令和3年12月定例会 第18回岩手県議会定例会会議録

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〇総務委員長(菅野ひろのり君) 去る12月3日の本会議におきまして、当総務委員会に付託されました議案6件及びさきに付託を受けました請願陳情1件につきまして、12月6日、委員会を開き、並びに本日の本会議におきまして付託されました議案1件につきまして、本日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第7号令和3年度岩手県一般会計補正予算(第9号)でありますが、これは、新型コロナウイルス感染症対策として、3回目のワクチン接種や医療機関、介護施設等の感染防止対策のほか、困窮する高齢者世帯、障がい者世帯、ひとり親世帯等に対して生活支援を実施する市町村への補助等に必要となる経費として、総額13億9、081万1、000円の増額補正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第8号岩手県県税条例でありますが、これは、地方税法第3条の規定に基づき、県税の賦課徴収に関し必要な事項を定めようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第9号岩手県産業廃棄物税条例の一部を改正する条例でありますが、これは、産業廃棄物税関係帳簿に係る電磁的記録の保存等をもって当該産業廃棄物税関係帳簿の保存等にかえる場合において、産業廃棄物税の課税地を管轄する広域振興局長の承認を要しないこととする等、所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第11号岩手県公安委員会の管理に属する事務手数料条例の一部を改正する条例でありますが、これは、鉄砲、刀剣類所持等取締法の一部改正に伴い、クロスボウの所持の許可の申請に対する審査等について手数料を徴収することとし、及び経験者猟銃等講習手数料の範囲を拡大しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、県内のクロスボウ所持者の数及び入手方法等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第13号岩手県県税条例の施行に伴う関係条例の整備に関する条例でありますが、これは、岩手県県税条例の施行に伴い、関係条例について整備しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第17号当せん金付証票の発売に関し議決を求めることについてでありますが、これは、公共事業等の財源に充てるため、全国自治宝くじ及び関東・中部・東北自治宝くじを発売しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第18号令和3年度岩手県一般会計補正予算(第10号)でありますが、これは、新型コロナウイルス感染症対策として、感染防止対策を図りつつ、社会生活、経済活動を支えるため、ワクチン・検査パッケージの定着促進や国の全国Go To トラベルの再開を見据えたいわて旅応援プロジェクトの拡充など、追加的に必要となる経費として、総額37億4、518万9、000円の増額補正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第44号東京電力福島第一原子力発電所におけるALPS処理水の海洋放出基本方針を撤回し、安全な処理、保管方法の確立を求める請願につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり、継続審査と決定いたしました。
 なお、継続審査と決定いたしました本件につきましては、別途、議長に対し、閉会中の継続審査の申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、交通事故の現状と交通安全教育について、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(五日市王君) 次に、千葉文教委員長。
   〔文教委員長千葉絢子君登壇〕
〇文教委員長(千葉絢子君) 去る12月3日の本会議におきまして、当文教委員会に付託されました議案2件及びさきに付託を受けました請願陳情2件につきまして、12月6日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第7号令和3年度岩手県一般会計補正予算(第9号)でありますが、これは、新型コロナウイルス感染症対策に必要となる経費等を補正しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、教育活動継続環境整備事業費の補正理由と具体的な取り組み内容、特別支援学校における通学支援の現状と課題等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第14号財産の取得に関し議決を求めることについてでありますが、これは、株式会社リードコナンから、県立学校における学習指導の用に供するため、プロジェクター、投写兼用黒板及び投写用ボードスタンドを取得しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、ICT機器の利活用の状況及びICT化による教員の業務負担の状況、ICT支援員の配置状況等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第57号私学助成の充実強化等に関する請願ほか1件につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、県立美術館の運営状況等について、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(五日市王君) 次に、佐々木環境福祉委員長。
   〔環境福祉委員長佐々木朋和君登壇〕
