令和3年6月定例会 第15回岩手県議会定例会会議録

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〇総務委員長(岩渕誠君) 去る7月1日の本会議におきまして、当総務委員会に付託されました議案9件及びさきに付託を受けました請願陳情3件につきまして、4月13日及び7月2日、委員会を開き、並びに、本日の本会議におきまして付託されました議案1件につきまして、本日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第1号令和3年度岩手県一般会計補正予算(第3号)についてでありますが、これは、新型コロナウイルス感染症対策として、感染拡大防止を図りつつ、社会生活、経済活動を支えるため、県による大規模集団接種や個別接種の促進などワクチン接種の加速化、認証取得の飲食店へのインセンティブ付与、地域公共交通の維持に向けた支援など、早急に対応が必要となる経費のほか、ポストコロナ時代を見据えたデジタル変革を加速するため、自治体デジタルトランスフォーメーションの推進、ローカル5Gの活用やモビリティ・アズ・ア・サービス導入に向けたモデル事業の実施、県産品の市場拡大に向けたエレクトロニック・コマース活用促進等に必要となる経費や、令和3年福島県沖地震に対応したグループ補助、県と市町村が共同利用するセキュリティークラウドの7県共同構築等に必要となる経費として、総額51億1、750万8、000円の増額補正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 議案第2号一般職の職員の特殊勤務手当に関する条例及びみんなで取り組む防災活動促進条例の一部を改正する条例についてでありますが、これは、災害対策基本法の一部改正に伴い、所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 議案第4号新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時基金条例の一部を改正する条例についてでありますが、これは、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時基金条例の有効期限を令和9年3月31日まで延期するとともに、あわせて所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 議案第6号岩手県県税条例の一部を改正する条例についてでありますが、これは、東日本大震災に係る復興整備事業における被災関連市町村との交換による土地の取得及び被収用不動産等の代替不動産の取得に係る不動産取得税の減免の特例措置の期間を延長するとともに、あわせて所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 議案第7号過疎地域における県税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例についてでありますが、これは、県税の課税免除の適用対象となる区域、事業の範囲等を改め、当該事業の用に供する設備の取得等の期限を延長する等、所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 議案第8号地域経済牽引事業の促進区域における県税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例についてでありますが、これは、県税の課税免除の適用対象となる地域経済牽引事業のための施設の設置の期限を改めるとともに、あわせて所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 議案第9号復興産業集積区域における県税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例についてでありますが、これは、県税の課税免除の適用対象となる区域を改め、対象施設等の新設または増設の期限及び指定事業者または指定法人に係る指定の期限を延長する等、所要の改正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 議案第10号地方活力向上地域における県税の課税免除等に関する条例の一部を改正する条例についてでありますが、これは、租税特別措置法の一部改正に伴い、所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 議案第18号損害賠償請求事件に係る和解及びこれに伴う損害賠償の額を定めることに関し議決を求めることについてでありますが、原案を可とすることに決定いたしました。
 議案第19号令和3年度岩手県一般会計補正予算(第4号)についてでありますが、これは、診療所や病院における個別接種のさらなる促進、県による柔軟な広域集団接種の実施及び職域接種に対する支援等、追加的に必要となる経費として、総額29億5、434万8、000円の増額補正をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、新型コロナウイルスワクチン接種市町村負担金に係る市町村負担の財源等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第39号えん罪被害者を一刻も早く救済するために再審制度の速やかな改正を求める請願ほか2件につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 なお、継続審査と決定いたしました各件につきましては、別途、議長に対し、閉会中の継続審査の申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、県内事業者のデジタルトランスフォーメーションの取組について及び地域おこし協力隊の取組について、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 なお、さきに継続調査と議決されておりました(仮称)いわて被災者支援センターについては、県当局から説明を受け、質疑、意見交換を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(関根敏伸君) 次に、柳村文教委員長。
