平成10年2月定例会 第13回岩手県議会定例会会議録

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〇総務委員長(吉田洋治君) 去る3月5日の本会議におきまして、当総務委員会に付託されました議案8件のうち、4件につきまして、6日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第55号平成9年度岩手県一般会計補正予算(第5号)中、第1条第1項、同条第2項第1表歳入歳出予算補正のうち、歳入各款、歳出第1款議会費、第2款総務費、第9款警察費、第12款公債費及び第13款諸支出金、第2条第2表繰越明許費のうち第2款総務費並びに第4条地方債の補正についてでありますが、これは、国庫支出金の決定及び事業費の確定に伴う整理並びに事業執行上、今回計上を要するものなどについて、総額221億433万円を減額補正しようとするものであります。
 第1条第2項第1表歳入歳出予算補正のうち、歳入の主なものは、第4款地方交付税24億3、875万円、第14款県債193億6、470万円のそれぞれの増、第8款国庫支出金83億9、977万3、000円、第11款繰入金258億8、007万1、000円のそれぞれの減等であります。
 歳出の主なものは、第2款総務費において、財政調整基金積立金4億2、480万7、000円、公共施設等整備基金積立金2億70万2、000円、東北新幹線建設促進対策事業費11億1、039万7、000円、地方バス路線運行維持費補助3億4、250万5、000円のそれぞれ増、及び退職手当及び公務災害補償費5億7、400万1、000円の減等であり、第9款警察費においては、財産管理費4億5、249万1、000円の増等であり、第12款公債費においては、県債管理基金積立金2億8、485万3、000円の増、県債償還利子3億5、877万4、000円の減等であり、第13款諸支出金においては、地方消費税清算金8億7、720万円、地方消費税交付金12億1、812万7、000円、自動車取得税交付金5億3、552万6、000円のそれぞれ減、及び県立病院等事業会計負担金5億4、898万6、000円の増等であります。
 第2条第2表繰越明許費のうち、第2款総務費62億3、095万2、000円は、東北新幹線建設事業費負担金を翌年度に繰り越して使用しようとするものであります。
 第4条地方債の補正は、先端科学技術研究施設整備事業を追加し、東北新幹線建設事業ほか14事業の起債の限度額を変更しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、地方消費税の清算金と交付金との関連、基金繰入金の減額の理由、公営企業貸付金元利収入の減額の理由等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第63号平成9年度岩手県証紙収入整理特別会計補正予算(第1号)についてでありますが、これは、証紙収入の減等に伴い、一般会計繰出金6億1、182万5、000円を減額しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第78号災害に際し応急措置の業務に従事した者に係る損害補償に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、臓器の移植に関する法律の施行に伴い、療養に要する費用の支給に係る当該療養に継続して行われた脳死した者の身体への処置を療養に要する費用の支給に係る当該療養とみなそうとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第79号学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、公立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償の基準を定める政令の一部改正に伴い、休業補償等の額の算定の基礎となる補償基礎額等を引き上げるとともに、あわせて所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(那須川健一君) 次に、三河環境福祉委員長。
   〔環境福祉委員長三河喜美男君登壇〕(拍手)
〇環境福祉委員長(三河喜美男君) 去る3月5日の本会議におきまして、当環境福祉委員会に付託されました議案9件のうち、3件につきまして、6日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告を申し上げます。
 議案第55号平成9年度岩手県一般会計補正予算(第5号)中、第1条第2項第1表歳入歳出予算補正のうち、歳出第3款民生費及び第4款衛生費、第2条第2表繰越明許費のうち、第3款民生費及び第4款衛生費並びに第3条第3表債務負担行為補正のうち、1追加中、1についてでありますが、これは、国庫支出金の決定及び事業費の確定に伴う整備並びに事業執行上、今回計上を要するものなどについて補正しようとするものであります。