〇環境福祉委員長(佐々木朋和君) 去る12月3日の本会議におきまして、当環境福祉委員会に付託されました議案1件及びさきに付託を受けました請願陳情3件につきまして、12月6日、委員会を開き、並びに本日の本会議におきまして付託されました議案1件につきまして、本日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第7号令和3年度岩手県一般会計補正予算(第9号)でありますが、これは、新型コロナウイルス感染症対策として、3回目のワクチン接種や医療機関、介護施設等の感染防止対策のほか、困窮する高齢者世帯、障がい者世帯、ひとり親世帯等に対して生活支援を実施する市町村への補助等に必要となる経費を補正しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、新型コロナウイルス感染症対応生活困窮者冬季特別対策事業費補助の対象世帯数、周知方法及び支給時期の見込み、新型インフルエンザに対する医療提供体制確保のために必要な医療物資の備蓄状況等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第18号令和3年度岩手県一般会計補正予算(第10号)でありますが、これは、新型コロナウイルス感染症対策として、感染防止対策を図りつつ、社会生活、経済活動を支えるため、ワクチン・検査パッケージの定着促進など、追加的に必要となる経費を補正しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、生活福祉資金貸付事業の実績及び積算の考え方、ワクチン・検査パッケージ定着促進等の事業開始時期、利用者及び検査事業者の見込み数等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第56号国民医療を守ることを求める請願ほか2件につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 なお、継続審査と決定いたしました請願陳情1件につきましては、別途、議長に対し、閉会中の継続審査の申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、新しい生活様式に対応した県立病院における情報システムの取組について、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(五日市王君) 次に、佐藤商工建設委員長。
   〔商工建設委員長佐藤ケイ子君登壇〕
〇商工建設委員長(佐藤ケイ子君) 去る12月3日の本会議におきまして、当商工建設委員会に付託されました議案5件につきまして、12月6日、委員会を開き、並びに本日の本会議におきまして付託されました議案1件につきまして、本日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第7号令和3年度岩手県一般会計補正予算(第9号)でありますが、これは、繰越明許費補正については、空港管理運営のほか1事業について、それぞれ翌年度に繰り越して使用しようとするものであり、債務負担行為補正については、高田松原津波復興祈念公園に係る指定管理者にその管理を委託するものについて、期間及び限度額を定めようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第10号岩手県手数料条例の一部を改正する条例のうち、他の委員会の付託分以外でありますが、これは、長期優良住宅の普及の促進に関する法律等の一部改正に伴い、長期優良住宅建築等計画認定申請手数料の額の区分を改めるとともに、あわせて所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第12号県営住宅等条例の一部を改正する条例でありますが、これは、東日本大震災の被災者等に係る収入超過者の認定及び高額所得者に対する明け渡しの請求の特例措置を講じようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第15号損害賠償請求事件に係る和解及びこれに伴う損害賠償の額を定めることに関し議決を求めることについてでありますが、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第16号岩手県立高田松原津波復興祈念公園の指定管理者を指定することに関し議決を求めることについてでありますが、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第18号令和3年度岩手県一般会計補正予算(第10号)でありますが、これは、新型コロナウイルス感染症対策として、感染防止対策を図りつつ、社会生活、経済活動を支えるため、国の全国Go To トラベルの再開を見据えたいわて旅応援プロジェクトの拡充など、追加的に必要となる経費を補正しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、いわて旅応援プロジェクトや県産品プレゼントキャンペーンをきっかけとして、さらなる消費拡大へつなげるための取り組み等の検討、事業者への割引代金分等の精算を早期に行うための仕組みの工夫等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、産学官連携によるイノベーション人材の育成について、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(五日市王君) 次に、川村農林水産委員長。
   〔農林水産委員長川村伸浩君登壇〕
〇農林水産委員長(川村伸浩君) 去る12月3日の本会議におきまして、当農林水産委員会に付託されました議案1件につきまして、12月6日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第10号岩手県手数料条例の一部を改正する条例中、当農林水産委員会に付託された別表第6の改正関係についてでありますが、これは、イノシシに係る家畜注射手数料等の額を定めるとともに、あわせて所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、豚熱に感染した野生動物が発見された場合の具体的な蔓延防止対策の検討状況等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、県内のサケ・マス類の海面養殖の取組について、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(五日市王君) これより、ただいまの委員長報告に対する質疑に入るのでありますが、通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
 これより討論に入るのでありますが、通告がありませんので、討論なしと認め、討論を終結いたします。
 これより、議案第7号から議案第18号まで、及び請願陳情を一括して採決いたします。
 各案件は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
〇議長(五日市王君) 起立全員であります。よって、議案第7号から議案第18号まで、及び請願陳情は、委員長の報告のとおり決定いたしました。
   