   〔文教委員長柳村一君登壇〕
〇文教委員長(柳村一君) 去る7月1日の本会議におきまして、当文教委員会に付託されました議案4件及びさきに付託を受けました請願陳情1件につきまして、7月2日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第1号令和3年度岩手県一般会計補正予算(第3号)でありますが、これは、新型コロナウイルス感染症対策として、感染拡大防止を図りつつ、社会生活、経済活動を支えるため、早急に対応が必要となる経費のほか、ポストコロナ時代を見据えたデジタル変革を加速するために必要となる経費を補正しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止等に係る県施設の衛生環境向上を目的としたトイレ改修の状況と今後の見込み、大規模スポーツイベントなどにおける対策の状況、県立高等学校へのタブレット端末整備状況とこれまでの活用状況、修学旅行キャンセルの発生状況と今後の見通し等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第11号平泉世界遺産ガイダンスセンター条例でありますが、これは、県民を初め広く国内外の人々の平泉世界遺産その他の平泉の文化遺産に対する理解を深めることにより、これを将来の世代に継承するとともに、文化の発展に寄与するため、平泉世界遺産ガイダンスセンターを設置しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、条例案における資料の撮影等の制限に係る考え方と必要性、ガイダンス施設の管理運営方法と人員体制の見通し等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第16号財産の取得に関し議決を求めることについてでありますが、これは、株式会社NTTドコモから、県立高等学校における学習の用に供するため、ノートパソコン及び充電保管庫を取得しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、入札における納入条件等設定の考え方について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第17号損害賠償請求事件に係る和解及びこれに伴う損害賠償の額を定めることに関し議決を求めることについてでありますが、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、今回の事件の原因となった破損物品の形状と破損が生じた際の状況について、質疑が交わされたところであります。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第45号計画的な教職員定数改善及び義務教育費国庫負担制度拡充を求める請願につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、令和4年度県立学校の編制等について及び北海道・北東北縄文遺跡群の世界遺産登録について、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 なお、さきに継続調査と議決されておりました専門高校の産業教育については、現地調査を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(関根敏伸君) 次に、神崎環境福祉委員長。
   〔環境福祉委員長神崎浩之君登壇〕
〇環境福祉委員長(神崎浩之君) 去る7月1日の本会議におきまして、当環境福祉委員会に付託されました議案3件及びさきに付託を受けました請願陳情4件につきまして、7月2日、委員会を開き、並びに、本日の本会議におきまして付託されました議案1件につきまして、本日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第1号令和3年度岩手県一般会計補正予算(第3号)でありますが、これは、新型コロナウイルス感染症対策として、感染拡大防止を図りつつ、社会生活、経済活動を支えるため、県による大規模集団接種や個別接種の促進などワクチン接種の加速化など、早急に対応が必要となる予算を計上するほか、ポストコロナ時代を見据えたデジタル変革を加速するために必要となる経費を補正しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に係る入院施設や療養施設における人員体制の確保等に向けた調整の状況、ワクチン接種の進捗状況等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第3号母子福祉資金貸付金及び父子福祉資金貸付金の償還の免除に関する条例の一部を改正する条例でありますが、これは、母子及び父子並びに寡婦福祉法施行令の一部改正に伴い、所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第15号みたけの杜新築(建築)工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについてでありますが、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第19号令和3年度岩手県一般会計補正予算(第4号)でありますが、これは、診療所や病院における個別接種のさらなる促進、県による柔軟な広域集団接種の実施及び職域接種に対する支援等、追加的に必要となる経費を補正しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、ワクチンの供給状況、職域接種の申請状況及びワクチン接種の完了時期の見込み等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第46号県立釜石病院に医師確保を求める請願ほか3件につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、いわて飲食店安心認証制度について及び新型コロナウイルスワクチン接種の状況について、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 なお、さきに継続調査と議決されておりました新型コロナウイルスワクチン接種については、県当局から説明を受け、質疑、意見交換を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(関根敏伸君) 次に、ハクセル商工建設委員長。