 第3款民生費は3億1、260万7、000円の減額補正であり、その主なものは、児童保護措置費2億1、360万1、000円、生活保護扶助費1億6、497万8、000円のそれぞれの増、精神薄弱者援護施設整備費1億5、668万2、000円、国民健康保険基金貸付金1億円、すこやか子どもランド(仮称)整備事業費2億1、096万6、000円のそれぞれの減等であります。
 第4款衛生費は3億9、718万5、000円の減額補正であり、その主なものは、老人保健対策費7、667万円の増、合併処理浄化槽整備費補助5、157万2、000円、救急医療対策費6、099万5、000円のそれぞれの減等であります。
 第2条第2表繰越明許費のうち、第3款民生費3億4、829万8、000円は、老人福祉施設整備費補助及びすこやか子どもランド(仮称)整備事業について、第4款衛生費500万円は、市町村自然公園施設整備費補助について、それぞれ翌年度に繰り越して使用しようとするものであります。
 第3条第3表債務負担行為補正のうち、1追加中、1自然公園山岳施設リフレッシュ整備事業については、期間及び限度額を定めようとするものであり、原案を可とすることに決定をいたしました。
 なお、審査の過程におきまして、すこやか子どもランド(仮称)の整備状況、ひとにやさしいまちづくり推進資金の貸付実績、遺家族等援護の相談状況などについて質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第56号平成9年度岩手県母子寡婦福祉資金特別会計補正予算(第1号)についてでありますが、これは、事業計画の変更に基づき、母子寡婦福祉資金貸付費を3、055万9、000円増額しようとするものであり、原案を可とすることに決定をいたしました。
 次に、議案第67号平成9年度岩手県立病院等事業会計補正予算(第1号)についてでありますが、これは、業務の予定量の変更に伴い、収益的収入及び支出については、収入の予定額27億4、027万1、000円、支出の予定額32億2、992万3、000円、資本的収入及び支出については、収入の予定額22億7、077万1、000円、支出の予定額18億2、659万2、000円のそれぞれの減等所要の補正を行おうとするものであり、原案を可とすることに決定をいたしました。
 なお、審査の過程におきましては、患者数の減少の分析状況、県民医療における県立病院のあり方などについて質疑が交わされたところであります。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(那須川健一君) 次に、瀬川商工文教委員長。
   〔商工文教委員長瀬川滋君登壇〕(拍手)
〇商工文教委員長(瀬川滋君) 去る3月5日の本会議におきまして、当商工文教委員会に付託されました議案4件のうち、2件につきまして、6日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告申し上げます。
 議案第55号平成9年度岩手県一般会計補正予算(第5号)中、第1条第2項第1表歳入歳出予算補正のうち、歳出第5款労働費、第7款商工費、第10款教育費及び第11款災害復旧費、第2条第2表繰越明許費のうち、第7款商工費及び第10款教育費についてでありますが、これは、国庫支出金の決定及び事業費の確定に伴う整理並びに事業執行上、今回計上を要するものなどについて補正しようとするものであります。
 まず、第5款労働費は2億36万7、000円の減額補正であり、その主なものは、職業能力開発推進事業費2、132万2、000円、公共職業能力開発校施設設備整備費6、283万3、000円、産業技術短期大学校管理運営費9、999万7、000円のそれぞれの減等であります。
 第7款商工費は48億9、838万1、000円の減額補正であり、その主なものは、創造的中小企業支援資金貸付金2、926万円、いわて起業家育成資金貸付金2、583万3、000円、オートキャンプ場施設整備事業費3、484万円のそれぞれの増、商工観光振興資金貸付金11億9、266万7、000円、中小企業機械類貸与譲渡資金貸付金6億4、399万9、000円、工業立地促進資金貸付金14億2、038万3、000円のそれぞれの減等であります。
 第10款教育費は26億4、759万2、000円の減額補正であり、その主なものは、高等学校総務費のうち、教職員住宅整備費1億846万9、000円、美術品取得費1億8、900万円のそれぞれの増、教職員人事費のうち、児童手当、退職手当及び公務災害補償費14億2、817万1、000円、美術館整備事業費3億1、371万3、000円、インターハイ関連スポーツ施設整備費補助4億5、637万6、000円のそれぞれの減等であります。
 第11款災害復旧費第3項教育施設災害復旧費3、000万円の減額は、学校施設災害がなかったことによるものであります。
 次に、第2条第2表繰越明許費のうち、第7款商工費3、026万3、000円は、オートキャンプ場施設整備事業について、第10款教育費1億4、179万5、000円は、校地整備事業及び青少年の家施設整備について、それぞれ翌年度に繰り越して使用しようとするものであります。
