平成14年6月定例会 第14回岩手県議会定例会会議録

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〇総務委員長(千葉伝君) 去る6月28日の本会議におきまして、当総務委員会に付託されました議案11件及びさきに付託を受けました請願陳情1件につきまして、7月1日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第1号平成13年度岩手県一般会計補正予算(第9号)の専決処分に関し承認を求めることについてでありますが、これは、一般会計歳入予算に係る地方交付税、地方債等が3月末に決定したことに伴い、所要の予算補正を行う必要が生じたことから、専決処分したものであり、原案を承認することに決定いたしました。
 次に、議案第3号岩手県県税条例の一部を改正する条例の専決処分に関し承認を求めることについてでありますが、これは、地方税法が一部改正されたことに伴い、4月1日から県税条例の関係部分を改正する必要が生じたことから、専決処分したものであり、原案を承認することに決定いたしました。
 次に、議案第4号住民基本台帳法施行条例でありますが、これは、住民基本台帳法の実施に関し必要な事項を定めようとするものであります。
 審査の過程におきましては、住民基本台帳法に基づく本人確認情報の保護について活発な質疑が交わされたところでありますが、本案につきましては、次の意見、すなわち、住民基本台帳法に基づく本人確認情報の保護に当たっては、県民の権利利益を損ねることのないように、万全の措置を講じられたいとの意見を付し、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第5号岩手県県税条例の一部を改正する条例でありますが、これは、地方税法の一部改正に伴い、県民税について特定口座に係る株式等の譲渡による所得計算の特例等を設け、及び不動産取得税について再開発会社が市街地再開発事業の施行に伴い不動産を取得する場合の納税義務を免除すること等の措置を講ずるとともに、あわせて所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第6号低開発地域工業開発地区における県税の課税免除に関する条例を廃止する条例でありますが、これは、低開発地域工業開発地区における県税の課税免除に関する条例を廃止しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第7号過疎地域における県税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、租税特別措置法の一部改正に伴い、所要の整理をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第8号農村地域における県税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、県税の課税免除の適用対象となる工業等の用に供する設備の新設または増設の期限を延長するとともに、あわせて所要の整理をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第9号地方拠点都市地域における県税の不均一課税に関する条例を廃止する条例でありますが、これは、地方拠点都市地域における県税の不均一課税に関する条例を廃止しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第10号中心市街地における県税の不均一課税に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、県税の不均一課税の適用対象となる商業基盤施設の設置に係る基本計画の公表の期限を延長しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第16号警察官等に対する被服の支給及び装備品の貸与に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、警察法施行令の一部改正に伴い、警察官及び交通巡視員に対し識別章を貸与する等所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第24号財産の取得に関し議決を求めることについてでありますが、これは、株式会社アイシーエスから、岩手県地域連携研究センターにおける研究開発の用に供するため、情報システムを取得しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第73号地方バス生活路線の維持を求める請願につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり採択と決定いたしました。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、平成14年度政策評価結果について及び岩手県市町村合併支援プランについて、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 なお、さきに継続調査と議決されておりました平成14年度政策評価の実施(案)については、県当局から説明を受け、質疑、意見交換を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)

〇議長(谷藤裕明君) 次に、佐々木環境福祉委員長。
   〔環境福祉委員長佐々木一榮君登壇〕

〇環境福祉委員長(佐々木一榮君) さきに付託を受けました請願陳情4件につきまして、7月1日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 受理番号第71号岩手県二戸市と青森県田子町にまたがる産業廃棄物不法投棄問題の早期解決を求める請願外3件につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 なお、継続審査と決定いたしました請願陳情1件につきましては、別途、議長に対し、閉会中の継続審査の申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 また、さきに継続調査と議決されておりました県立病院の運営に係る現状と今後の課題につきましては、県当局から説明を受け、質疑、意見交換を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)

