14条の規定により、標記の意見書案を別紙のとおり提出します。
   
〔参照〕
平成9年12月10日
 内閣総理大臣
 大蔵大臣 殿
 厚生大臣
盛岡市内丸10番1号
岩手県議会議長 那須川 健 一
   保育施策の充実について
 子育て支援の確立に向け、公的責任を明確にして保育施策の充実を図られたい。
 理由
 少子化が急速に進行する中で、女性の社会進出の増大や就労形態の多様化等に対応し、子育てしやすい環境を整備する子育て支援の確立が求められており、保育施策においては公的責任を明確にして、多様な保育ニーズに応えうるサービスの提供を行うことが重要な課題となっている。
 よって、国においては、財政構造改革下の厳しい財政事情にあっても、保育費用に対する公的責任を後退させることなく、保育施策の充実を図られるよう強く要望する。
1 多様な保育需要に即応した質の高い保育サービスの提供など、児童福祉法の改正の趣旨に照らし、保育施策の充実を図ること。
2 保育施策の充実に必要な財源は、利用者の保育料負担の増大ではなく、公費負担の拡大により対応すること。
3 保育所徴収基準額表を見直すに当たっては、低所得者や中間所得者層の利用に十分配慮すること。また、乳児保育料の別立て設定は、行わないこと。
4 延長保育については、公的責任を明確にし、各保育所の自主的な取り組みを促進するとともに、延長保育料への公費負担が後退することがないよう十分な予算措置を行うこと。
5 保育所職員配置基準を改善し、配置人員の充実を図ること。
 上記のとおり地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。
   
発議案第5号
平成9年12月8日
 岩手県議会議長 那須川 健 一 殿
提出者議員 瀬 川   滋
賛成者議員 佐々木   博
外8人
サッカーくじに依存しないスポーツ振興関係予算の大幅増額について
 岩手県議会会議規則第14条の規定により、標記の意見書案を別紙のとおり提出します。
   
〔参照〕
平成9年12月10日
 内閣総理大臣
 大蔵大臣 殿
 文部大臣
盛岡市内丸10番1号
岩手県議会議長 那須川 健 一
サッカーくじに依存しないスポーツ振興関係予算の大幅増額について
 スポーツの国民に与える効用にかんがみ、スポーツ振興関係予算の増額について、特段の配慮をされたい。 理由
 次代を担う青少年の体力を強化し、あらゆる世代の国民のスポーツの普及振興を図ることは、国民が明るく活力のある生涯を送るために最も重要な課題であり、また、国際競技における日本の活躍を期待する国民の声に応えるものである。
 しかしながら、これまでの国のスポーツ振興関係予算は十分とは言い難い状況にあり、現在、参議院において継続審議中のスポーツ振興投票の実施等に関する法律案(いわゆる「サッカーくじ」法案)は、その収益を地域のスポーツ振興の財源や各種競技大会を実施するための施設づくりなどに充てることができるとされているものの、サッカーくじの実施に当たり、青少年への影響を懸念する声があることから、政府においては、サッカーくじ法案の導入に当たっては、なお、慎重な検討が必要と考えられる。
 よって、国においては、こうした事情を御賢察の上、現下の厳しい財政状況の中ではあっても、サッカーくじに依存しないスポーツ振興関係予算を大幅に増額されるよう強く要望する。
 上記のとおり地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。
   

〇議長(那須川健一君) 次に、監査委員から現金出納検査結果の報告1件を受理いたしましたので、お手元に配布いたしてありますから、御了承願います。
   
   〔報告の登載省略〕
   

〇議長(那須川健一君) 次に、知事から提出されました議案中、議案第19号及び議案第20号は、地方公務員法第5条第2項の規定により人事委員会の意見を聞くことになっておりますので、あらかじめ当職からその手続をいたしておりましたところ、回答がありましたので、お手元に配布いたしてありますから、御了承願います。
   
〔参照〕
人委職第181号
平成9年12月9日
 岩手県議会議長 那須川 健 一 殿
岩手県人事委員会委員長 大 沢 三 郎
   条例案に対する意見について(回答)
 平成9年12月9日付け議第289号により意見を求められた下記条例案は、適当なものと認められます。

議案第19号 一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
議案第20号 市町村立学校職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例
   

〇議長(那須川健一君) 次に、決算特別委員長から、委員長に長谷川忠久君、副委員長に千葉浩君がそれぞれ当選された旨報告がありました。
 次に、各委員長から、それぞれ委員会報告書の提出並びに継続審査及び継続調査の申し出がありますが、後刻詳細に報告を求めますので、朗読を省略いたします。
   
   日程第1 議席の変更及び指定

〇議長(那須川健一君) これより本日の議事日程に入ります。
 日程第1、議席の変更及び指定を行います。
 今回、上澤義主君の当選に伴い、会議規則第4条第2項及び第3項の規定に基づき、議席の一部をただいま御着席のとおりそれぞれ変更及び指定いたします。
   
   日程第2 常任委員指名の件

〇議長(那須川健一君) 次に、日程第2、常任委員指名の件を議題といたします。
 お諮りいたします。委員会条例第5条1項の規定により、上澤義主君を農林水産委員に指名したいと思います。これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

〇議長(那須川健一君) 御異議なしと認めます。よって、上澤義主君を農林水産委員に選任することに決定いたしました。
   
   日程第3 特別委員指名の件

〇議長(那須川健一君) 次に、日程第3、特別委員指名の件を議題といたします。
 お諮りいたします。委員会条例第5条第1項の規定により、上澤義主君を環境・エネルギー対策特別委員に指名したいと思います。これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