 審査の過程におきましては、新産業創造支援資金貸付金など、主な事業に係る減額補正の理由、金融機関のいわゆる貸し渋りの実態、千厩町の中学校統合問題、インターハイ関連スポーツ施設の整備状況、食糧費執行状況調査の結果などについて質疑が交わされたところでありますが、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第61号平成9年度岩手県中小企業振興資金特別会計補正予算(第2号)でありますが、これは、事業計画の変更に基づき、歳入歳出をそれぞれ14億3、252万5、000円減額しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(那須川健一君) 次に、渡辺農林水産委員長。
   〔農林水産委員長渡辺幸貫君登壇〕(拍手)
〇農林水産委員長(渡辺幸貫君) 去る3月5日の本会議におきまして、当農林水産委員会に付託されました議案13件のうち、10件につきまして、6日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第55号平成9年度岩手県一般会計補正予算(第5号)中、第1条第2項第1表歳入歳出予算補正のうち、歳出第6款農林水産業費、第11款災害復旧費中第1項農林水産施設災害復旧費、第2条第2表繰越明許費のうち、第6款農林水産業費、第11款災害復旧費中第1項農林水産施設災害復旧費、第3条第3表債務負担行為補正のうち、2変更中、1についてでありますが、これは、国庫支出金の決定及び事業費の確定に伴う整理並びに事業執行上、今回計上を要するものなどについて補正しようとするものであります。
 まず、第6款農林水産業費は26億6、152万7、000円の減額補正であり、その主なものは、農道整備事業費6億3、178万1、000円、農村総合整備事業費3億4、292万4、000円のそれぞれの増、ふるさと農道緊急整備事業費3億4、537万9、000円、国営土地改良事業費負担金3億5、616万3、000円、治山事業費2億6、883万8、000円のそれぞれの減等であります。
 第11款災害復旧費中、第1項農林水産施設災害復旧費は22億8、393万4、000円の減額補正でありますが、その主なものは、団体営農地等災害復旧事業費12億4、517万5、000円、漁港災害復旧事業費4億7、804万3、000円のそれぞれの減等であります。
 次に、第2条第2表繰越明許費のうち、第6款農林水産業費190億152万4、000円は、農業構造改善事業等38事業について、第11款災害復旧費第1項農林水産施設災害復旧費5、094万4、000円は、林道災害復旧事業について、それぞれ翌年度に繰り越して使用しようとするものであります。
 次に、第3条第3表債務負担行為補正のうち、2変更中、1湛水防除事業については限度額を変更しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、農業大学校の施設整備計画、林野火災被災地域の治山事業費の補正内容等について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第57号平成9年度岩手県農業改良資金特別会計補正予算(第2号)は46万4、000円の増、議案第58号平成9年度岩手県県有林事業特別会計補正予算(第3号)は5、939万4、000円の減、議案第59号平成9年度岩手県林業改善資金特別会計補正予算(第2号)は42万円の減、議案第60号平成9年度岩手県沿岸漁業改善資金特別会計補正予算(第2号)は1、428万6、000円の減でありますが、これらは、それぞれ事業計画等の変更に基づいて所要額を補正しようとするものであり、いずれも原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第70号農業関係の建設事業に要する経費の一部を負担させることに関する議決の変更に関し議決を求めることについてから議案第74号水産関係の建設事業に要する経費の一部を負担させることに関し議決を求めることについてまでの5件についてでありますが、これらは、いずれも農業関係、林業関係及び水産関係の建設事業に要する経費の額の変更に伴い、受益市町村の負担金の額を変更し、または経費の一部を受益市町に負担させようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(那須川健一君) 次に、長谷川土木委員長。
   〔土木委員長長谷川忠久君登壇〕(拍手)
〇土木委員長(長谷川忠久君) 去る3月5日の本会議におきまして、当土木委員会に付託されました議案14件のうち、12件につきまして、6日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第55号平成9年度岩手県一般会計補正予算(第5号)中、第1条第2項第1表歳入歳出予算補正のうち、歳出第8款土木費、第11款災害復旧費のうち、第2項土木施設災害復旧費、第2条第2表繰越明許費中第8款土木費、第11款災害復旧費のうち、第2項土木施設災害復旧費、第3条第3表債務負担行為補正中、1追加のうち2及び3、2変更のうち2についてでありますが、今回の補正は、国庫支出金の決定及び事業費の確定に伴う整理並びに事業執行上、今回計上を要するものなどについて補正しようとするものであります。