   〔商工建設委員長ハクセル美穂子君登壇〕
〇商工建設委員長(ハクセル美穂子君) 去る7月1日の本会議におきまして、当商工建設委員会に付託されました議案5件及びさきに付託を受けました請願陳情1件につきまして、7月2日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第1号令和3年度岩手県一般会計補正予算(第3号)でありますが、これは、新型コロナウイルス感染症対策として、感染拡大防止を図りつつ、社会生活、経済活動を支えるため、認証取得の飲食店へのインセンティブ付与など、早急に対応が必要となる経費のほか、ポストコロナ時代を見据えたデジタル変革を加速するため、県産品の市場拡大に向けたエレクトロニックコマース活用促進等に必要となる経費や、令和3年福島県沖地震に対応したグループ補助等に必要となる経費を補正しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、買うなら岩手のもの運動による県産品販路拡大のこれまでの成果及び今後の具体的な取り組み、いわて飲食店安心認証制度と連動する第2弾いわてGo To イートキャンペーンの参加店舗数の見込み等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第5号緊急雇用創出事業臨時特例基金条例の一部を改正する条例でありますが、これは、緊急雇用創出事業臨時特例基金条例の有効期限を令和8月3月31日まで延長しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、議案第12号県道の構造の技術的基準等を定める条例の一部を改正する条例についてでありますが、これは、歩行者利便増進道路に関する基準を定め、及び交通安全施設に自動運行補助施設を加えるとともに、あわせて所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、当該条例に基づく自動運行補助装置の整備の見通し、歩行者利便増進道路の指定の基準等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第13号県立都市公園条例の一部を改正する条例についてでありますが、これは、岩手県立高田松原津波復興祈念公園の会議室を有料公園施設とするもとともに、その使用料の額を定め、及び当該県立都市公園の管理を指定管理者に行わせようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、会議室の使用料の金額設定の根拠及び使用目的等による使用料の減免措置の検討状況等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、議案第14号流域下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例についてでありますが、これは、下水道法の一夜改正に伴い所要の整備をしようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 次に、請願陳情についてでありますが、受理番号第48号新型コロナウイルス感染症の影響を受ける酒造事業者への支援を求める請願につきましては、お手元に配付されております請願陳情審査報告書のとおり決定いたしました。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、南部鉄器のコロナ禍による影響とアフターコロナを見据えた展望について、県営建設工事の設計額の積算について及び岩崎川床上浸水対策特別緊急事業について、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 なお、さきに継続調査と議決されておりましたコロナ禍における中小企業者の支援については、現地調査を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(関根敏伸君) 次に、吉田農林水産委員長。
   〔農林水産委員長吉田敬子君登壇〕
〇農林水産委員長(吉田敬子君) 去る7月1日の本会議におきまして、当農林水産委員会に付託されました議案1件につきまして、7月2日、委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告いたします。
 議案第1号令和3年度岩手県一般会計補正予算(第3号)でありますが、これは、新型コロナウイルス感染症対策として、感染拡大防止を図りつつ、社会生活、経済活動を支えるため、早急に対応が必要となる経費を補正しようとするものであり、原案を可とすることに決定いたしました。
 なお、審査の過程におきましては、県産米の消費拡大策に係る対象と想定する効果及び今後の販売戦略、農業経営に係る収入保険の加入状況及び具体の加入促進策、県産牛肉の需要回復に向けた取り組み内容と目標設定等について、質疑が交わされたところであります。
 次に、閉会中の継続調査についてでありますが、鳥獣被害防止対策について及び国の試験研究機関と連携した新技術等の普及について、引き続き意見交換等を行うこととし、別途、議長に対し、申し出をいたしておりますので、御了承願います。
 なお、さきに継続調査と議決されておりました県産りんごの輸出の取組については、現地調査を行った後、調査を終了いたしておりますことを申し添えます。
 以上をもって報告を終わります。(拍手)
〇議長(関根敏伸君) これより、ただいまの委員長報告に対する質疑に入るのでありますが、通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。臼澤勉君。
   〔22番臼澤勉君登壇〕

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