〇議長(那須川健一君) 御異議なしと認めます。よって、上澤義主君を環境・エネルギー対策特別委員に選任することに決定いたしました。
   
日程第4 議案第1号家畜保健衛生所条例及び地域農業改良普及センター設置条例の一部を改正する条例から日程第24 請願陳情まで

〇議長(那須川健一君) 次に、日程第4、議案第1号から日程第24、請願陳情までを一括議題といたします。
 議案第15号から議案第20号までの6件について、提出者の説明を求めます。大隅総務部長。
   〔総務部長大隅英喜君登壇〕

〇総務部長(大隅英喜君) 本日提案いたしました案件中、人事案件以外について御説明いたします。
 議案第15号は、平成9年度岩手県一般会計補正予算であります。これは、一般職の職員及び市町村立学校職員の給与改定等に要する経費として、総額9億8、200余万円を補正しようとするものであります。
 歳出の補正に充てる財源の主なものは、地方交付税4億8、800余万円、国庫支出金4億7、800余万円等であります。
 議案第16号及び議案第17号は、平成9年度の岩手県県有林事業特別会計補正予算及び岩手県県民ゴルフ場事業特別会計補正予算でありますが、これらもそれぞれ職員の給与改定等の所要額を補正しようとするものであります。
 議案第18号は、特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、諸般の情勢にかんがみ、知事、副知事、出納長、県議会の議員及び常勤の監査委員に対して平成10年3月に支給する期末手当に関する特例措置を講じようとするものであります。
 議案第19号は、一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、国の例に準じて、一般職の職員の給料月額並びに初任給調整手当、扶養手当、特地勤務手当に準ずる手当、宿日直手当及び期末手当の額を改定し、並びに住居手当の支給額を引き上げる等、所要の改正をするものであります。
 議案第20号は、市町村立学校職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、一般職の職員と同様に、市町村立学校職員の給料月額並びに扶養手当、宿日直手当及び期末手当の額を改定し、並びに住居手当の支給額を引き上げる等、所要の改正をしようとするものであります。
 以上のとおりでありますので、よろしく御審議の上、原案に御賛成くださるようお願いいたします。

〇議長(那須川健一君) これより質疑に入るのでありますが、ただいまのところ質疑の通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
 次に、ただいま議題となっております議案第15号から議案第20号までは、お手元に配布いたしてあります委員会付託区分表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
   
〔参照〕
委員会付託区分表
 (第12回県議会定例会平成9年12月10日)
総務委員会
1 議案第15号中
   第1条第1項
   第1条第2項第1表中
    歳入 各款
    歳出 第1款、第2款、第9款
2 議案第18号
3 議案第19号
4 議案第20号
環境福祉委員会
1 議案第15号中
   第1条第2項第1表中
    歳出 第3款、第4款
商工文教委員会
1 議案第15号中
   第1条第2項第1表中
    歳出 第5款、第7款、第10款
農林水産委員会
1 議案第15号中
   第1条第2項第1表中
    歳出 第6款、第11款
2 議案第16号
土木委員会
1 議案第15号中
   第1条第2項第1表中
    歳出 第8款
2 議案第17号
   

〇議長(那須川健一君) この際、暫時休憩いたします。
   午後1時13分 休 憩
   

出席議員(46名)
1番 斉  藤     信 君
2番 上  澤  義  主 君
3番 佐 々 木  大  和 君
4番 佐 々 木  一  榮 君
5番 黄 川 田     徹 君
6番 小 野 寺     好 君
7番 佐 々 木     博 君
8番 中 屋 敷     十 君
9番 大 久 保     豊 君
10番 浅  井  東 兵 衛 君
11番 千  葉     伝 君
12番 伊  沢  昌  弘 君
13番 須  藤  敏  昭 君
14番 藤  原  泰 次 郎 君
15番 田  村  正  彦 君
16番 伊  藤  勢  至 君
17番 高  橋  賢  輔 君
18番 瀬  川     滋 君
19番 渡  辺  幸  貫 君
20番 長 谷 川  忠  久 君
21番 谷  藤  裕  明 君
23番 船  越  賢 太 郎 君
24番 久 保 田  晴  弘 君
25番 千  葉     浩 君
26番 折  居  明  広 君
27番 三  河  喜 美 男 君
28番 村  上  恵  三 君
29番 村  田  柴  太 君
30番 藤  原  良  信 君
31番 吉  田  洋  治 君
33番 工  藤     篤 君
34番 菅  原  温  士 君
35番 菊  池     勲 君
36番 小  原  宣  良 君
37番 樋  下  正  光 君
38番 及  川  幸  郎 君
39番 那 須 川  健  一 君
42番 山  内  隆  文 君
43番 佐  藤  正  春 君
45番 佐 々 木  俊  夫 君
46番 山  崎  門 一 郎 君
47番 菊  池  雄  光 君
48番 佐  藤  啓  二 君
49番 堀  口 治五右衛門 君
50番 吉  田     秀 君
51番 藤  原  哲  夫 君

欠席議員(1名)
22番 水  上  信  宏 君
   

説明のため出席した者
休憩前に同じ
   

職務のため議場に出席した事務局職員
休憩前に同じ
   

午後1時51分 再 開

〇議長(那須川健一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
   
   報 告

〇議長(那須川健一君) 各委員長から、それぞれ委員会報告書が提出されておりますが、後刻詳細に報告を求めますので、朗読を省略いたします。
   
日程第4 議案第1号家畜保健衛生所条例及び地域農業改良普及センター設置条例の一部を改正する条例から日程第24 請願陳情まで(続)

〇議長(那須川健一君) 日程第4、議案第1号から日程第24、請願陳情までの議事を継続いたします。
 各案件に関し、委員長の報告を求めます。吉田総務委員長。
   〔総務委員長吉田洋治君登壇〕(拍手)


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