〇議長(谷藤裕明君) 次に、上澤商工文教委員長。
   〔商工文教委員長上澤義主君登壇〕

〇商工文教委員長(上澤義主君) 去る6月28日の本会議におきまして、当商工文教委員会に付託されました議案5件及びさきに付託を受けました請願陳情3件につきまして、7月1日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第12号個別労働関係紛争の解決の促進に関する条例でありますが、これは、個々の労働者と使用者との間における労働条件その他労働関係に関する事項に係る紛争について、あっせんの制度を設けること等により、その実情に即した迅速かつ適正な解決を図ろうとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、国の制度との関係、条例に該当する相談の見込み等について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第20号岩手県立黒沢尻南高等学校校舎増築(建築)工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについてでありますが、これは、岩手県立黒沢尻南高等学校校舎増築(建築)工事の請負契約を締結しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、建設業者に対する指導などについて質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第21号岩手県立一関第二高等学校校舎改築(建築)工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについてでありますが、これは、岩手県立一関第二高等学校校舎改築(建築)工事の請負契約を締結しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第22号岩手県立久慈農林高等学校校舎改築(建築)工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについてでありますが、これは、岩手県立久慈農林高等学校校舎改築(建築)工事の請負契約を締結しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、議案第19号岩手県立盛岡農業高等学校産業教育施設改築(建築)工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについては、継続審査と決定いたしました。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第76号教育予算の拡充、学級編制基準・教職員定数の改善、義務教育費国庫負担制度の堅持を求める請願外2件につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり継続審査と決定いたしました。
 なお、継続審査と決定いたしました4件につきましては、別途、議長に対し、閉会中の継続審査の申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)

〇議長(谷藤裕明君) 次に、伊藤農林水産委員長。
   〔農林水産委員長伊藤勢至君登壇〕

〇農林水産委員長(伊藤勢至君) 去る6月28日の本会議におきまして、当農林水産委員会に付託されました議案3件及びさきに付託を受けました請願陳情1件につきまして、7月1日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第2号平成14年度岩手県一般会計補正予算(第1号)の専決処分に関し承認を求めることについてでありますが、これは、BSE関連対策として緊急に予算補正の必要が生じたことから、専決処分したものであり、原案を承認することに決定いたしました。
 次に、議案第23号財産の譲渡に関し議決を求めることについてでありますが、これは、二戸・一戸環境保全組合ほか3団体に家畜排せつ物処理施設の用に供する建物及び工作物を無償譲渡しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、県営畜産経営環境整備事業による家畜排せつ物処理施設等の整備状況及び今後の見通し等について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第26号調停の申立てに関し議決を求めることについてでありますが、これは、交通事故損害賠償請求に係る調停を申し立てようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、相手方が損害賠償に応じない理由等について質疑が交わされたところであります。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第75号食の安全行政の抜本的強化を求める請願につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり採択と決定いたしました。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、森林整備地域活動支援交付金制度について、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 なお、さきに継続調査と議決されておりました家畜衛生検査につきましては、県当局から説明を受け、現地調査を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)

〇議長(谷藤裕明君) 次に、水上県土整備委員長。
   〔県土整備委員長水上信宏君登壇〕

〇県土整備委員長(水上信宏君) 去る6月28日の本会議におきまして、当県土整備委員会に付託されました議案7件及びさきに付託を受けました請願陳情1件につきまして、7月1日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第11号岩手県手数料条例の一部を改正する条例でありますが、これは、土地収用法の一部改正に伴い、仲裁の申請について手数料を徴収することとし、及び国の例に準じて事業認定申請手数料の額を増額するとともに、あわせて所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第13号県営住宅等条例の一部を改正する条例でありますが、これは、精神保健及び精神障害者福祉に関する法律の一部改正に伴い、所要の整理をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、県営住宅を利用した、精神障害者のグループホームについて質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第14号土地収用法に基づく鑑定人及び参考人の旅費及び手当に関する条例でありますが、これは、土地収用法の一部改正に伴い、仲裁手続に係る鑑定人及び参考人に対する旅費及び手当に関し必要な事項を定めるため、岩手県収用委員会の求めにより出頭した鑑定人及び参考人に対する費用弁償額、鑑定料並びに支給方法条例の全部を改正しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、鑑定人及び参考人に支給する旅費について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第15号電気事業及び工業用水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、柏台発電所の最大出力を増加しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第17号花巻空港用地造成工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについてでありますが、これは、花巻空港用地造成工事の請負契約を締結しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、指名業者選定について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第18号一般国道281号沼袋トンネル築造工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについてでありますが、これは、一般国道281号沼袋トンネル築造工事の請負契約を締結しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、指名業者選定について質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第25号和解に関し議決を求めることについてでありますが、これは、建物収去土地明渡請求事件に係る和解をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第72号国道284号の改修について請願につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり採択と決定いたしました。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、住民と行政等との協働のまちづくりに関する本県の取組状況について、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 なお、さきに継続調査と議決されておりました盛岡南新都市開発整備事業につきましては、県当局から説明を受け、現地調査を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)

〇議長(谷藤裕明君) これより、ただいまの委員長報告に対する質疑に入るのでありますが、通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
 これより、討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。斉藤信君。
   〔23番斉藤信君登壇〕


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