 第8款土木費は9億1、920万7、000円の減額補正でありますが、その主なものは、除雪費7億200万円、早池峰ダム建設事業費3億2、776万4、000円のそれぞれの増、流域下水道事業特別会計繰出金3億6、110万3、000円、河川等災害関連事業費6億8、386万1、000円のそれぞれの減等であります。
 第11款災害復旧費第2項土木施設災害復旧費は総額78億7、600万7、000円の減額補正でありますが、その主なものは、河川等災害復旧事業費74億1、115万5、000円の減等であります。
 第2条第2表繰越明許費のうち第8款土木費148億2、121万7、000円は、緊急地方道路整備事業など55事業について、第11款災害復旧費第2項土木施設災害復旧費8億8、795万円は、河川等災害復旧事業についてそれぞれ翌年度へ繰り越して使用しようとするものであります。
 第3条第3表債務負担行為補正中、1追加のうち、2港湾高潮対策事業及び3港湾改修事業は、期間及び限度額を定めようとするものであり、2変更のうち、2県営住宅リフレッシュ事業は、限度額を変更しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきまして、花巻空港周辺民家等防音対策、繰越明許の状況等について質疑が交わされたところであります。
 議案第62号平成9年度岩手県土地先行取得事業特別会計補正予算(第2号)は9、796万6、000円の増、議案第64号平成9年度岩手県流域下水道事業特別会計補正予算(第2号)は5、590万3、000円の減、議案第65号平成9年度岩手県港湾整備事業特別会計補正予算(第2号)は907万9、000円の減、議案第66号平成9年度岩手県県民ゴルフ場事業特別会計補正予算(第2号)は41万4、000円の減でありますが、これらは、いずれも事業計画の変更に基づいて所要額を補正しようとするものであり、いずれも原案を可とすることに決定いたしました。
 議案第68号平成9年度岩手県電気事業会計補正予算(第1号)についてでありますが、今回の補正は、収益的収入及び支出においては収入5、855万円の増額、支出8、450万3、000円の減額、資本的収入及び支出については、収入4、933万9、000円の増額、支出1億7、740万6、000円を減額しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 議案第69号平成9年度岩手県工業用水道事業会計補正予算(第1号)についてでありますが、今回の補正は、収益的収入及び支出については、収入121万8、000円、支出2、124万9、000円のそれぞれ減額、資本的収入及び支出については、収入2、592万円、支出9、258万1、000円をそれぞれ増額しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 議案第75号土木関係の建設事業に要する経費の一部を負担させることに関する議決の変更に関し議決を求めることについて及び議案第76号土木関係の建設事業に要する経費の一部を負担させることに関し議決を求めることについてでありますが、これは、土木関係の建設事業に要する経費の額の変更等に伴い、受益市町の負担金の額を変更させ及び経費の一部を受益町村に負担させようとするものであり、いずれも原案を可とすることに決定いたしました。
 議案第77号流域下水道事業に要する経費の一部を負担させることに関する議決の変更に関し議決を求めることについてでありますが、これは、流域下水道事業に要する経費の額の変更等に伴い、受益町村の負担金の額を変更しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 議案第80号一般国道107号清水トンネル築造工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについてでありますが、これは、一般国道107号清水トンネル築造工事の請負契約を締結しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、工事箇所の全体計画等について質疑が交わされたところであります。
 議案第81号財産の取得に関し議決を求めることについてでありますが、これは、国から1級河川北上川水系木賊川中小河川改修事業の用に供する土地及び立木を取得しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(那須川健一君) これより、ただいまの委員長報告に対する質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありませんので、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論の通告がありますので、発言を許します。斉藤信君。
   〔1番斉藤信君登壇〕

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