   日程第14 委員会の閉会中の継続審査及び継続調査の件
〇議長(五日市王君) 次に、日程第14、委員会の閉会中の継続審査及び継続調査の件を議題といたします。
〔参照〕
各委員会の閉会中の継続審査及び継続調査事件
1 継続審査
  総 務 委 員 会 請願陳情受理番号第44号
 東京電力福島第一原子力発電所におけるALPS処理水の海洋放出基本方針を撤回し、安全な処理、保管方法の確立を求める請願
  環境福祉委員会 請願陳情受理番号第60号
 介護保険施設における補足給付の見直し中止を求める請願
2 継続調査
  総 務 委 員 会 ・交通事故の現状と交通安全教育について
  文 教 委 員 会 ・県立美術館の運営状況等について
  環境福祉委員会 ・新しい生活様式に対応した県立病院における情報システムの取組について
  商工建設委員会 ・産学官連携によるイノベーション人材の育成について
  農林水産委員会 ・県内のサケ・マス類の海面養殖の取組について
   
〇議長(五日市王君) お諮りいたします。委員会の閉会中の継続審査及び継続調査の件につきましては、各委員長から、お手元に配付いたしてあるとおり、それぞれ申し出がありますが、委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査及び継続調査に付することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(五日市王君) 御異議なしと認めます。よって、本件は委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査及び継続調査に付することに決定いたしました。
   
   日程第15 議案第19号収用委員会の委員及び予備委員の任命に関し同意を求めることについて
〇議長(五日市王君) 次に、日程第15、議案第19号収用委員会の委員及び予備委員の任命に関し同意を求めることについてを議題といたします。
 提出者の説明を求めます。菊池副知事。
   〔副知事菊池哲君登壇〕
〇副知事(菊池哲君) ただいま議題とされました人事案件について御説明いたします。
 議案第19号は、収用委員会の委員であります八木橋伸之氏、須山通治氏のお二人の任期が12月24日で満了となりますので、菊池尚氏を新たに任命し、須山通治氏を再任するとともに、同委員会の予備委員であります菅原葉子氏の任期が12月24日で満了となりますので、塚崎千佳氏を新たに任命するため、議会の御同意を求めようとするものであります。
 収用委員会の委員は、土地収用法第52条第3項の規定により、法律、経済又は行政に関してすぐれた経験と知識を有し、公共の福祉に関し公正な判断をすることができる者から任命することとされておりまして、菊池尚氏は、法律分野の委員として、民事訴訟等を幅広く手がける弁護士として訴訟実務に精通しているほか、岩手県弁護士会会長を務めるなど、広範な分野の識見を有し、専門知識に基づく適正な職務遂行が期待できる方と存じております。
 須山通治氏は、法律分野の委員として、これまでの在任において、法律に関する専門知識に基づき、的確な裁決を導くなど、すぐれた経験、知識を有しており、収用委員会の適切な運営に必要不可欠な方と存じております。
 塚崎千佳氏は、法律分野の予備委員として、不動産の所有や権利関係に係る民事法や登記事務に精通する司法書士として活躍されているほか、岩手県固定資産評価審議会委員を務めるなど、専門知識に基づく適正な職務遂行が期待できる方と存じております。
 よろしく御審議の上、原案に御同意くださいますようお願いいたします。
〇議長(五日市王君) お諮りいたします。ただいま議題となっております議案は、人事案件でありますので、会議規則第34条第3項の規定及び先例により、議事の順序を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(五日市王君) 御異議なしと認めます。よって、これより議案第19号収用委員会の委員及び予備委員の任命に関し同意を求めることについてを採決いたします。
 ただいま議題となっております議案第19号収用委員会の委員及び予備委員の任命に関し同意を求めることについては、これに同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
〇議長(五日市王君) 起立全員であります。よって、議案第19号収用委員会の委員及び予備委員の任命に関し同意を求めることについては、これに同意することに決定いたしました。
   
   日程第16 発議案第1号ガソリン価格高騰時における揮発油税及び地方揮発油税の特例税率適用停止を求める意見書
〇議長(五日市王君) 次に、日程第16、発議案第1号ガソリン価格高騰時における揮発油税及び地方揮発油税の特例税率適用停止を求める意見書を議題といたします。
 提出者の説明を求めます。菅野ひろのり君。
   〔15番菅野ひろのり君登壇〕

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